1. 「大人の近代史」今だからわかる日本の歴史
  2. 第85回「上野動物園クロヒョウ..
2022-10-04 29:41

第85回「上野動物園クロヒョウ脱走事件」昭和11年3大事件

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 1936年上野動物園で飼育されていたメスのクロヒョウ1頭が脱走した事件。
昭和11年の3大事件の1つとされている。
当時の新聞各紙もこの事件を大々的かつセンセーショナルに取り上げ、世間を大いに騒がせることとなった。

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00:04
突然なんだけどさ、ちょっと聞いてもいい?
人を殴っちゃいけないのに、どうして正義のヒーローは、悪者を殴っているの?
あのね、その命題はね、難しいよね。
ね、これね、子供とさ、絵本を読んでたら書いてあったの。
深いって思って始まりました。「大人の近代史」よろしくお願いします。
よろしくお願いします。なんかちょっとこう変わったスタートを切れて、ちょっと俺は嬉しいわ。
本当に。いやもう、俺とりあえず子供にはさ、正義とか悪っていうのを区別していることが、そもそもいけないんじゃないかなって言ったんだけど。
まあそうだね、その前提のもと、だから正義が悪はぶん殴ってもうオッケーっていうさ、もうストーリーになってるわけじゃん。
まあね、特に子供のさ、絵本だったり漫画もそうだけど、わかりやすく構図を作るよね。
うん、まあそうだよね。でもさ、ちょっと漫画の話で脱線しちゃうけどさ、最近の漫画と今の、最近の漫画と昔のさ、漫画のさ、その、
悪っていうもののさ、なんだろうな、定義っていうのがさ、すごい俺は変わってるなってちょっと思ってて。
ああ、深い。
昔さ、悪って本当に悪いやつじゃん。だからさ、もう倒して、なんかもうみんな幸せみたいな感じなんだけどさ。
今の漫画、まあ全部とは言わない、全部じゃないんだけどさ、なんかさ、悪の中にもこう正義があってみたいなさ、なんかすごい微妙な立ち位置のさ、ことが結構多いんだよね。
ほら、ドラゴンボールとか見てもらうとすごいわかるんだけどさ、ドラゴンボールって昔はさ、もう敵っていうのはマジの敵なわけじゃん。
もう超極悪人じゃん。
はいはい。
でもなんかさ、こう最近またやりだしてるドラゴンボールとかこうちょっと見だすとさ、なんかこうね、一言で言うとブロリーがそうなんだけどさ。
わかんねえ。
ブロリー、いや俺はなんかちょっとブロリーはさ、極悪でいてほしかったんだけど、なんかすごいいいやつになってんのよ。
ああ確かに、いやこれはねちょっと深すぎて、あのこれだけで1話いきそうだから別の回でなんかやりたいね。
ね、ちょっとね、漫画アニメのその、なんだろ、時代変遷の考察みたいなさ。
そうだね、じゃあまあ今日は長丸がどんなヒーローという巨像を語ってくれるのか楽しみです。
いやヒーローが巨像っていいのかっていう。
マジ夢がない。
今日は上野動物園黒標脱走事件をやりたいと思います。
なんだそれ、知らないな俺。
知らない。
知らない、脱走したんだ。
そう、あの俺もあんまり知らないかった正直。
えーそうなんだ。
うん、もう早速入っちゃうけど、これ昭和11年の三大事件の1つって言われてるのよ。
03:02
三大事件に入ってんの?
