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迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。
主婦の目線で世間を見る、イドバタ会議的な番組です。
縁の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を、都内で子育て中の私、PIUがご案内します。
主婦の方だけでなく、主婦のパートナーの方にもヒントになればというのと、主婦が身近にいないという方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。
今回のテーマは、「よいこのやくそく」に不満がある我が子。
小学校から毎年、「よいこのやくそく」というB4の紙、お便りをもらってくるんですね。
ちなみに我が家は公立小に通っています。
この「よいこのやくそく」には、学校の決まりとかルールが書かれていて、小学1年生でも読めるように漢字には全部ふりがなが書いてあるんですね。
子供と親向けでもあるんだろうと思うんですけど、こういうのっていかにも小学校らしい漢字のものだなと思います。
陶芸校、学校でのトイレ、給食、休み時間、放課後の決まりごと、それから帰宅後の過ごし方、朝始まってから帰宅してからのことまで書いてある。
しかもね、守るべき約束っていう、約束って言うんだからね、約束ごとなんでしょうね。これがね、ずらずらと書かれてるんですよ。
例えばね、登校したら、靴はかかとを揃えてしっかり下駄箱を入れましょうとか、体育着はズボンの中に入れようとかね、廊下は静かに右側を歩こうとか、結構ね細かい漢字ですよね。
この紙の存在は入学した時からずっと知ってたんですけど、長男も通ってましたしね。
けどね、先日、これ我が家でね、この紙が床に落ちてたんですね。
拾ったら、何箇所も鉛筆で二重線が引いてあって、文章の上にね、文章にかぶさるように二重線が引いてあって、このルールの文章を消してあったんですよ。
何かなと思ったら、次男が自分で必要ないと思ったルールを勝手に修正していたことが判明した。
最初はね、学校で先生が変更点なんかあったりしてね、ここは消してねって言ったところを消したのかと思ったんですけど、それにしてはね、10箇所以上消してあって、ん?と思ったんですよ。
そう思ったら、次男が勝手にやってることだったんですね。
例えばね、水は授業中には飲みませんっていう風にあったんですけど、この授業中には飲みませんを二重線で消してたりね。
休み時間の項目だと、晴れている日の休み時間は校庭に出て元気よく遊びましょうっていう、この辺りもね、消してあったんですよ。
次男としてはね、授業中のお水、飲んでもいいじゃん。水を飲む自由がないなんておかしいっていうことでして。
確かにね、私の小学生時代には授業中に水を飲むっていうことはなかったですけど、今はね、熱中症予防でね、こまめに水分補給っていう意識が子どもたちにも根付いてるから、疑問を持ったんでしょうね。
あと休み時間の遊び場所、これに関しては別に校庭に行かずに室内遊びしたっていいじゃん。約束にされるのっておかしくない?ということでしたね。
他にもね、ボールペン禁止っていうのも、先生は使ってるじゃんとか、あと元気よく挨拶しましょうっていうのも消してあって、元気なくたっていいじゃん。
「よいこのやくそく」に不満がある次男
そんな日もあるよ。勝手に決めないでほしいっていう。そんな感じですね。
あとね、キーホルダーは持ってこないっていうふうに言われてるんですけど、みんな余裕でつけてきてるしっていうね、このルールに書くの意味ないじゃんっていう意味の修正もあったりして。
他にもね、キャラクターの鉛筆はダメっていう。そういうのに対しては、鉛筆として使えれば別に良くないっていう。勉強に集中できないって言うけどさ。
確かにキャラクターの鉛筆持ってきてて、授業に集中してないっていうやつはいるけど、それは鉛筆のせいじゃないと思うんだよねっていうことを言ってました。
このようにね、いろいろ不満が出てきたわけですね。
上履きのかかとを踏まないっていうのも決してあってね。いやいや、それは消すなよ。踏むなよっていうのを思ったんですけれども。
大体の次男の言い分としては、列挙しますとね。ルールを勝手に押し付けられるのに違和感がある。
これでは学校に従っているだけになる。楽しい学校生活が遅れない。先生との差がありすぎる。決まりがあってもいいけど多すぎる。もっと子どもの意見を聞く場があったほうがいい。
子どもならではな感じもすごくありつつ、行き通りの気持ちを述べておりました。
じゃあ、そういうのの考えをまとめて、クラスのみんなで考えようとかね。校長先生に直談判みたいに、そういうふうになるわけではなくて、家で言ってるだけなんですけど。
その話を聞いて、まあまあ学校ってこういうものだからさ、流しとけばいいじゃないっていう、そういうふうに最初に思ってしまった自分がいたんですね。
そのすぐ後で反省したんですね。次男の主張に正当性があるかどうかは別として、ちゃんと与えられたルールに対して疑問を持って自分の意見を形作ってるなと思ったんですね。
そこは偉いなっていう認めることも大事なんじゃないかなと思いました。私はこれまでにも自分の頭で考えないといけないとか、何でも信じすぎないみたいなことを何度かお話ししてるんですよね。
そんなこと言って、言われたことをそのまま受け入れとけばいいと思う癖がついてる。癖がついてるのは、まさに私だなと思ったんですね。少なくとも小学生時代に、私が学校のルールについて、こういうふうに次男が思ったような形で疑問を持ったことっていうのはなかったなと思うんですね。
次男の疑問には別の側面もありまして、学校で何かトラブルというか、先生が生徒に注意をするときに、良い子の約束に書いてあるよねっていうふうな使い方を先生がするのを聞いたことがあるそうなんですね。それも納得がいかないっていうことでした。
