1. 「大人の近代史」今だからわかる日本の歴史
  2. #213 「荻野吟子」日本初の女..
2025-07-22 20:22

#213 「荻野吟子」日本初の女性医師は苦難の道であった

spotify apple_podcasts youtube

男性医師しかおらず東洋医学が主流であった時代に女性として初めて医者となった荻野吟子についてのお話です。エンジョイしながら聴いてください。------------------------

★お便りはこちら

☞ https://bit.ly/2YkUaRB

------------------------

★番組運営のため寄付を募集しています

☞ https://otokin.com/sponsorship

------------------------

★ブログ

https://otokin.com/archives/2281

------------------------

★X

☞ https://twitter.com/@otonanok

------------------------

★Instagram

☞ https://www.instagram.com/otonanok/

------------------------

★大人の近代史公式グッズ

☞ https://suzuri.jp/otonanokindaishi

------------------------

<過去の関連回>

#154「津田梅子」女子教育の先駆者

https://open.spotify.com/episode/5VR4PcIrYae7Au5xEnjsd8?si=clkut5GdS7qXi6KtBtJt6A

サマリー

荻野吟子は江戸時代に生まれた日本初の女性医師であり、彼女の人生は医師を目指す過程で様々な困難に満ちています。彼女は豪農の家庭に生まれ、女性が教育を受けることが難しい時代に学問に励み、最終的に医師としての道を切り開きます。荻野吟子は周囲の反対を乗り越えて医師になる道を選び、その挑戦は女性の地位向上に寄与し、医師免許取得の前例を打ち立てます。