でもね、三大事件ちょっと先に言うけど、まずこの黒標脱走事件じゃん。
うん。
で、226事件があんのよ。
マジで、なんか俺ちょっと226思ったけど全然比べるものが違う。
ちょっと思うじゃん、思うじゃん、でもう1個の意見聞けばね、なんかちょっとね、あってなるよ。
もう1個がね、安倍沙田事件。
どういうことだ。
昭和11年の三大事件はこの3つらしいよ。
あ、昭和11年でやったんか、そっか。
そうそう。
226に並んでさ、安倍沙田事件と黒標脱走事件が並んじゃうわけじゃん。
すごい時代だね。
なんか俺はちょっとね、なんだろう、そこを突っ込んだらしょうがないけど、俺は違和感しか感じないんだけど、ここに関しては。
まあでも逆を言えば、それだけ世間を騒がせたっていう事件っていう括りでやってるのかなと思うよ。
はいはいはい。
まあそんな感じでね。
ちょっと上野動物園黒標脱走事件っていうのがまあどんなもんなのかっていうと、
簡単に言うと、昭和11年、1936年なんだけれども、
7月25日の早朝に上野動物園で飼育されてた黒標のメスね、メスの黒標が一頭脱走しちゃうわけよ。
ああ、はいはい。
まあこういう事件なんだけれども、まあそのまんまだよ、もうタイトルの通りの事件なんだけれども。
はいはい。
で、まずちょっとこの大人の方はさ、多分全国各地、まあ日本だけじゃなくても聞いてくれてる人もいると思うから、
まず上野動物園ってそもそもなんだけれども、多分名前ぐらいは皆さん知ってるとは思うけれども、
多分歴史とかそんなに知らないと思うんで。
うんうん。
まあ一応1882年、明治15年に、もともとはその博物館の付属施設としてできた動物園なのよ。
だから博物館の中に、まあその動物を展示してますよみたいなさ、そういうちょっと一角からスタートしてんのよ。
えー、そんな昔からやってんだ。
そう。で、これが日本で初めての動物園なわけよ。
あ、初めてなんだ。
そうそう。上野動物園が日本初。
へー。
で、まあ上野動物園って要は日本で一番歴史がある動物園だから、長い年月でさ、まあいろんな動物の飼育技術だったりとか、
あとはその野生生物、もう生物ってくくっちゃうけど、生物の保全っていうのをこうずっと研究して訴えている。
大事なんだよっていうのをこう訴えているっていうようなところになるんだよね。
はいはい。
まあ上野動物園はそんな感じ。
うん。
で、黒ヒョウってさ、あと、まあ黒いヒョウなんだろうなっていうのは多分わかると思うんだけれども、そのまんまだから。
はい。
俺もこれ知らなかったんだけど、あの、俺はさ、ヒョウと別に黒ヒョウっていう動物がいるんかと思ったんだよ。
あ、俺もそう思った。
そうそう。だからヒョウってすごい大きな括りでさ、その中に何たらヒョウっているじゃん。
うんうん。
アムールヒョウとかさ、まあそんな感じ。その中の黒ヒョウっていうさ、種類かと思ってたんだけど、
うん。
実はこれ違うらしくって。
へー。
ヒョウの中に突然黒い体毛で生まれる個体がいるんだって。
あ、そうなんだ。
06:00
そう。まあこれが確率で言うと大体10分の1ぐらいって言われてるんだけれども。
あーそうなんだ。
そう。それぐらいの確率で黒い個体が生まれて、それを黒ヒョウって呼んでるだけなのよ。
あーはいはい。
つまり、普通のヒョウと黒ヒョウは何ら何も変わらないわけ。色が違うだけで。
あ、そうなんだ。
そうそう。で、確かにね、黒ヒョウの写真とかこうちょっと後で画像とかで引っ張ってみてもらえばわかるんだけれども、
よーく見るとさ、そのヒョウと同じこう文様があるのよ。
あの、ただ黒いからさ、ちょっと気づきづらいんだけど。
はいはい。
っていうところで、ただただ体毛が黒いだけのヒョウなんだよね。簡単に言っちゃうと。
うんうん。
この黒ヒョウっていうのは大体その生息域で言うとマレー半島とかが結構中心にいて、
まあそのあたりがまあ生息地。
はいはい。
で、体長で言うと大体まあ人間のまあ成人女性からまあ大きいものだと2メートルぐらいまでの大きさにはなるんだよね。
