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2022-09-27 29:06

第84回「満州事変」石原莞爾が描いた満州国

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大東亜戦争へとつながる大きな分岐点でもある「満州事変」
これは、1931年に南満州鉄道の線路爆破をきっかけに
日本軍が満州を武力で制圧し、満州国建国までを満州事変という
なぜ日本は満州にこだわったのか?なぜ自作自演で線路を爆破する必要があったのか?
今回は色々なWHYについて、当時の時代背景を踏まえ話しています。

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00:04
人生で最も大切な2つの日、それはあなたが生まれた日と、なぜ生まれてきたのかを悟った日だ。
始まりました、「大人の近代史」よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
えっと、どこの偉人の言葉ですかね?
アメリカの作家マーク・トゥエインっていう人。
ん?わかんない。
この言葉かっこいいよね。
生まれてきた日っていうのは、なんとなく誰もが想像できるけどさ、
なんで生まれてきたのかを考えたっていうか、悟った日っていうのは、なかなか衆一というか、面白い答えっていうかさ。
そうだよね。
1本取られたみたいなね。
なんかさ、2つあるって言って、初めて生まれた日って言ったからさ、死んだ日なのかなとか、なんか勝手にこう想像してたんだけどさ、あ、そうきたかみたいなさ。
確かに、さすが作家だよね。
いやー、やっぱね、違うね。うちらとは違うよ。うちらって俺だけの話か。
いやいや、このさ、なぜ生まれてきたのかっていうさ、今日の副題は、なぜにしようと思って。
Why?
Why?
そうそう。
で、もちろん今日のテーマ、主題は、満州事変をやろうと思います。
うわー、でっかいの来たなー。
いやー、ちょっとね、でもこれはやらなきゃって、いつかはって思ってたやつで。
これは確実に2回コースでしょ。
いや、これはね、ちょっと頑張って1回に納めようと思ってます。
マジか。
分からないけど、ちょっと。
ということで、まずこの満州事変っていうのは、1931年に南満州鉄道の線路が爆破されて、
それをきっかけに日本軍が満州を武力で制圧して、満州国、建国までを満州事変っていう言い方をするんだよね。
で、この満州事変ってさ、事変っていう言い方するじゃん。
そうそう、これ戦争って言い方、日本はしないんだよね。
あー、そうだね。
これは、自衛のために行った軍事行動であって、戦争ではないよっていうのを強調してるんだけども、
これと似たように、品事変とかも、事変っていう言い方するんだよね。
で、まずこの満州っていうのがどこにあるのかっていうのを、ちょっとざっくり話すと、
朝鮮半島の、もう本当に北に位置している、結構大きな面積を占めているとこなんでね。
で、満州の北東側に接しているのはロシアで、
で、西側を見ると、モンゴルにも接している部分もあるっていうようなところ。
ちょうど世界地図を見るとさ、中国の右上にあるのが満州なんだよね。
で、この面積っていうのはさ、日本本土の約3.5倍あるって言われてる。
あー、そんなあるんだ。
そうそうそう、相当だよね。
03:02
で、当時はさ、満州全体の人口っていうのは約3000万人ぐらいいて、
うちね、20万人くらいは日本人が暮らしてたんじゃないかって言われてる。
そう、で、ここでいつもだったらさ、まずちょっと時代背景から入るんだけど、
今回ね、あえて最初に言うのをやめようと思って。
どんな心境で?
いやいや、これさ、満州事変を調べようとした人ならわかると思うんだけど、
どうしてもさ、時代背景で説明しなきゃいけないことが多すぎるのよ。
まあ、当時からすればそうだね。
これはさ、いろんな本でもおそらく相当な割合を引いて、時代背景を書いてるんだよね。
で、だからさ、最初にこうやってバーって話すと、本番前にさ、練習しすぎて、いざ本番で力が出せなかった高校給仕みたいになっちゃうと思って。
まあまあいい例えだと思うけど。
まあまあ頑張った。
だからさ、あえて最初に言わないという大人の近代史初の試みをしてみようと思います。
初めてかな?
初めてかわかんないけど。
まあ、だから聞いててさ、当然さ、今日の副題でもあるYがいっぱい大人の中で出てくると思うんだよね。
それは一旦心に留めておいて、まずはたわいもないYの話にお付き合いください。
YとYをかけたの?
