サースとか自分たちの領域である現場向けのテクノロジーみたいなものに特化したメディアをやろうというこの2案があって、
その中で後者を選択して今に至ってるっていう感じです。
その後者でやっていこうというのはなんですか?
そうですね。理由は2つあるんですけれども、
1つ目が当時今ほどスタートアップがやっているポッドキャストの番組が少なかったっていうのもあるんですけど、
特にサースっていうテーマに特化した番組って前田博さんのポッドキャストぐらいしかなかったんですね。
前田博さんのポッドキャストもどちらかというとVCからの立ち位置での発信だったので、
スタートアップの立ち位置から具体的な発信しているメディアってなかったんですよ。
なのでそういう情報を発信していくと興味持っていただけるんじゃないかなっていうのが1つ。
もう1つが今でこそ紙なしっていろんなメディアで取り上げていただく機会も増えてきてはいるんですけど、
当時その1年半前ぐらいですか、資金調達PRで少しずつ認知され始めていたものの、
多くの人が存在も知らないようなスタートアップではあったんで、
当時の知名度を考えると紙なしの社内の雰囲気とか社内のメンバーを知ってくださいっていうようなメディア番組だと、
あんまり聞いてくれる人とか興味持ってくれる人少ないんじゃないかなっていうのを思ってですね、
やればまず紙なしのことを知らない人も含めて面白いと思っていただけるようなコンテンツを作ることで、
紙なしを知ってもらうきっかけ作りをできればいいんじゃないかなって思ったっていうのが2つ目の理由ですね。
確かにスタートアップ界隈とかでないといろんな社業界での営業とかもされていると思うので、
その辺広げるとなると、いきなり会社のことだけっていうよりも、
本当にいろんな人の知識になるためみたいな番組のほうがいいっちゃいいですね。
そうですね。既に知名度があって採用候補者の方がこの会社気になる、もっと知りたいっていうような企業さんであれば、
もっと社内のディープな話を発信するとかで全然いいと思うんですけど、
僕らのそんな情報って当時だと誰も知ってくれないんじゃないかなっていうのがあって、
そういう手段を選択したっていう感じです。
その時に、例えば採用関係でこうやっていこうっていう中で、
そもそもなんで音声でっていうのってどこが気になってやり始めた感じなんですかね。
そうです。あんまり深く考えてなくて申し訳ないんですけど、
社内で僕も代表のモローカもあと HR の担当も含めてですね、
ポッドキャスト好きな人が多かったんですよ。
そうなんですね。
ポッドキャスト面白いよねっていうのはまず前提としてあって、
僕たちの会社のカルチャーとしてもベータ版マインドっていうバリューがあるんですけど、
不可逆でない意思決定、まずスピード優先でやってみようっていうそういう価値観もあったりするんで、
失敗して戻れないものでもないし、面白そうだし、やってみようかっていうぐらいの感じでした。
もうじゃあ、経人の方がみんなポッドキャストいいよねっていうのがなんとなく共通認識としてあって、
じゃあもうとりあえずやってみようかみたいなそんな形で始めたっていう感じですかね。
そうなんですよ。結構新しいことをやることが好きな人が多いんで、
当時あんまポッドキャストってやってる会社なかったこともあって、
なんか面白そうだねっていう、やってみたいねっていう感じでした。
同じくPRのところ、音者のところを見させていただくと、
ノートとかテキスト関係もかなり多く発信されてるのかなというふうに思うんですけれども、
ポッドキャストとの使い分けみたいなものとかってどういうふうにされてるんですかね。
まず対談系のゲストの方をお呼びして収録する会が結構多かったりするんですけれども、
その場合だとやっぱり負担がポッドキャストの集落の方が小さいので、
テキストよりもお願いしやすいっていうのが一つあります。
あともう一つはテキストではなくて音声の方が雰囲気とか何でしょうか、
その人の人柄、和社の人柄みたいなものも伝わったりするので、
そういう意味で社内のメンバーをインタビューするような企画であるとか、
あと僕と代表の諸岡が話すような企画っていうのはそういう意図でやってたりします。
なんでより雷の雰囲気とかを含めて知っていただくみたいな目的の時にやってます。
ちなみにノートの記事を深掘りするような収録とかもやってたりします。
なるほど。じゃあお互いがお互いをコラボじゃないですけれども、
深め合うような形で運用されてるってことなんですね。
そうですね。
動画っていう選択肢はその時はあったんですかね。
動画はあんまりなかったですね。
散歩中とか、あとは育児してる人も多いんで、
育児の家事をしてる間に聞けるよねみたいなところで、
みんな聞いてる人が多かったっていうのもあるので、
そういう意味で動画というよりは音声コンテンツの良さっていうのは
みんな理解してたんじゃないかなと思います。
実際こうやり始めている中で、
どういう指標とか、APIじゃないですけれども、
やる上ではそういうものを目指そうとか、
指標をこれ見てやっていこうとか、
そういうのってあったりするんですかね。
いやあんまりそこまで真面目にやっていなくてですね。
あえてっていう部分もあるんですけど、
今はどのエピソードがどれぐらい再生されているかっていうのを
数値で言うとチェックしているぐらい、
あとはソーシャルでどんな感じで拡散いただいたり
感想いただいているかっていうのを見ているぐらいで、
あんまり指標にこだわりすぎてもいいことないなっていう感覚があるので、
そこまでウォッチはしていないです。
始めてしばらくずっとやってみようかとか、
とりあえず3ヶ月だけやってみようかとか、
その辺は決められてたりしました?