はいはい。
まあだから1メーター50から2メーターぐらいのまあ結構大きい動物っていうのをちょっとこう想定してもらって。
うん。
で、体重は50キロから70キロぐらいなんだよね。
まあちょっとこうイメージするところなんかこうすばしっこそうで痩せてるようなイメージあるじゃん。
はいはい。
そう。まあだから体重はそんなにこう重たい方ではないんだけれどもっていう。
うん。
で、もちろん肉食動物。
はいはい。
そう。そんな黒ヒョウが逃げちゃいましたっていう事件なんだよね。
へえ。
で、もう早速事件のあらましのところに入るんだけれども。
うん。
まあまずねこの黒ヒョウってずっとこう飼われてたわけじゃないんだよ動物園で。その上の動物園で。
はい。
タイからこう送られてきて環境にこう慣れてもらうような期間中だったのよ要は。
うんうん。
だからやっぱさ全然環境が変わるじゃん。
まあ気候も違うしさ。もちろんすごい長いさ船でさ旅してきてさちょっと多分こう体調の変化とかもすごかったと思うんだけれども。
うんうん。
来てからまだ2ヶ月ぐらいの状態でまだこう現場環境に慣れてないとかちょっと体調とかももしかしたら急にね体調悪くなっちゃうんじゃないかもっていうような状況だったから。
飼育員がこの黒ヒョウの体調を気遣って寝室と黒ヒョウが動けるような運動場っていうところの仕切りか仕切りをこう開放してたわけよ。
うんうん。
まあもちろんこれはストレスをこうなるべく与えないようにするためっていうところで。
はい。
でこの仕切りを開放したまま要はもうじゃあ動物園閉園してじゃあ次の朝こう迎えるっていう感じになるんだけど。
うん。
で早朝の5時の巡回で黒ヒョウがいなくなってたのよ。
うんうん。
でってなるじゃん。
なるね。
で後々わかったんだけどその運動場の天井のこうなんて言うんだろうな隙間がちょっとあって。
うん。
そこから逃げたんじゃないかっていう風には一応言われてて。
はいはい。
まあとりあえずさあのもう黒ヒョウが今いないわけじゃん現状。
うん。
いないってことは脱走したしか考えられないから。
うん。
やばいってなってまず即座に職員100人ぐらい一気に全員収集して集めて。
はいはい。
まあ園内とか周辺とかこうくまなく探すわけよ。
うん。
でまあもちろん動物園はさ臨時休園にしてもう頑張って探すわけよ。
09:02
うんうん。
やばいやばいってでももちろん見つかんないわけよなかなか。
うん。
黒ヒョウだからさまず黒いからさ単純に目立たないんだよね。
あーはいはい。
っていうところもあってまあ昼間探したのは昼間なんだけどもちろん全然見つかんなくってでもうこれダメだってなって警察に通報するんだよね。
うん。
で警察もこの事態を重く見て黒ヒョウまああのちょっと前に説明した通りさ肉食動物でさ当時の人間から言ったらちょっとそれよりも大きいぐらいのイメージだから。
うん。
だからねそんな童貌な動物がさなんか街中歩いてたらやばいじゃん。
やばいね。
だからもうこれ警察もあの特別警備隊っていうまあ今で言う機動隊かを編成してあと軍用犬も出動させてであと領友会だったりとか警防団っていうものであの加えて700人体制で一気にこう捜索をかけるのよ。
うんうん。
まあすごい大規模な捜索をするんだけどやっぱなかなか見つかんないんだよね。
はい。
なんかこれはイメージしてもらうとわかるんだけどさやっぱ隠れるんだよね夜行性の動物だからさ昼間だからさ。
うんうん。
わざわざそんな日中のさ光が当たってる時にこうのこのことこうさ出てるまあ変な話さ日中とことこさその辺歩いてるってことは多分ないんだよ。
うんうん。
で隠れられちゃっててあの全然もう動物園の敷地の外ももちろんさもう移動するだろうっていう範囲をこう全部想定して探したけどやっぱり見つかんないわけ。
うんうん。
でまあ走行するうちにもう午後の2時とかになっちゃうんだけれども。
はい。
ある人がさもしかしたら地下にいるんじゃないかっていうちょっとこう睨みをしたわけよ。
