1. 政治経済情勢活用ラジオ[PESUニュース]
  2. [11-3] 世界恐慌の引き金レベ..

今回の放送は本当に面白いので、絶対シリーズ通して聞いてほしいです! by 飯田


世界経済の潮流 2024年 Ⅱ

中国の構造問題と世界経済への影響 / 令和7年2月 /内閣府 政策統括官(経済財政分析担当)

⁠⁠https://www5.cao.go.jp/j-j/sekai_chouryuu/sa24-02/index-pdf.html⁠⁠


▼本日の番組チャプター▼

() 隠れ債務についての補足、中国経済や世界経済になぜ影響を与えるマクロ経済の問題なのか?

() プライベートバンキングという地方政府に金を貸すために特化した、中央銀行とはまた違う存在はなぜある?

() 【超重要】中国の昇進制度は「後輩・同僚・上司」の全員から評価されないと上にいけないという話

() 清濁を併せのむという政治力とプライベートバンキング。最大派閥の最大トップだから持てる優秀な部下

() なぜ中国政治家のトップ層は外交がうまいのか。出世競争レース構造で揉まれてきた嗅覚

() 【重要】成果主義の弱点、このキツイノルマと情報隠蔽も同時に起こり得る。一長一短のシステム利害関係理解

() 隠れ赤字がなぜ経済を悪化させるのか。プライベートバンキングに貸しているプライベートバンキングという連鎖的な闇

() 2024年終盤、中央政府がトップダウンで隠れ赤字を見える化する命令「先生、怒らないから正直に教えなさい」

() 世界恐慌の引き金レベル?見える化された隠れ赤字はいったいどれくらいあったのか。世界のマクロ経済の人たちの想定とどれくらいのズレだった?

() つまり、中国は共産主義を標榜しながら工場の国から不動産の国へと転換していた

() 【重要】不動産に頼ると再発する、ではどうするか?そこで国家主導で切り替えてきた経済構造が「内需と消費の国」へ

() いわゆる過剰供給問題の実態と貿易を通じて与える世界経済への影響。鉄鋼を大量生産していた中国

() その余った安い中国の鉄鋼は輸出しないの?その文脈で生まれているのがベトナムやインドネシアで開発に食い込んで外交イニシアチブと同時に経済問題を解決する

() 【活用】マクロ経済を見る人は不動産を見る理由


※政治経済情勢は刻一刻と変化していますが、この放送は【2025年3月17日】時点で収録した内容です。ご了承下さい※


■政治経済情勢活用会とは?

設立趣意:私たちが目指すこと (note)

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://note.com/pesu1759/n/nf02fcb099e48⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


政治経済情勢活用ラジオは、毎日6時間以上国内・海外のニュースや経済レポート情報を見ている野村さんと、インタビューワーの飯田が、政治経済情勢を経営活動に活用できないかを目指して情報を読み解いていく試みの番組です。


普段から政治や経済のニュース新聞等を複数読んで精査する時間のない経営層やビジネスパーソンを対象に、時代や環境の流れをお伝えします。


■政治経済情勢活用ラジオ[PESUニュース]

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■注意事項

株価の上下や為替の上下、個別の業界や個別の企業などといった投資情報を取り上げているのではまったくなく、日本や海外の政治経済の環境が自分の会社や人生に与える影響を知ったうえで選択できるようになることを目指します。放送中のいかなる表現においても将来を断定するものではなく、あくまで私たちが想定した仮説に過ぎません。

サマリー

中国の経済における隠れ債務問題が大きく取り上げられ、その影響について詳しく解説されています。また、習近平の昇進制度や評価基準における独特な政治力と、その成果主義における課題も浮き彫りにされています。このエピソードでは、中国の隠れ債務問題が世界恐慌を引き起こす可能性について議論され、習近平の政治力と行政の昇進制度に焦点が当てられています。また、外部環境と内部政策の変化による中国経済の変遷も考察されています。さらに、中国の隠れ債務問題が世界経済に与える影響や、習近平の政治力の背後にある制度についても考察されており、中国の経済構造がどのように成長と課題を生み出しているのかに焦点を当てています。

