こんばんは、石田衣良です。
こんばんは、吉水ノ輪です。
こんばんは、早川洋平です。大人の放課後ラジオ、この番組はYouTubeポッドキャストでお届けしています。番組のフォロー、チャンネルの登録、よろしくお願いします。
さあ、194回ですよ。
これは、あっという間に200回になっちゃうね。
中国どうしたスペシャル。
中国どうしたっていう。
でも、この1ヶ月くらいで、中国がちょっとおかしいよなっていうふうに、みんなそわそわしてない?
そわそわしてる?
でも、洋服規制してみたりとか、規制から始まって、どうした集計というみたいなことはありますよね。
ということで、本当に中国のバブルがはじけて、経済がガタガタになっちゃったのかどうかということを、
ちゃんと大人時風に考えてみたいなと思います。
なるほど。
でも、今回のやつを1個見ておけば、ほぼ全て中国の経済の現状がわかると思うんで。
よかった。
滑ってゴロゴロしながら聞いてくれれば、すごい参考になると思うんだけどな。
でも、メインはこの後ですけど、やっぱり面白いっていうのもあれですけど、中国崩壊、どうしたっていうところありながら、
普通にこの街を歩いてると、むしろインバウンドで、中国の人もたくさん来てたりとかだから。
来てるね。
個人ベースだったりとかって、また違うってことですよね。
ただ、観光客は来てるんだけど、もう昔みたいな爆買いは誰もしてないんだよね、ほとんど。
そうか。来てるけど、爆買いって確かにもう聞かないな、そもそも。
中国の人たちも、サイルの紐が締まって、無駄遣いしなくなってる。
中国に対しては、円安の影響っていいプラスになる部分なんですか?
観光客としてはそうなんだけど、でも実際に中国の中では、不動産なんかが下がっちゃってるんで、
中国人って、資産の半分から7割ぐらいが不動産なのね。
そうなんですか?
それは大きいですね。
毎月毎月値下がりして、あれ来年もダメだし、これしばらくもう無理だなってなったらさ、お金使わなくちゃじゃん。
さすがにないものは売れないもんな。
そうなんだ。じゃあちょっと中国も今、やっぱり経済不振の影響が出てて、日本にお金を落としてくれないみたいなことがあるわけですね。
観光客はあんまり使ってないだろうね、昔に比べたら。もう勢いはないよね。人数も減ってるし。
そうですね、確かに。
じゃあ井田さん、今日はね、今ここに後ろにも書いてありますけど、いくつかの角度からいろいろお話いただきながら、世界どうなっていくのかとか、僕らにどんな影響を及ぼすのかとか。
そうですね。ここに書かれてるのは、八大リスクね。ざっといくと不動産バブルの崩壊。
不動産バブルが崩壊すると、地方政府の財政が回らなくなるんだよね。
要するに土地を払い下げで、地方の予算の半分くらい作ってたから、そこがやばくなってる。しかもバブルの崩壊と同時に、61年ぶりの人口減少が去年から始まっている。そして、この習近平の悪名高い。
共同富裕。
これ共同富裕じゃないんだよね。みんなで貧乏になるっていう政策なの。
名目はね、富裕ですけどね。
そう、だから、豊かで目立ってるところを叩き潰して回ってるっていうのが共同富裕です。
はい。
そして、後半。
じゃあ、不動産バブル。
不動産とか内需以外で、中国でもすごく儲かってたら、貿易黒字じゃん。それがどうなってるのかっていうことで、貿易がどうなってるか。
輸出減少してるの?
してる。
そして、先端技術。これは日本とアメリカとオランダの例のICの最先端技術をもう中国には流さないって決めてる。あのデカップリンガーの話ね。
そして、実際に本当にもうデフレになっちゃってるのか。
うん。
そして、これらの全部のマイナスを受け止めているはずの習近平は何を考えているのか。
確かに気になる。
これで中国の8大リスクです。
えー、ちょっと気になる。
習近平もデカいリスクだよね。
そうですね。
そうなんだ。
ということで、何、どっからいく?じゃあ、不動産の1つ目ですよね。
1つ目ですよね。
1つ目からいきますか。
一番優しそうなとこから。
まあ、ネットニュースとかいろんなの見てても、不動産バブルで中国崩壊した?もうそもそも知ってるんですか?
