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スピーカー 2
僕のね、だからそもそもポッドキャストっていうものでコンテンツにしなきゃいけないよねって思ったのは、
BGMも何にもない、ただの個人の声じゃコンテンツじゃないと思ってるんですよ。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
パッケージにして初めてコンテンツとして人に聞いてもらえるし、タイムカプセルみたいに数十年先にも残り得ると思ってて。
スピーカー 1
はあはあ。
スピーカー 2
そういう意味でパッケージ大事だよねっていう思いがあるから、パッケージイコールじゃないけど、パッケージの要素の中に結構大多数を占めてるのが音楽だったのね、僕の中で。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
うまいことBGMじゃないオープニング始まって、BGMかっこよく切り替わって、エンディングでかっこよく終わるっていうのはなんか雰囲気あるじゃない。
スピーカー 1
まあそうね。
スピーカー 2
だから音楽音楽音楽ってこう注目をしてて、音楽の素材サイトいろいろ渡り歩いたりとかさ、
スピーカー 1
アビーブといつもさ、この切り替わりのここのエンベロープがどうだよみたいな話をよくするじゃないの。
スピーカー 2
で、でもまあアビーブはよく言うけど、ポッドキャストなんて95%はトークだから、音楽はおまけです。音楽はメインじゃないです。
スピーカー 1
トークのコンテンツを作るっていうことであれば、それは正しいよね。
スピーカー 2
まあね、そうだね。
スピーカー 1
例えば究極のトークのコンテンツってさ、俺は一つは落語だと思うんだけど、お林で整った後に、「お日柄もよろしいようで。」って始まってから、「お後がよろしいようで。」までの間、何分間かはさ、完全に和芸なわけじゃない。
スピーカー 2
そうだね。そう言われてみると、そうか。音楽ない。
スピーカー 1
漫才もそうだよね。
どうもー、ぺけぺけでございまーす。つって、「もうええわ。」つってドンとやられるまでの何分間かは、基本BGMないよね。テレビでやってるやつだってそうだよね。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
だから和芸っていうことでいけば、究極はBGMっていらないっていうか邪魔だっていうことだよね。
スピーカー 2
邪魔。邪魔っていう感覚がね、俺それまでなかったからね。
スピーカー 1
ところがさ、やっぱりパッケージとして見た場合ね、それはお林もなかったり、イントロでね、登場のマーチかなんかがないとさ、始められないっていうか始まる感じがしないっていうね。
ことでいけば、番組として、パッケージとしては、やっぱり音楽とか楽曲になるのかな、あとサウンドロゴとかね。
スピーカー 2
サウンドロゴね。
スピーカー 1
サウンドロゴって結構大事じゃない?
スピーカー 2
結構入ってるよね。あのTBSポッドキャストとか、クロニクルさんとか、スピナーとか。
スピーカー 1
クロニクル。
スピーカー 2
ね、あの女性の。
スピーカー 1
TBSポッドキャスト。
スピーカー 2
キラーンってね。
そうそう。
必ずあるよね。
スピーカー 1
だからこういう、なんか音が人に刺さる。刺していく。印象付ける。
いろんな表現あると思うけども、結局のところ、心に残るためにどうするかっていうのに音、音楽っていうのはやっぱり重要な役割であるってことは変わりないと思うよね。
あとその対極にあるのが、やっぱり楽曲。普通の曲だよね。曲として売り物になってるようなものが一番その代表だと思うけども。
スピーカー 2
Spotifyとかである楽曲のこと?
