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スピーカー 2
デンマークの哲学者、キルケゴールは言った。
しばらく二人で黙っているといい。 その沈黙に耐えられる関係かどうか。
始まりました。「大人の近代史」宜しくお願いします。
スピーカー 1
宜しくお願いしまーす。あ、キルケゴール?
スピーカー 2
ああ、知ってるんだ。
スピーカー 1
有名だよ。ウッチリータルヤマイとかそうでしょ。超有名だよ。
スピーカー 2
すごい、そこまで言ってる。
スピーカー 1
みんな知ってるよ、キルケゴールはさすがに。
スピーカー 2
うっそ?
スピーカー 1
知ってる。絶対知ってるから。有名だよ。
スピーカー 2
いや、俺初めて知ったよ。
スピーカー 1
どんぐらい有名かっていうと、俺的に誰だろうね。トルストイとかと同じくらい有名じゃない?
スピーカー 2
あ、そうなの?
スピーカー 1
レフ・トルストイとかじゃないのかな。いや、なんかそれぐらいの知名度な気はするけど。
スピーカー 2
ああ、そうなんだ。言葉がさ、なんかその沈黙に耐えられる関係かどうかって。すごいこと言うなって。
スピーカー 1
それ、聞いたことある、だから。
スピーカー 2
ああ、そうなんだ。
スピーカー 1
うん、なんかキルケゴールが言ってたかどうかちょっと正直知らないけど、なんかどっかで聞いたことある言葉だよね。
スピーカー 2
えー、まあどういう関係かっていうのがあれだけど、昨日久々にさ、高校のテニス部で集まってさ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
なんかさ、もう20年ぐらい経ってんのにさ、なんかあそこにいると、あの時のままなんだよね。不思議と。
スピーカー 1
なんかちょっとね、昔の自分というかさ、その立ち位置にもそうだけど、なんか思い出すよね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
そう、やっぱりオガ太郎はこう、ね、みんなの中心人物っていうか話題のこう、なんか中心にいるっていうのがさ、常々だったんだなっていうのは。
スピーカー 2
ちょっと待って、俺それが逆に長丸がそうだと思ってたんだけど、俺いつもなんか端っこでさ、ちくわ食べてただけだし。
スピーカー 1
いやいや、端っこにいたの俺だから。いや、オガ太郎は話題の主役にはなるじゃん、とは言っても。俺はならないじゃん。
スピーカー 2
いや、そんなことない。すごい中心だったわ。
スピーカー 1
いや、ウケるわ。
スピーカー 2
まあね、なんか不思議なそんな関係、皆さんにもあるかなと思って、ちょっと今日はこんな言葉にしてみました。
スピーカー 1
なるほどですね。そこで休憩ゴールが出たと。
はい、まあ今日は長丸がどんな沈黙を織り混ぜてくれるのか楽しみです。
あ、沈黙いらない?
うそ、なにそれ。すごい高度な。
スピーカー 2
いきなり。
スピーカー 1
いや、なんか思いつかねえなって開始があって、これちょっと黙ってたら、これ沈黙でいこうみたいなさ。
スピーカー 2
ちょっと待って、俺たまにさ、音声本当に声トラブルあるからさ。
スピーカー 1
あー、聞こえてないんじゃないかみたいな。
スピーカー 2
またちょっと声出てないよって言うとこだったよ、俺。
スピーカー 1
大丈夫、沈黙しただけだから。
はい、で、今日はリクエストを来てたやつをやるんだけれども、ベトナム戦争についてやりたいと思います。
スピーカー 2
おお、またすごい濃い内容の来ましたね。
スピーカー 1
全然ね、もう今日濃くやらない。
ベトナム戦争ちょっと今日、ざっとこうぐわっとさ、周りをこう触れて、ちょっと反響が多かったら、もうちょっと細かいところをやろうかなって思って。
逆に反響なかったら、こんなもんかみたいな感じで、ベトナム戦争は1回で終わりにする予定です。
スピーカー 2
いやいや、もう既にだって反響って、リクエストとかも結構来てるんでしょ、これ。
スピーカー 1
リクエストは2個来てたからさ、ちょっとそれで取り上げるんだけど。
まあ、なんだろう、どっちかっていうと代理戦争的な側面だったりとか、外略的な感じが知りたいっていうリクエストだったから、今日はちょっと外掘りっていうか、外略的な部分でやりたいなと。
だから、本当はさ、結構えげつない戦争なわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
あんまりそういう細かいところは、そんなには触れないで、どちらかというとこんな感じ、こんな感じ、こんな感じ、ババババっていう感じでちょっと説明していきますので。
ちょっと退屈に思っちゃう人は思っちゃうかもしれないけれども、ちょっとついてきていただけたらなと思います。
スピーカー 2
はい、お願いします。
スピーカー 1
で、早速ベトナム戦争の経緯に入りたいんだけれども。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ベトナムってさ、もともとはもちろんベトナム人の国家があったわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ただ、ベトナムって地図見てもらうとわかるけれども、上に中国があるよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう、だから常に中国の支配も受けていた時期もあったし、とにかく中国とすごい密接に関係していたんだよね。ずっと歴史をたどっていくと。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから、できる国できる国は真中って言ったら変だけど中国にものすごく影響を受けているような国が常にあったわけよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、そんな中、元福江っていう人がそのベトナムから追い出されちゃうんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
