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2025-03-06 09:31

ペアレントトレーニングを仕事にするのに国家資格は必要か #6

ティーチャーティーチャーで親御さん向けのペアレンツプログラムの講師をしているkumiが日々の気づきをシェアしていく番組。


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【kumi自己紹介】

保護者サポート歴7年 / スクールソーシャルワーカー / 社会福祉士 / 福岡在住3児のママ


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サマリー

ペアレントトレーニングを仕事にする際、国家資格は必ずしも必要ではありませんが、知識や技能の習得が重要であると説明されています。厚生労働省のガイドラインに基づき、プログラム内容の理解と実践の経験が求められています。

ペアレントトレーニングとは
この番組は、ティーチャーティーチャーで親御さん向けのペアレンツプログラムの講師をしているkumiが、日々の気づきをシェアしていく番組です。
今回は、お便りでご質問をいただいたので、そのことについてお答えしたいと思います。
どんな質問だったかというと、ニックネームみなさんからいただきました。
kumiさんの声から伝わる安心感、お人柄に魅力を感じます。
わぁ嬉しい。子育てに悩む方の伴奏者として、ペアレントトレーニングを仕事にするには、国家資格などないと厳しいでしょうか。
周りに相談できる方がおらず、思い切ってメールをしました。すみません。
というご質問をいただきました。
ありがとうございます。全然すみませんじゃないですよ。
まずお便りをいただけたことが、私はもう何よりも嬉しいですし、おそらくこちらの質問内容について他にも気になっている方がいらっしゃるかもしれないので、
本当勇気を出して送ってくださってありがたいです。
ぜひこの情報についてのシェアをしたいなと思います。
ということで今回は、ペアレントトレーニングを仕事にするのに国家資格など必要かどうかということについてお伝えします。
そもそも本題に入る前に、そもそもペアレントトレーニングっていうのは何なのかっていうことなんですけど、
厚生労働省が出しているペアレントトレーニング実践ガイドブックっていうのがありまして、
それによりますとペアレントトレーニングは1960年代からアメリカで発展してきましたと。
ペアレントトレーニングは子供の行動変容を目的として、親が褒め方や指示などの具体的な養育スキルを獲得することを目指しますっていうふうに書いてありました。
いろいろ調べてまとめてみたんですけど、
もともと対象者っていうのは、知的障害やASD、自閉スペクトラム症などのお子さんを持つご家族を対象にアメリカで開発されて、
目的は支援機関で取り組んでいる子供への領域を家庭でも行うことで、その領域の効果をアップさせたりとか維持させたりすることっていうのが当初は主な目的だったようです。
で、日本では背景として、そもそも子供の領域が十分に行き渡っていなかったっていうところがあったので、その支援機関での領域を家庭でも実施っていうよりかは、ご家族の日常生活の困りごとっていうのを軽くするためのプログラムとして取り入れられて、日本独自に発展してきたっていうことでした。
国家資格の必要性
ただその支援方法のベースっていうのは、日々でも採用している行動分析学っていうのを元に考えられているっていうのがほとんどのようです。
で、実際現在行われているペアレントトレーニングに関しては、自治体が行っているものと民間で行っているものがあって、自治体に関しては厚生労働省の発達障害者支援施策の事業の一つとして行われているので、対象は障害のあるお子さんを持つご家族になるんですけど、
民間に関しては、もちろん障害のあるお子さんに対して実施されているものもあるし、障害の有無に関わらず実施しているところもあって、支援対象の幅っていうのは広がっているのかなという感じです。
で、本題の、じゃあそのペアレントトレーニングを仕事にするにはっていうところなんですけど、こちらも厚生労働省のペアレントトレーニング支援者マニュアルっていうのを見てみると、そこには地域でペアレントトレーニングを実際に行う際には、このマニュアルの内容をよく読み、
可能であれば、ペアレントトレーニング実施者要請のための研修を受講したり、既にペアレントトレーニングを実施されている方から助言を受けたりして、ペアレントトレーニングのプログラム内容を理解し、演習やロールプレイの進め方についてのイメージを持てるようになることが望まれます、っていうふうに書かれてました。
特に何か国家資格のような資格が必要とは書いていなかったです。
さらに、民間のペアレントトレーニングについてもいくつか調べてみたんですけど、実際に支援されている方の中には心理師さんや私のような社会福祉士を持っている人もいるようなんですけど、
特に資格を持っていなくても、独自の要請研修っていうのを作られていて、そこで支援者を要請しているっていうような団体もあるようです。
いずれにしても、ペアレントトレーニングによる支援を行うには、ベースとなる知識や行動の理解、実践力をつけるための研修っていうのは受けた方が良いかなっていう理解なのかなと思います。
ちなみに、日々はと言いますと、実はペアトレとは名乗っておらず、名乗ってないんですよ。
で、一般的なそのペアトレの考え方っていうのをベースにしているんですけど、その考え方をベースに、これまではるかさんや私が学んできた知識とか経験をもとに、
一般的なペアトレの良い部分と、その他の心理学などの考え方とかスキルっていうのを掛け合わせて、一人一人に合わせた伴奏をやってます。
で、対象も障害のあるなしに関わらず、すべてのお子さんを持つ親御さんに子育てのお困りごとを一緒に改善していくっていう伴奏の仕方をしております。
で、今回の相談というか質問を受けて、私と同じように伴奏したいと思っている人が他にもたくさんいるんじゃないかなと思いました。
で、この日々のプログラムが実際にたくさんの人の子育ての役に立って、多くの親御さんとそのお子さんを幸せにできる一つのツールというか、方法の一つになるのであれば、
もっともっと広がっていってほしいなと思っていて、そのためには伴奏できる人が私だけじゃなくて、どんどん増えていくっていうことが結果的に多くの人を幸せにできるんじゃないかなと思っています。
で、今回質問を送ってくださった皆さんも、伴奏したいけどどうしたらいいかわからないっていうことなのかなというふうにも思ったので、
もし資格がないから自信がないとか踏み出せないとか、そういう方が多くいらっしゃるのであれば、近い将来そういった熱意のある方が伴奏できるような、養成できるような仕組みを作れたらいいなっていうふうに個人的には思いました。
これは私の野望の一つなのかなと思うんですけど、まとめなんですけど、ペアレントトレーニングの伴奏者になるには特に国家資格のようなものは必要ないけれど、
実際に親御さんの伴奏をするということになると、知識やスキルっていうのは絶対必要になってくるので、ペアレントトレーニングの支援者を養成するための研修だったりとか、実際に実践している方からの助言っていうのが必要になってくるかなと思います。
今回お話しした厚生労働省の実施マニュアルなども参考にしていただけたらなと思います。
ということで、今後も番組の感想や聞きたいことなどがありましたら、概要欄にお便りフォームのリンクを貼っておりますので、どんどん送ってきていただけたら非常に嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
09:31

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