マクロのニュースを日常に落とし込む政治経済情勢活用ラジオ、前回からの続きです。
さてさて続きでございます。もはや中国は世界の恒常ではなく、そして構造は日本に似てきた状態になっており、何ならもう苔始めてますよというのが内閣府のレポートとして世界経済の非常に重要な場面ですよということで登ってますよというお話です。
中身についてはね、前回の聞いてもらうとしまして
隠れ債務にちょっと補足というか、ちょっと追加でお話ししようかなーって思うのが
隠れ債務っていうのはあれですよね、もともと土地は国の持ち物だからそれを地方の行政担当が市場に出してやっていく中でできてしまうやつってやつですね。詳しい構造は前回の聞いてもらうとして
隠れ債務が幕僚経済に与える影響ですね。中国経済全体に与える影響っていうところをお話ししてなかったと思うんで、なぜそれが問題視されているのかっていうところをちょっとお話ししようかなと。
簡単に言うとね、金融リスクの増大っていう一言になっちゃうんですけど、地方政府がお金を借りてるんですね、莫大に。簡単に言うと、それはどこから?プライベートバンキングっていう地方政府に貸すためにわざわざ作られたオープンじゃないバンキング、銀行。
日銀とかとはまた別? 全然違う。日銀からは、例えば中国の中央銀行からは借りれないから、中国の中央銀行はね、中国の政権トップと密に、緊密に連携してるから、付加借って、中国政府は、中央政府は付加借って言ってる。
付加借っていうのは、もっと金借りて開発しろってこと? そう。さっきの会社で営業ノルマが与えられて、それをクリアしてねって。
クリアしてねって言いながらも、じゃあさ、うちの営業部にさ、人員倍プッシュしてくださいよ、例えば企業でね、言った時に、そうなると借り入れ5倍プッシュしないといけないよね。
5倍プッシュはできないっすよって、やっぱ中央銀行さん言うんすよ。それ金融リスクを増大させるから、それ貸し倒れたら地方行政が倒れることになるから、それオーバーキルですよと。
あんたの自力に対して、地方財政に対してオーバーな負債、借金だから、そんなには中央政府として貸せないし、中央銀行として貸せないですよってやっぱりなるんですね。
なった時に、でもプッシュせえ、付加せえって言われてるんですよ。
なるほど。だから売上を1000万上げないといけなくて、価格が小さいから。
そのためにはどうしても外注とか諸々の仕様で500万くらいかかると、なんだけど、いやお前200万しか貸さへんけど1000万やるよって言われてるってことだよね。
でもどう頑張っても300万現金しか向上かなんかないと、1000万の売上になりませんと。じゃあその300万どうするって話ね。
借りに行くでしょ?
借りに行くんや。借りに行くんや。それぐらいノルマがきつい。
まずそこが大事やね。そこはノルマ未達でしたとかならへんや。
ならない。
これね、中国政府というかそのトップダウンの構造として、ある意味ねみんなね欧米とか日本の感覚からすると全然民主主義じゃないでしょって言われるんだけど、
ある意味民主主義というか選挙制度として、選挙でちゃんと、選挙やってるねっていうのが、中国の昇進の制度っていうのが、
自分の同僚と後輩と先輩かな、なんか上司かな、から全方位でこいつ昇進させてもいいと思うって投票されるのが一番良かったやつ、一番票数を得た人が昇進していく。
最初はなんか地方行政の下っ端から始めて、でもう永遠にそれやるんすよ。
各ステップで同僚部下上司から評価されて、最大得票を取らなきゃってこと。
めっちゃ大変。 オールステップで。だから習近平さんとんでもなくすごい人なんですよ。
超優秀やし、超好かれてるってことやね。 そういうこと。
じゃあそれは全然日本と違うね。 そう、全然違う。
で、その上で当然成果を残しましたよ、上から与えられた目標を達成しましたよっていうのも当然評価項目に入るから、達成しないといけないですよ。
でも今の話だとさ、達成するためにさ、もろもろ犠牲にしたらさ、票を得られへんってことになるんじゃない?
あーそうそうそうそう。 じゃ汚いことはできんわけだ。
でも、汚いことをやらないと取れないわけだ。
じゃあどうする?って隠れて、ローンを作るわけです。
なるほど。それ専用の銀行プライベートバンクってこと?