いっぱいかけてみたんだけど。
あ、そう?
じゃあまずもういきなり本題から入りますと。
満州事変の始まりっていうのは、満州にある龍城湖近くで鉄道の線路が爆破されたことによって始まるんだよね。
で、これはさ、戦後になって東京裁判なので明るみに出てくるんだけど、日本の関東軍による自作自演なんだよね。
これはおそらくどんな書物でも自作自演ってなってるから、間違いないと思うんだけども。
で、爆破する線路は日本の自分の国のものだし、大規模に爆破すると損害が出ちゃうんで、これ小規模に行われたんだよね。
だから実際爆破直後に別の列車が爆破地点を通過していることからもわかるんだよね。
ただ、この爆破に対して関東軍っていうのは当時満州を実質支配してた張学良らが行ったとして軍を出動させる。
で、爆破現場の近くにはさ、その中国の軍がいる兵舎があって、この爆音に驚いて出てきた中国兵を日本軍が射殺して、この兵舎をまず制圧してるんだよね。
で、その後満州広域に軍を拡大をしてったんだよね。
06:01
で、この時日本はさ、若月麗次郎首相とする内閣で不拡大方針を取ったんだよね、その当時は。
これ以上戦争を拡大するなっていう方針だったんだよね。
これはさ、あの満州をめぐって日中関係が悪化するような事態は避けたいし、国際世論を敵にしたくないっていうような立場だったんだよね。
で、よくこれをさ、まあいい捉え方だと強調外交っていう言い方もするし、悪いような言い方で言うと弱腰外交なんて言い方もされるけども。
で、関東軍っていうのはこの不拡大方針に対して無視をして、満州の各都市をどんどん制圧していくんだよね。
で、結局日本のメディアとか国民も関東軍を支持するっていう風潮が当時日本国内にもあったんだよ。
で、たださ、関東軍っていうのはさ、当時1万人ほどしかいない規模で、それに対してさ、超額料の配下の軍隊っていうのは約20倍ぐらいいたんだよね。
さすがにさ、数的にも不利だから、朝鮮にいる日本軍に援軍の要請をするんだよね。
で、当然さ、内閣とかそして軍中央部もこれに反対するわけ。
で、そうこうしているうちにさ、朝鮮軍司令官のさ、林千住郎っていうのが独断で朝鮮にいた軍隊の一部を満州に派兵したんだよね。
この林司令官のさ、独断をさ、独断越境司令官っていう風に後々言われるぐらいなんだよね。
で、こんな風にさ、関東軍も朝鮮にいた軍も完全に軍中央の指示を無視しているし、
で、当然さ、天皇の承認も得てない行為で、当時だったら重大な処罰の対象になる事柄なんだよね。
だけどさ、この後閣僚での会議が行われて、その朝鮮軍の独断で派兵した行動に閣僚全員は反対しなかったんだよね。
そればかりか、既に出動してしまっているなら仕方がないっていうような判断を下した。
で、そこで経費も支出することに決定して、天皇にも報告をしているんだよね。
これで朝鮮軍の独断出兵は自業承認されるっていうことになって、なんかね、当時のその日本の独特の雰囲気が感じられるところかなと思って。
そうだね。
でさ、中国側っていうのはさ、この日本の侵略に対してさ、抵抗しない立場を取ったんだよね。
下手に反撃をすると、それを口実に日本がさらにさ、大規模に軍隊を送り込んでくるのを恐れたっていうのもあるだろうし、
無抵抗を貫いて、英米などに助けを求めるような方針にしたんだよね。
09:05
たださ、実際には中国軍の一部でも反撃をして、その対空砲火なんかをして、関東軍との戦闘が小規模ながらも各地で起こっているっていう事実は実際にある。
で、当時の国際連盟はさ、日本の保護が確保され次第、軍を速やかに引き上げるようにっていうような警告に留めたんだよね。
