どうも、yoyoです。この番組は、読書と創作について語るポッドキャストです。
今回で第12回目ということで、最近は忙しくて、なかなか本が読めなかったりとかしていて、
年度末だったり、新年度だったりと、仕事も忙しくて、文学振り間の準備も重なっておりまして、
いろいろやらなきゃなーっていう思いが、どんどんどんどん膨らんでいって、
結局、理想ばかりが大きくなっちゃって、手が動かないっていうのを繰り返していました。
なんとか少しずつ形にはなってきているので、しっかり届けられるようにしたいです。
今回は、新年度で環境が変わったり、忙しかったりして、ちょっと疲れちゃったりしちゃう人も出てくるかなーっていうふうに思うんですけど、
そんな時、さらっとウェブで読めるSF短編を紹介できたらなっていうふうに思います。
かぐやプラネットっていう、そのSF短編を読めるウェブマガジンがあるんですが、
そこで無料で読める短編3本を紹介したいと思います。
SFって言うと、マスターウォーズのような宇宙船みたいな映像をパッと思いつくのかなーっていうふうに思うんですけど、
私が思うに、そのSFってそういうものだけじゃなくて、
もしこんな科学技術があったらとか、
もしこんな世界だったらっていうふうに仮定して物語を作る、
そういう物語っていうのもSFなんだなっていうふうに思ってます。
私が結構そのSFは好きで読んでるし、自分でも書いたり頑張って書こうと思って書いたりとかしてるんですけど、
この今生きているこの世界から別の世界に飛び出せるっていう感覚が結構SFには感じられて、
それが好きな理由でもあるなっていうふうに感じてます。
それではまず一つ目に紹介する短編は、坂崎香梨さんのリモートです。
坂崎香梨さんは最近芥川賞にもノミネートされたりとかしていて、ここの話題の作家さんです。
このリモートっていう作品は実は坂崎さんが10数年ぶりに書いた作品ってことで、これをきっかけにいろいろ活躍されて今に至っているんですよね。
あらすじは、ロボットを通してリモートで学校に通っている同級生、サトルについてのお話になります。
そのサトルが使っているロボットはいつも先生が始まりに行くわけなんですけど、
ある時先生が忙しくて代わりに主人公が、サトルが使っているロボットを始まりに行くわけなんです、突き沿って。
もちろんそのロボットは動いているわけなんですけど、そこで何が起こるのかっていうのがこの短編のすごいところで、
もしその同級生がロボットを使って学校に登校してきたらっていうその設定が、もし何々だったらの仮定の書き方がすごいリアルっていうか、
そういうことはなかなか今のこの時点での世界では経験することはなかなかないというか難しいとは思うんですけど、
この物語を読んでいると、そういうこともしかしたら起きるかもしれない、あるあるなんじゃないかなっていうふうに納得させられて、すごく好きな作品です。
さらにもう一つ、この短編の肝になる設定があるんですけど、実はそれを言ってしまうとネタバレになってしまって言えないんですが、そこから転じてラストのその場面に繋がっていくのがとても良くて、
うーってちょっと胸が悲しくなる、そんなビターな短編になっています。
概要欄にリンクを貼ってあるので、ちょっと読んでみたいなって人はぜひ飛んでみてください。
この短編は特に坂崎さんはそういう結構書き方をされるかなって思うんですけど、
読み返すとさらに面白くて、この文章の書き方とか置き方ってそういう意味だったのかっていうふうに後から思うので、ぜひ再読もしてみて、もしお時間があればしてみてください。
2つ目の短編を紹介したいと思います。2つ目は、暴力と破滅の運び手さんのマジックボールです。
ペンネームがちょっと独特で、界隈ではすごく有名な方なんですけど、暴力と破滅の運び手さんはこの作品で第3回かぐやい政府コンテストという文学賞で大賞受賞されています。
ざっくりあらすじを言うと、舞台はアメリカで異色学校に入学した、主人公のエリザベスは同室のサラに出会います。
初めは顔も見ずに声をかけるサラなんですけど、エリザベスが名前を名乗ると変わった様子で、自分のことをダーシーと呼ぶように迫ってくるんですね。
ダーシー、過去サラは、ベースボールをするためにエリザベスを引っ張り回していくわけなんですけど、この2人の友情の話はもちろん、何が起こっているのか、この世界はどんな世界なのかというのが少しずつ少しずつ分かって、ラストに結びついて、
それがまた最初に戻っていきたくなるというか、そういう構成がすごく綺麗な作品になっています。