スピーカー 1
そう。誰それが歌っているなんとかというタイトルの曲っていうのがあるよね。
で、それっていうのは作曲家がいて、編集者がいて、で、歌手がいてって、まあ携わってる人は無数にいるけども、そういう人たちは置いといて、歌ってるの誰か、なんという題名かぐらいしか外にはアナウンスされないじゃない。
スピーカー 2
そうだよね。まあ歌ってる人か、アーティスト名だよね。僕らが気にするの。
スピーカー 1
そう。例えばまあなんかの番組だったら、誰それが歌います。こういう曲です。どうぞ!みたいなそのナレーションがあるとかね。
まあそれを喋ってる間にその曲のイントロが流れるとかね。そういうことはあるだろうけども、曲の途中には曲以外は一切流れないじゃない。
つまり曲以外は邪魔ってことだよね。曲の中に歌が入っていればそれはトークじゃなくて歌だから。曲の一部でしょうと。
これはふわっと俯瞰してみれば、作品が何なのかによってどれを表に出していくかっていう話だよね。
スピーカー 2
なるほどね。それでいうと落語に音楽はいらないと。漫才にもいらない。
スピーカー 1
落語の途中でお囃子になったらちょっとおかしいもんね。
スピーカー 2
そういうのに慣れてるからね。それが必ずしも成立しなくなったり邪魔なのかどうかはやってみないとわからないよね。
スピーカー 1
だからまあいろんなジャンルがあったりいろんな文化があるから一概にこうとは言えないけども、やっぱり伝統芸能なんていうのはこういう型にはまって初めて落語と言えるみたいな型はあるじゃない。
スピーカー 2
型が決まってるから落語ですってだけなのかもしれないけど。
スピーカー 1
さてポッドキャスト作りますよって言った場合に、俺もねちょっと調べてみたの。疑問に思ってさ。
ポッドキャストってそもそも音楽のために作られてるんじゃないかなと思ってさパプってみたの。
スピーカー 2
なんかトンデモ論言ってたねこの間。ポッドキャストってもう20年前からあるから。
昔はこれ音楽の配信のためのプラットフォームだったんだよとか言い出して。
何言ってんのこの人って思って。
スピーカー 1
で調べてみたら、いや音楽も配信できるけども音楽に限ったメディアとして出てきたわけではありませんって出てきたんでね。
スピーカー 2
よかったこれパプがいなかったらもうそういう結論でポッドキャスト作るとこだったじゃん。
アビーム先生勉強になりました。
スピーカー 1
俺もたまたま2000何年かね3年か4年か5年か忘れたけどもその頃に初めて知った時にうわこれすげーやと思って食いついたんだけど。
当時はねFMラジオのだいたい。
スピーカー 2
2000年ぐらいだよね。
スピーカー 1
何年だったか忘れた。2000年過ぎてたと思うよ。
スピーカー 2
2000年だよちょっと今日年表調べてきたから俺。
何年だった?
何も理論部層せずにアビームと喋ると全部持ってかれるもん。
スピーカー 1
何言ってるんですか今更とか言って。
スピーカー 2
それ物理の話でしょ。
裏取らねえとこれ全部はめられるなと思ったよ今回。
スピーカー 1
AIと検索は全部カネリに任せるよ。
2000年ぐらいだよね。25年の歴史ですかポッドキャスト。
前にもねちょっと話したけどもiTunesっていうさAppleのアプリで。
スピーカー 2
2005年でした20年でした。
スピーカー 1
訂正いたします。
2005年ぐらいだったと思うんだけどiTunesの中でポッドキャストっていうのが可能になってさ。
いやこれはすげえやってなって。
何やってたかっていうと遅いインターネットでブラジルからの音楽をダウンロードして
iPodだよねiPodオフラインのiPodあったじゃないグルグル回すような。
スピーカー 2
あったね。
スピーカー 1
あれにダウンロードをPCからして。
それで外にブラジルの音楽を持ち出して聞くと。
こういうことをやってたわけよ。
スピーカー 2
だからカセットプレイヤーみたいなもんでしょ使い方としては。
スピーカー 1
カセットプレイヤーよりも何十倍も音がいいしむっちゃくちゃめんどくさいけども
言ってみればタダで自分の聞きたい音楽っていうのを検索して
海の向こうから自分のiPodに入れられるっていう。
それが現体験だったわけね。
なるほどですね今から20年前だ。
だから音楽のためにあるんでしょみたいな誤解をしてたと。
でも考えてみれば俺が好きなステーションで今でもたまに聞くんだけど
1.fmっているブラジルの曲があるんだよね。
スピーカー 2
曲名なのそれ。
違う違う曲ステーション。
スピーカー 1
叩いてみて1.fm。
そこでサンバって入れると2つチャンネルが出てくるんだけども
それを今はインターネットでつなぎっぱなしでいくらでも聞けるっていうことなんで
スピーカー 2
Podcastと全然関係ないけどもそうやって聞くっていう習慣になってるんだよね。
現体験がここにあると。
今となっちゃうさ音楽のストリーミングサービスがめちゃくちゃ出てきたからさ
こんなSpotifyとかだと要はちょっと音質悪いよね音楽ストリーミングサービスに比べや。
スピーカー 1
どうしてもねロスレスじゃないからねロッシーだからね。
スピーカー 2
ちょっとラジオってことでしょ要は。
スピーカー 1
そうラジオだったよね。
スピーカー 2
音質悪くトークもいけるし音楽もいいよって。
トークありの音楽じゃなくて音楽だけっていう使い方をしてたってこと当時?