隠れ債務の影響
マクロのニュースを日常に落とし込む政治経済情勢活用ラジオ、前回からの続きです。
さてさて続きでございます。もはや中国は世界の恒常ではなく、そして構造は日本に似てきた状態になっており、何ならもう苔始めてますよというのが内閣府のレポートとして世界経済の非常に重要な場面ですよということで登ってますよというお話です。
中身についてはね、前回の聞いてもらうとしまして
隠れ債務にちょっと補足というか、ちょっと追加でお話ししようかなーって思うのが
隠れ債務っていうのはあれですよね、もともと土地は国の持ち物だからそれを地方の行政担当が市場に出してやっていく中でできてしまうやつってやつですね。詳しい構造は前回の聞いてもらうとして
隠れ債務が幕僚経済に与える影響ですね。中国経済全体に与える影響っていうところをお話ししてなかったと思うんで、なぜそれが問題視されているのかっていうところをちょっとお話ししようかなと。
簡単に言うとね、金融リスクの増大っていう一言になっちゃうんですけど、地方政府がお金を借りてるんですね、莫大に。簡単に言うと、それはどこから?プライベートバンキングっていう地方政府に貸すためにわざわざ作られたオープンじゃないバンキング、銀行。
日銀とかとはまた別? 全然違う。日銀からは、例えば中国の中央銀行からは借りれないから、中国の中央銀行はね、中国の政権トップと密に、緊密に連携してるから、付加借って、中国政府は、中央政府は付加借って言ってる。
付加借っていうのは、もっと金借りて開発しろってこと? そう。さっきの会社で営業ノルマが与えられて、それをクリアしてねって。
クリアしてねって言いながらも、じゃあさ、うちの営業部にさ、人員倍プッシュしてくださいよ、例えば企業でね、言った時に、そうなると借り入れ5倍プッシュしないといけないよね。
5倍プッシュはできないっすよって、やっぱ中央銀行さん言うんすよ。それ金融リスクを増大させるから、それ貸し倒れたら地方行政が倒れることになるから、それオーバーキルですよと。
あんたの自力に対して、地方財政に対してオーバーな負債、借金だから、そんなには中央政府として貸せないし、中央銀行として貸せないですよってやっぱりなるんですね。
なった時に、でもプッシュせえ、付加せえって言われてるんですよ。
なるほど。だから売上を1000万上げないといけなくて、価格が小さいから。
そのためにはどうしても外注とか諸々の仕様で500万くらいかかると、なんだけど、いやお前200万しか貸さへんけど1000万やるよって言われてるってことだよね。
でもどう頑張っても300万現金しか向上かなんかないと、1000万の売上になりませんと。じゃあその300万どうするって話ね。
借りに行くでしょ?
借りに行くんや。借りに行くんや。それぐらいノルマがきつい。
まずそこが大事やね。そこはノルマ未達でしたとかならへんや。
ならない。
これね、中国政府というかそのトップダウンの構造として、ある意味ねみんなね欧米とか日本の感覚からすると全然民主主義じゃないでしょって言われるんだけど、
ある意味民主主義というか選挙制度として、選挙でちゃんと、選挙やってるねっていうのが、中国の昇進の制度っていうのが、
自分の同僚と後輩と先輩かな、なんか上司かな、から全方位でこいつ昇進させてもいいと思うって投票されるのが一番良かったやつ、一番票数を得た人が昇進していく。
最初はなんか地方行政の下っ端から始めて、でもう永遠にそれやるんすよ。
各ステップで同僚部下上司から評価されて、最大得票を取らなきゃってこと。
めっちゃ大変。 オールステップで。だから習近平さんとんでもなくすごい人なんですよ。
超優秀やし、超好かれてるってことやね。 そういうこと。
じゃあそれは全然日本と違うね。 そう、全然違う。
で、その上で当然成果を残しましたよ、上から与えられた目標を達成しましたよっていうのも当然評価項目に入るから、達成しないといけないですよ。
でも今の話だとさ、達成するためにさ、もろもろ犠牲にしたらさ、票を得られへんってことになるんじゃない?
