「雨の日には、本をさして。」は読書と創作について語るpodcastです。今回のテーマは「未来」について、マーガレット・アウトウッド著、斎藤英治訳の『侍女の物語』早川書房、ミン・ジヒョン著、加藤慧訳『私の最高の彼氏とその彼女』イースト・プレスを紹介。現在進行形で、「恋愛時間SFアンソロジー(仮)」を作成中! 文学フリマ東京41(11月23日inビックサイト)にて発売予定 ⭐︎毎週木曜日更新⭐︎BGM MusMus「ヴァニラ」を使用しました。
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サマリー
このエピソードでは、サイエンスフィクションの文学や創作についての考えを深めています。特に、マーガレット・アウトウッドの「事情の物語」や韓国の小説に触れながら、未来や恋愛の形についての思考実験を通じて、現代社会の課題を考察しています。
ポッドキャストの紹介
どうもヨヨです。この番組は、読書と創作について語るポッドキャストです。
今回は、日本ポッドキャスト協会のポッドキャスト配信リレーに参加しています。よろしくお願いします。
初めて参加するので、どんな感じかちょっと勝手が分かってないんですけど、いいやと参加してみました。よろしくお願いします。
私は普段ですね、読書や文章を書くこと、創作が好きで、
読んでいる本の紹介とか、実際に書いている小説のこととか、文章のことなど、普段お話ししているポッドキャストになります。
この前の配信では、菊餃子さんの配信がされていて、アーカイブを拝聴したところ、ずっと餃子の話をされていて、すごいなーって感じました。
餃子って奥深いんだなと。私は宇都宮に行っても、美味しかった餃子の名前を覚えていないのに、たくさん紹介されていてすごいなと思いました。
私はずっと本の話とか、創作の話をしているだけじゃなくて、最近ハマっているアイドルの話なんかもしてます。
男性アイドルグループのタイムレスに今ハマってまして、よくその話も時々してます。
はい、じゃあそうしましたら、今回のテーマについて、未来についてお話ししていきたいと思います。
私は普段ですね、サイエンスフィクション、SFですね。
日本国内のSFですとか、海外SFを翻訳した小説などをよく読むんですけど、
SFというと、日本のSFだと星真一とか、スターウォーズ的な宇宙物とか戦闘物とか、なんとなくそういうものを想像しやすいかなって思うんですけど、
今よりもちょっと良い未来とか、逆に今よりももっと幸せじゃなくなっている、そういう未来になってしまった時の物語とか、
そういう物語小説を読むのが結構好きで、そういうのもサイエンスフィクションだったりするんですよね。
いわゆる思考実験的な物語というふうに言われてるんですけど、そういう物語が結構好きです。
なので今回は、ちょうど今読んでいる本を紹介してきたらなと思ってまして、
早川書房から出ているマーガレット・アウトウッドさん作の、お役は斉藤英二さんで、題名が「事情の物語 The Handmaid's Tale」を紹介したいと思います。
この本の世界観っていうと、代表的っていうか、大元っていうのは、子供は授かりにくくなっている、
そういう未来に一部の女性の権利が国家権力によって奪われてしまって、
その一部の若い女性が出産のいわゆる道具として、役目を担わされている物語になります。
最近こういう話題ってなんとか、人事ではないんだなっていうふうによく思っていまして、それを読んでいる中ですごく感じました。
辛いことばかりで、結構読んでる間、なんで読んでるんだろうとか考えるんですけど、
この小説に書かれている女性っていうのは、今の時代の人のように、働い、自分の職があって、お金を稼いで、家族がいて、娘がいて、
その娘を育てている中で、そういう出産の役目、道具としての役目をはされてしまうんですよね。
一つ一つ自分の自由が奪われていく、その瞬間を丁寧に描写されてて、
なんというか、そういう瞬間に抵抗できるかどうか、自分だったらできただろうかとか、そういうことをすごく考えさせられました。
特に好きなのは、ラストの終わり方で、その女性、主人公の女性が本当にどうなったのかっていうのははっきり描かれてなくて、
この先の未来がなんとなく想像できる、そういう終わり方になっていて、
なんというか、最悪の未来にもならなかったんじゃないかっていうふうに想像がかきたてられるんですよね。
実際ははっきり描かれてないので、わからない、これだけではわからないんですけど、