音楽だけだよね。
今もそんな使い方してないよね今はね。
スピーカー 1
今はどうですかね。
スピーカー 2
音楽サービスがいっぱいあるもんね。
スピーカー 1
音楽サービスがいっぱいある。
当時はほとんどなかったんだよね。
スピーカー 2
配信側がPodcastで配信せんでしょ音質悪いからね。
スピーカー 1
そもそもPodcastってラジオと同じようなものっていう風にみんな捉えてる人多いんじゃないかな。
ラジオと同じようなもの。
スピーカー 2
やっぱ多いよね。
多いしやっぱり業界でも議論が多いのはさ。
いわゆるラジオ局の業務フロー。
ラウドネスの数値がどうとか。
スピーカー 1
それはミキシングとかマスタリングの話だよね。
スピーカー 2
の話とかもうラジオ局のやり方を踏襲すべき派と。
そうじゃなくてPodcastに最適化して無駄を省いて。
効率よく無駄のないやり方でやるべきだっていう派があってさ。
僕は断然後者なんだけど。
スピーカー 1
新しいやり方でやりたいと。
スピーカー 2
似て非なるものなんだよね実はねって思ってて。
同じ技術利用できるだけでさ。
文化も電波法関係ないしさ。
放送に載せるわけじゃないじゃない。
スピーカー 1
まあそうね。
必要があって電波に載せてこういう風なコンデンサーラジオで受信するからこれぐらいの音量でこういう風にしましょうって決められてきたわけじゃない。
スピーカー 2
それ全く関係ないんだからPodcastでの新しい基準は作られるべきで。
それはリーディングカンパニーであるアップルがラウドネスもマイナス16でとかスポーティファイマイナス14だけどとかいろいろあるから
その制作のミキシングミックスダウンマスタリングのところも必ずしもラジオ局のやり方正しいとは限らないよなって思っているんですよ。
スピーカー 1
俺すげーなと思ったのがさ、1年前カネリンこんな話一切してなかったと思うんだよね。
スピーカー 2
確かにね。
スピーカー 1
用語が完全に音響の人になってるもんね。
1年前どころか2ヶ月前くらいじゃないですか。
あともう一個ね話の腰折るようでね申し訳ないんだけど一つツボにはまっちゃったことがあってさ。
スピーカー 2
折ってください。
スピーカー 1
コンデンサーラジオって俺初めて聞いちゃった。
スピーカー 2
やっぱ最後完成だから正解もないし何とでも言えるよねみたいな。
突き詰めればそういう世界だからいいんだよね。
正解があるんだったら最初からゴール見えてるようなもんだからさ。
いかにそれを効率よく時短でうまくやるかっていう話って面白くないからさ。
スピーカー 1
AIに食われない世界は何かみたいな話ってよくあるけども、
この音の世界も必ず音の現場っていうのはアナログで存在するから。
スピーカー 2
リアルで演奏するとかってこと?