それで追い出されて、フランスの支援を受けてベトナムを取り返すっていうことをするのよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
めっちゃ今はしょってるけども、ちょっと簡単に言うとそうなんだよっていうところでちょっと言っちゃってます。
フランスの支援を得てベトナムに戻ってベトナムで自分の国を作ろうって戦うわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、これ最終的にその元福江がベトナムを取り返して元朝っていうのを開くのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、ここでさ、フランスの支援を取り付けたからフランスはそれを契機にどんどんどんどんベトナムに入り込んでいくわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
うん。これもかなりはしょって言ってるんだけど、簡単に言うとそんな感じなの。とにかくそこでフランスが出てくるわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、最終的にさ、ほら、普通領インド氏なみたいな呼び方ってあるじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう、第二次世界大戦前にはフランス領になってたわけよ、ベトナムっていうのは。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
これも細かいところはしょるけど、保護国だったり植民地になってたりとかちょっとベトナムによって部分的に違ったりはするんだけども、まるっとベトナムとカンボジアとラオスは普通領インド氏なって呼ばれてたって思っちゃっていいと思う。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
まあ要はフランスに占領されちゃったわけ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、第二次世界大戦の時に、フランスはナチス・ヒトラー率いるドイツに敗れるよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、それに乗じて日本はインド氏な親中を行うわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、ここで日本の支配下になるわけ、ベトナムは今度は。
で、日本は結末はわかると思うけど1945年にさ、日本は負けるじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、負ける直前ぐらいに日本はもうベトナム人の手で独立させようとして、独立をさせるんだよ一応。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
ワオダイっていう人を王様に立ててね。
でもそれに対して抵抗勢力があって、それがいわゆるホーチミンって呼ばれる人がいるよね。
スピーカー 2
あー。よく歴史の教科書でね、出てくるね。
スピーカー 1
そうそう。ホーチミンってホーチミンっていう名前じゃなかったんだけど、なんかホーチミンにしたんだよ。
スピーカー 2
えーそうなんだ。
スピーカー 1
うん。ちょっとごめん俺今パッと名前出てこないんだけど、なんかねすごい違う名前だった。本当全然ホーでもチーでもミンでもない名前があったんだけど、ホーチミンっていう名前に変えてホーチミンになってるんだけど。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、そのホーチミンは社会主義者なわけよ。
スピーカー 2
うん。
だから社会主義のホーチミンと、そのワオダイの、ワオダイは日本のその後ろ盾みたいな感じで立てたような国みたいなもんだからさ、まあ資本主義な国なわけじゃん。
スピーカー 1
はいはい。
でももちろんそんな国人気ないからさ、ワオダイはまあ速攻失脚するんだけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、そんな中日本は負けるじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
負けるからもちろんもう日本の影響はなくなるわけよベトナム自体は。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そこで出てきたのがまたフランスが来るんだよ。
スピーカー 2
おーはいはい。
スピーカー 1
そうそう。だから対戦の後にやっとベトナム人で自分で政治ができるって思ってたらフランスが戻ってきちゃうもんね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、それに対してホーチミンたちがいやもうそんなものは認めないっていうんで、まあ要は旧総主国のフランスに対して戦った戦争がインドシナ戦争なわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう。で、これは1946年から1954年にかけて行われて、結果だけを言うとベトナムが勝つのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
普通に考えたらフランス勝ちそうじゃない?でも。
スピーカー 2
あーまあそうだね。
スピーカー 1