はいはい。
まあ要はさ暗いところに潜むっていう可能性とまあ単純にもう地上結構こうくまなく探してもさまあ言ってもでっかいじゃん。
うん。
見つかんないっていうことはもうどっかに潜んでるとしか考えられないから。
はいはい。
まあそうなると暗いところって考えた時にあっ地下なんじゃないのかなみたいな。
うん。
っていうさちょっとこう推測を働かせてマンホールをこう一個一個開けてまあもちろん限界態勢でねいきなり飛びかかられたらやばいから。
うん。
こう開けて一つ一つこうね明かり当ててこう見ていくわけよ。
はいはい。
そしたらまあその午後2時35分にそのマンホール開けたら黒標いたんだよね。
ああマンホールの下に。
そうそうまあ地下水路だよ要は。
うん。
まあ地下のその土管の中にいたわけよ。
うんうん。
で見つけるけどさじゃあ見つかったからじゃあはいおしまいじゃないわけね。
うんうん。
まあここで多分取るべき選択肢は2つあってさ。
うん。
もう即射殺か捕獲かの多分2択じゃん。
ほっとくはもちろんないから。
はいはい。
で捕獲を試みるわけね。
うん。
でこの時黒標が潜んでたその地下水路っていうのはそんなにまあ大きい水路じゃないから片方をこう檻で塞いででもう片方からこう追い立ててその檻の中にこう追い込むっていうような。
作戦をすることにするのよ。
うんうん。
で一応やり方としてはまあまず片方マンホール開けてでそのそこからこう檻を下ろしますと。
12:00
うん。
でもう1個のマンホールその黒標を挟んでもう1個の方から人が降りて追い立てようっていうことになったの。
はいはい。
まあ人が降りて追い立てようっていうあたりが結構ねすげえなってちょっと思っちゃうけど。
うん。
でまずこうやって檻を下ろすじゃん檻を下ろしてじゃあ向こうに追い込めばいいんだっていう状況にしてそこで水路と同じ大きさの板を用意して。
うんうん。
この黒標をこの板で押し出してもう無理矢理押し込もうっていう作戦にするわけよ。
あーはい。
そうそう。
でこれを通称所天戦術って言うんだけれども。
あそうなんだ。
そうそうそうそう。
いやこれあれだよ新聞とかにこういう風に言われてるんだよちゃんと所天作戦みたいな感じで。
まあわかりやすいよねイメージしやすい。
イメージはもう所天ね所天でいきましょうと。
でまあこの時さやっぱ押し出す役っていうのがさかなり重要になっていくわけじゃん。
うんうん。
だって黒標のまず力に勝てないとまずいし。
うん。
何よりもさ板でこう押したってその板壊されちゃったらさそっこ食われるんじゃないかっていう危険もあるわけじゃん。
うんうん。
でこの時手を挙げたのが上野動物園のボイラー係をやっていた原田邦太郎さんっていう人なのね。
はいはい。
原田邦太郎さんっていうのはまあその草相撲とかでも活躍してるような力士だったらしいんだけれども。
うん。
まあ要は屈強な体格の人なわけね。
はいはい。
まあ年齢は41歳当時41歳だったんだけれども。
うん。
でよし俺がやろうみたいな感じでこう板を押す役をするわけ。
はいはい。
でやっぱさ黒標も警戒はしてるからさこう板がこうどんどんどんどん迫ってくるとすごいこう唸り声あげてさ威嚇してくるわけ。
うん。
でやってくるんだけれども実はこれそんなになんつーの大きな抵抗に遭うこともなく実は黒標はもうすんなりと檻に入ってくれるんだよね。
あーそうなんだ。
そう。でこの事件実はこれで見事完了するわこの作戦自体が。
はいはい。
でその時の時刻が夕方の5時半って言われてて。
うん。
まあだいたい脱走したの5時だと考えるとまあだいたい12時間ぐらいで解決した事件なんだよね。
はい。
でしかも結果的には誰も被害は被ってないわけ。
うん。
なんか怪我したとかさそのまあもちろん殺されちゃったもいなかったし。
はいはい。
そう被害者は出さずに黒標を無事しかも黒標を射殺することもなく無事に保護した要は元の状態に戻ったっていう。
うん。