荻野吟子の背景
スピーカー 1
人、その友のために己の命を失する。これより大いなる愛はなし。始まりました、「大人の近代史」。よろしくお願いします。
スピーカー 2
はい、よろしくお願いします。愛ときましたか?
スピーカー 1
そう、今日のテーマは愛なんですよ。
スピーカー 2
あ、そうなの?
スピーカー 1
いや、ちょっと、ま、でも、あの、この言葉、ちなみにこの言葉知ってる?
スピーカー 2
知らない。
これね、あの、聖書の一節なんだよ。
あー、そうなんだ。
スピーカー 1
そう、ヨハネのその福音書の一節の言葉で、ま、すごい簡単に言うと、自己犠牲の愛だよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、今日のテーマは、この自己犠牲、あの、この言葉が、ま、なんかすごい好きだったって言われている荻野吟子についてやりたいと思います。
スピーカー 2
あー、あんま詳しくないけど聞いたことはある名前。
スピーカー 1
ま、熊谷の人だったら名前ぐらい聞いたことあるよね。この人、今のその熊谷市の出身だから。
スピーカー 2
あー、そうなんだ。
スピーカー 1
そうそう。ま、正確に言うと、あの、旧目沼町だから、ま、今合併して熊谷市になってるけど、そっちの、あの、出身ということで、熊谷市としては、割とこう、前に押し出してるというかさ、そういう人物ではあるっていうところだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、この人、まだ女性がさ、医者っていうものになれなかった時代に医者を志して、見事女性初の医者になったっていう人なんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それで、ま、一応有名な人っていうところで、で、今日はその、小木野吟子の老いたちからその医者になるまでっていうところを、ま、やっていきたいなと思ってます。
スピーカー 2
はい。お願いします。
結婚と病気
スピーカー 1
はい。まず、小木野吟子は1851年に生まれます。1851年だから、ま、江戸時代だね。江戸時代で明治維新、ま、江戸時代幕末ぐらいに生まれたっていうところで、で、さっき、こ、あの、生まれは言ったけれども、熊谷市田原瀬っていうところなんだけれども、今の、あ、今じゃない。
っていう目沼町の場所だね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
田原瀬ってちょっとイメージつかない人多いと思うんで、あの、利根川があるんだけれども、利根川沿いなんだよね。利根川沿い、とにかく川の近くで生まれたんだよ。
うん。
で、今のその田原瀬知ってる人とか、その昔知ってる人とかでもいいんだけれども、あの辺結構田舎なのよ。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
すごい田舎。あの、今言ったって結構田舎。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、そこで、あの、生まれたんだけれども、農家だったんだよ。農家に生まれたの。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ただ、親は、いわゆる、あの、小方老家と一緒で、豪農なわけよ。
スピーカー 2
違うだろ。
スピーカー 1
え?あ、どっちが違うの?
スピーカー 2
いや、俺が違うよ。
スピーカー 1
あ、違う。えっとね、親はね、とにかく豪農だったわけ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、どれぐらい豪農かっていうと、お家は大きいし、使用人がいたりとかっていう感じでさ、普通、農家に使用人なんかいないじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でも、そういう使用人がいるような大きな家、お金持ちだったんだよね。すごい簡単に言うと。
うん。
の、御所として生まれるの。当時は兄弟いっぱいいるからね。別に珍しいことじゃないんだけれども。
で、父親は、すごく子供の教育に熱心な人だったんだね。
うん。
まあそれはちゃんと理由があって、父親自身がすごくその学問の大切さっていうのを、自分が学問を学んでて身に染みて分かってたらしいのよ。
読み書きソロ版とかが全部できたんだけれども、当時珍しいよね。農家でさ、そんな読み書きソロ版ができちゃうなんて。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
やっぱりそういうのがすごい大事だっていうのが分かっていたから、その自分の子供たちにも学問っていうのをすごく熱心に教えるような父親だったの。
うん。
ただ当時の時代から考えると、それはあくまでも男の子に対してはそうするべきというかそうだったんだよね。
うん。
女の子っていうのはもう本当にあれだよね。今じゃあちょっとあれ考えられないかもしれないけれども、もう勉強なんかできなくていいんだよ。
女性はもう結婚して子供を産んで子孫を反映させていくことが大事なんだみたいな。まあお嫁に行くことが大事なんだよみたいなもう価値観だから当時は。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから銀子はその兄たち、まあ兄がいたんだけど何人か。で、その兄たちに混じって勉強するようになっていくんだよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、銀子自身すごく頭が良くて、で学問もすごく好きだったの。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、寺子屋へこう通うようになって、そこで松本万年先生っていう方に会うの。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
この松本万年が医者なんだよね。
スピーカー 2
あーはい。
スピーカー 1
で、当時医者っていうのはさ、あのすごくもうほんと超頭良いみたいな感じだからさ、何でもできるわけよ。その医者をやりながら傍ら子供たちにまあ読み書き教えていたっていうような人なんだよね。
うん。
