2022-08-10 20:03

【interview-02:サイボウズ篠原さん】サイボウズ デザイン&リサーチチームが手掛けるポッドキャストが生み出した効果とは!?

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第2回のゲストは、サイボウズ株式会社 デザイン&リサーチグループの篠原さん。約2年前にスタートしたオウンドポッドキャスト『Cybozu Design Podcast』 は、サイボウズデザイン&リサーチグループのメンバーが日々の活動や取り組みを雑談形式で紹介するというポッドキャストです。
開始してから最近入社したメンバーのほぼ全員から「Podcastを聞いた」という話を聞くなど、採用面での効果も出てきているそうです。
『Cybozu Design Podcast』を立ち上げた篠原さんが思うPodcastの魅力から、企業Podcastを進めるにあたって心がけていること、運営方法の詳細などをお伺いしました。
 

●サイボウズデザイン&リサーチグループのオウンドポッドキャスト「Cybozu Design Podcast」
Apple:https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1523403272
Spotify:https://open.spotify.com/show/1zU7QxfNVvnKhoDNZnzRTH 

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制作:株式会社PitPa
ホスト・プロデューサー:富山真明 

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こんにちは、PitPaの富山です。
今回はですね、サイボーズ社のデザイン&リサーチグループさんが運営する、
2020年7月にスタートしている、サイボーズデザインポッドキャストへのインタビューになります。
会社の候補としてそのポッドキャストを配信する企業っていうのは結構増えてきてはいるんですけれども、
こちらサイボーズさんの場合はですね、会社としてではなく、デザイン&リサーチグループという一部所で配信をしているという珍しいパターンのポッドキャストでして、
前半ではですね、この一部所としてポッドキャストを配信しようとしたそのきっかけですとか、
あとは配信してもう2年も続けられているんですけれども、どういった効果があって続けてきているのか、その辺りをインタビューしてきました。
今日のゲストはサイボーズのデザイン&リサーチグループ、篠原さんに来ていただいております。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ちょっと簡単ではあるんですけれども、サイボーズさんの会社のサービスだったり、篠原さんの立ち位置のところ、デザイン&リサーチグループのこととか、ご紹介いただいてもよろしいですかね。
はい、サイボーズはですね、チームワークあふれる社会をつくるという理想のもとにグループや製品を開発・販売している会社になります。
私はですね、そのサイボーズという会社の中の開発本部の中にあるデザイン&リサーチチームというところに所属しています。
私の業務の内容としては、最近は新卒デザイナーの採用と育成といったことを行っています。
ありがとうございます。篠原さんはずっとサイボーズさんで働かれている感じなんですかね。
私はですね、転職してサイボーズにやってきた感じでして、前職は製作会社でデザイナーとアートディレクションをやっておりまして、サイボーズに転職してって感じですね。そういうタイムラインです。
なるほど。ポッドキャストとかって個人でやられてたりしたんですかね。
今までないです。なので、このサイボーズデザインポッドキャストっていうのが初めてのポッドキャスト番組ですね。
デザインとリサーチで今ポッドキャストをやられているんですけれども、会社さん全体でやられているポッドキャストとかはよくあるんですけれども、チームでやっているっていうところがなかなか珍しいなと思って。
この辺デザイン&リサーチグループでポッドキャストやってみようみたいなところってどういう経緯で始まったんですかね。
まず一番最初は採用ですね。採用目的っていうのが一番大きなきっかけでして、実はポッドキャストを始める前、2019年以前とかなんですけれど、サイボーズという会社の中にデザイナーやリサーチャーがいるっていうことが全然知られていなかったんですよ。