これはさ、積極的に介入してさ、日本軍を止めるような判断まではしなかったんだよね。
そしてさ、関東軍っていうのは、約半年で南満州だけじゃなくて、北部も含めて満州全土を制圧をするんだよね。
で、これで当初さ、関東軍は満州を完全に日本の領土にしたかったんだよね。
だけど、軍中央部のさ、指示が得られずに、またさ、国際予論も承認されないことをさ、悟って、
これ、急遽予定を変更して独立国にすることに切り替えてるんだよね。
そこでさ、新朝最後の皇帝であるフギをさ、満州国の皇帝に招いてきて、で、満州国っていうのを建国する。
これはさ、形式的には独立国としてるんだけども、実際は裏で日本が権力を振るって統治してるような状態だったんだよね。
これをさ、教科書なんかでは傀儡政権っていうような言い方するけどもね。
傀儡っていうのが操り人形っていう意味なんだよね。
これ思うふうにさ、かつての日本がさ、一応、行った行為に対してさ、操り人形って日本の教科書で教えてるっていうところがさ、
戦後教育の影響を彷彿させるなっていうのをちょっと思うところでもある。
まあ確かにね、日本の教科書で教える言葉だからね。
そんな感じはするね。
すごいワードだよね。
まあ、こんなふうにざっくり満州事変っていう概要を話したんだけども、
いろいろなさ、ワイがあると思う。
なんでさ、自作自演で鉄道爆破してるのとかさ、
そもそも満州になんで日本軍がいるのとかさ、
なんでさ、こんな深夜におっさん2人が収録してるのとかあるか。
そこのワイはね、困っちゃうよね。他時間がねえんだよっていう。
うちらいつもね、結構もう23時近くとかになってるからね。
こんな時間しかないからね。
そうそう。
まあ、そんなわけで、時代背景を知るために時計の針を戻してみましょう。
何その時計の針だって。
かっこいいでしょ。
それ何だっけ、時を戻そうみたいなさ、いるじゃん。
てこぱな。
それでは、時計の針を戻してみました。
12:01
始まりました。大人の近代史、よろしくお願いします。
いやいや、そこ戻さなくていいでしょ。
ごめんね。ちょっと戻すとこ間違えた。
まずちょっと日本の状況から話したいんだけど、
1904年からさ、日露戦争があったよね。
これに優先に進めた日本っていうのは、
ロシアが持っていた中国の諸権益っていうのを譲り受けたんだよね。
これ関係のあるのだけちょっと今回抜粋するけど、
日本の朝鮮半島における優越権っていうのがあって、
これはさ、ロシアよりも日本の権益が朝鮮半島では優先されるっていうようなことで、
あと関東州の土地を一定期間自由に使える権利。
これは関東州って旅順とか大連あたりを指すんだけど、
それと南満州にある鉄道の経営権なんだよね。
この関東州の守備だったり、
南満州鉄道事業の保護を目的に作られたのが、
関東軍なわけなんだよね。
だからさ、この関東軍ってさ、
東京とか神奈川、埼玉とかの関東ではないの。
中国にある関東州から由来してるんだよね。
で、満州事変前のさ、日本国内っていうのは、
ちょっと世界恐慌の煽りを受けて不況になっていて、
生活に苦しむ国民が多くいたんだよね。
ここでさ、領土を拡大することで、
この不況から脱出できるっていう考えも日本にはあったんだよね。
で、一方ちょっと中国を見てみたいんだけども、
中国っていうのはさ、1911年から侵害革命によって、
秦っていうのが崩壊して、中華民国ができるんだよね。
で、この中華民国を誰が統治するかで、
国内は内戦状態になる。
で、国内では軍閥による権力争いで分裂状態となって、
不安定な状況が続くんだよね。
で、軍閥っていうのはさ、各地で権力を持っている有力者がさ、
軍隊を独自に組織しているような状態。