で翌日新聞ではこの事件のことをもう大々的に報道するわけよ。
はい。
で翌日の例えば朝日新聞なんかではもう帝都の戦慄みたいな見出しでさこう行々しく書いてあったりとか
密林のギャングみたいな言葉がこう飛び交ってたりとかっていう感じで結構こうなんつーのセンセーショナルなタイトルをつけてたりとか。
すごいギャングって。
そうそう。
で毎日新聞とかはえーとね黒標脱走帝都真夏のスリルみたいなさなんかもうなんだよこれみたいな感じのタイトルを結構さ当時の新聞つけてるんだよね。
うん。
なんか半分冗談じゃんみたいなさちょっと。
はい。
まあそんな感じの見出しで結構こう日本中を騒がせたっていう感じで。
うん。
15:00
でもちろんさ当時その近隣の住民っていうのはさ恐ろしい恐怖をね恐怖だったらしいのよ。
はいはい。
逃げたっていう情報はこうなんつーの当時もちろんテレビとかないからさ瞬時に伝わっていかないわけよ。
うん。
誰かが来てすいませんこのちょっと黒標が逃げてみたいな感じでもちろん黒標つったってピンとこないんだけど。
はいはい。
やばいなんか動物が逃げてるぞっていうのはわかるからさなんかすごい恐れをなすわけじゃん。
なんか得体の知れないものに対する恐怖っていうのは多分すごい膨らんじゃうから。
うん。
だからやっぱりその上の動物園の近隣のこう住民っていうのはものすごく戦慄を覚えたって言われてるんだよね。
あーはい。
そうでしかも12時間で捕まるじゃん結果的には。
うん。
12時間で捕まるんだけれども実際さその捕まった瞬間さっきも言った通りさテレビがあってさ捕まりましたとかやれないじゃん。
うんうん。
だからわかんないのよ捕まったかどうかが。
あー。
だから知ったのは翌日の新聞ですって人も結構いるのよ。
だからそれまですぐもうこう固く閉じててもうずっと一晩中怯えてたとかっていう人もいるわけね。
はいはい。
まあそんな感じでもそれは当時のまあ時代背景というかさ状況がそうさせてるんだけれども。
うん。
でまあこんな感じの事件だったというところでで上の動物園としてはもちろんこれを謝罪文で新聞に掲載して今後の対策ちゃんとしっかりとりますみたいな感じで。
まあ一応事件自体はこう締めくくって終わるわけよ。
はい。
でちなみにちょっとこれは完全に余談の部分になるんだけれども。
うん。
屈強な退却のボイラー係の原田さんがさ所展のさ板役をやったって言ったじゃん。
うん。
この人は始め事件直後やっぱこうちょっとこう舞い上がってるからさ。
はいはい。
なんかもし板がちょっと壊れちゃったり倒れちゃったりしたらどうするつもりだったんですかみたいなことを聞かれたわけよ記者に。
その時にいやもう私はもう一騎打ちで黒兵を捕まえる覚悟でしたみたいなことをすごいかっこいいこと言うのよ。
はい。
で30年後にねあの読売新聞がまたこの事件ちょっと取り上げて取材に行くのよ。
うん。
もちろん70歳とかなんだけどこの人は。
はい。
でその時にあのちょっと人間ぽいこと言ったのは本当のことを言えばあの時は怖かった。
今思い出しても冷汗が出る。
あの頃は無鉄砲だったなとあの日言ってるのよね。
うんうん。
そうなんかちょっとその辺がやっぱりこう人間のさなんか人間ぽさっていうのが出てるなと思ったんだけれども。
あーはい。
普通に考えたらさ黒兵とまあ板つったってそんな太い板じゃないから大してね即興で作ったような板だからさ薄っぺらいわけよ。
うん。
1枚越しにさいるって結構な神経だと思うんだよね。
はいはい。
まあ41歳とはいえもうちょっとなんか資料深く考えればなんかそんな役やらなかったんじゃないかなってちょっと思っちゃったんだけど。
まあもちろん勇敢だったっていう一言で終わるけどさ。
はいはい。
まあそれはちょっと余談で一応この事件さちょっと取り上げた理由じゃないんだけれどさ。
はい。
もちろん昭和の三大事件って言われてるぐらいだからさこうすごい事件だなっていう感じの括りなのかなと思ったらそうでもないじゃん今こう話を聞いてると。
