EP20【理論と視点】 【第3回】なぜ、あんなに自分を責めてしまうのか? 〜怒った後の自己嫌悪は、あなたを守るパーツの叫び〜(全5回)
2026-04-18 07:39

EP20【理論と視点】 【第3回】なぜ、あんなに自分を責めてしまうのか? 〜怒った後の自己嫌悪は、あなたを守るパーツの叫び〜(全5回)

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「なんて自分はダメなんだろう」「また子供を傷つけてしまった」 子供を怒鳴った後にやってくる、あの激しい後悔と自己嫌悪。 実は、怒鳴っている時間よりも、その後の自分への攻撃の方が、私たちの心と体を深く疲弊させてしまいます。

第3回では、この自分を責める声を「批判パーツ」という視点で読み解きます。 なぜ、彼らはあんなにも過酷な言葉であなたを叩くのか? そこには、あなたをこれ以上の失敗や批判から守ろうとする、切実な「意図」が隠されています。

自分を責めるループから抜け出し、自分の中に「安心感」を取り戻すための具体的な対話法をお伝えします。


【映像とスライドで詳しく学びたい方はYouTubeへ】 このエピソードの内容を、スライド資料と共に動画でご覧いただけます。 https://youtu.be/vsgrSM9JwLk

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このポドキャストでは、Dr. Norikoこと、野田徳子が「子育ては全人的な健康の要」という信念から創設した『親も育つ子育て™️』に基づいて語ります。このモダリティーで使われている脳神経科学、心理学、内的家族システム(IFS)、ポリベーガル理論、サイコセンソリーテクニックを使ったリラックス法などについて説明します。

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本編でお話ししている内容の多くは、『親が先に酸素マスクを』(書籍)に基づいています。

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こんにちは。ニュージーランド在住の総合診療会メンタルヘルスプラクティショナーの野田徳子です。
今日は、5回シリーズの3回目。
多くの親御さんが苦しいと感じる瞬間についてお話しします。
それは、子供を怒鳴ってしまった後にやってくる、あの激しい後悔の感覚です。
なんて自分はダメなんだろう。また子供を傷つけてしまった。
怒鳴っていた時間よりも、その後の自己嫌悪の時間の方がずっと長く、重く続く、そんなこともあるかもしれません。
前回まで怒りは脳の防衛反応であり、あなた自身を守るプロテクターであることをお話ししました。
今日はその後にやってくる罪悪感も、またあなたの大切なパーツであることを一緒に見ていきましょう。
怒鳴ってしまうこと自体も辛いものですが、実はその後の自己嫌悪も、私たちの神経系をより深く疲弊させることがあります。
二次災害という感じですね。
怒りは外側へ向かうエネルギーですが、自己嫌悪はエネルギーが自分の内側へ向き、
自分自身を攻撃し始めます。
なんであんなことしちゃったんだろうと、頭の中で何度も反省して、子供の顔を見るたびに胸が痛む。
これは時として一度目の出来事、子供にとなることよりも、その後の自分への攻撃の方が大きなダメージを自分に与えてしまうということもあります。
IFS内的家族システムの視点では、この自分を責める声もあなたの中にいる一つのパーツだと考えます。
ではこのパーツは、どうしてこれほど激しくあなたを、私たちを責めるのでしょうか。
実はこの批判パーツにも、他のパーツと同じく、あなた自身を守るという切実な意図があるんです。
多くの場合その意図はこういったものです。
先に自分を叩いておけば、他人から批判される痛みを減らせる。
とか、これくらい厳しく自分を監視しておけば、二度と同じ失敗をせずに済むはずだ。
批判パーツはあなたをこれ以上失敗させないために、あえて過酷な方法であなたを守ろうとしているんです。
ではこの批判パーツが出てきた時、私たちはどうすればいいんでしょうか。
一番大切なのは、そのパーツの声を無理に消そうとしたり、戦ったりしないことです。
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まず批判パーツが何を心配しているのか、その言い分をよく聞いてあげてください。
そのパーツが自分の心配を十分に理解してもらえたと感じることが、変化への第一歩になります。
その上で、あなたの中心にある穏やかな意識、セルフから、そのパーツに声を問いかけてみてください。
あなたの心配をよくわかった。教えてくれてありがとう。いつも守ってくれてありがとう。
今は私を信頼して、少し横に寄って見守っていてくれることができるかな。
こうやって批判パーツを追い出すのではなく、あなたのセルフのリーダーシップを信頼してもらうこと、こうやって丁寧にコミュニケーションをとるわけです。
パーツが少しスペースを空けてくれることは、初めて私たちが冷静さを取り戻し、次の建設的な行動に移れるようになるきっかけになります。
では、この冷静さを取り戻すための実践のワークをしてみましょう。
次に自分を責める声が聞こえてきたとき、こうやってやってみてください。
まず、そのパーツの存在に気づく。心の中で、「ああ、自分を批判するパーツが心配してるな、出てきたな。」と認識します。
そしてそのパーツが私を何から守ろうとしているのか、少しだけ耳を傾けてみます。
その声が聞こえたら、「わかったよ、ありがとう。今は私を信頼して、少し横で見守っていることはできるかな。」と聞いてみます。
すぐにパーツが横に寄ってくれなくても構いません。
今、自分の中でパーツとの対話が起きていると気づこうとする、そのこと自体が大きな一歩です。
パーツはなんとなく感じるけど、それ以上難しい方は、もしもそれがあなたにとって自然だと感じられれば、まず共感を送ってあげてください。
本当に、私がこんなに怒ってばかりじゃダメだなって思ってるよね。
同じことばっかり繰り返していて、どうにかできないのかって心配してるんだよね、という感じです。
これも無理にやる必要はありません。
あくまでも、これが自然だとあなたが感じられたらやってみてください。
こういうワークはずっとみんな難しすぎるよと思う方もいらっしゃるかもしれません。
それよりかは普通です。
それでももうちょっと内省を進めたいなと思う方は、IFSを使うセラピストと一緒にワークすることをお勧めします。
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最後に言いたいのは、あなたは決してダメな親ではありません。
ただ自分の中で聞こえる声が、いろんな声があって相反していて、道に迷っているような状態かもしれません。
まず自分を責めるパーツがいることに気づいたら、それはあなたが自分自身をより良く導きたいと願っている証拠でもあります。
まずはその自分のパーツ、そして自分自身に少しだけ優しい眼差しを向けてあげてください。
次回、親が先に酸素マスクを。
私は親が自分のケアを最初にして、自分の内面を理解することが子育てで最も長期的に効果的にいく方法だと思っています。
では次回は、この自己嫌悪のさらに奥で起きている脳のシャットダウンという状態について詳しくお話しします。
もし今回の内容が、あなたの心の安全感を取り戻す助けとなったのであれば、高評価やフォローをしていただけると大変励みになります。
この場所が、あなたにとって健やかな子育てのヒントを見つける一助となれば幸いです。
今日も最後まで見てくださってありがとうございました。
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