えっとね、中国って都市がやっぱり1千、2千、3千、4千とかって分かれてるの。
うん。
1千都市Tier1っていうのは、北京、上海、深圳、甲州かな?は、まだ値下がりはしてないって。
ただ、値上がりの伸びは止まってトントンで横ばいになっている。
ただ、それ以外の2千都市、3千都市、4千都市は全部下がってます。
えー。
今さらっとおっしゃいましたけど、1千の都市が横ばいっていうのもちょっと昔は考えられない。
考えられない。
どこまで上がるの?みたいな感じでしたよね。
そうだね。上海も北京も余裕でオクションだったからね。
うん。
で、ちなみにもうみんながよく知っている、恒大。
恒大は、まあ負債マイナス50兆円だからね。
うーん。
で、カントリーガーデン。
カントリーガーデン。
壁経営園っていうんだけど、ここは負債がまあ30兆円ぐらいで、今期の赤字がマイナス1兆円。
うーん。
こんなのになったらもうダメじゃんっていう。
ちなみにさ、ここでさ、恒大は50兆って言うけど、日本はさ、ほら公的資金を銀行に注入して、
なんとかバブルの最後の根っこを絶ったでしょ。
うん。
あの時100兆円だからね。一社で半分必要になっちゃうんだよ。
へー。
桁が違う。
桁が違う。
これ、こんなになんか規模がでかいのって、やっぱり持ってるその、なんて言うでしょう。
そうそうそう。
土地っていうか、その商品がでかいからってことなんですか?
まあ結局ね、ジレンサ商業でぐるぐる回してるだけなの。
ああ。
資産全部ではもうマイナスだから、あのもう、資産全部を合わせても、
それをさらに上回ってマイナス50兆円ってことなんだよね。
へー。マイナス50兆円って、どうやったら。
もうちょっと想像がつかない。
クリアになる。
でもこれさ、中国で何千社ってある不動産大手の会社のトップ1、2なのよ。
それがここってことはさ、上から10番目の会社が儲かって笑い止まんないはずないじゃん。
トヨタとホンダが潰れそうですよ。
ああ、そうやない。
我々の自動車メーカーはどうですかって話なんで。
それはでも結構国としてもだいぶ危機なんじゃないですか。
もちろん。
だからここのところの額は、本当に不動産業全体でどれくらいマイナスかわかんないだろ。
へー。
こわ。
出た。なんかいろいろこう不明瞭なデータしかないっていう。
そう。
はい。え、この不動産バブルになっちゃった原因って、この辺にあるんですか?