で、その松本万年先生の娘にお義家っていう人がいたんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、このお義家っていうのはあの、とついでたんだけれども子供を亡くしちゃって離婚して戻ってきたっていう感じの女性だったんだけれども、このお義家が銀子のことを気に入って銀子に、お義家が銀子に学問を教えてくれるんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう、そんな感じで銀子っていうのは結構ちっちゃい頃から学問っていうのをこうずっと、まあ当時の女性では珍しい感じでこう学問を学んでいたっていうところなんだよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
ただ、やっぱり時代は時代で、銀子が16歳の時にすぐ近くの村のそこの名主の息子と銀子を結婚させないかっていう話が出るのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあ、名主の息子と結婚なんてさ、親からしたらおい占めたもんだみたいな感じになるじゃん。
スピーカー 2
あー、なんか土地をいっぱい持ってるとこってこと?
スピーカー 1
まあ、まあお金持ちがお金持ちと結婚するみたいな感じ、そういう見合い話が出たわけよ、簡単に言うと。
うん。
そしたらこれは占めたもんだってなるじゃん。
で、もちろん父親もそう思って、もう当時っていうのはさ、父親がこうだって決めたらもう一家全員それに従うみたいなところがあったから、父親が勝手に結婚の話を進めちゃって了承してきちゃうのよ。
うん。
で、結局銀子も逆らえないから、そのまま銀子が結婚することになる。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう。で、結婚して家を離れて、名主の息子と一緒に暮らしていくんだけれども、もちろん当時はさ、その、なんだ、向こうの親も同居してるみたいな、まあ要は向こうの家に突入に行く、本当にそういう感じのイメージなわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから自分家じゃないところに行くから色々気狂うも多いじゃん。相手の親もいるしとかそういう感じでね。
それで、まあちょっと色々こう疲れてたところに急に銀子はなんか病気にかかっちゃうんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、どういう病気かっていうと、まあその下腹部からウミが出てきて、で、なんかすごい高熱も出て体がフラフラして起き上がれなくなっちゃうっていうような病気だったの。
スピーカー 2
おお、大変だね。
スピーカー 1
そう。で、無理して起き上がって何とかこう火事とかそういうのやろうとしてたんだけれども、でもやっぱりとうとうやっぱもう無理だなっていう限界に来ちゃうんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、限界に来ちゃったからちょっとすいません、故郷に帰らせてくださいって。で、故郷でゆっくり療養したいですっていう形で実家に戻るんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、この時松本万年先生を思い出したからなんか故郷に帰って万年先生とかに見てもらえないかなっていうのがあって帰ったんだよね一応。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、これ結局故郷に帰って療養して調べていると、銀子がかかっていた病気って臨病だったのよ。
スピーカー 2
おお。
スピーカー 1
臨病って性病ね。
うん。
で、臨病って今だと薬を、厚生物質かな。厚生物質を処方されて注射なり飲み薬なりで治るんだよ。簡単に治る病気なんだけど、当時っていわゆる厚生物質がなかったのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからこういう今では当たり前に治るような病気でもすごく重症化しやすかったんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、銀子はこれ重症化してたのよ。で、万年先生は漢方薬、あの万年先生っていうか当時の医者って基本的に東洋医学だから漢方薬なんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
漢方薬を処方してくれて、で、銀子にゆっくり休むようにさせて、で、銀子は今まで実家じゃないところで暮らしてたからそういうプレッシャーとかもあったわけよ。
なんかこんなにずっと寝てたら夫の両親に怒られちゃうみたいなそういうのがあったんだけれども、やっぱ実家だとさ、まあ変な話さ、なんかうるさく言う人もいないわけじゃん。
だからそれでゆっくり休めてだんだん体調を回復してったの。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、じゃあ体調回復したら戻るべきじゃん。
うん。
スピーカー 2
でもね、やっぱりもう戻りたくなかったらしいのね。だから離婚することを決意したの。
スピーカー 1
うん。
で、これさ、普通だったら向こうは大反対するじゃんそんなの。いやいや何勝手なこと言っちゃってんのみたいな感じで。
うん。
ただ、銀子はこの臨病のせいでもう子供が産めない体になっちゃってたの。重症化してたから。
あーはい。
で、だから向こうからすると子供の産めない病弱な嫁なんていらないよっていう感じで、もう軽ーく離婚の話がまとまっちゃったんだって。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、もうそのまま夫とは離縁して、結局実家に戻るっていう、まあ戻るっていうか戻ってたんだけど戻るっていう形になったわけ。
スピーカー 2
うん。
医者への道
スピーカー 1
で、あの万年先生の娘のお爺に、嫁に行って子供を産むだけが女の仕事ではないから大丈夫だよっていうことを言われて、
まあお爺とこう話していくうちに、だんだんその病気をちゃんと治して学問に向き合いたいなっていう気持ちが出てくるのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから要は漢方薬じゃ治んないわけよ、倫病って。だから東京で有名な下界の先生に見てもらうことにしたの。
だから東京に今度は行くわけね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、東京に行って有名な下界の先生にこう見てもらうんだけど、ここでのエピソードで、当時の女性が病気になったりすると、まあもちろん医者に見てもらうけれども、