うん。これはフランスがもう二次大戦を通してボロボロになっていたっていうこともあるし、もう一個1954年にインドシナ戦争終わるんだけど、その同年にアルジェリア戦争っていうのが起きるのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、アルジェリアフランスの植民地だったんだけれども、そこで戦争が起きてフランスはさベトナムとアルジェリアで両方戦争しなくちゃいけなくなってたわけよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だからベトナムを捨てたわけ。もう無理だっつって。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ただ、フランスは負けたとは言っても、完全に敗北したわけじゃないから、南側はまだ資本主義の国として残ってたわけよ、ベトナムの。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だから、なんか北部に社会主義、ホーチミンの北ベトナムがあって、で、南ベトナムに資本主義国家が残ったようなイメージでいいと思う。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
これは、そのフランスが撤退する時に条約を交わしてるんだけど、最終的にベトナム人の手で統一選挙を行って、どっちかに統一しましょうみたいな感じで、1956年にそれをやりましょうって決めて、撤退するのフランスは。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だからこれだけ聞くとさ、なんだよかったベトナム、これで統一選挙も行われて、あの万々歳だねってなりそうじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
これにね、アメリカが出てくるのよ今度は。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう、アメリカとしては、要は共産主義の国が増えることをすごい恐れてたわけ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
理由は、共産ドミノって言葉があるんだけど、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
共産主義国って、なんかドミノ倒しのようにどんどんどんどん隣の国、隣の国っていう感じで広がっていくんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
はじめはソビエトから始まったじゃん、ソ連から始まってさ、東欧なんてどんどんドミノ倒しでさ、ソ連の影響で社会主義になっちゃったじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、東アジアの方考えると中国がなって、今ベトナムにこう来ようとしてるわけよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、ベトナムがドミノで倒れたら、次はじゃあラオス、カンボジア、タイ、で島を経てフィリピン、まあフィリピンっていうのはアメリカの基地があったから。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そんな感じで、アメリカの影響下に共産権が及ぶことをすごい恐れてたわけ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからベトナムで止めようとして、要はアメリカが北と南の争いに介入してくることになるのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
要はさ、ベトナム人としてはさ、まあほぼ同じ民族だと思ってもらっちゃっていいんだけど、実際は細かく違うからさ、同一民族って言うと合併はあるんだけど、本来はベトナムっていう国で一つの国なわけじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
でもさ、意図的に北緯17度線で線引いてんだけどピッて引いて、北ベトナム、南ベトナムって分けて、それぞれイデオロギーで分かれたのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
この話どっかでもやったと思うけど、朝鮮でやってるよね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
そう、完全にイデオロギーの部分で、要は社会主義国の北と資本主義国の南っていう形で分けたわけ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、南っていうのは、そもそももうさ、欧米列強がさ、何だろう支援したっていうかさ、傀儡なわけよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だからさ、人気なんかないわけよ。そこのトップとかも。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから南側でも、その南の支配に対して抵抗する勢力が出てくるわけよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
これがいわゆる南ベトナム解放戦線って呼ばれる組織なんだけど、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
差別用語だからちょっと1回しか言わないけど、ベトコンって呼ばれてる人たち。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
これが南ベトナムの各地で反旗を翻してテロ行為を行ってたんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
それで、アメリカっていうのは本格的に、ちょっとこれはまずいぞってなって、
その北と南の戦争に介入をすることになってくるのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
これがベトナム戦争の発端の経緯ね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、今ここでベトナム戦争って言ってるのはさ、
あくまでもベトナムの戦争っていうところだと思ってもらっていいんだけど、
アメリカが参戦したのがベトナム戦争じゃないからさ。
スピーカー 2
どういうこと?
スピーカー 1
北ベトナムと南ベトナムが争っているのをベトナム戦争でしょ?