そういうことなのに。
最悪じゃないか。
いやー、ねー。
でもさ、今の制度いいよね。
あ、でしょ。
いいって言ったらいいかわからへんけど、同僚全員から、まあどうせ派閥抗争になってると思うんだけどね。
まあまあもちろんね、もちろんもちろん。
でも最大派閥の最大トップではいないといけないでしょ。
しかもさ、派閥で、お前も自分の出世諦めて、お前に昇進してもらうっていう腹くくったやつしか下にいないってことだよ。
そういうことです。
すごくない?それ。
いやすごいです。
だから、逆に言うとあのトップダウンができるとも言えるよね。
そうやんね。
ある意味さ、敗北宣言してきたわけやん。
あ、そうそうそうそう。
天界一武道会やん。
そういうことです。
いや、ほんまにそうなんすよ。
すげえ。
行政機構としてそれがあるから、党もかな。党も行政機構としてもあるから、その出席予想に勝ってきたっていう。
でも出席予想に勝つためには汚いことしない、しなくてもできる人はできるのかもしれないけど。
そのさじ加減が天才ってことでしょ。
そういうことです。
だってそれ何でもそうやん。
清田か合わせ飲むとかあるじゃないですか。
そう。
その合わせ飲み方がギリギリちゃんとあの清い方にいってるってことでしょ。
そうそうそう。
それはすごいよね。
だからやっぱり中国のトップの人たちって外交それはうまいよってなるよね。
そりゃうまいやろ。
だって同僚から嫌われずでも成績は1位で、お前すげえからキャプテンやっていいよってことでしょ。
そう。
いやそれはすごいね。
しかも嫌われていいやつ、こいつには嫌われても大丈夫っていう嗅覚まであるんですよ。
完璧やんね。
反対的に。
だってこいつは最後最大の票数でキャスティングボード握らないってことでしょ。
そうそうそう。
すごいな。
そうなんですよ。あの国はそうやってできてるんですよ。
なるほど。
っていう国とやってるって思わないといけない。
しかもさ、昇進型トップダウンってことはさ、その上積みの上積みの上積みに一番トップは習近平さんとして、
その側近はさ、もうそこまで行ってるってことでしょ。
そうそうそうそこまで行ってるってこと。
だから鶴の一声でピュって引き上げたやつもいるかもしれんけど、その時にちゃんと同僚の得票もらってくるってことでしょ。
そう、一応もらってくる。
エグいね。
っていうシステムなんですよね。だから逆に構造として、システムとして、そういう隠れさえも作りやすい構造でもあったんですよね。
まあノルマがきつすぎるとね。
そうノルマがきつすぎる。
あの不正がはびこるというのはしゃーないよね。
で、当然その構造だと上に情報が綺麗なものが上がっていかないっていう。
ああはいはいはい。
どうしてもできちゃって、要するに国民はここには満足しますよってあげがちなんですよね。
でもそれさ、ちくり合いにならへんの?同僚と。
だからちくり合いもあるんすよ。
あるやろなそれは。
だから、
系統試合になるやんね。
そう、中国で例えば用心のこの人が、なんか最近姿を見せなくなりましたよっていうニュースとかって、もうリアルにそれなんすよ。
ヤバすぎる。
そう、だから中国に詳しい人たちそれも含めて、全て含めた上で語っておられる。
なるほど。
そう。
へー。
そうなんすよ。
で、その結局さ、それで隠れ財産じゃない、隠れ赤字ね。
隠れ赤字。
ができる構造はわかってんけど、なんでそれがリスクでっていう話は今言ってないねんけどどういうこと?
地方行政が、要するにね、キャッシュフローが回らなくなったら、資金が回らなくなったらね、その隠れ債務を返すだけではなくて、行政には人を抱えてたり、それこそマンションを例えば建ててもらうっていう時に、マンションを建てる業者さんに払ったりもするわけですよね。
とか、当然住民サービスがあるから、住民サービスをやってくれている人たちとか業者にお金を払わなきゃいけない。
そのお金たちが隠れ債務が爆発しちゃうと、まず払えるか払えないかの問題になってくる。
なるほど。
これは大きな信用問題になる。
そうだよね。
そう、地方行政として。
じゃあ、隠れ債務をぶっ飛ばせばええやんってなるかもしれないんだけど、それぶっ飛ばしたらぶっ飛ばしたで、こっちにはこっちで、さらにその先に借り入れ先があったりするから、お金回らなくなるんですよね、そっちのお金も。
どういう意味だ?