いわば日本の戦国時代みたいな、そんなイメージでいいかなと思うんだけども、
こんな風にさ、中国は秦の時代もそうなんだけど、
国が一つにさ、まとまっていない状況が続くんだよね。
これが周りの国からの侵略を許す結果にもつながるんだよね。
で、満州事変前の中華民国のざっくりした勢力の構図を説明したいんだけど、
一つ目はさ、南京を中心にさ、当時さ、最も勢力が大きい商会席率いる中国国民党っていうのがいて、
これに対立関係にある毛沢東を率いる共産党っていうのがいたんだよね。
15:01
で、共産党にも国民党にも属さない軍閥っていうのがいくつもいた。
で、この軍閥なんだけど、満州のあたりを支配してた軍閥っていうのが張作林だったんだよね。
そこで日本はさ、満州で力を持つ張作林を支援する形で満州の支配を強めようとしたんだよね。
だけど張作林っていうのはさ、日本に必ずしも協力的じゃなくて、
欧米からの支援を求めたりとか、満州鉄道の横に平行する形で鉄道を作り出したりとかしたわけよ。
そんな張作林にはさ、中国統一の野望もあって、中国さ、南部から北上してきた当時勢いのあった中国国民党に対して戦いを挑むんだよね。
だけど、この戦いにサクッと敗れるわけ。
なんだよそれ。
で、日本ではさ、意見が分かれるわけよ、この後。
関東軍はさ、張作林はもう援助する価値がないし、排除するべきだっていう意見に対して、
当時のさ、田中義一首相っていうのは、この意見を受け入れずに張作林への支援継続を希望したわけ。
すると関東軍っていうのはさ、独断で張作林が乗っていた列車ごと爆破して殺害しちゃうんだよね。
これがよく言われる張作林爆殺事件っていうものすごいタイトルだけど。
そのまんまじゃんっていう。
これが起こったところっていうのは、満州事変の始まりの流城湖事件のあったわずか数キロの地点なんでね。
で、この事件の責任を取って田中義一内閣っていうのは解散して、若月麗次郎内閣になるわけ。
余談なんだけどさ、田中義一のさ、義一から取ったのがタレントの田森なんだよね。
ん?
知ってた?
田森?
田森の本名ってさ、森田和義じゃん。
あー、そういうことね。あー、なるほどね。
そうそう、この和義ってさ、祖父がさ、義一を逆さにしてつけたんだって。
へー、そうなんだ。
そうそう。そしたらさ、森田の方もさ、芸名で逆さになってさ、田森になるっていうね。
あー、なるほど。狙ったのかな?
いや、なんか小さい頃から田森って呼ばれてたのがあったらしいけど。
へー。
まあ、でね、この田森の後を継いだのが張学良なんだよね。
あ、ごめん、ちがう。
ははははは。あれ?って。
ははははは。
あの、張作林の後を継いだ息子が張学良なの。
うん。
で、張学良ってさ、お父さん爆殺されちゃってるから、日本軍に対してさ、強い恨みを持ってるんだよね。
うん。
そこでさ、敵対してた諸海赤のさ、味方になることを宣言するの。
うん。
18:00
で、ここで日本と決別するんだよね。
うん。
まさにさ、もともと敵だった諸海赤とさ、敵の敵は味方みたいな感じになったんだよね。
うん。
で、満州事変時のさ、軍のざっくりした数なんだけど、張学良が直接率いる軍だけでも約18万人いた。
うん。
で、諸海赤の国民党軍と全部合わせたらもっとなんだけど、これに対してさ、さっきも言ったけど、関東軍っていうのは1万人ぐらいだった。
うん。
この差についてさ、まあ圧倒的に数で言ったら日本側不利なわけじゃん。
うん。
例えばさ、あの、長間郎がさ、プロのボクシング選手にさ、リングで勝つことは難しいよね。
まあ、無理だね。
だけどさ、それがさ、家庭内で揉め事があって、リングにすら立ってなかったらどうだろう?
ん?どゆこと?