医者ってさ、男性しかいないのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でさ、ギンコの場合倫病だからさ、要は下半身を見せなきゃいけないわけじゃん。裸でね。
スピーカー 2
ああ、はい。
スピーカー 1
で、これはさ、まあ今だってそんなさ、そんな普通に恥ずかしいって思うじゃん。当たり前だけどそんな感覚的にね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でもさ、当時の女性っていうのはさ、今以上にそういうのがもっともう絶対無理っていう感じだったのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから、そんな男性医師に下半身を見せるなんていうことはありえないし、しかも学生たちもいたんだって、そのギンコが診断受けるとき。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあ要は研修生みたいな感じかな。で、10人ぐらいの要は若い男性だったり、まああと男性医師とかにね、全部見られちゃうわけよ。
で、ここですごくもう悪夢のような時間を過ごしたっていうことで、なんかもう診察が終わったらもう布団に閉じこもってもう大泣きしたっていうようなエピソードがあって、
この時ギンコはなんで医者は男しかいないんだっていうのをすごく思ったらしいのよ。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
もし女性の医者がいたら、女性の医者に見せるだけで全然私の気持ちは違うのに、なんで男性に?
治したいから見せてるんだけれども、とはいえすごくやっぱり羞恥心っていうのは強いわけじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから女性の医者だったらここまで私は嫌な思いをしなかったのにっていうのを思うようになって、
だんだんと自分が医者になればいいんじゃないかっていう気持ちが出てくるのよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、これ1871年の出来事なんだけれども、でここから徐々に医者に向かって進んでいくんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、当時って徐々にではあるんだけれども、女性の教育っていうのにも関心は出始めてた時期なんだよ。
ちょうどさ、1871年だから明治始まってすぐぐらいじゃん。
例えば小片郎がやった名作岩倉施設団に乗った津田梅子とか大山捨松とかいるじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ああいう女性が留学生として逃兵したのもこのぐらいの時期だし、っていう感じで女性が教育っていう部分に関しての熱っていうのは出始めていた頃ではあったんだけれども、
ただまだ女性が医者になるための学校なんて当然なかったんだよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
なぜなら女性の医者なんて一人もいなかったから。
で、そもそもなんだけれども、男性ですら西洋医学の知識なんて当時ほとんどないのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
さっき出てた松本万年先生も漢方医だからね。東洋医学だから。
だからそもそもすごくハードル高いじゃん。もうその時点で。やっぱり学ぶ場所もないし、自分が学ぼうとしている医学に詳しい人もあんまりいないっていう状態だから。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、この医者を目指すっていうことに対して、もう母親は大反対をしたの。
スピーカー 2
ああ、そうなんだ。
荻野吟子の挑戦の始まり
スピーカー 1
ただでさえ銀行っていうのは子供が産めなくなって離婚してその家に入ってきちゃったっていうところで、ものすごく世間から笑われているっていう。
時代がそういう時代だったからね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そんな中、誰もがやらないような道に進むなんてちょっと勘弁してくれよみたいな。
昔の考えだったらこれは割と普通なんだと思うんだけれども。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、ただここで万年先生だったりおぎえ、娘のおぎえが説得してくれて母親をね。
で、東京へ結局送り出してくれることに最終的に母親も同意するわけ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、銀行は1875年にお茶の水大学の前身であった東京女子師範学校っていうのがあるんだけども、そこに入学して最初の卒業生としてなんとトップの成績で卒業するんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう、もともと頭良かったからやっぱりこうやればすごいできる人っていうか。
で、ここで医学校を紹介してもらえて、それで医学校にも通うようになるのよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
ただ生徒はもう全員男性なの。
で、授業料もさ、もともとこう自分ちもお金持ちだからそこから出してもらってたんだけれども、たださすがにさ、すごくやっぱお金かかるわけよ、医学校ってなると。
だからなかなかそこまで無理を言えないから、自分で家庭教師しながらこうやりくりして成績を立ててた。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、そこの医学校でも勉強全部終えて、で、医師になるためには医師開業試験に合格する必要があるんだよね。
まあこれは今も一緒なんだけどさ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ただ、女性に医師免許っていうのを与えた実績っていうのはそれまでずっとなかったわけ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからこれ、元初の時点で差し戻されちゃうんだよ。ダメって言われて。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
スピーカー 1
そう。つまり受験資格がないってみなされちゃったわけ。