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
で、アメリカは南ベトナム側なんで。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、最終的にアメリカと北ベトナムが戦うわけじゃん。
まあ最終的じゃないけどさ。
だからそこがベトナム戦争じゃないよって話。
ベトナム戦争っていうのはあくまでも北と南の争いの話だから。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから北と南っていうのはそういう形で争うようになってったっていうのが経緯の部分ね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
ただね、これ南ベトナムってそもそもなんだけど、全然弱いのよ。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
これも不思議じゃん。
だってアメリカが支援してるんだよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
でも弱い。
で、北ベトナムは中国共産党が支援してたのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だからさ、当時の中国だから別にそんな強くはないじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、かたやさ、世界最強アメリカ軍が支援してるんだよ。
だから普通に考えたら南ベトナム側が有利なんじゃないかって思うんだけれども、これはもう南ベトナムがね、完全に腐敗してたのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
当時トップに立てたゴディン・ジエムっていう人がいるんだけど、アメリカが立てた傀儡政権なんだけど、もうこの人がね、もう何だろうね、ワイロとかさ、もう軍事物資の横流しとかさ、もう全然そういうのをさ、平気でやっちゃうような人で、
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
簡単に言うと自分だけが儲かってたわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから要は一部の人が利権を握ってさ、それで全然さ、アメリカはめっちゃお金つぎ込んでるのに、貧しい人には全然お金が行き渡らないっていう状態になってんのよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
これ、北朝鮮で行われてるよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう、全く同じことが起きて、だから要はトップが腐ってるから、もう全然南ベトナムってもう貧しい人は貧しいまま全然変わらなくて、もう要はモチベーションないわけよみんな。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だから、いわゆる南ベトナム解放戦線みたいなのもどんどんどんどん出てきちゃって、そっちが支持されちゃうわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう、だからそんな感じでもう全然さ、アメリカが支援してたとはいえ、北と南で戦ったらもう全然北が勝ちますっていう状態だったわけ、常に。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、それはまずいって言うんで、アメリカはもう北をとにかく自分らが倒すしかないってなるわけよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
でもさ、アメリカが介入したらもうそんなさ、世界から大批判でしょ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
いや、そんなアメリカだってなんで参加してんの関係ないじゃんみたいなさ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからアメリカはとにかく口実をつけたかったわけ。北ベトナムを攻めるための口実。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、これがいわゆるトンキン湾事件っていうのを引き起こした、引き起こさせたはちょっとわからないんだけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあ簡単に言うと、トンキン湾ってあの、ハノイとかさ、ハイフォンとかそっちの方の、まあ要は北ベトナム側にあるさ湾なんだけど。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
その近くにアメリカの駆逐艦が行くのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあこの時点でおかしいじゃん。だって、北ベトナムとアメリカはどう考えても敵対してるわけじゃん、当時。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、アメリカの駆逐艦が近くに行って、で、技とかどうかは知らないけど攻撃をさせられたんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、それを契機に、もう北ベトナムはアメリカを攻撃したから攻撃しますみたいな感じで、いわゆるアメリカは北爆っていうのを開始するわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
これは北ベトナムに対する空爆のことね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、なんで北爆を開始したかっていうと、北ベトナムからその南ベトナム解放戦線に対して支援をしてたんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう。これいわゆる放置民ルートって言うんだけど。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
放置民がさ、支援してたから、まあただそう呼ばれるだけなんだけど。で、この放置民ルートがクセモノで、ベトナムの中をこう通って行ってたわけじゃないんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
隣の国、ラオスとかカンボジアをこう通って、南ベトナムに入ってったわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だからアメリカとしてもさ、カンボジアとかラオスをさ、攻撃するわけにもなかなかいかなかったわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから、効果的に北ベトナムを攻撃するっていうことがなかなかできなかったんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
あ、ちなみになんだけど、ハノイとかそういう首都っていうのは、一応中国と戦争になりかねないから避けたんだよ、北ベトナムを直接攻撃することは。
はいはい。
スピーカー 2
だから、ハノイとかを攻撃しちゃうと、中国共産党の支援を受けてるから北ベトナムって。
スピーカー 1
うん。
それこそさ、米中戦争になっちゃうじゃん。
はいはい。
