1. 政治経済情勢活用ラジオ[PESUニュース]
  2. [単話#42] 「シルバー経済」に..

単発完結の面白い経済ニュースのコーナー

大きなニュースとしては取り上げられづらいけれど、経営者やビジネスマンのアイデアや発想につながるニュースをお届けします。


▼本日の番組チャプター▼

() アングル:中国、高齢者市場に活路 「シルバー経済」の企業参入促す/ロイター

https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/S4QM2YI2TVP3VOU3MBWVSEOAAA-2025-08-28/

() 中国は60歳以上の人口は2035年までに4億人に達する見込み。米国とイタリアの人口を合わせた規模に匹敵

() 世界最先端の高齢化社会であった日本は"システム"を輸出ができるのではないか?

() 持っているお金を「どう楽しく使ってもらうか?」というシルバー経済の視点

() 高齢者が高齢者に相続するという無限ループをどう解決する?

() 「シルバーテック」というアプローチ

() mixiの子供写真共有の「家族アルバム みてね」はシルバーテックか?一方で起こる「みてね疲れ」



※政治経済情勢は刻一刻と変化していますが、この放送は【2025年9月1日】時点で収録した内容です。ご了承下さい※


■政治経済情勢活用会とは?

設立趣旨:私たちが目指すこと

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://note.com/pesu1759/n/nf02fcb099e48⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


政治経済情勢活用ラジオは、毎日6時間以上国内・海外のニュースや経済レポート情報を見ている野村さんと、インタビューワーの飯田が、政治経済情勢を経営活動に活用できないかを目指して情報を読み解いていく試みの番組です。


普段から政治や経済のニュース新聞等を複数読んで精査する時間のない経営層やビジネスパーソンを対象に、時代や環境の流れをお伝えします。


■政治経済情勢活用ラジオ[PESUニュース]

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■注意事項

株価の上下や為替の上下、個別の業界や個別の企業などといった投資情報を取り上げているのではまったくなく、日本や海外の政治経済の環境が自分の会社や人生に与える影響を知ったうえで選択できるようになることを目指します。放送中のいかなる表現においても将来を断定するものではなく、あくまで私たちが想定した仮説に過ぎません。

サマリー

中国は高齢化社会を迎え、2035年までに60歳以上の人口が4億人に達すると見込まれています。このシルバー経済の成長を促進するために、政府は新たなビジネスモデルの構築を目指し、高齢者を経済循環に組み入れる方針を打ち出しています。2035年には、60歳以上が4億人に達する中国の「シルバー経済」の取り組みが紹介され、高齢者の間での資産相続問題へのアプローチが議論されます。また、日本とは異なる中国の高齢者向けのイノベーションやシルバーテックの活用例が紹介され、未来への展望が示されます。