不動産バブルになっちゃった原因は、単純に、最初はほら、中国って輸出で稼いでたじゃん。
で、お金がどんどん世界から流れ込んできて、お金が余ったのね。
うんうんうん。
でも、これからは、昔はね、その、安い土地に安い建物を建てて、誰にでも国が住まいをくれた。これからはみんな自分で稼いで、家を買ってくださいっていう宣言を共産党がしたの。
うん。
それから、じゃあ、家を買おう。ついては家をどんどん作れば売れるし、余ったお金で投資すれば値上がりは続くんだから、絶対に儲かるってなったのが、始まりなんだよ。
なるほど。え、でもちょっと待ってください。これ、この共同富裕と反してません?その、宣言って。
共同富裕なんてまだ2年か3年しか経ってないから。
それはもう何十年も前。
あ、そうなんだ。
30年も前だからな。
へぇ、じゃあ自分たちで、もううちから、国で提供するのやめますと。自分たちで頑張って、いいお家に住んでねって言って、急に突き放されちゃったんですか?中国人の人たち。
突き放されたっていうのでもないんだよね。
ふーん。
なぜかっていうと、もうその時には不動産のいいサイクルが回ってたから。
あ、なるほど。
うん。国も豊かになった。自分で好きなように住める。
うんうんうん。
で、買うこともできるよって。
買うこともできるよっていうふうにしたんだよね。
へぇ。
要は、ただでもらってたものをこれからは買うようにしましょう。ついてはでもちゃんと儲かるようになるからねっていう、夢のようなサイクルが始まったの。
へぇ。
ちなみに中国のお父さんって面白くて、七五三なんだよね。
七五三?70、50、30。
ここね、住まい。住居用の借地権の年月。70年なの。住宅は。で、50年はここ工場。
へぇ。
うん。ここモール。
商業施設は30年。
へぇ。
だからこれ30年はすぐ経っちゃうじゃん。どうすんのって話だけど、また適当にごまかしごまかしやってるって感じなんだよね。
へぇ。
だから基本的に中国で土地を買うとかマンションを買うっていうのは、70年の定期借地権を売り買いしてるって感じ。
へぇ。
なるほど。
え、それって大きさにもよりますけど、土地の価格ってどのぐらいで売り買いされるものなんですか?
そんなのは土地によってバラバラだから。
そうですよね。
うん。だから上海の一棟の。
一棟の場所で一番高いところはそれこそ日本円で数十億っていうマンションがあるわけよ。
へぇ。でも70年は買っとけば、そこに例えばマンションとか建てて、人が入ってくれれば安泰だよねみたいな感じだったってことですよね、ちょっと前までは。
いや、そうですよね。
で、ここのところに統計の中に含まれていない、ここもやばいんだけど、日本もさ、不動産融資プラットフォームってあったじゃん。
あると同じなのがあるのよ。
地方政府の融資兵代。兵代はプラットフォームね。
はい。
ここの借金が今、もう馬鹿みたいになって、これぐらいだって言われてんの。
百三、ん?
千三百兆。
千三百兆。
ほら、これはやばいっすね。
もう、埋まんないでしょ、これ。
え?
そうするともう本当に崩壊、はてなしじゃなくて崩壊ですね。
そうなの。不動産、この融資兵代っていうのは、要は地方政府が鉄道を作るとかさ、港を作るとか、
うん。
新しい工業団地を作るみたいなときに、借金をかき集めて、この人たちが作ってたのよ。
うん。
で、そのお金がこいついてこんな額になってるって感じ。
へぇー。え、これもうどうしたらいいの?
もう想像以上に。
いいの?
崩れてますね、もう。
そうですよね。
超大変だから。
うん。
え、これ、はい。
だからもう、中央の政府、習近平は、地方でなんとかこのお金をクリアしてねっていうふうに言ってるだけ。
えぇー。それ、無理でしょ。
だから要は、今果てしなくこれを借り替えては。
うん。
次のに回して、次に回して、借り替えをしてるだけだから、ずーっと借金が増え続けるわけ。
グルグルグルグル。
グルグル。金利が乗っかってくるからね。
え、これ、だって、地方の政府が破綻しちゃった場合って、その、どう?