そうだねなんか被害に特別誰かがあったわけでもないよね。
18:03
うん。だからさ普通ただただ黒票が脱走してももちろんそれ周りはやべえってなったしさもう動員したその警察とかの数も結構な数動員してるしさ騒がせたって意味ではすごかったけど。
うんうん。
まあそこまで騒ぐかってそんな三大事件の一つみたいな感じになるのかって話じゃん。226と並ぶんだよだって。
そうだよね。
まあ安倍沙汰事件はちょっと置いといて226と並列で並べるかみたいな感じがするじゃん。
うん。
でここはまあ考察な部分になっちゃうんだけれどもあのおそらくその隠蔽的な意味があるんじゃないのかなと思ってこの事件は。
ほう。
まあ世の中っていうのはさ当時世界恐慌から続くさ不景気にまず見舞われていた。
うん。
で日本はさ国連を脱退してさ世界からはもう孤立路線をこう歩んでいます。
うんうん。
でまあもちろんその同年の2月26日に226事件が起きましたっていうようなさえ日本これからどうなっちゃうのみたいな政治不安っていうのがあるわけじゃん。
はいはい。
どんどんどんどんこうね政治家はね軍部の言いなりになってるしどうなっちゃうのみたいなところが多分こううっすらとあったのよ。
うん。
ただそれをもちろん批判はできないわけよ。
うん。
これは検閲があるから。
はい。
例えば新聞とかで軍部の批判とかやっても検閲でさすぐ全部落とされちゃうじゃん。
うん。
っていうさまあ要はその表現の規制っていうのがさ今さ表現の自由があるけどさ表現が規制されてたわけよ。
うんうん。
そんな時代の中でさこの事件っていうのはある意味その織林の中に入っていた黒ひょうま獣ね獣がさこう解き放たれるっていうところにこう隠蔽的な部分があるんじゃないかなと思って。
はいはい。
だから今まで統制されていたものが突如解き放たれてこう人々を不安に落とし入れているみたいな。
うん。
でこれがもう今その言った通り軍国主義にこう傾倒している日本っていうのを示唆しているんじゃないかっていう風にちょっと感じるんだよね。
あーはいはい。
そう。でもちろんさいや軍国主義にこう日本は傾倒しているぞなんてさ書けないからさ。
うん。
だから隠蔽的にこう遠回しにこうね遠回しに遠回しにやってってたんだよねきっと。
あーはいはい。
そう。
っていう風にちょっとこれはあのもちろん賛否両論はあると思うんだけれども。
うん。
だって黒ひょうが脱走しただけだったらさそんな三大事件とかってなんないじゃん。
何度も言うけどだから絶対そこに何か意味を持たせてたんだよね少なくとも。
あーそうなんか。
そう。もちろんそういう隠蔽的な意味があったのかもしれないしもっともちろん別の意味があったのかもしれないけれども。
うん。
まあそんな感じでねちょっとこの黒ひょう事件っていうのはさなんかその昭和三大事件の一つにまで挙げられるぐらい世間をこうにぎわわせたっていうところはあるんだよね。
はいはい。
でちょっともう最後の方に入るんだけれども。
うん。
まあそもそもこの捕獲された黒ひょうってその後どうなったかっていうと。
まあ一応もちろんお咎め。お咎めなしって言ったら変なんだけどさ。
21:01
なんか別にお咎めはないわけよ。この黒ひょうじゃあもう殺しまおうとかそういうことにはならなかったわけ。
はいはい。
でただ4年後1940年の5月12日になんか顎に腫瘍ができちゃっててそれが原因でまあ死んじゃうんだよね結局。
うん。
まあもちろん寿命とかそういうんじゃなくて病気で死んじゃってるわけだしなんかしょうがないっちゃしょうがないんだけれども。
はい。
まあ事件から4年後にはもう亡くなっちゃうこの黒ひょうは。
うん。
でこの事件ってそもそもねすごい影響を与えたことがあって。
うん。
第二次世界大戦中にさ戦時猛獣処分っていうのがあったのよ。
あーはいはい。
多分聞いたことあると思うんだけど動物園のまあ動物園が空襲にあって檻が壊れてその猛獣が街に解き放たれたらどうなるみたいな議論があってもう当時戦事家になってたときは。