続編が出ていて、誓願っていう、誓うに願うで誓願なんですけど、それが出てるので、
次ちょっと読んでみたいなと思っています。
この続編は女性の子供のお話なのかな、ちょっとそれがどうなってるのかなって気になってます。
未来への思考実験
この本を読んだ後に、ちょうど別の本を読んでたんですけど、その本となんか共通点もあるなと思って紹介したいと思います。
韓国の小説になります。
ミン・ジヒョンさん、加藤圭さん、書き手がミン・ジヒョンさんで、加藤圭さんの役の
私の最高の彼氏とその彼女イースト・プラスさんから出版されている本になります。
この本はですね、オープンリレーションシックっていう独占しない恋愛を実践している、
その3人の途上人物を描いています。
複数の恋人を持つことって一体どういうことなのかっていう、
そういう世界観、社会を、なんていうか、試行実験的に見れるので、
自分だったらどういう反応をするだろうとか、受け入れられるかなとか、
そういうことをいろいろ考えることができます。
たまたまこの小説を同時に読んでいただきなんですけど、
こういう未来について考える、試行実験するっていう小説も、私はSFだなと思っていて、
かなり好きなジャンルなんですね。
何が好きなんだろうと思った時に、
当たり前だと思っていることを一歩止まって考える、訓練になるような感じがして、
結構考えること自体が好きなタイプではあるんですけど、
当たり前なんでこれがこういう風になってるんだろうっていうのを考えさせられる、
そういう営みのある小説が好きで読書をしています。
これを話すタイミングでは思いつかなかったんですけど、
ちょうどですね、今、多分無意識にそういうものをよく考えてるんでしょう。
ちょっと変わった恋愛をテーマにしつつ、
SFに浸ってた小説のアンソロジーを作る予定です。
今年の文学フリマ東京41で発表する予定にはなるんですけど、
なんか問題意識が共通してたなって思ったんですけど、
いわゆるそういうなんだろうな、よくある恋愛じゃなくて、
なんか違う恋愛の中のサイエンスフィクション、
特にこの今作ってるものは時間をテーマにしたSFですね。
タイムトラベルとかタイムリープとかいった方が分かりやすいかなと思うんですけど、
そういう時間をテーマにしたサイエンスフィクションの中で、
恋愛、ラブストーリーを入れる小説のジャンルっていうのがあるんですけど、
その中でもちょっと変わった恋愛を軸に描いてみてもいいんじゃないと思って、
そのアンソロジーを今絶賛作っているので、
11月23日におそらく出版できると発表できると思いますので、
もしそういうジャンルがあるんだって気になる方がいましたら、
東京ビッグサイト11月23日に遊びに来てくれるとすごく嬉しいです。
また詳しくは番組内でお知らせすると思うので、ぜひフォローよろしくお願いします。
はい、そんな感じで2つの本を紹介してきました。
こういうものもSFなんだなって思ってもらえたら嬉しいなと思います。
ちょっと先の未来のこと、新しい恋愛をやってみるみたいなチャレンジしている小説だったり、
この今の時代よりちょっと悪くなっちゃったらどうなるんだろうとか考えたり、
こういうのってディストピアSFとか言ったりするんですけど、
そういう類のジャンルの小説が気になっている方がいたら、もしよろかったら読んでみてください。
はい、そうしましたら、この後の配信は、
地図とラムデの青い鳥小豪軍さんというボットキャストでアーカイブを配置しまして、
年齢関係なく芸人と役者の道を歩まれて、
二足の原地を履きながらそれぞれやられてるってことで、すごいなって思いました。
ちょっと私自身も、もともとは読書をしているだけだったんですけど、
5、6年前から文章を書いたり、今はポッドキャストをやってみたりして、
なんかいろいろ年関係なくいろんなことを挑戦していけたらいいなって思いました。
励まされました。これからも頑張っていきたいと思います。
はい、ここまでお聞きいただきありがとうございました。
雨の日には本を刺して、毎週木曜日に更新予定です。
Spotify、Apple Podcastなど、各種ポッドキャストアプリで配信しています。
フォロー、評価よろしくお願いします。
ハッシュタグはアメフォンです。感想お待ちしてます。
それでは終わりになります。バイバイ。
12:31
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