そうですね。具体的な何ヶ月とか何回とかっていうのは
決めていたわけではないんですけれども、
最初やってみて、
ちょっとうまくいかなかったらやめようかぐらいの感じでは考えていました。
ただ、やってみると割と反応とかも良くてですね、
これはいい会社のアセットになりそうだっていう感覚を早期に持てたので、
今まで続いているっていう感じです。
ちなみに、なんとなくいいアセットになるんじゃないかなって思い始めたのは、
初めてどのくらいだったかとかって覚えてますか?
3から5回目ぐらいですかね。
3から5回目。月数でいうと3、4ヶ月ぐらいとかなんですかね。
ですかね。多分そのぐらいだと思います。
それは採用候補者の方から聞きましたっていう声が結構増えてきたりとか、
あと最初はソーシャルでもそんなに反応がなかったりしたんですけれども、
それが聞いたよみたいなツイートが増え始めた時ぐらいから
手応えを感じ始めたっていう感じです。
聞いたよっていうのは採用候補者じゃないサース界隈の方からとか、
そういう反応だったんですかね。
そうですね。主にはツイッターとかで拡散いただいているのを見ると、
結構聞いてもらっているんだなって感じることも増えました。
社長とCEOの川内さんが時間を使って投資しているというところで言うと、
その時間をかけている分は全然価値あるなと、
いうのが今思われているところではあるんですかね。
そうですね。十分あると思ってますし、
あとはですね、半分趣味みたいな感覚でやってるんで。
はい。
はい。なんかそんな小難しくROAを考えるとかっていうよりは、
半分楽しさ、趣味、半分が役に立っているなっていう感覚でやってます。
オンシャンのゲストを呼ばれて対談している回とか、
リスナーも勉強になりますし、
インタビューされているお二人とかも、
かなりすごいためになっているような感じもしているんで、
その辺のやっている楽しさみたいなのはすごい聞いてて伝わってきますよね。
そうなんですよ。
なんで、ポッドキャストをやっているとですね、
普段話せないような方からもいろんな貴重なお話を伺えたりするので、
それを口実にいろんな人から話を聞いているっていう感覚なんですよね。
いろんな人から話を聞いているっていう感覚の方が近いかもしれないです。
じゃあ、まずこの番組の概要のところから、
今度は番組の中身のところについて聞いていきたいなと思うんですけれども、
先ほどの話のように、ターゲットとしているのは、
将来採用につながったらいいなって思うような人に届いたらいいなって思いながら、
ターゲットを選定していたりするんですかね。
番組のターゲットってことですね。
誰に聞いてもらいたいのかなっていうところで言うと。
そうですね。
当初は採用方法っていうところが結構大きかったんですけれども、
やっているうちにスタートアップとかテック界隈で、
採用関係ないところでポッドキャストで紙なしを知ったっていう方も増えてきている実感が湧いてきたので、
今は採用限らず、ブランディングっていう観点でもポッドキャストを活用し始めているので、
それは採用方法につながらないんだけれども、
コンテンツとしてすごい面白いからやってみようみたいな判断も増えてきているかなと思います。
実際には、先ほどとも繰り返しになっちゃうかもしれないですけれども、
採用候補者以外でも業界の方だったり、
場合によってはクライアントの候補になるような方とかっていうのも入ってたりするんですかね。
たまにクライアントの方で僕たちのポッドキャストであるとかノートをご覧いただいているっていう方はいらっしゃるんですけど、
現場を持っている企業様が僕たちのお客様になるので、そんな多くはないですと。
想定より多かったのは候補者層というよりは、
主にサースウェア、スタートアップの経営者層の人たち、
この人たちの聞いてくださっている率が人情じゃなく高いというか、
知り合いの経営者の方が相当数聞いてくださっているなっていう感覚はあります。
逆に採用候補者が聞いてくれていたら、そこから採用につながるメリットみたいなのがあるかなと思うんですけれども、
例えば同業のスタートアップの経営者が聞かれているということで、こういうことが良かったとかそういうのってあったりします?