うん。
でそういう可能性がある場合はもう動物の方を先に殺してしまおうっていうことをやってたんだよね。
はい。
そうで実際上の動物園でもライオンとかそういうのをこう殺しちゃってっていうねことがあって。
うんうん。
でそれはこの黒ひょう脱走事件がもちろん頭の中にみんな残ってるから危ない危険こんだけ世間を騒がせるやばいっていうところで行われてしまったんじゃないかって言われてんだよね。
はいはい。
だからこの黒ひょうがもし脱走してなかったらもしかしたらそういう発想自体が出てこなかったかもしれないじゃん。
うんうん。
檻が壊されて動物が街に出てなんか危ないんじゃないかっていうまあ危ないんじゃないかと思うけどそれは対策を取っておけば大丈夫だろうっていう風になるかもしれないし。
はいはい。
ただこの黒ひょう事件が異常に世間をやっぱ騒がせちゃったっていうのがあったから。
うん。
やっぱりそういう不安を煽らないためにも先にそういう猛獣は殺してしまおうっていう風になっちゃったんだよね。
あーはい。
で最後ちょっともうまとめなんだけれども。
うん。
まあ何がこの事件から読み取れるかっていうとさやっぱりこういつの時代も動物っていうのはこう人間のエゴに振り回されているなっていうのがすごい言えるなと思って。
うんうん。
黒ひょうだって別に好きでまず日本に来たわけじゃないじゃん。
うん。
でさっきのその戦時殺処分の話もそうだけどさもう動物は戦争関係ないじゃんそもそも。
うん。
人間のエゴ同士でやってる戦争で動物が結局最終的に割り送ったんだよねその場合って。
はいはい。
でさ別にこれ戦時化だから起きてることじゃないじゃん。
うん。
今だってさ日本においてもさ動物の殺処分っていうのは普通に行われてるし。
はいはい。
でもちろんそれは仕方ないっていう側面も絶対あるわけじゃん。
うん。
だってね野良犬が増えてさそれこそ狂犬病の温床になったらまずいとかさ。
まあそう要は人間の身を守るために動物をこう犠牲にしてるっていうところはあるよねやっぱり。
はいはい。
そうだからいつの時代もやっぱこう人間のエゴに動物っていうのは振り回されているっていうところがまあ今回言いたかったことじゃないけどさまあ言えるんじゃないかなっていうところだよね。
うんうん。
でたださ言っても動物園っていうものを全員もちろん否定するわけじゃなくて動物園が持ってるその研究的な側面もちろん娯楽としてもそうだけどさ研究的な側面っていうのはさすごく大いに役に立ってると思うんだよね。
24:02
それは人間のためだけじゃなくて動物のためっていう部分においても。
うん。
そういうのを全否定することなくまあなんだろう人間と動物が共存できるような世の中っていうのがこうねなれば一番理想だよねっていう。
うんうん。
まあそんな感じで今日のテーマは以上にしたいと思うんですけれども。
はい。
尾形郎いかがでしょうか。
そうだね人間にとってはさその黒標が本来いる場所から逃げたって脱走って思うかもしれないけどさ。
うん。
黒標からしたらさやっぱそういうのじゃないと思うんでねもちろん。
まあそうだよな確かに。
うん。
別にね自分の世界がそこって決めてるのは人間だしね。
うん。
っていうのをやっぱ思って。
うん。
まあすごいね難しい問題だけどさやっぱ聞いててさあのちょっと前にさあの長丸とさあの関東大震災の展示会見に行ったじゃん。
ああ。
そこでさ大きな絵があってさ関東大震災があって動物園なのかなあれ。
うん。
トラがさ殺処分されるとこだった絵だよね確か。
そうそうそう。
ねあれを思い出してまさに聞いてて。
うん。
で関東大震災って言ったら大正だからこの事件よりも前の話じゃん。
全然前だね十数年前か。
そうそうそう。
いやだからもう結構その昔からそういうのは行われてきたんだなっていうのも感じたし。
うん。
そうだねただ全然この事件についてはもうほんと知らなかったから三大事件なんだっていうのを知ってあの勉強になったね。