物語の時代背景としては、女性がまだ権利を当たり前のように学校に通ったり、運動をしたりとか、選挙に参加できたりとか、そういうのができるような時代ではない中で、この物語というのは起こっていて、
少しでも未来は良くなるんだとか、もう少し頑張ってみようかなとか、そんな希望が持てるラストになっています。
この2人のエリザベスとダーシー、過去サラっていう設定があるんですけど、この2人の関係地っていうのがすごくいいなーって読んでて思ってて、
私は結構こういう設定のSFがものすごく好きなんですよね。話しちゃうとネタバレになってしまうので、詳しくは言えないし楽しんでもらいたいなって思うんですけど、これもすごくラストまで読んだら、
また前に戻って読みたくなる、そんな作品です。 こういうここでも肝になっているその設定は、今回のこのポッドキャストの第2回でも紹介したシニプロっていう作品が好きな理由もそこにもあったりとかして、
ぜひシニプロも読んでもらえたらなって思います。 はい、それでは最後ですね。3つ目の短編の大木久子さんの27番目の月を紹介したいと思います。
大木久子さんはウェブブーゲーで活躍されてきて、
海外での翻訳とか、あとは日本の文言史の
掲載だとかも経験されていて、短編集の刊行などもされていて、幅広い活動をされている作家さんです。
今回の短編のあらすじは、主人公の笹祭一は妻の爪を切っているところを見たことがありません。
などこの見させてもらえないんですね。 妻の
左足の親指にはカバーがずっとされていて、 笹祭一は一度も見たことがないです。
その後ある時、妻が怪我で爪を切れなくなって、
そこで笹祭一は爪を切ることを妻に頼まれるんですけど、
あそこでだんだんと驚くべき事実がわかってきて、
そんな展開になるって驚きながら読むんですけど、
読み終わる頃には、そういうことが起こるのもいいなって思えてきて、
この短編のすごいところっていうのは、日常からそういう世界、そんな設定の世界があるんだっていう、
日常とSFが溶け合っている世界観を作れていることかなと思ってて、
この短い短編の中で、そんな世界に連れてってもらえるんだっていう驚きもあって、
今回、もともと好きな作品で何度も読み返してはいるんですけど、
それでもやっぱり、うまいなってふうに思ってしまいます。
意外にその世界のルールとかって、社会に出ても意外とすぐわからなかったり、
勘違いしていたりってこともあったりして、びっくりすることもあると思うんですけど、
もしこの世界のようなことがあったら、私だったら何かなとか考えちゃったりとかもして、
この私が生きているこの日常の中にも、もしかしたらそんな知らないことがまだあるんじゃないのっていう気がしてきて、
なんか少し世界の見方が変わる、気分を変えられる素敵な短編ですので、ぜひ読んでみてください。
これまで3つ紹介してきたんですけど、どれも1万字弱ぐらいの短い短編になるので、サクッと読めて、
それでも結構読み応えがあるというか、どういう世界なのっていうのが思えてくる作品なので、ぜひ読んでみてください。
他にもその、今月か、4月の26日と27日なんですけど、
SFカーニバルって大歓山でやるイベントがあって、ここに今回紹介した坂崎かおるさんも出られるということなんで、
ぜひ気になっている人は行ってみてはいかがでしょうか。私は何回か、2回?
第1回から行って、今回で第3回だったはずなんですけど、行ったことがあって、非常に書きがあって、
そもそも大歓山ってめちゃめちゃオシャレな場所なんですけど、
南海山のスタイヤ書店はすごくオシャレな書店とカフェが一体化になっている場所なんですけど、
そこになぜかSF作家が集ってイベントをやっているっていう、今までと違う感じのイベントで、すごく楽しい感じでお気合いやりとやっているところなので、
このタンピオンですぐ逆さに会いに行くっていうのは、なかなかハードルが高いかなとか思うんですけど、
書店に行くだけでもすごい面白いし、雰囲気もあって面白い場所ですし、
なんだかんだ、その辺にプロの作家さんがゴロゴロいらっしゃったりするので、
なんかその雰囲気を味わうだけでも面白いかなと思うので、もしよかったら行ってみてください。
済みましたらここで終わりにしていきたいと思います。ここまでお聞きいただきありがとうございました。
雨の日には本をさして、毎週木曜日に更新予定です。ちょっと今日は予備を間違えちゃいました。
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それではここでおしまいです。バイバイ。