確かに子供にとっては、個別の次男で、こうだからこうしようねっていう、そういう注意のされ方だったら納得いくかなっていうことでも、勝手に決められたルールでそれに従うことが当たり前とされた、そういう注意のされ方だと、知らないしみたいに反発が先に来ちゃうかもなと思いました。
特に約束って言われると、約束って本来は双方が納得して合意するものだからね。確かに言われてみたら違和感あるなって、これまで本当に何年もこのお便りを目にしてきたんですけど、初めてそういう視点になりました。
一方でね、じゃあ学校はどうしてルールを決めるんだろう?これはもちろん、まずは子供たちの安全を守るっていうのがありますよね。
学校のルールの意義と目的
それから、子供たちの間での不平等が起きないように、それによるトラブルを防ぐとかね、子供に規律を守れるように指導する、みたいなのもあるかなと思うんですけど。
でもね、裏目的というか本音というかね、やっぱり統制を取りやすい、秩序を守りやすい、そういうことがあるんじゃないかと思うんですね。
前に迷惑をかけるな憲法に縛られてませんか?っていう回でもね、こういう話をしたんですけど、学校っていうのはそもそも、戦時中、戦後も経済復興の時代にはね、統制するっていうやり方が国にとって都合が良かったんですよね。
今はね、探求教育とかね、教育現場が変わってきてるっていうのは事実なんですけど、歴史の名残がもちろん今もありますよね。
周り右とかもそうですけど、そんな中でね、一旦ルールを提示しておけば、子供の間でも牽制が効くだろうしね。子供同士でね、それやっちゃダメなんだよ、みたいなね、そういうやり取りもあるでしょうね。
このルールの提示はね、秩序だった学校生活に効果的に働くと思うんですね。その方が親としても安心だし、ちゃんと学ぶ環境が整いやすいかなっていうのもあるし、先生たちが楽になれば、先生もね、授業に集中できるしね。
っていうこともあって、私自身も特に疑問に思ってこなかったんですけどね。でも世の中って、だんだんそういうルールが提示されてて、みんなで守ろうっていうね、こういうのがむしろ増えてきてるような感じがしますね。
もちろんね、それはいい社会にしようということで、実際優しい社会になってきてはいるんだけど、一方でどんどんね、何も言わないほうがいいみたいになってきてるような気がするんですね。
例えば、こんなことでもパワハラになりますからね。こんなこともセクハラになりますよ。ジェンダーのこととか家庭環境のこと、いろんな立場のいろんな人がいますからね。特にすごく繊細な人もいますからね。こんなことでも傷つく人がいますよって、どんどんなってきてて。
もちろんね、さっきも言ったようにいい社会にしようということなんですけど。じゃあ何を言っても人を傷つけるかもしれないからね。本当に当たり障りのないことしか言わないっていうのが一番いいっていう。そういうふうになってきてるところがあるなと思うんですね。
こんな発信をする立場で言うのもなんですけど、子育てでもね、最近は叱らない子育てっていうのがもてはやされて、家だけじゃなくてね、学校でも先生が子どもを叱れないとかね。世の中様々な場所で人に何か声をかけるっていうことが難しくなってますよね。
この間ね、雑誌のアエラでもね、叱れない社会っていう特集が組まれてましたけど。叱れないっていうことでジレンマを抱える人も増えているっていう、そういう記事でした。
ちょっとね、話がだんだん広がっているので、良い子の約束に戻りますと。もう一つ具体的な内容で次男が疑問を呈していたのが、帰宅後っていうところにあったこのルールなんですね。
ルールについての疑問
遊びに行くときはお金を持たずに出かけましょう。確かにお金はトラブルのもとですね。たとえ10円でもおごった、おごられたのトラブルのもとだしね。トラブルのもとは立ちたい。それは学校としてはそうだろうなと思います。
ただね、現実問題、まず私の昭和時代の話なんですけど、当時ももちろん推奨はされてなかったと思うけど、小学生の頃からお金を持って出かけてましたね。
まずは自転車で駄菓子屋に行ってましたね。5円チョコとかヤングドーナツとか買ってたから、5円チョコ当時本当に5円だったんですよね。それから都会のことは全然違うと思うんですけど、私はバスの路線も廃止されたような田舎に住んでたんですね。
これまでにも何度かお話ししてるんですけど、私の小学生時分ではまだ路線があったんですね。そのバスに乗って、我が家から一番近い市町村の市ですね。そこまで友達とバスに乗って行って、10円入れたらできる車を走らせるゲーム。
わかる方はわかるんじゃないかなと思うんですけど、そういうゲームをしたりとか、アイスクリームくらい買ったりして、交通費入れても全部で1000円も使わないくらいだと思うんですけど、それがすごく楽しかったんですよね。
まずバスに乗るっていうことが冒険だし、冒険って経験ですよね。
とはいえ、今実際子供にどこどこに友達と行きたいと言われると、子供だけでお金を持って遊びに行かせていいんだろうかというルール意識が親自身も私自身にもむくむく芽生えて、後ろ向きな躊躇の気持ちを見せることもあるんですけど、本来は駄菓子屋に行くくらいいいじゃんと思うし、いろいろ経験もしてほしいんですよね。
そういうことをさておいたとしても、便利なコンビニもある現代、本来は多少はお金を持っていた方が、何か困った時に、いざ喉が渇いている時に自販機で水くらい買えた方がいいかなって、身を守ることになる面もあるんじゃないかなっていうことを思ったり考えたりもしました。
ルールについて皆さんどう思われたでしょうか。
ルールはもちろん良い面があってのルールなので、うまく付き合っていきたいですね。
最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
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