本当かよっていう感じだけどねやっぱり。
ああそうだね。
うんまあ並んでるのが安倍晒事件だからさもう一個が。
でもあれかなあとはさ日本人というかまあ日本人関わらずその3って区切りがいいじゃん。
うん。
ねだからその年で思い浮かべると他に特筆何かないというか逆にメディアで触れていいのがそれだったっていうのもありそうだよね。
ああまあそうかもね226なんかはさもう逆に買わせないような感じだろうしね。
買わせないしね。
他はちょっとグレーだなみたいなさ。
これ触れたらやられちゃうんじゃないかみたいなね。
もしかしたら本当にそうかもしれないね。
ああそうなんか聞いてたあとさ日本ってペットショップがめっちゃある国なんだってね。
ああそうなんだ。
都心とかでもさ街中でもさ都会の一等地とかにもペットショップあったりするんじゃん。
うん。
デパートとかの。
ああそうだね確かに。
一角とかにも。
うん。
こういう国って珍しいんだって。
うーんそうなんだ。
そうなんかこの前たまたまなんか知ったけどフランスだとこの先ペットショップ犬とか猫の売買って禁止するらしい。
27:00
うーん。
そうそうなんか今そういうのが広がりつつあるんだって。
ああまあ生態販売自体をもう完全に禁止する流れなんだろうね世の中的には。
そうそうそうだからねどうなっていくんだろう日本っていうのはちょっと感じるけど。
日本はね世界のそのスタンダードから結構取り残されているところは多いからさ。
まあね。
結局ねお金儲けになればそんな生態販売だっていいっていうどっちかっていうとそういうスタンスじゃん。
まあそうだねちょっとまあペットを飼うことが悪いって言ってるわけじゃなくてね自分もねちっちゃい子から親が犬猫好きでずっと飼ってたからその可愛いっていう気持ちはすごいわかるから。
いやもちろんそれはペットは飼ってもいいじゃん飼うのはそれは誰も多分その世界的に反対してる人はいないと思うんだけれども。
そうだね。
やっぱりその売買っていうところでさお金っていうものが絡むとどうしたってさその販売すること自体がもちろん悪っていう見方もあるけど繁殖させるためのところだったりとかさそういうところがさやっぱり無理が生じちゃうわけだからさ。
ああそれで増えちゃったものに人の都合で殺しちゃうっていうのがね。
そうそうそうで結局殺処分なわけじゃん犬とか猫の行き着く先っていうのは。
うん。
でそこだけはもう変わらないからだからでもお金のために産んで売れなかったから殺すっていうさそのサイクルになっていくわけじゃんどんどんどんどん。
はいはい。
ねだからまあそういうのをもうどうだって言われたらそんなの悪いに決まってるじゃんで終わるんだけれども。
はい。
ただそれがこう別に成り立っちゃってるっていうところなんだよね今。
ああなるほど。
誰に聞いたってさいやそんなねお金のために産んでさ産ませてさ売れなかったから殺しますなんていうのをさいやこれは正義ですとかっていう人は多分いないと思うんだよ。
うんうん。
だけど現実としてそれが行われててでもそれは別に見過ごされてるというかさ別にそうなってるじゃんそういう仕組みになってるわけじゃん。
はいはい。
っていうところでね世界的にはそういうのをどんどんなくそうなくそうってなってってるんだなっていうのはさっきの話聞いたらああそうやっぱそうなんだねとは思ったけど。
確かに。
いや何気にねちょっと感慨させられるテーマだね今日は。
そうだねやっぱ動物と人間との付き合い方みたいなところだからね。
うん。
まあということで今回は上野動物園黒標脱走事件でした。
はい。
もしよかったら評価の星をポチポチと並べてくれたら嬉しいです。
ぜひお願いします。
はい。
それでは最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ありがとうございました。
29:41

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