えっとね、地方の政府は今のところ破綻してないの。なぜなら、地方政府に関しては、国の保障がつくだろうとみんな信じてるから。
もし国が一言、共産党が地方政府は助けないって言ったら、もう大クラシだと思う。でもこれ助けらんないでしょ、すぐに。
うん。
だからもう、もうゾンビですね。
ゾンビです。
ゾンビ都市がいっぱいある。
ここ、ゾンビだよね。不動産デベロッパーゾンビ。地方政府ゾンビ。で、地方政府にぶら下がっているこの金融機関、超大ゾンビ。
そして、そうか、本編もこのくらいにしときますけど、そして、ゾンビもいるし、生きてる人たちは減ってくと。
そう。これ、本当にね、恐ろしいの、ここが。こうやってバブルが崩壊した、今、去年だよね。
ね。
22年に、まあ61年ぶりに。
測ったかのように。
そう。人口が減っていくの。人口マイナスになっちゃってるの。ほら、いいとこ一個もないじゃん。
ウォーキングデッドデュオターですね。
確かに。本当ですね。
恐ろしいでしょ。
これって、もう、じゃあ、国はあなたたちのこと助けませんよってなった場合に、その失業率増えるみたいな。
もちろん。
食べるものもなくなってみたいな、そういう感じですか。
そういうこと。
だから、爆買いしてる場合じゃないと。
爆買いしてる場合じゃない。てか、旅行に来てる場合じゃない。
だから、日本に旅行に来てるけど、みんな、そんなにお金を使わないで、観光だけして帰るじゃん。
うん。
で、余ったお金は、ここの不動産を買ったときの借金を返そうっていって、消費に回んないんだよね。
うーん。
となると、ここで、日本でもあったよね。不動産と物価が一緒に下がる。
ぜひ。
うん。
別に行ってみて、別に帰ってきてもいいわけですから。
リスクない。
リスク何もない気がする。
多分行ったらハマっちゃうよね。
ハマっちゃう。
楽しいからね。
ぜひハマってください。
はい。じゃあ次、質問です。
はい。
ふゆうにれさん、40代の方から頂いています。
いらさん、あやかんさん、なおさん、こんにちは。
木曜日、待ち遠しくなるほど楽しく拝聴しております。
うん。
さて今回は、投資についてお聞きしたいのですが、既につみたてNISAの範囲で米国株式、オールカントリーの投資信託をしています。
最近、ますます日本の行き先が不安で、円で貯金を持っているより、外貨建て、外貨の投資をした方がいいかなと思ってきました。
でも、今は歴史的円安で、今から外貨を買うのはどうなんだろうと思ってしまいます。
しかし、この先、円安はどんどん進むような気もしますし、押さん方ならどうされますか。
また、NISAの枠を越えると課税は結構取られたり、面倒も増えますか。
がっつりしたお金の相談ですいません。
いつもディープな特集です。
もう大好きです、ということでお便りいただいています。
どうかな、ただちょっと円がピークアウトしそうな感じもあるんだよね。
え、そうなんですか。
147円くらい、今日6円か。
日銀の新しい総裁が、今までの金利政策を見直すって先週言ってから、ギューって円が下がり始めてるんで、
今ももうちょっと待って、円が強くなってからドルに変えた方がいいんじゃないかな。
その後はまたドルが強くなるとは思うんで。
でも、もう結構上がっちゃってるから、120円とか3000円くらいでも結構安いなと思っちゃいますよね。
あー、まあね。
ちょっと待ちだね。
ただ、2年前、3年前に米国株に入れたりしたのは、全然プラスになってると思うので、そこはもう問題ないよね。
なので、ちょっと待って、円がもう少し強くなって。
うん。
例えば140円台割ってくるとかさ、135円とかになったら逆に、そこで余裕を持ってドルに変えておくっていう手もあるよね。
うん。
また、円は弱くなっていくだろうから。
うん。
なるほど。やっぱり円を持ってるよりちょっと、やっぱドルが強いんだなね。
気持ちは分かりましたね。
分かりますね。
ちょっと円もね、本当に、なんて言うんだろう、あんまり健忘はないよね。
うん。
結局、国の力が為替通貨の力になるんで。
うん。
円はさっきの海外で働きたいですっていうのとちょっと似てるかな。
うん。
うん。
ただ、今は瞬間的な揺り戻しがあって、円高局面がきそうだよっていう雰囲気はあります。
うん。
じゃあ、その見極めはちょっと自分でね、話してもらわなきゃいけない。
でも、例えばさ、来年の春ぐらいまでちょっと半年ぐらいほっといて、そこで見てみたら。
うん。
なるほど。
はい。
はい。
ありがとうございます。
さあ、ということで、このあと本編に入るんですが、そうです、お知らせです、イラさん。
はい。
池袋の最新刊が。