この張学良っていうのはさ、満州事変が起こった時っていうのは、
うん。
下北のさ、石油産が率いてる軍があって、
うん。
この反乱があって、その対象に約ね、11万5千名ぐらいの兵を率いて、満州を離れて、下北側の北兵っていうところにいた。
うんうん。
これはね、諸説あるんだけど、日本側が事前に石油産軍を買収してたって言われてんだよね。
うん。
一方さ、張学良を支援してたさ、国民党の紹介席も、中国共産党との戦いがあったり、
うん。
紹介席に反対する、まあ、いくつかの軍閥との戦いをしてたんだよね。
うん。
そう、だから、いずれも満州より西側の少し離れた場所にいたっていうとこなんでね。
うん。
で、こういった相手のさ、指導者が不在の時に行われたのが、満州事変なんだよね。
うん。
こういうさ、作戦を綿密に計画して指揮してたのが、関東軍作戦3簿の石原幹事なんだよね。
うん。
彼さ、あの、よく戦争の天才って言われ方するんだけど、
うん。
まさにこう、頭脳派なんだよね。
うん。
よく有名なのがさ、世界最終戦論っていうのを、後日本で出版してるけども、
うん。
世界の争いはさ、いずれ東洋の代表である日本と、西洋の代表であるアメリカが最終的に戦争を行うっていうのを本で書いてるんだけど、
うん。
この必ず来るであろうさ、アメリカとの決戦に日本は備えなければいけないっていう考えを持った人で、
うん。
で、そのためにはさ、満州を手に入れることが必要だっていうことも言ってたんだよね。
うん。
これはさ、満州事変となって関東部が起こすことにもつながっていくんだよね。
うん。
でさ、日本がさ、そもそも満州にこだわる理由なんだけども、
うん。
まずはさ、あの、資源の確保があったんだよね。
うん。
日本にはさ、石油とか、あえん、鉄とか、鈴っていったさ、資源の多くを海外に頼ってたんだよね。
うん。
特にアメリカの依存度は高かったんだけども、
21:00
うん。
このさ、依存から脱却するためにも、満州っていうのが出てきたんだよね。
うん。
戦争がさ、機械化してってる時代においてさ、自給船になるとさ、どうしても国土とか資源が多い国が圧倒的に有利になってくるんだけども、
うん。
日本がさ、今後世界の中で影響力をさ、さらにつけるためにも、なんとしてでも資源の確保が大事だったわけ。
うん。
で、満州にはさ、広大な土地からさ、多くの資源が期待されてたんだよね。
うん。
で、これはさ、実際に鉄だったり、石炭なんかっていうさ、資源が豊富にあったんだよね。
うん。
たださ、これは後々になるんだけど、
うん。
満州にはさ、石油は出てこなかったんだよね。
うん。
で、これがさ、大東亜戦争へとさ、ゆくゆくとさ、つながる大きな要因の一つにもなるんだけど、
うん。
もう一つはさ、日本がさ、明治維新からさ、常に意識してたのはさ、
最大の仮想敵国としてたのがロシアっていう話が、ちょっとこの大人の近代史でも何度か出てるけど、
うん。
このさ、強大な鄰国さ、ロシアっていうのは、凍らない港を手に入れるために南へ領土を拡大するっていう南下政策を取っていたんだよね。
うん。
その中でさ、朝鮮半島を狙っていたロシアに対して、日本は脅威を感じて、
日本本土を守る干渉地帯として、朝鮮半島を取られるわけにはいかないっていうのがあって、
うん。
これをめぐってさ、日露戦争となってさ、それに勝って、その後、朝鮮半島を日本の統治下に置いた。
うん。
で、今度はさ、朝鮮半島をさ、ロシアからさらに守るためには、その北にある満州を守らなければいけないっていう具合に、
こう、日本っていうのはさ、どんどん外へ拡大路線に走るんだよね。
うん。
だからあの、当時よく満州はさ、日本の正面線っていう言われ方してたんだけども、
うん。
国防上さ、絶対に支出しなきゃいけないっていうような存在だった。
うん。
しかもさ、その頃さ、ロシアっていうのは、日露戦争後は革命によってさ、ソ連が誕生して、
うん。
このソ連がさ、徐々に力をつけていってる時で、強大化してさ、南下してくる前にさ、その前に満州を必ず取らなければいけないっていう風に考えになるわけ。
うん。
まあ、そんな具合にさ、満州事変で、満州を支配しに行くっていう構図ができる。
うん。
で、そもそもそのきっかけだったさ、線路を爆破して自作自演した理由なんだけども、
うん。
これはさ、当時のさ、国際法違反を避けるためでもあったんだよね。
うん。
1928年にさ、パリ不戦条約っていうのを日本は結んでいて、
うん。
これはさ、第一世界大戦によってさ、疲弊したヨーロッパ諸国だったりさ、
うん。
国家の政策として戦争を放棄することを約束する条約なんだよね。
24:03
うん。
