さて本編に入らせていただきます。 今回のお話はですね、焼き餃子の美味しさはアンバランスにあるという話をさせていただきます。
美味しい焼き餃子というのはね、3つのポイントがあるんですね。 今からその3つを言いますのでぜひ皆様ご賞ください。
まずは皮がもちもち。 餡がジューシー。
焼き目がパリパリ。 はい、よくできました。もちもちジューシーパリパリな焼き餃子。
食べたくなりますよね。さて今回のテーマはアンバランスということなんですけども、 ここのもちもちジューシーパリパリのどこがアンバランスかといえば、もちもちとパリパリですね。
同じね、小麦粉を練った皮をですね、 かたやもちもちに、かたやパリパリに仕上げる料理、それが焼き餃子という料理です。
焼き餃子ってただ焼けばいい、パリパリに焼けばいいと思われがちではあるんですけど、 実際はもちもちとした食感、これがないとね、美味しいと感じないんです。
調理としてはまずは茹で蒸して皮の全体に水分を行き渡らせます。 そして最後に高温の油で一番底の面、
あの英語で言うとクリスピーボトムスと言うんですけども、この底面をですね、 高温の油で水分を奪っていって、最後メイラード反応でパリパリっとした硬さを作っていく。
その結果ですね、キツネ色の香ばしい色の焼き目が出来上がっていく。 そういった流れになります。
このね焼き目というのは焦げとはまた違うんですね。 焦げる一歩手前で綺麗な焼き目ができるのをメイラード反応と言うんですね。
このメイラード反応したパリパリな焼き目、 そしてかたやですね、また蒸されたもちもちとした皮の食感ですね。
ヒダの部分がね、もちもちとした食感になりますけども、このアンバランス、 このもちもちとパリパリという相反する食感を作るっていうね、
工程がですね、 まずは蒸して水分を与えるという工程と、かたや焼き目の方のですね、水分を奪うという工程。
この工程もアンバランス。ここのね意識をしていくだけで、 美味しい焼き餃子っていうのができていくんですね。
人はなぜこのもちもちとパリパリというアンバランスな食感を美味しいと思うのか。 これもね、あのすごく興味深いですよね。
なんとなくイメージできるかなと思うんですけど、噛むたびにですね、咀嚼するたびに新しい刺激が与えられると快感と感じるそうなんですね。
一口の中で熱いと冷たい、 乾いていると湿っている、みたいなね相反する食感が気持ちいいと感じるそうなんですね。
思えば和食というのはこういう食感のコントラストが多いんじゃないかなと思うんですけども、
例えば天ぷらみたいなね、衣のサクサクと中のふわっとした感じ。 あとは揚げ出し豆腐みたいな周りのパリパリっとした食感とこの中の豆腐のトロトロっとした食感。
たい焼きの皮の方のパリパリっとした食感と炊いたあんこのふわっとした食感。 あとはねキンツバとかモナカとかそういったね、いろんな相反する食感のコントラストを楽しむというのはね、
日本人だけではないと思いますけれども、和食っていうのはそういった食感のコントラスト多いんじゃないかなと思うんですね。
こういう咀嚼した時の刺激を一口ごとに楽しむ、これが日本人の国民性にね、合ってるんじゃないかなっていうところで言うと、
日本で炊餃子ではなくて焼き餃子が愛されている理由というのは、そういった食感のコントラストが焼き餃子にあるからっていうふうに思うんですね。
この辺りのね食感のコントラストはね、見方によっては相反することで逆にバランスが取れていると見えるかもしれないですね。
まあとはいえね、ちょっと今回テーマとしてはね、アンバランスということでね、言い張っておきたいと思います。
あとね、餃子って完全食だっていう話をよく言われます。
完全食っていうのはすべての上でバランスが取れている料理だ。
まあそういったものだと思うんですけれども、とはいえね、私はね、餃子は完全食ではないんじゃないかっていう説をね、あえてここで挙げてみたいと思います。
何か餃子に足りない栄養素はないかなってことでね、ちょっと探してみました。
まあそうしますと、まず餃子にはカルシウムが足りてないです。
ほら、アンバランスです。
なんでね、餃子を食べるときには牛乳を飲めばいいんじゃないかと思うんですね。
実際ね、ニンニクの辛味っていうのは牛乳が一緒だと甘く感じますし、
あとね、お腹の中でね、餃子が消化されていく中で、牛乳が一緒だと匂いを抑えることができると言われるんですね。