そうですね、2つあって、1つはつながりをもとに何かイベントへのお誘いが生まれたりとか、
スタートアップコミュニティの中で知っていただくことによって機会が増えたというのが1つあるかなと思います。
もう1つは、めっちゃ間接的なので本当かどうかわからないですけど、
上梨のことを知ってくださって、あの会社雰囲気良さそうだよねとか、やってること面白いよねって思っていただけて、
それを周りの方に伝えていただくことですごく巡り巡って、
上梨のブランドにつながっている部分もあるのかなって思っています。
例えば自分の知り合いでスタートアップ界隈にいる方なんですけれども、
とりあえずSaaSに興味があったら、この上梨SaaSFMと前田博ポッドキャストを聞いておけば間違いないからって言って、
リンクを送るようにしているっていうのをSaaSに興味がある人にですね、
っていう話も聞いたことがあるんで、間接的にではあるんですけど価値にはつながっているのかなとは思っています。
SaaSの企業といえば上梨さんみたいな、そういうブランディングが出来上がるとそれはそれで別の意味で色々強いですよね。
そうですね、はい。
あとはじゃあちょっと番組の作り方のところについて聞いていきたいなと思うんですけれども、
ゲストがかなりよく呼ばれて対談されているかなと思うんですが、
どういった基準だったりきっかけでゲストの方を選ばれていたりしますかね。
これは完全に僕の趣味なんですけど、自分が話を聞いてみたいとか、
自分が面白そうだなって思ったお話をしてくださりそうな方に取材をしています。
もう全然面識ない方とかでも行かれたことはあったりします?
面識がない方もありますね。
そうなんですね。
何かのつながり経由が多いですけど、何やかんやいろんな会社に知り合いはいるので、
同じ会社の人に聞いてみて、この人とちょっと収録してみたいんですけどってお願いしてみるとか、そういうのは結構ありますね。
さっきの趣味の話じゃないですけれども、そのきっかけ作りで話を聞きたいっていうのはすごい強力な武器ではありますね。
そうなんですよ。
なのでちょっとお返しはしないといけないなっていう気持ちもあるんで、
極力その方とかその会社さんのいいところを引き出して、面白いコンテンツにしたいなと思いながらはやってます。
あとはこの方とお話ししたいみたいな収録あると思うんですけれども、
収録前とかで打ち合わせをしたりとか、どこまで企画を詰めてたりとかされてたりしますかね?
打ち合わせは事前にはしていなくて、
簡単に30分から1時間ぐらいでアジェンダとか構成を作って、それをお送りしてるっていうだけですね。
あとは結構アドリブでやることが多いです。
そうなんですね。
企画自体はもう室岡さんと河内さんが、ホストの方が基本全部企画だったり質問事項を決めたりとかいうふうにされてるんですかね?
はい、もう完全に俗人的にやってるんで、
誰にも確認せずにささっと手元で作って、Googleドキュメントを作って、
前半ではですね、このポッドキャストを始めたきっかけや、運用方法、企画の作り方などを聞いてきました。
コンテンツの作り方の部分で、川地さん曰くですね、自分のこの興味のない話で戦略的にやっていると、
あまり良いコンテンツが生まれない、またそれがリスナーにも伝わってしまうといったような話をされていましたが、
本当これはよくわかる話で、やっぱりこう伸びるコンテンツ、面白いコンテンツっていったものはですね、
ポッドキャストに限った話ではないのかもしれませんが、
このホストだったり制作者の興味関心の度合いにある程度比例していくんじゃないかなというふうに思っております。
自分が聞きたいと思うものにこそ本当の良いコンテンツができるというのは、
一つ番組を面白いものにしていく、長続きさせていくというところのキーポイントになるのではないかなというふうに思います。
もう一点ですね、面白いなと思ったところは、そのターゲット、リスナーのターゲットを採用者、採用候補者に絞って届けるのか、
あるいはその認知拡大というところも狙って、業界全体に知ってもらうのかというところで作り方が変わるというような話をされていたんですけれども、
こちらもですね、私たちが提案するときによくお話しすることで、
要するにどういうリスナーに、どういうシチュエーションの時に聞いてもらいたいのかというところをちゃんと設計して動かないと、
やっぱりこのポッドキャスト番組長く続けていく上で、いろいろと内容がぶれてしまうと、
やはりリスナーというところはそういうところを敏感に感じて離れていってしまうということもあったりしますので、
このあたりをですね、上梨さんしっかり設計して番組作っているのは、さすがだなというふうに思いました。
では後半ではですね、ポッドキャストとこの採用候補についてというところ、
また番組を作る上でのこだわりや苦労話などをさらに深くインタビューしてきましたので、
後半エピソード改めてお聞きいただければなと思います。
さてこの番組はポッドキャストの総合プロデュースを行う株式会社ピトパが、
企業が運営する様々なポッドキャスト番組について突撃インタビューしていく番組です。
もしインタビューさせていただける企業様がございましたらお気軽にご連絡ください。
またポッドキャスト番組を制作したいとお悩みの場合も是非ご連絡いただければなと思います。
各種お問い合わせにつきましては番組やエピソードの概要欄のリンク、もしくはピトパのホームページからお問い合わせください。