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2025-10-22 01:59

歴史的瞬間。ん?瞬間が6秒遅れ?

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2025年10月21日は日本にとって歴史的瞬間が訪れた日。
初の女性首相が誕生しました。
今更ジェンダーで騒ぐ?って意見もありますが、いやはや諸々の日本文化の中での快挙ですよね。

と、この日に生きていることを取り急ぎ噛み締めたところで、どうやってその「瞬間」を共有したかって?
多くの人は前もって何かで情報を得た後、テレビをつけるんでしょうかね。
私の場合は自宅のMacのブラウザで、22時からのYouTubeのライブ配信を見ておりました。

高市早苗総理大臣誕生の瞬間は、昼に行われた衆参それぞれの国会での投票結果が出た瞬間でしたが、その時間はほえ〜っとハンドルを握ってどこかを走っており、関係ないPodcast番組を聴いていました。
せめて記者会見でも見ておくかと夜な夜なYouTubeチャンネルで検索するってな具合でしたね。

こういう歴史的〜とか、年が明ける〜とか、瞬間を大事にしたい、人と共有したいみたいな感覚になるタイミングがたまにあります。
野球場・サッカー場で観戦しているときに決定打やゴールが決まった「瞬間」てのは、その場にいる人はマジで「同時に」瞬間を味わえます。
でも同じ試合が生中継されてるとして、送られてくる映像と音声は、テレビでもネット配信でも、技術的に「必ず」遅延が生じている運命にあります。

このことは多くの人にとってどうでも良いことで、そもそも遅延していることに気がついてない人が多いのが実情じゃないでしょうか。
なんかねぇ、瞬間っていってるのに、同時でないってこと、私はなんかすごーく気になっちゃうんですよね。
じゃぁどうして遅延してしまうのか?ですが、、、

まずはテレビですが、何かの会場を撮影+集音して、それを電波に乗せるまでの過程がデジタル化されていることが大きな要因です。
アナログの時代、映像については基本的に、テレビカメラから視聴者のブラウン管まで、全経路の電子回路と電波の伝搬経路の長さ(m)を光速(m/sec)で割れば遅延が決まるので、計算してみたらまぁだいたい0.2ミリ秒止まりですかね。人が感じられない遅延と言っていいでしょう。

音はというと、話者や演奏者が発する音がマイクに入るまでの遅延が一番大きく、1メートルあたり3ミリ秒程度。オーケストラの演奏とかだと50ミリ秒ほどは、収録の時点ですでに映像より遅れてしまうのですね。
そしてそれが映像同様電波に乗ってテレビの受像機に到着するのに0.2ミリ秒以下。

こうしてみると、アナログ時代のライブ=生中継は、人間が感じられる遅延はまず無いと言えそうで、会場とほぼ同時!!ってことです。
映像と音に分けて書いてる理由ですが、気づく人も多い巨大なスタジアムなどでの大きな音のズレ(遅延)のとおり、音は光(映像)に比べて約88万倍も遅い宿命にあるからです。
これはまぁ世の中みな共通の宿命なので、生活の中で人々は自然に感じるはず。

さてデジタルになった途端に、いろいろとかけ離れた世界が炸裂します。
映像も音声も、収録までは同じなんですが、エンコードとデコードには必ず電子回路と「計算処理」が必要になり、そこに時間がかかります。
エンコードは、アナログ音声や映像を量子化(1と0の塊にする)して、送信時にデータ量が少なく済むように圧縮すること。
どんなに優秀な機材や方式を採用しても、絶対にアナログ処理より時間がかかります。演算するしね。

エンコードしたら電波に載せて送信できるわけですが、受ける側では圧縮されたデジタルデータを復元(ふやかすこと)して、映像と音声に仕立て直す必要があります。さもないと人間が見て聴いて理解できませんので。
デジタルTVに搭載されているデコード回路にも個性の差が大きく、地デジテレビの最大遅延は3-4秒程度、最新機種でも1秒弱くらい。BSや4Kはデータ量がデカいので、さらにもっと遅れる。
そう、デコード工程でもゼッタイに元のタイミングより遅れるのです。

このようにいわゆる「デジタルテレビ」のライブは、もはやライブでなく、ほぼライブなのですね。
だから時報もアナログ時代のようにちゃんとしてない、というか方式上できない。
さて、テレビのチューナーない人はネットで見聞きすることになりますが、これまた同じ宿命にあるのですね。

空中を飛んでくる電波は光速で受信機まで飛んできてくれるので遅延ほぼゼロですが、ネット配信の場合はほとんどがインターネット経由です。
インターネットはサーバー間のリレーで成り立っているので、電波空間よりはるかに伝達のための演算処理が多くなってしまう。
電波の場合は1か所のアンテナから発したものは、多数で同時に受信できるのに対し、ネットは仕組み的に1:1の通信を時分割で行う方式なので、大量のデータパケットの交通整理演算が負荷となる。

新総理の記者会見、NHKラジオをつけて聞きながら、YouTubeの動画ライブを観ていました。
測ってみたら約6秒遅れでしたね。
それがどうした?なんか問題ある?と言われる方がほとんどだと思います。でもなぁ、、、

あ〜〜、デジタルの世界は素晴らしーー、
けど気づかぬうちに実はタイミングが合ってないんだよなぁってハナシでした。
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サマリー

高市政権の発足は、日本初の女性首相による歴史的な瞬間です。また、デジタル配信における時間の遅延についても考察されています。

高市政権発足の影響
皆さん、おはようございまーす。
高市政権発足、日本初の女性首相ということで、なかなかに歴史的な瞬間だったんじゃないかなーって思っております。
ともあれ、2025年10月21日を覚えておこうと思ってるとこですが、普通の人でしたらね、これでどうなっていくのかの予想とか、
新しい政府の体制がどうなっていくのかみたいなのをね、解説するところでしょうけども、
とんとちょっとそっちの方は詳しくないもんで、さっきマックのブラウザーでYouTubeで見てた、
夜10時からの高市新総理の記者会見。これを見て思ったこと、ちょっと喋っておこうかなと思うんです。
はい、最初に言っときますけど、新首相の発言とは全然関係ないですよ。
やっぱりイメージ、歴史的瞬間だと思ったんでですね、どのくらいずれてるかっていうのを確かめてみたくなっちゃったんですね。
これは話がずれてるんじゃなくて、話のタイミングがずれてるかなんですね。
はい、内容関係なくですね、ライブって言ってるのに、同じ時間をみんなで共有してないんですね。
デジタル配信っていうのはこの遅延がありますから、何秒ずれてるかっていうのをちょっとね、測ってみたんですね。
基本一番正しいのがラジオです。NHKの中波ラジオ聞いてました。
それと画面とのずれは6秒ぐらいでしたね。
ネットラジオで時報をやらないとかっていう理由もそうですけども、
デジタル時代、ライブって言っても人々は同じ瞬間は共有してないんだぜって話でした。
パローでした。ではまた明日。
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