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応募してきてくださる方の人数っていうのもそこまで多くなくて、ちょっと採用に苦戦していたっていうこともあって、どうにか我々の存在を皆さんに知っていただかなければみたいなことで始めたっていうのが大きなきっかけですね。
デザインのチームがあって、デザイナーを採用するのに何をやっているのかがよく外から見えないので、何か情報を発信しないとみたいな。
そうですね。もうそもそもデザイナーとかリサーチャーの存在自体いるの知らなかったみたいな声を聞いたこともあって、もう我々の存在をとにかく示さねばっていう感じで始めましたね。
いきなり会社のPR的な、広報的なものにもなる中で、デザイン&リサーチ部だけでポッドキャスト始めていいっていうのは会社側のコンセンサスを取るの大変だったんじゃないですか。
あ、それが全然そこは大丈夫だったっていうのがありまして、ちょっとサイボーズ特殊かもしれないんですけれど、やりたいことがあったら、その情緒ですね、マネージャーなりにこういうこと、こういう目的でやりたいですっていうのをプレゼンして、
あ、いいよってなったら結構自由にやっていいよな、そういう雰囲気の会社なので、そこは全然マネージャーとお話ししてすぐゴーサイン出ましたね。やってみたらいいんじゃない、試しにみたいな感じで。
始めるにあたって、篠原さんが基本中心となってやられてた感じなんですかね。
あ、そうですね、本気人が私になるので、私がいろいろ温度をとるじゃないですけれど、そういうのを始めましたね。
なんか、機材をそろえるだったり、お金がかかるとか、あと人を一緒に参加してもらうには、その人の何ですかね、多少なりでも人件費的なところもかかっちゃうのかなとか思ったりしたときに、どういうメリットがありそうだからっていうので提案したんですかね。
そうですね、まずはメリットっていうものがまだ見えない段階から試しにやってみようっていう形だったので、スモールスタートでまずやってみようかっていうところから始めましたね。
サイボーズデザインポッドキャストの一番最初のエピソードって、実はiPhoneで撮ってるんですよ。会議室を一つ撮って、iPhoneをテーブルの真ん中に置いて、ただおしゃべりする。
それでおしまい、特に編集もしない、そのまま公開っていう、本当にミニマムスタートから始めましたね。
一回出してみて、そんなに手間もかからないしみたいな形で続けられたっていうような感じですかね。
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そうですね、最初はポッドキャストでいきなり配信するんじゃなくて、ノートの音声発信から始めたんですよ。
音声ファイルを記事としてアップロードするみたいな形で始めて。
このぐらいの形だったら続けられるねっていう話になりまして、
続けていくと、この音声発信聞きましたとか、そういう声を聞くようになってきて、
どうやら採用目的でやっていく上ですごく良い効果が出そうだぞということで、じゃあ本腰入れてポッドキャストで配信していこうみたいな感じに変わっていきましたね。
その聞きましたみたいなのって、大体やり始めてからどのくらいで感じられました?
そうですね、3ヶ月から半年くらいだった気がしますね。
でも3ヶ月から半年くらいでそういう声が徐々に聞かれ始めたっていうのはすごい良い反応ですね。
はい、全く私もこんなすぐに、もっと1,2年やらないとそういう声聞こえないかなって思ってたんですけれど、
意外と早くポツポツと声が聞こえてきたなっていう感じで、嬉しかったですね、それは。
ノートとかも結構積極的に書かれてたり、文字だったりあるいは動画だったり、いろいろ手段はあるかなと思うんですけれども、
音声でやってみようという決断というかアイディアはどこから出てきた感じなんですかね?
そうですね、もちろんノートでもデザイン&リサーチチームでは発信してるんですけれども、
音声を始めようって思ったきっかけは、全毛のエンジニアの杉君っていう方がアルバイトに来たっていうのがまずあったんです。
それが一番のきっかけで、杉君と一緒に仕事をしていくうちにあることに気づきまして、
彼はですね、音でやっぱり他人の感情だったり気持ちだったり、その場の状況だったりっていうのを判断するんですね。
それを知って音声で伝えられる情景とか情報っていうのすごく可能性があるなと思いまして、
文章でチームのことを伝えるよりも音声で伝えた方がその場の雰囲気だったり、人柄だったりっていうのをもっとダイレクトに伝えられるんじゃないかということで、じゃあ音声発信やってみようっていう流れになりましたね。
やっぱり人隣とかがちゃんと伝わりやすいみたいな、そういう流れだったんですかね?