あーそうそうそうそう。 じゃ汚いことはできんわけだ。
でも、汚いことをやらないと取れないわけだ。
じゃあどうする?って隠れて、ローンを作るわけです。
なるほど。それ専用の銀行プライベートバンクってこと?
そういうことなのに。
最悪じゃないか。
隠れ債務の警告
いやー、ねー。
でもさ、今の制度いいよね。
あ、でしょ。
いいって言ったらいいかわからへんけど、同僚全員から、まあどうせ派閥抗争になってると思うんだけどね。
まあまあもちろんね、もちろんもちろん。
でも最大派閥の最大トップではいないといけないでしょ。
しかもさ、派閥で、お前も自分の出世諦めて、お前に昇進してもらうっていう腹くくったやつしか下にいないってことだよ。
そういうことです。
すごくない?それ。
いやすごいです。
だから、逆に言うとあのトップダウンができるとも言えるよね。
そうやんね。
ある意味さ、敗北宣言してきたわけやん。
あ、そうそうそうそう。
天界一武道会やん。
そういうことです。
いや、ほんまにそうなんすよ。
すげえ。
行政機構としてそれがあるから、党もかな。党も行政機構としてもあるから、その出席予想に勝ってきたっていう。
でも出席予想に勝つためには汚いことしない、しなくてもできる人はできるのかもしれないけど。
そのさじ加減が天才ってことでしょ。
そういうことです。
だってそれ何でもそうやん。
清田か合わせ飲むとかあるじゃないですか。
そう。
その合わせ飲み方がギリギリちゃんとあの清い方にいってるってことでしょ。
そうそうそう。
それはすごいよね。
だからやっぱり中国のトップの人たちって外交それはうまいよってなるよね。
そりゃうまいやろ。
だって同僚から嫌われずでも成績は1位で、お前すげえからキャプテンやっていいよってことでしょ。
そう。
いやそれはすごいね。
しかも嫌われていいやつ、こいつには嫌われても大丈夫っていう嗅覚まであるんですよ。
完璧やんね。
反対的に。
だってこいつは最後最大の票数でキャスティングボード握らないってことでしょ。
そうそうそう。
すごいな。
そうなんですよ。あの国はそうやってできてるんですよ。
なるほど。
っていう国とやってるって思わないといけない。
しかもさ、昇進型トップダウンってことはさ、その上積みの上積みの上積みに一番トップは習近平さんとして、
その側近はさ、もうそこまで行ってるってことでしょ。
そうそうそうそこまで行ってるってこと。
だから鶴の一声でピュって引き上げたやつもいるかもしれんけど、その時にちゃんと同僚の得票もらってくるってことでしょ。
そう、一応もらってくる。
エグいね。
っていうシステムなんですよね。だから逆に構造として、システムとして、そういう隠れさえも作りやすい構造でもあったんですよね。
まあノルマがきつすぎるとね。
そうノルマがきつすぎる。
あの不正がはびこるというのはしゃーないよね。
で、当然その構造だと上に情報が綺麗なものが上がっていかないっていう。
ああはいはいはい。
どうしてもできちゃって、要するに国民はここには満足しますよってあげがちなんですよね。
でもそれさ、ちくり合いにならへんの?同僚と。
だからちくり合いもあるんすよ。
あるやろなそれは。
だから、
系統試合になるやんね。
そう、中国で例えば用心のこの人が、なんか最近姿を見せなくなりましたよっていうニュースとかって、もうリアルにそれなんすよ。
ヤバすぎる。
そう、だから中国に詳しい人たちそれも含めて、全て含めた上で語っておられる。
なるほど。
そう。
へー。
そうなんすよ。
で、その結局さ、それで隠れ財産じゃない、隠れ赤字ね。
隠れ赤字。
ができる構造はわかってんけど、なんでそれがリスクでっていう話は今言ってないねんけどどういうこと?
地方行政が、要するにね、キャッシュフローが回らなくなったら、資金が回らなくなったらね、その隠れ債務を返すだけではなくて、行政には人を抱えてたり、それこそマンションを例えば建ててもらうっていう時に、マンションを建てる業者さんに払ったりもするわけですよね。