中国の高齢化社会の現状
政治経済情勢活用ラジオ、本日はビジネスマンのための面白い経済ニュース一本のコーナーです。
マクロ担当、解説の野村です。
ミクロ担当、インタビューワーの井田です。
本日のニュースは、野村持込、ニュースタイトルはこちら。
中国、高齢者市場に活路、シルバー経済の企業参入促す。
こちらロイターですね。
ペキンで暮らす年金生活者のワンシーユンさんは、ここ数ヶ月で体重を減らして血糖値を下げるために8000円の栄養口座の費用を奮発し、さらにアディダスの靴の購入で1200円を支払った。というとってもミクロな話から始まるんですけれども。
なんか物語調の記事ですね。
そうなんです。
ちょっと何のニュースか全くわからないんで、ざっくりまず野村解説でいいので、概要が教えてもらっていいですか。
今、中国って高齢化社会に突入してるんです。
前もそれやりましたね。
そうですね。やりましたよね。中国政府もただただ指を加えて防寒しているだけじゃなくて、高齢者の新時代って肩掛けて、シルバー経済はシルバー経済で力強く構築していこうよっていう方針を打ち出してるんですよ。
つまり高齢者同士で経済を回そうよ。回せるようになろうよ。
なるほどね。
今年はこうした動きが加速しているということで、政府全面20件出したり、企業に対して食品医療介護サービス改善したり、金融商品種類拡充したり、新しいビジネスモデルに注力するように求めて補助金出したりとか、そういうことをしてますよっていう中で、
実際にミクロに年金生活者の方にスポットライトを当てて、こういう生活を今中国では高齢者の方がしているらしいよみたいなお話を取り上げていると。
続きを読むとですね、中国政府が急ぐ背景に2つの要因があると。
中国は高齢化が急速に進んでおり、60歳以上の人口は35年までに4億人に達する見込みだと。
すごいね。
この人口は米国とイタリアの人口を合わせた規模にほぼ匹敵する。
シルバー経済の取り組み
10年後に60歳以上の人数がアメリカとイタリアを足した人数、国内にいらっしゃる。
そうなんです。
逆に言うと、米国とイタリアの人口を合わせた規模ぐらいを60歳以上の人たちで回すことができるとも受け取ることができるわけで。
体力的にいければね。
できればね。できればねっていう条件付きではあるんですけど。
では続きいきますね。
一方で全体的な消費の伸びは低迷しと。
若年層はデフレや雇用不安をもたらした貿易摩擦から不動産不況に至るまで経済的な困難に直面し、経済に対する信頼感を失っている。
つまりですね、高齢化がどんどんどんどん進むにもかかわらず、若年層はデフレとか雇用不安、つまり将来に対する期待感の喪失だったり、将来に対する不安を抱えて、
経済的な困難に直面している。
日本の構造ではよく支える側の人間がもう元気ないから支えられへんのんじゃないみたいな書き方よね。
そうです。
文章的に言うとね。
これつまりはどういうことかっていうと、マクロの人間からするとどこの我が国っていうことなんですね。
どこの我が国。
どこの我が国。失われた30年ってよく言われるのってちょうどこの構造だから。
必ずやってくるからね。
逆に言うと中国政府はものすごくこの高齢化経済っていうものに対しては日本をすごく勉強している。
世界最先端高齢化国でしたからね。
そうなんです。
日本はね。
そうなんです。
いかにこのファーストペンギンじゃないですけど、ある意味犠牲になりつつある日本社会を学習するかが全先進国に求められてたことで。
僕は発想の転換というほどじゃないですけど、せっかく高齢化先進国である程度克服したものとか現在進行形で課題を解消しようとしているものがあって、
高齢者の方々にも経済循環に入っていただこうっていうビジネスがどんどんどんどん日本では生まれてきてるわけじゃないですか。
っていうものをこれねシステムの輸出っていうのはできるんじゃないかなって個人的には思ったりとかする。
高齢化社会の時によく言われましたよね。
ああそうね。
先行者利益と捉えるべきであるみたいなね。先に直面しちゃったから。
意外とそううまくはいかないんだが。
そう意外とそううまくはいかないんだが、いかないんだがの一つっていうのが、僕はねそれを言ってた時期でタイミングっておそらくまだ高齢化社会に他の国々入ってなかった時期であるんじゃないかなと。
予測上それこそほぼ100%高齢化社会に他の国がなることは知ってたんだから。
まあ。
だって人口土地はそう変わらないからね。
まあまあまあそれはね。
っていうのは思ったりはしますけどね。
ただ、参入タイミングっていうのすごい大事だから。
ああそれは大事ですね。
そう。こういう状況になってる時にちょうどいいタイミングでちょうどいいもの。もちろんローカライズも大事なんですけどね。っていうもので参入していけると、事業の種が眠ってるんじゃないかなっていうところでちょっと取り上げてみたっていう感じですね。
相続の無限ループ問題
でも根本的なアプローチと考え方が違うなって思いました。
はい。
その続きの文章が僕はこの記事を読んでて一番面白いんですけど。
はい。
中国はこの40年間で急成長した結果、現在の高齢世代は十分な水準の貯蓄があり、極めてつつましく暮らしたさらに年齢の高い世代よりも自由に消費できるようになっているというということで。
これ面白いですよね。
日本もそうじゃないって思うんですよね。
ああ。