スピーカー 1
それもそうだし、例えば人間の音を聞く機関、耳じゃない。
スピーカー 2
感覚機関。
スピーカー 1
鼓膜を通してさ、脳が感じるような経路があるでしょ。
そのアナログのところを震わせて、俺らは音として感じると。
そういう世界がAIに置き換わるってことは基本ないんだよね。
極論すれば音声入力したものをAIが感知して、スピーカーを鳴らすなんてことはAIはできるけど、
それを鳴らしたスピーカー同士でAI同士が話をするなんてのももう可能になってるけども、
その間に人間っていうのが全く介在しないかっていうと、どうだろうね。
全部介在しないのはありか。全くサイバーな世界。
そこに人間の出番はありません。引っ込んでいてくださいってAIに言われる可能性はあるか。
そこは極論としても、結局人間が生きてる限りは、人間が音を聞いてどう感じるかっていう世界自体はなくならないよねって思うんだよな。
スピーカー 2
そうだね。最近思ってるのが、音を極めるってアビブないって言ったけど、言いたいことはわかるけど、
味覚でいうとこのソムリエと似たような感じだよねって思ってて。
要は今俺たちの耳はそんなに鍛わってないから、いわゆる音楽の現場で働いてるプロのミキシングマスタリングエンジニアみたいな耳じゃないから、
音の聞き分けとかあんまできないじゃない。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
あんまというかほとんどできない。
それソムリエも一緒でさ、知り合いになんか最近ソムリエがいっぱいいるんだけどさ、
もちろん最初は何もわかんない中から、味の解像度を高めていくみたいな作業みたいでさ、
飲んだ時に探しに行くみたいでね、この味はここの地方の味だみたいなさ、
より分けをしていくから、てことはこのメルロだのなんだろボルドだの知らねえけど、
そういうものですって当てられるし、
これはこういう傾向がある、この産地の味はこういう傾向だってそういういろんな引き出しをいっぱい作っておくから、
で味覚で感覚で入ってきた味をその中から探しに行く選別する作業みたいなことらしいんだけど、
それイメージすっごいこう、解像度だなと思ってて。
俺らにはその引き出しとか知識がないから、
なんかちょっと酸っぱいねとか、酸っぱい甘いみたいなその2つしかなかったらどっちかしかないけど、
その中に100個ぐらいより分けがあったらかなり繊細に味を感じることができるじゃん。
スピーカー 1
やっぱりこの訓練っていうのはその中間がどれぐらいなものかっていうのを定量化できる能力?
そんなイメージ?
さすがの言語家ですね。定量化。
定量化かなと。でも定量化したところで個人差あったりね。味覚なんかそうだよね。
特に味覚と嗅覚って結構複合的に交わってるじゃない。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
ソムリエだとするとこの味覚と同じぐらい、もしくはそれ以上に嗅覚っていうのを駆使しないとなかなかソムリエはできないと思うんだけどさ。
音楽とか音声、音響の世界、これっていうのも訓練したところで100点っていうのはなかなか定義難しいと思わない?
スピーカー 2
100点?訓練すれば鍛わるよね。解像度は高まっていくよね。
スピーカー 1
だけども俺がさっき言いたかったのはね、100点っていうのを作ったところで、もし100点がね、俺は自分が鍛えてこの前まで99だったのが100点に到達しましたっていったところで、
それを世の中の人とどうやってシェアするのっていう別の問題もあるかなと思ってるんだよね。
それだからあれでしょ、都合でプログラマーが必ずしも面白いゲーム作れないのと同じ話をした。
なるほど。
スピーカー 2
技術はあるけど、その人の作るものが楽しいかどうかは別というか。
スピーカー 1
そうね。あと人からものを買う時代になったらさ、ちょっと仕上がりは8割5分ぐらいしかないんだけども、
この人が作ったんだからぜひ聴いてみたい、買ってみたいって思うみたいなね。そういうファクターもあると。
さすが誰々さんが作った曲ですねとかさ、さすがこのミキサーが作った曲ですね、このマスタリングエンジニアが作った曲ですねみたいなさ、そういうバイアスもかからないとも限らないと。
スピーカー 2
なんかそのちょっとお絵かきしてた時期もあったけど、NFTアートとかで。
スピーカー 1
あーやってたね。
スピーカー 2
お絵かきはね、全然ハマる要素なかったんだけど、この音はさ、もうすでにポッドキャストの音のなんかあだこだとか調整してみたりとかでおもろいからそれでハマってるし、解像度高めたいなと思って。
視覚って解像度高めようがないと思うんですよ。
スピーカー 1
あ、そうなの?
スピーカー 2
目で見えてるもん見えてんじゃんって。
スピーカー 1
あー。
スピーカー 2
でそのソムリエの舌みたいにさ、甘い酸っぱいしかわかんなかったところから勉強して鍛えて、あんだけあのフレーバーホイールぐらい感じるようになるみたいな、そういう奥行きをね感じられないんだよね。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
耳はそれあると思うんだけど。
スピーカー 1
結構かなりにさ、いろいろこう気がつき屋さんっていう風に俺は理解してるんだけどさ。
スピーカー 2
細かいと。
スピーカー 1
細かいことに気づく能力高いでしょ。
スピーカー 2
杉下悟郷って言われてたからね。
スピーカー 1
それ誰?