とか、当然住民サービスがあるから、住民サービスをやってくれている人たちとか業者にお金を払わなきゃいけない。
そのお金たちが隠れ債務が爆発しちゃうと、まず払えるか払えないかの問題になってくる。
なるほど。
これは大きな信用問題になる。
そうだよね。
そう、地方行政として。
じゃあ、隠れ債務をぶっ飛ばせばええやんってなるかもしれないんだけど、それぶっ飛ばしたらぶっ飛ばしたで、こっちにはこっちで、さらにその先に借り入れ先があったりするから、お金回らなくなるんですよね、そっちのお金も。
どういう意味だ?
隠れ債務問題の影響
プライベートバンキングに貸してるプライベートバンキングがある。
えぐすぎる。
例えば。
そんなことあるの?
あるんですよ。
やばいやろ。
今のは言い方悪いけどさ、消費者金融にしかしてる消費者金融が。
ああ、そうそう。いや、ほんまにそうなんすよ。
そういうこと?
ほんまにそうなんすよ。
やばすぎるやろ。
その規模が本当に2024年の真ん中ぐらいまで、この資料にはそこまで露骨なことは載せてないんですけど、載せられないし。怒られるやろうから。
2020年の真ん中までは本当にマクロ経済見てる人たち、特に中国経済に詳しい人であれば詳しい人であるほど、どれぐらいの隠れサイムか本当にわからないって言ってた。
隠れてるからね。
しかもそうやって雪だるま式に連鎖式にここに何倍借りててっていうのが連鎖してるから、わからない。
じゃあ、見えない借金と出してる売り上げのシーソーゲームみたいな。
誰もわかってなかった。
ってことやんね。
ようやく2020年終盤になってきて、これはあかんって言って、中央政府がトップダウンで、本当にこれね、文章的にはよ、異役やけど、本当にこの文章的に、先生怒らないから正直に皆さん隠れサイムを申告してくださいって。
マジで。文位としてはそうなんす。本当に。先生このタイミングで言ったら本当に怒らないから、国に付け替えてあげるから、みんな正直に名乗り出たサイム。
ちなみにそのパターンってさ、怒られるやん。
怒られる。
怒られる。
我々学んでるやん。
怒られる。
あとさ、怒らんから出てこいはさ、怒られるやん。
怒られる。
え、怒られた?
これがね、意外とね、内部はどうか知らない。内部はどうか知らないんだけど、公には一応、あ、怒ってないんすねって。
そうなんや。
一応。
縮成されて人消えたりしてない?
内部は知らないよ。
内部は知らない。
さすがに内部のことはわからないけど、公にどこの長官が飛んだとかは全然出てきてないから。
じゃあ先生怒らんかったんや。
一応本当に怒らなかった。
なるほどね。
逆に言うと、それを勇気あるところが一個二個やって、本当に怒らないんだってバババババって出てきた感じはするかな。
なるほどね。
中央政府が片割り、片割りって言うのもあれなんすけど、国債を発行して、中国政府の債務として、
ああなるほどね。国債と交換することによって中央銀行の債務に立て替えたんや。
ざっくり言うと。厳密に言うとちょっと違うけど、ざっくり言うとそんな感じ。
じゃあさ、見える化したってこと?
見える化した。
じゃあどれくらいあったの?それどれくらい見積もってあったのか知らんけどさみんな。あの金額じゃなくてさ。
そのマクロ経済を見てる人たちは中国経済の隠れ予算って思ったよりあったのかさ。
ああ隠れ予算ね。とんでもなかったね。
想像よりめっちゃあったってこと?
めっちゃあった。
めっちゃあったんや。
めっちゃあった。
これ爆発したらマジでまずかった。
てか爆発するくらいあったってこと?
そんなに?
とんでもない。
出てきてよかったねってこと?
出てきてよかった。
出てきてこなかったら、言い方あれやけど、世界恐慌の引き金レベルってこと?
習近平の政治力
ああ余裕で。
余裕で?
リーマンショックなんてもんじゃないよねっていう感覚。
が眠ってたんす。
じゃあA団やん。
A団。
じゃあある意味世界経済をさ、そのトップダウン命令の先生わからないからで、ちょっと救ったってこと?
あのー、まあ、なんていうの、悪い子がさ、普通になったら褒めるような感じだから、あまり、