でも、あの、銀庫はここで負けないで徹底的に過去の事例っていうのを調べ上げて、実は前例があったっていうことを見つけるのよ。
うん。
で、これ前例っつったってめちゃめちゃ前なんだよ。
超昔の書物、律令制度とかその辺の時代のものなんだけれども、その辺の時代の書物に女医の記載があったのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからここであるじゃんって国家資格、国として認めてるよ女医はみたいな感じで言って、で、前例があるから、じゃあ一応それもすごい昔だけれども、もう千年くらい前なんだけれども、前例があるから断れなくなっちゃって、国としてはもうじゃあ元初を受け付けるっていう形になった。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そんな執念が実って、銀庫は1884年に医師国家試験を受けることになるんだよね。
うん。
で、1885年の最終試験、まあその一発の試験じゃないから、ちょっと段階踏んでやっていく試験なんで、1885年の最終試験に銀庫は見事合格して、日本初の女性医師がここで誕生するっていう形になるのよ。
医師国家試験への道
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ちなみにこの時銀庫は34歳だったんだよね。
はい。
で、その後銀庫っていうのはこう医者として、まあキャリアを積んだりとかいろいろ右翼逆接はあるんだけれども、そういった形で日本初の女性医師として、今ではもう日本ではすごく有名な人っていう形になってるんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう。で、ちょっと今日の話、簡単にまとめるっていうか、ちょっと自分の見解も含めてなんだけれども、やっぱりさ、その今まで前例がないことをやるっていうのはすごく大変だなっていうのを、ほんとやっぱこの扇の銀庫のエピソードっていうのを見てると思って、周囲からやっぱり全然賛同を得られないんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
母親も大反対だったでしょ。まあそんな感じで、その前例がないことっていうのはやっぱりなかなかこう人っていうのは認めたがらないというか、まあなかなか肯定できないっていうところもあって、で、あとやっぱりその前例がないからさ、今自分が進んでいる道ってこれ合ってるのか間違ってるのかがわからない。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
っていうところもあって、なかなかさやっぱり難しいんだよね。前例がないことをやるのって。過去に事例があったことをやるのはさ、それを真似ていくとかさ、いろいろあるじゃん。ちょっと自分でここをこう改良したらいいなとかっていうのがあるんだけど、女性が医者になるっていう道はなかったから、ほんとに全部暗闇を歩くような感じのやっていくしかなかったんだよね。
スピーカー 2
うん。
でもやっぱり扇の銀行っていうのはそんな中でも信念を曲げずに突き進んだことによって、最終的には日本初の女性医師として、日本としてのその初の女性医師として貢献していくっていう形にもなったし、やっぱりそういう日本初の女性医師が誕生したっていうところで、女性の地位っていうものが向上していくことになるんだよね。女性でもここまでできるんだっていうのを見せつけたわけじゃん。
スピーカー 1
うん。
そう。っていうわけで、例えば津田梅子だったりとか、そういった日本の女性の地位向上に貢献した人物のうちの1人にも数えられているっていうような人物だったよね。
荻野吟子の影響と貢献
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
っていう感じで、ちょっと今日のお話以上となりますが、いかがだったでしょうか。
スピーカー 2
なんかそうだね、自分もこの方全然詳しく知らなかったので、こういう女性がいてその信念を曲げずに、女性の初なのか、女性医師としてなったんだっていうのを聞けてためになりました。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
なんか歴史こうやってるとさ、コメントでもさいただくけど、なかなか女性にスポットライトって当たってないことがやっぱりどうしても多くてさ。
で、その中でやっぱこういった女性の活躍取り上げてくださいとか、確かね、結構ちょいちょいいただくで、まさにね、そこに永室がスポットライトを今日は当ててくれて、すごくインジョイしました。
スピーカー 1
なんでそこだけ英語になるんだよ。
スピーカー 2
女医だから。
スピーカー 1
うまいね、すごいよ、天才だよ、それいきなり今当たって思いついたんでしょ。
スピーカー 2
今喋りながらどうでもいいことが浮かんできた。
スピーカー 1
いやすげえ、やっぱね天才だよ、もう全部小片郎に俺は持ってかれました、今日の話。
スピーカー 2
いやいや、素晴らしい回でした。
スピーカー 1
一応最後ちょっと補足だけしとくと、これ正確に言うと、日本初の女性の医者って言ってるけど、医者って昔から女性でもいたらしいのよ。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
前提としてね、ただ、国が認めた女性医師としては扇の銀行が初なのよ。
っていう意味で日本初っていう。
すげえイメージでいいんだけどさ、江戸時代とかそのぐらいって三馬さんみたいなのいるようなイメージない?
ああいうイメージで要はそういう、今で言う三婦人会みたいなのはいたらしいのよ。
そういうレベルではいたんだけど、でもそれはあくまでも非公式なわけ。
一応最後どうでもいい補足でした。
スピーカー 2
いやいや、素晴らしい。
スピーカー 1
いやいや、何が素晴らしいんだよ。
スピーカー 2
はい、ということで今回は扇の銀行についてでした。
来週の火曜日の大人の近代史の配信なんですけども、ちょっと早いですけど、一回夏休みを取らせていただきたいなと思いまして、まことに勝手ながら配信をお休みさせていただきたいと思ってます。
スピーカー 1
はい、全国の小片呂ファンの皆様、本当に申し訳ございませんが、休みいただきます。
スピーカー 2
はい、すいません。またいつか皆さんに会えることを願ってます。
はい、それでは最後まで聞いていただいてありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
20:22

コメント

スクロール