スピーカー 2
あの相棒、相棒じゃん。刑事ドラマの相棒。
スピーカー 1
ちょっと俺そっちの方は詳しくないんですけど。
スピーカー 2
すみません。
スピーカー 1
まあ何にしても、HSPってまたこれちょっと違うと思うんだけどね。ハイセンシティブな感覚を持ってる人。
例えば嗅覚だとか聴覚とかさ、あと視覚、触覚いろいろあるじゃね。で味覚の世界と嗅覚の世界がソムリエでかなり重要なところを占めてるじゃんっていう話だよね。
もちろん視覚だとかも聴覚だとかもいろいろ複合的に混ざると思うけども。
その中のその鍛えて耳が良くなってくるっていうのはおそらくね、嗅覚と聴覚じゃねえかなって俺は直感的には思うんだよね。
スピーカー 2
聴覚ほんとそう思う。この間それ思ったんですよね。
そういうトレーニングプログラムの一部受けて。
周波数いろいろ聞いて、音楽聞いて、これは何Hz帯が何dB上がっているかみたいな。なんだそれその魔法みたいなクズはって思ってたけど、
これは鍛えれば身につくものなんですよって言って、いろいろ教えてもらって、それで初めて知ったのよ。
もうなんか先天的なものだと思ってたから。目の視力みたいなもんだと思ってたからさ。
スピーカー 1
俺もあれねやってみたけど100点はやっぱね取れなかったね。
言われてみればそうだよねっていうふうなその個人付けじゃない関連付けができるからトレーニングになるんだなと。
今までなんとなくこういう雰囲気で聞こえてたっていうのがこういう理由でもって位相がちょっとずれてるからこういうふうに聞こえてたんだなとかね。
そういう理由付けっていうのがわかるからトレーニングになると。
スピーカー 2
知識との紐付けだよね。
スピーカー 1
で、そこでじゃあ例えば耳が越えたという状態になったとしましょうと。
じゃあ同じ曲ね聞きましたって言ったって、同じ曲じゃないね違う曲を聞いてどっちに感動しますかって言ったらさ、
それは音響100点でメロディーが0点な曲よりもメロディー100点で音響が0点の方が俺はまだ感動できるかなって思うんだよね。
音響を良くすることをディスってるわけじゃ全然ないんだけども、
音楽っていうことで考えれば良いメロディーラインとかそれに素晴らしい歌詞が乗るとか、
バッキングのコード進行がめちゃめちゃ好みだとか、
このベースのカットが良いねとかね、
このフルートのアーティキュレーションがもうプロだわとかそういうようなところに感動するんだよね俺の場合はね。
音響がカスカスでもだよっていう話なんでね。
スピーカー 2
ここでも音楽の95%理論じゃん。
スピーカー 1
音楽の95%理論は音響じゃないんだよ。
だけども音響もきちっとしないとそもそもこのメロディーだとか作った人の意図がちゃんと表せないから、
みんな頑張って音作りをするわけなんだけども、
これこそねむちゃくちゃ感じるのはLPだとかSPの時代は俺知らないんだけど、
LPレコードの時代からしてみるとね、むちゃくちゃ恵まれてるんだよね今ね。
スピーカー 2
何が恵まれてるの?
スピーカー 1
それでも簡単にプロ級の要素は作れるっていうね。
スピーカー 2
そのいわゆるDTMとかね。
スピーカー 1
DTMもそうだし感覚器にしてもね、ちゃんといい音が出てるのかどうかとか測る手法があるしね。
マイクだとかアンプだとかもすごく良くなったし、そもそもデジタルでレコーディングができる時代じゃない。
アナログしかないとね、一つ一つの音作るのにむちゃくちゃ苦労するわけですよ。
デジタルだから楽勝になったかっていうとそうでもないんだけどね。
デジタルで完璧に作りましたって後にね、一回アナログに戻してまたそれをAD変換するなんていう手法もね、
今でも使われてるからアナログをバカにするわけじゃ全然ないんだけどね。
スピーカー 2
だから僕らのポッドキャストの制作って基本的に材料があってそれを組み合わせる作業しかないじゃん。
スピーカー 1
クリエイティブな部分としてはこのトークがクリエイティブだよね。
スピーカー 2
そういうことだよね。だからポッドキャストで言うとこの95%はトークだし、音楽の95%は最初の作曲の段階。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
っていうことだよね。01ってことだよね。でも01が95%ならまあ当たり前だわね。
スピーカー 1
01が95%だったら当たり前なんだけどもそれを体裁よくね、整えなきゃならないと。
スピーカー 2
うんこをどれだけ磨いてもツルツルのうんこにしかならんってことやろ。
スピーカー 1
出た。うんこの例えでわかりやすいんだよね。
スピーカー 2
最初から腐っとるものは腐ったままやでっていうことだよね。腐ったニンジン渡されても腐った何かにしかならんってことやろ。
スピーカー 1
ちょっと賛否両論あるかもしれないけど、例えば絶世の美女がさ、やっぱり世の中に裸じゃ出れませんよねって話だよね。
服ちゃんと着て出ないと、絶世の美女女優がさ、女優として活躍するためにはお洋服大事だよねって話だよな。
スピーカー 2
お洋服ね。でもそれは先住民のとこ行けばお洋服なんていらないから。
スピーカー 1
先住民でもね、まるっきり裸じゃないみたいですよみたいな話もあるけどね。
スピーカー 2
裸族みたいなとこ行けばさ。それはあれでしょ?周りがみんな服着てるからでしょ?