まあ下手すると。だからアメリカはそこは避けて、とにかくこのホーチミンルートを遮断して、南ベトナム解放戦線への支援を一切断ち切るっていう作戦を取ったわけ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、そのルートをとにかく爆撃しまくったわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ただね、北ベトナムってさ、これ今もそうっちゃそうなんだけど、あんまり栄えてないのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ほとんど農村とかジャングルで、要はさ、人がこうすごい密集してますっていうところじゃないから、あんまり爆撃の効果ってないんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
そう。だからこの初めのうちにやってた北爆っていうのはそんなに効果を出さなかったわけ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、次にじゃあ南ベトナム解放戦線の奴らをもう値台死にするしかないかってなるじゃん、そうなると。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
要は南ベトナム国内にさ、敵がいるわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そんなの危ないからさ、そこを排除するしかないじゃん、こうなったら。
でも、えーと、ベトナム解放戦線の兵士たちっていうのは、見た目がね、もう農民なんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
区別つかないんだよね。武器を持ってるか持ってないかぐらいで、全く区別がつかないのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
どういうことかっていうとさ、アメリカ軍はさ、アメリカ軍のさ、格好をしてるわけじゃん、服装。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
南ベトナム解放戦線は、もともと貧しい農民とかが中心になってるから、そのまんまの格好で出てくるわけよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だから、まあこれが逆に悲劇にはなるんだけど、わかんないからさ、倒しようがないじゃん。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
だから、怪しい農民はもう片っ端から捕まえて殺すっていうことをしたのよ。
スピーカー 2
あー、はいはい。
スピーカー 1
これはさ、まあ難しいところだけどさ、確率論で戦ってるわけじゃん、ようは。もうこんなのは所詮。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
アメリカの気持ちもわからなくはないけどさ、もう単なる虐殺だよね、もうもはやこうなっちゃうと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
わかんないからとりあえずみんな殺しましょうみたいなことをやってるわけだから。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、こんなことやってるからさ、もちろんアメリカなんか人気なんかどんどんなくなるじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからさ、結局南ベトナムのさ、解放戦線も、どんどんどんどんさ、なんでアメリカみたいな感じになってさ、農村も破壊されていくし、余計になんだろう、南ベトナム解放戦線側にこう、加入者っていうかどんどん勢力が上がって、増えてっちゃうんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 2
あ、テレビなんだ。
スピーカー 1
そう、当時第二次世界大戦とか第一次世界大戦の時は報道がこう入るなんてことはなかった。まあテレビもなかったし、なかった時代もあったしっていう。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でもこのベトナム戦争の時は、もう報道とかもバンバン入ってたわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから、写真もそうだし、テレビ放映もされたし、
だから、その南ベトナム解放戦線の兵士と思われる人を目の前で射殺する映像とか、
その村民村の大虐殺とか、もうあのこれ今画像とか調べてもらえばすぐ出てくるから。
マジでもうグロい写真とかがすごい出回っちゃうのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、そんなの見たらアメリカ何してんの?みたいな感じになるわけじゃん。国民からしたら。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
アメリカってさ、あの別にさ、そのアメリカ国民が全員極悪人でさ、超極悪国家なわけじゃないわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
原爆落としたのだって、あれは正義だって言ってる人たちは、その現実を知らないからそう言ってるだけで、あの別にその人たちに悪意は絶対ないんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
たださ、現実を見ればさ、そんなのもう超極悪ひどなことやってるに決まってんじゃんみたいなさ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
戦争っていうのは結局そうなんだよね。当事者意識を持たないとさ、残虐性が伝わってこないし、
結局人殺しじゃん、どっちも。攻めてる国も攻められてる国も。どっちも殺すんだから。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だからさ、その事実っていうのを知らないまま、自分たちは、なんか正義なんだみたいな感じで盛り上がってた国民がさ、実際アメリカ軍がやってることをもうこう、見ちゃうわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ドン引きするわけよ、要は。
え、無抵抗の村人大虐殺とかさ、枯葉剤撒いて森林焼き払ってとかさ、
森林、なんかね、ベトナム戦争でね、20%ぐらい亡くなったらしいよ、ベトナムの。
スピーカー 2
あーそうなんだ。
スピーカー 1
やばいでしょ、やってることが。で、枯葉剤なんてさ、ほらその後もさ、体に影響を及ぼしてさ、なんか変なキケイジみたいなのがこう生まれちゃうとかそういう影響もあるじゃん。
まあそれはまだその時はわからなかったけど。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
そんな感じでさ、要はさ、情報が手に入ることによって、とにかく反戦運動に繋がったわけよ。
で、もう当時の大統領、ジョンソン大統領なんだけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
1968年に、もうこれはまずいってなって、北幕は停止することと、北ベトナムと和平交渉による終結を模索しますっていうことを発表せざるを得なくなったの。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
これでさ、じゃあ、あ、丸く収まったね、終わりかって言うと終わんないんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