よく言うのはお金持ってるって言うじゃないですか。
ああ言いますね。
使わないからみたいな。
はい。
結局あれをさ楽しく使っていただくかどうせ死んだらお墓で持っていかれてしまうからね。
まあまあよく言うやつね。
やったらでも使い道ないからしゃーないやみたいな。
はい。
たぶんそこが今出てるシルバー経済っていうのは楽しく使っていただく。
そうね。
楽しく経済が回るみたいなことを指してるのかなって今ようやく理解しつつあります。
ああなるほど。
記事見て。
すごくよくわかります。
全然話変わるんですけど。
ああはい。
まあ最大の弱点がね。
はい。
寿命が延べることによる。これ聞いたことあるんですけど。
はい。
はい。
で30歳で子供作ったら。
はい。
もう60歳の方。
ああそうね。
だから相続された方がもう60歳で。
はい。
その方も90歳で亡くなった方と同じように使い道がもしなかったら。
そうね。
これ無限ループするのよ。
そうなのよね。
じゃあ結局その若者側とか実体経済においてこないから。
はい。
そこで停滞してるのどうすんのみたいなのは聞いたことがあって。
実際それは日本で起こってる不死があって。
それ仮説で言われてるんじゃなくて日本で起こってる不死はやっぱあるんじゃない?
あああるある。
うん。
だから例えば税制でね。
うん。
中国のシルバー経済の取り組み
子供や孫に贈与したら教育費だとか不動産購入費用かな。
はい。
なんかを贈与したら何歳以上の人から何歳未満の人に贈与したらそれは贈与税考慮するよ。
ああ贈与税ね。
はい。一般論としては相続税とか贈与税に加算される部分だけど考慮するよ節税させてあげるよとかっていう政策を打ったりとかは一応してる問題認識としてはそこに実際ある政府は。
ただ効果をねどこまで上げるかとか認知とかもあるのかもしれないですけれども日本ではちょっとうまくいってない部分もあったりうまくいった部分もあったりっていうところでもうちょっと中国は希望で押し切ろうかなっていう感じは見受けられるって感じです。
楽しくっていうか気持ちよく使っていただくような構造の話が多分記事の見出しであったね。
さっきの年金生活者のワンさんはどうやら78歳らしいんですけど元公務員で結構お金持ってらっしゃると。でその方が血糖値を下げるための口座を受講してアディダスの靴を買っててみたいなお話ですよね。
血糖値を下げるために薬を買いましたじゃなくて口座を受講してるからね。
でアディダスの靴買ってということで楽しく消費してると言っていい状態だからこの辺がまあ明暗は明るじゃないけどちょっと日本と違うような雰囲気は感じるね。
学んではるなという感じはするし逆に言うと日本もそういう形っていうのを模索できないかなっていうところは一つアイデアのひねりどころじゃないかなとは思ったりします。
アプローチ方法が若干の違いを感じるなって記事から思いますけどシルバーテックって言うよねこんなんもあるよね。
シルバーテックのイノベーション
シルバーテックはあるんです。
老眼鏡にAI搭載してすごく読みやすくしたやつとか。
これすごいですよね。
なんかそういうのあるよとか書いてて。
読むだけでもすごいなこれとかもいいよね。
Xiaomiのスマートフォンやテレビに高齢者向けの機能を追加して子供が遠隔操作で年老いた親たちの照明やエアコンのような生活環境を容易に管理できる仕組み。
スマートハウスのちょっと一歩先みたいな。
一歩先。スマートフォンやテレビにだから子供たちがさそういう操作をするときにさちょっとおがん元気とかってできるわけじゃないですかとかっていうのも込み込みなんやろうなって想像できるし。
ある意味ね見てねってシルバーテックなんかなって思った。
そうかも。
家族で子供の写真を共有するね見てねっていうやつあるじゃないですか。あれは多分祖父母の方々が大変喜ばれると。
月額費用が若干するプレミアムあるけどあんなの出したらええやんって感じやと思うんすよ。高齢者が。
そうかミクシーさんがやってる見てねはシルバーテックやったんかなって今喋りながらも。
いい視点やわ。すごく今テンション上がりました。
でも一方で見てね疲れという単語を私聞いたことありますから。
ああそうなの。
あれね面白くてねこれが人間だなと思うんですけど。孫の写真送れってなってくるねって。送ってこいって。
ああなるほどね。
見てねを催促されるようになると子育て側は大変なわけや。そうなると若干うざいなと。
そうか難しいね。
人間って大変だなって思うけど。それをもっと全自動にするとかね。
AIとかエージェントが発達したらまた変わるかなとかいうのは思いましたね今。
ちょっと夢が広がるな。
ミクロっぽいというか飯田っぽい感想でした。
ありがとうございます。すごく面白かったです。
ビジネスマンのアイディアひらめきのきっかけになる大きなニュースとしては取り上げられづらいものを紹介しております。
面白いと思っていただけましたらお友達にこの放送ご紹介いただけると大変嬉しいです。
コメントなども大変嬉しいです。
マクロニュースを日常に落とし込む政治経済情勢活用ラジオインタビューワーの飯田でした。
そして毎日6時間以上国内海外のニュース情報を見ている
話し手の野村でした。
ありがとうございました。
10:20

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