そうですね。あと感情とかですね。その人が何を思って感じているのかっていうのが、やっぱり声、声色っていうんですかね。やっぱりそういうのにダイレクトに出たりするので、
なんかそういうのを通してチーム全体の雰囲気だったり、どういったメンバーがサイボーズデザインリサーチにいるのかっていうのを知っていただけるんじゃないかなっていう流れで音声やってみようっていう感じになりましたね。
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確かに僕らも海外とかの調査をいろいろ見てたりするんですけれども、新聞とラジオとテレビで同じ情報、嘘の情報を流したときに、ラジオが一番嘘を見抜いたっていうのの割合が高かった。
へー、そういう。
っていうなんか調査結果があって、テレビが一番嘘のまま通されたっていう調査結果があって、確かにその人がこの人をちゃんと伝えてるのか裏がないのかみたいなのって、なんか声はやっぱ伝えわりやすいらしいんですよね。
グッドパッチさんとコラボやられてるときとかに、新卒の採用で、やっぱり新卒の方って情報を集めに来てるけれども、結構センシティブになってるっていうのがあって、そこで声だとすごい伝わりやすいんじゃないかっていうのを聞いて、確かになるほどなーっていうふうには思いました。
ちょうどその頃はコロナが大流行し始めたっていうこともあって、たぶん学生さんもつかめる情報っていうのが少ない状況だったと思うんですよね。
通常だったら会社説明会にオフラインで参加したりとか、会社の雰囲気とか人がどういう感じなのかってつかめると思うんですけど、コロナになってそういうのが一旦全部なくなっちゃった状態だったので、
なんかそういうものの代わりにもなったっていう感じがしますね、ポッドキャストが。
なるほど、確かにですね。
ちょっとお話また変わるんですけれども、目的自体は採用目的、一貫してずっとそういう形で運営されてるんですかね?
そうですね、今も変わらず採用目的で。
じゃあリスナーさんはある程度そのサイボーズさんに興味を持ち始めてデザイナーさんが聞いてくれるようなイメージでお話しされてるんですかね?
そうですね、転職を考えているデザイナーとかあとリサーチャーの方も視野に入れている感じですね。
ポッドキャストで一応配信はしている形だと思うんですけれども、あとノートですかね、それ以外でそういった転職を考えている人たちに届けるためにこの音声自体をどこかで公開してるっていうのってあったりしますか?
たまにイベントを開催するんですけど、そこで最近こういうエピソード撮ったんで聞いてみてくださいみたいな、そういう告知をしたりはしますね。
転職しようとしている方がやっぱり聞いてくれるもんですね。
聞いてくれている感じですね。最近面接、採用面接ですね、するとポッドキャストを聞きましたとか、ポッドキャストを聞いて応募しましたっていう方がすごく増えてきましたね。
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そうなんですね。
面白いのが、最近入社したメンバーはもうほぼ全員聞いてますね。
そうなんですね。それはすごい。
そうなんですよ。
やっぱあれですかね、ポッドキャスト聞いてきたとなると、やっぱり人隣りだったり文化だったりっていうのがなんとなくわかっているので、そういう近しい文化の人が入ってきやすいとかってなんかあったりします?
そうですね。その辺に共感して入ってきてくれてるっていうのは共通点としてありますね。
あとやっぱり入社するときの心理的なハードルっていうんですかね、そういうのも下げるっていう効果があるなって思います。
実際にポッドキャストを聞いて入社したっていうメンバーに聞いたんですけれど、その事前にポッドキャストを聞いてたのでチームの雰囲気とかわかって、入社するときのそのコミュニケーションの不安っていうのはあんまりなかったですっていうことを教えてくれて、
なんか採用目的で始めましたけど、その入社に至るまでのオンボーディング的な視点でも役に立つなって思いましたね。
僕も直近いろいろお聞かせていただいて、オンシャーのメンバーなんとなくだいたいこんな人だろうなっていうのが、実は今柴田さんとか。
多分初めに会ったらちょっとコアモテじゃないですけれども、実はなんかやんちゃなお父さんじゃないですけれども、そんな感じの。聞いてるとすごいだんだん親近感やっぱり出てきますよね。
親近感が出るっていうのは確かにありますね。
あの篠原さんだみたいな形で、多分面接される方ももし聞いてたらそういう感じになるんじゃないかなと思う。
確かに入社したメンバーにあの篠原さんですねって言われました。
本当ですか。
その前エピソード聞いて入社したメンバーに言われました。
結構じゃあ社内の人も聞いてるんですかね。
あ、そうですね。あの面白いのが他部署の方で聞いてくださっている方がいて、そのやっぱりコロナっていうこともあってリアルで会う機会っていうのを減って、他の部署で何をやってるのかっていうのを知りたいっていう人が結構聞いてくれたりして、っていうのはありますね。
どこかの会で新卒の方のエントリーが2倍ぐらいに増えたみたいな話も聞いたんですけれども、やっぱり実際にポッドキャストやり始めたからその辺のエントリー数だったり認知数だったりみたいなのって相当上がってきたって感じなんですか。
そうですね。あのポッドキャストと並行してイベントを開催したり、ノートでも記事を書いたりっていう、いろいろ複合的なもので上がったっていうのはあるかなと思いますね。
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ノートとかはポッドキャストを始めるよりもだいぶ前からやられてたんでしたっけ。
そうですね。ちょっと前に始めてって感じですね。
で、ポッドキャストをやり始めてからノートでの記事の発信の方も力を入れ始めてっていうのもあって、いろんなチャンネルで情報発信を一斉に強化していったっていうのも応募者数っていうのが約2倍になったっていうのにつながったのかなとは思いますね。
やっぱじゃあ発信することっていうのは相当大事ということなんですね。
大事だと思います。
もしあればですけれども、今KPI的なもの、ポッドキャストだったりノートだったり発信することに対してこれをやっていこうみたいな、そういう目標値とかって設定されてたりします?