救ったらおかしいんか。
まあ、どういう仕事にすればいいか難しいですけどね、そう、っていうのがあって、隠れサイモはそういう問題がありましたよ。
しかもさっきの隠れサイモの問題さ、シリーズの1個っていうか、これの1本目に戻るけどさ、不動産がさ、完成しないのを売ってたわけやん。
そうそうそう。
で、それを作らせてるのは地方政府のお金の投資だから、
そうそうそうそう。
完成しないのに買い手がついてたのが、買い手使わなくなるから、より苦しかったってこと。
そういうことです。
っていうのが戻ってくるわけね。
そういうことですよね。
今回のこのさ、中国経済が世界に与える影響?みたいなタイトルでしたっけ?の構造が見えてきたんですか?
ありがとうございます。そう、不動産の国やったんす。
なるほどね。
そう、工場の国から。
そう、工場の国から、共産主義という標榜をしながら、実質的な資本主義を半分取り入れて、不動産の国になってた。
で、しかもその中には、行政と国の加熱出世競争という、なんかさ、いつもそうね。
歴史を広げるとね。
過去で鬼のような戦いしてた時期があるよね。
はいはいはい。
なんか、わかるよね。
はい、そうなんすよね。
なんて面白い国なんだ。
そこから、不動産を縮小しているよね、という話が最初にしましたよね。
という中で、じゃあ、不動産に頼れない、
中国経済の変遷
っていうか、頼ったらまた再発する可能性を十二分に秘めている。
だから、内需に切り替えようとして切り替えてるの?
内需に切り替えようとして切り替えてる。
なるほどね。
自動的にそうなんじゃなくて、その辺のリスクをどうにか国家としてしようとした結果ね。
そうなんです。そうなんです。
なるほど。
ここ四、五年で消費の国になっている。
へぇ〜。
で、これね、国民が地の感覚でどこまでっていうのはちょっとわかんないんだけど。
はいはい。
ちょっとわかんないんだけど、国が内需って言ったら、国内のものを選ぶんすよ。
ほぉ〜。
内心は知らない。
なるほどね。
内心は知らないんだけど。
っていうところがあるんで、っていうところですね。
はい。
じゃあ、もともとこれ聞こうぜが前回の続きですよって言ってた。
はいはい。
文章そのまま読みますね。
あ、はいはい。
今のが前半で、不動産市場の停滞による家計商品の影響や、ここまで終わりましたと。
はい。
いわゆる過剰供給問題の実態と貿易を通じて世界経済に与える影響についてって書いてるんですけど、これ何ですか?
まず不動産、特にマンションですね。
マンションを作るには大量の鉄鋼が必要ですよね。
まあいろんな資源が要はな。
はい、いろんな資源が必要ですよね。
で、世界の工場からの延長線上なんですけど、ここは。
なんで不動産が育ったかっていうと、鉄鋼が潤沢にあったからなんですよ。
しかもね、安いわけやね。
そう、安い鉄鋼が潤沢にあったから、不動産価格を上げれば、上げればでもないけど、受給の関係で上がっていけば、安い鉄鋼でマンションが作れて、それを高く売ることができる、売り幅が出るようにっていう論理やったんですね。
で、もともと世界の工場っていうのは、もちろん鉄鋼を世界一にすることによってっていう文脈があったんで、もう文脈通りに来てるんですよね。
で、その鉄鋼の売り先がなくなるわけですよね。
ああ、そうか。不動産が止まるからね。
そう、不動産が止まるから。少なくとも国内には売れない。そうなると鉄が余るわけですよ。
元々、北京オリンピックのインフラ整備、上海万博のインフラ整備っていうところで、とんでもない工場の数作ってたから、で、新幹線作って。高速鉄道やね。作ってて。
鉄一番使うって言ったら、もうインフラの鉄道ですから。
インフラ整備。で、一帯一路で鉄を輸出しようとしてたんやけど、コロナもあって、うまく伸びてるんですよ。伸びてるんだけど、全てを供給…あ、需要…
供給型の分を全て処理できるほどの需要がないってこと?
はい、そうそうそうそう。っていう中で、じゃあ内需もちょっと余ってるよね。これが今言ってる。
過剰供給。