で、これにさ、63カ国が加わって、ここに日本も加わってるっていう。
うん。
たださ、このパリ不戦条約にはさ、抜け道があってさ、
うん。
自衛のための戦争だったらOKなんだよね。
うん。
で、近代化がさ、遅れた日本にとってはさ、韓国併合もさ、南満州の圏域にしても、
欧米などの同意があって初めて実現してるんだよね。
うん。
で、逆にさ、この同意が得られなければ、日清戦争後にさ、獲得したさ、
リアウトン半島の時のように、三国干渉にあってさ、放棄しなければいけないっていう事態になるんだよね。
うん。
だから、こういった国際世論を敵にしないように、突如侵略をするんじゃなくて、
鉄道線路の爆破を装って、満州を制圧する口実をつけた。
うん。
これはさ、結果的にはさ、満州国っていうのは国際連盟からさ、後に認められることはなくてさ、
うん。
日本は国際連盟を脱退して、孤立の道を歩むっていう風になるんだけども、
うん。
で、最後にさ、ちょっと満州事変をさ、起こしたこの首謀者たちっていうのは、
うん。
結局さ、天皇の承認を得ないでさ、独断で行動してるわけじゃん。
うん。
これはさ、当時で言ったらさ、統帥権をさ、侵す行為でさ、最悪死刑になるんだよね。
うん。
だけど彼らは、死刑ばかりかさ、何の処罰もされずに、中にはさ、こう、昇進していった人もいるんだよね。
うん。
あのさっき言ったさ、石原幹事っていうのは、ちょっと強烈なキャラクターでさ、
東条秀樹とのさ、こう、懸縁の中で殺戦されちゃうっていうのもあるんだけど、
うん。
多くの人は、何の処罰もなく、こう、それ以降も活躍してるんだよね。
うん。
ここにさ、結果を出せばさ、いいっていう風潮を与えた出来事でもあるんだよね。
うん。
で、この後さ、この満州事変から後もさ、軍の力ってますます強くなっていって、
うん。
515事件だったり、226事件で、首相とか閣僚などを狙う事件が起こってくる。
うん。
で、そんでさ、最終的に日中戦争、そして太平洋戦争へとさ、つながっていくきっかけを作った、この満州事変っていうのは、
近代史の中でも重要な出来事だなって思います。
うん。そうだね。
うん。
まあ、満州事変をばーっと話してみたんだけども、
うん。
マロナがいかがでしたでしょうか?
ふふふ。何?タモリみたいな?
ふふふ。逆になっちゃった。
ふふふ。
そうだね。
満州事変っていうさ、これがなかったら、日本はさ、大東亜戦争に多分なってないんだよね、きっと。
ああ、おそらくね。その重要な別れ道というかね。
そう。で、ここで政府がさ、頑張って軍を抑えられてたら、多分拡大路線はなくなって、
27:00
おそらく日本はその第二次世界大戦も、まあ中立ではなかったんだろうけど、どっかしらの、連合国側にいたんかな、まだ、もしかしたら。
ああ。
まあ、もしくはソ連と戦ってたかもしれないけど、まあそんな感じでちょっと違った道を歩んでたと思うんだけれども、
やっぱりこのね、満州事変でね、どうしてもこう、対米、対英とかさ、その辺と仲が悪くなっちゃったというかさ、
やっぱりちょっと見限られちゃったところはあるからね。まあ国際連盟脱退から始まってたけどさ。
そうだね。
だからやっぱりそういう歴史の転換点っていう意味ではものすごい大きな事件だよね。
うん、確かに。いや、これさ、まあやっぱりいつかはやろうと思ってたんだけど、なかなかさ、手をつけられないところでさ。
いやさ、今回もさ、うまく話せたかわかんないんだけど、なんかやっぱりその日本だけじゃないからさ、いろんな国がこう、中国の出来事もあるしさ、いろんな周りの国も絡んできてるから、
ここでもさ、結構いろんな言わなかったこともあるんだけど、どう簡潔にわかりやすくしゃべるにはどうしようかなっていうのちょっとかなり悩む回だなと思って。
まあね、これはね、でっち上げの事件だからさ、結局のところはさ。
まあそうだね。
だから暴走しちゃった軍を止められなかったっていうのがやっぱり真実だし、まあそこがこう伝わってくれればいいんじゃないかなと思うけど。
確かに。まあこの後さ、この次の回で長丸がもう一回満州事変やってもいいしね。
やんないよ。
それも面白い。
やるわけがない。
まあそんなわけで、もしよかったら大人の皆さんのなぜを聞かせてください。
はい。はいって感じでしょうね。
概要欄にねコメントを送るフォームもあるので、よかったらどしどし送ってください。
はい、お願いします。
では最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ありがとうございました。
29:06

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