そうですね。面接でポッドキャストを聞いたことがあるかどうかみたいな人数っていうのはカウントを引き続きしていくっていうのはありますね。
それ以外で例えばダウンロード数このぐらいを目指そうとかいうのは目標としては立ててはないです。
ちょっとそれをやってしまうと、その数字を達成することが目的になってしまって、もともとは採用目的で我々のことを皆さんに知っていただくっていうことが大きな目的なので、
あまりシビアに数字を追いかけるみたいなことはしないようにしてますね。
どっちかというか質的な方を見ていくっていうんですかね。面接でどういったエピソードが見られているのかとか、
ポッドキャストを聞いてどういうことを感じたのかとか、そういう方を見るようにしてます。
質的なものを見るっていうと量もあるかと思うんですけど、結構訂正的なヒアリングしたりとかっていうのも、
この回に対する反応をよそから聞くことがすごい多いみたいな。
それでいうと反応面では一応どのぐらいダウンロード数があるのかなとか、
あとノートで文字起こしを公開しているので、そのビュー数、閲覧数だったりっていうのは目安程度に確認はしていますね。
なんかその差ってあったりします?その回によってダウンロードがこの回跳ねてるなみたいなのとかって。
そうですね。ゲスト回は結構聞かれる傾向があるなっていうのが最近わかってきました。
あとアクセシビリティ関連のエピソードの時とか、そういうのすごくダウンロード数増えていて、
皆さんも結構関心が世の中的にあるのかなっていうのは感じますね。
この前半ではサイボーズ社のサイボーズデザインポッドキャストの更新している目的ですとか反応などを聞いてきたんですけれども、
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目的としては採用を目的とするというところで、この2年経った今入社しているほぼ全員が聞いているというところと、
採用以外にもオンボーディング、会社に入ってから会社に巡納するところのオンボーディングでも非常に効果があるというのは
新しい発見だったなという感じですね。
確かにこのサイボーズさんのポッドキャストを聞いていると非常によくわかるんですけれども、
社員さんの雰囲気とか、なごやかさとか、あとは勉強熱心というところも本当によく伝わってくる内容になってまして、
話す内容もさることながら、この辺りに社員さんの人柄とか、
最近だとですね、会社の心理的安全性みたいなこともよく、会社の生産性向上に対して重要だというふうに言われてたりもするんですけれども、
このポッドキャストを聞くと、その辺りというのが担保されている、
入社しても存分に力が発揮できるような人が面接に来ているというようなところが、
またから見ててもですね、本当によくわかる感じがします。
そしてね、これだけ順調そうに見えるサイボーズさんなんですけれども、
やっぱりその反応が出るまでに3ヶ月から半年はかかったというところ、
これもしかすると早いほうなのかもしれないですけれども、
やっぱりコツコツ続けていくということは大切なのかなというふうには思います。
ではこのコツコツ作っていけるというところでですね、
次の後半の内容ではですね、サイボーズさんがポッドキャストを運営していく上で大変だったこととか、
その企画の作り方、あとは機材の面ですね、
この辺僕の趣味のところでもあるんですけれども、
そういった制作面についてもいろいろ聞いてきました。
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