それさ、結果でも中国の鉄って安いんやろ?
安い。
輸出せへんの?
だから輸出するにも、輸出…輸入国側の需要が必要なわけでしょ?
それもそんなにないってこと?
そう。
それを超えるぐらいの過剰供給ってこと?
そういうことです。そういうことです。
なんかさ、その文脈がさ、東南アジアとかにさ、よくインフラ設備しまっせーとかやってるやん?
はいはいはいはい。
インドネシアとかやったっけ?箸作ったりとかさ。
そうですね。箸とか新幹線、それこそね、高速鉄道を作ってます。
あれってこの過剰供給どうにかしたいの?
あ、そういうこと。
中国の隠れ債務問題
あ、それはそうなんや。
そう、繋がってる。ちゃんと繋がってる。
おもろー。
そうなんです。
ちゃんと繋がってんの?
だからベトナムに高速道路を繋いでたりとか。
あ、そうそうそうそう。
そう、あの直接国境を越えるあの辺の東南アジアの鉄道とかは、その文脈も込み。
じゃあ中国からしたらさ、過剰供給をさばきながら国際のイニシアチブ取れるんや。
そういうことです。
じゃあうまいことやっとんね。
あのー、そうなんすよね。
でもそれでもかなり苦しいってことね。
そう、それでもかなりちょっと余ってるよね。
あれ取れんかったらえらいことじゃん。
そうなんすよ。だからもう国家がかかってるから、国家の存亡がかかってるくらいの勢いで取りにくる。
なるほどね。
はい。
それは目の色ちゃいますわね。
そうなんす。で、政府はもうプッシュするっていう。
だから外交的支援を取りたいっていうだけじゃなくて、ちゃんと国内経済とか、いやあれなんや、複数の課題を解決できる、結構必殺技やん。
そうなんです。
そういうふうに見るとさ、普段のこう、政治ニュース面白いね。
ありがとうございます。そうなんですよ。
うち政治経済情勢活用って言ってるけど、政治ってつけとるよ。
意外と。
よかった、よかった。やっぱ関係する。
そうなんすよね。
なるほどね。
っていうことなんです。
めっちゃいい感じですわ。
ありがとうございます。
これ中国のさ、第一章中国系じゃないですか。他あります?中国系で。
いや、そんな感じかなーって感じなんですけど、これ中国に限らずなんですけど、やっぱりマクロ経済見る人、住宅の動向を見るんすよ。
不動産動向を見るっていうのは、ちょっと今もお話でね、皆さんにもご理解いただけたと思うんですけど、不動産を起点に消費が動いたり、不動産を起点に生産が動いたりっていうのが、波及効果っていうのかな、バタフライ効果か。
大きいのが、不動産だったり建築だったりするから、建築動向がちょっと緩んでるねってなると、消費とか生産の方にも波及していかねないよねっていう見方をマクロの人たちはしますよっていう感じ。
すごくでっかい視点で経済を見るなら、不動産が着目点になりますよっていうことだよね。
確実に一つ見といた方がいいですよ。
マクロのレベルで企業経営していく中で、それがどこまでっていうのはわからないけど、でも大企業にお勤めの方とかは、当たり前に見てるかもしれないけど、改めて見ると面白いかもねみたいな。
だから、この国と新しく取引、消費者マットしてしますって言った時に、その国の不動産動向を見るみたいな癖がつけられると、ちょっとイケてるかなみたいな。
イケてるかもしれないね。
なるほどね。
まあご参考までにっていう感じですね。
じゃあもう第一週の中国系はこんなもんですか?
はい、ざっくりそんな感じでいいと思います。
今も大変面白い話聞きましたしね。
ありがとうございます。
じゃあ一回止めて、第2章についているアメリカ、欧州等との話に入っていきましょうか。
習近平と世界経済
一応ね、もともとのレポートタイトルが、世界経済の潮流2024年Ⅱ、中国の構造問題と世界経済への影響ということで、
多分この世界経済の方が中心の話が次回出てくると思いますということです。
はい、そういうことです。
ではまた次回。
政治経済情勢活用ラジオ、次回へ続く。
19:42

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