スピーカー 1
極論そうだろうね。それに何かで守っとかないとね、やられっぱなしになっても困っちゃうっていうのはあるだろうしね。
やられっぱなしになって。何の話なのこれ。
バサッと着られてすぐね、血が噴き出すようじゃまずいから鎧をつけとかなきゃならない理論みたいなね。
ちょっと話がだんだん脱線しましたが。
スピーカー 2
脱線しすぎだよね。総括しますかね。
スピーカー 1
総括してみますか。
スピーカー 2
総括するとね、耳は鍛えられるものなんでソムリエと一緒で、ちょっとトレーニングを叱るべきトレーニングを受ければ、
共通言語が増えるっていうことだと思うのと、自分の思う通りの音作りできるよねということだと思います。
ただそれは最後の声音というか調整の部分の話なんで、
作曲ができますよねとか、歌声、いい歌声になりますよねとか、楽器の演奏うまいですよねっていうのは全く別軸のクレーションの話ですと。
それぞれ全く別の専門領域です。
スピーカー 1
専門性がそれぞれ深いよね。
スピーカー 2
深いね。
スピーカー 1
それをDTMとかでゼロから100まで全部自分でやっちゃえるようになれてる今のこの世界は恵まれてますというのがローガイから、ローガイじゃねえや、アビーブからの提言でした。
やっぱりDTM、DAW、結構環境が整ってきたんで、みんな手を出しやすくなってるのは確かなんで。
スピーカー 2
手出しちゃいましたよ。だからその本当にあれだよね。
素材があって人参渡されて、人参ちょっと綺麗に磨くっていうような作業に過ぎないと言っちゃ失礼なんだけど、まあ過ぎないわね。
それじゃあちょっと飽きたらなくなったということですすでに。
スピーカー 1
画用紙と鉛筆、絵の具、クレヨンが手に入ったということですな。
スピーカー 2
そうだね、このさ、アビーブ毎日俺のテキスト音声砲撃を食らってるからわかってると思うけど、訳のわからんこだわりをさ、0.1の隙間でこだわりをなんかやったりするじゃん。
スピーカー 1
まあね。
スピーカー 2
そのこだわりあるんだったらもう曲でも作ったらいいんじゃないのみたいな話じゃん、もはや。
スピーカー 1
うん。どこに時間を溶かすのかっていう題名になってきますよ。
スピーカー 2
クリエイティブなところに時間を使いたいよねっていうのは最初からの話だし。
スピーカー 1
その通りです。
スピーカー 2
僕らの作りたいポッドキャストっていうのも、なんていうのかな、今ビジネスになるものっていうよりはもっと長く聞いてもらえそうなものとか。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
エモいなーって思うようなものとかさ。
スピーカー 1
ぺけぺけ年前にこいつらこんなこと喋ってるのかっていうのが残ってくといいね、本当はね。
スピーカー 2
私やっぱさ、これはニッチな考え方だとは思うんだけど、そういう価値観の企業とか個人とかもいるはずなんで、数は少なくても。
そうね。
そういう人たちと組んでやっていけたらいいなと思ってるんですよ。
スピーカー 1
うん、楽しそうだと思うよ。
スピーカー 2
数は少ないんですよね。
うん。
今のトレンドに合わせてSNSマーケターなんだかんだとかじゃないよねっていう価値観のポッドキャストを作りたいと。
そこまでこのなんかエモいものを追求するだのなんだのって言うんだったら、楽曲とかから自分で作らんと作れないんじゃないのっていう。
そうね。
必然性があって、このちょっと作曲家に今デビューしています。