今、和平交渉をすると、アメリカは敗北なのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、アメリカっていうのは、1回も負けたことがない国なんだよね、対外戦争は。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そんなのはね、プライドが許さないんだよ、アメリカ人としての。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから、和平交渉は、自分たちが有利な状況じゃないと、なるべくしたくなくて、こう間延びにしてたわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
北ベトナムはさ、どっちかって言うとアメリカは勝手に自滅してってるからさ、おーいいぞいいぞみたいな感じになってたし。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、アメリカは、ここで超もう愚策としか言いようがないんだけど、隣の国、ラオスとかカンボジアを侵攻するのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
これはさ、ほら、ホーチミンルートはさ、ラオスとかカンボジアを通ってるっつったじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからさ、他国だからさ、攻めづらかったんだけど、攻めたんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、これもさ、直接攻めるんじゃないんだよ、またこれもまたやらしいとこなんだけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
要はカンボジアはカンボジア人に攻めさせるし、要はカンボジアのその今の政府に不満を持ってる人たちをけしかけて、支援をして攻めさせるし、とかそういうことをやるわけよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
そう、もう超絶これは愚策なんだけど。
まあそんな感じで、南ベトナム解放戦線の支援ルートを封鎖、まあホーチミンルートだよね、を封鎖にしに行くんだけど、これはもう結果的に失敗するのよ。
スピーカー 2
ああそうなんだ。
スピーカー 1
そう、一時的には封鎖できたんだけど、まあ所詮そんな感じでやってるからさ、すぐ戻っちゃうんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
そんなもう下策中の下策をやったわけだからさ、信頼も減ったくれもないしさ、そこに住んでる人たちからしたらもうなんなんだよみたいな感じにしかならないからね、こんなのは。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、もうホーチミンルートの封鎖ももうできないっていうか、もう結局すぐ戻っちゃって失敗になっちゃって、だから最終手段を使ったわけよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
最終手段がもう徹底的な北爆。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
これはもう対日、第二次世界大戦の対日戦並みの攻撃を北ベトナムに仕掛けるっていうもう力づくの行為を行うんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、これはさすがに世界最強国アメリカが攻撃するわけだからさ、北ベトナムの戦争継続能力をもう奪ったのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
要は戦争継続能力を奪ったってことは、定戦協定の場に引きずり込むことができるじゃん。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
北ベトナムはもう戦えないわけだからね。
それで北ベトナムの国民もさ、もちろん空爆とかめっちゃ受けてるからさ、遠戦機分も広がってきたわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから早くアメリカとは仲直りした方が良さそうだなっていう、やっぱ北ベトナム側の空気がそうなって、アメリカっていうのは和平の場に引きずり込むことに成功したんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、パリ和平協定っていうのが結ばれるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう、これはアメリカ軍の前、赤軍だよね、の全面撤退ともう外部援助の禁止っていうのをまず盛り込んだ。
で、あと北ベトナム軍に捉えられているアメリカ軍捕虜は解放してくださいよっていうところと、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
あと元々引いてた北緯17度線、これは南北間の国境じゃなくて統一選挙までの停戦ラインであることっていうのを決めるわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
要はさ、国境ってやっちゃうとさ、もう完全に南北に国が分かれているっていうさ、なんだろう、名目じゃなくても完全に実質的に認めちゃうわけじゃん、条約で決めちゃうから。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
あくまでも内戦でその、なんだ、ここは暫定ラインで引いてるだけですよみたいな、まあ要は立て付け的な感じでちょっとそういう感じに決めたわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあ元の状態に戻したって言えばいいの。アメリカがこう介入してくる前の。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、まあアメリカとしては一応メンツは保ったから、1973年に、まあ大統領は当時ニクソン大統領に変わるんだけど、ニクソン大統領がベトナム戦争の終結を宣言するわけよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
まあ終結じゃなくて、まあ完全に敗北なんだけど。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、アメリカは完全に撤退するわけ、これで。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、アメリカが撤退したわけだからさ、もうそんな北ベトナムからしたら大チャンスじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だからちゃんと撤退したの見計らって、南ベトナムをこう攻めて、南ベトナムの首都のサイゴンを陥落させるわけ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
これはもう本当にアメリカ軍がいないからもう楽勝っていうかさ、もう全然南ベトナムなんか敵も何もないからさ、攻められる一方でもう何もこう抵抗できなくて、首都まで攻め、要は落とされちゃうわけ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ちなみにこのサイゴンっていうのはさ、今でいうホーチミン氏なんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
もう当時ホーチミンもう亡くなっちゃってるんだけど、サイゴンを陥落させた時っていうのは。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ただやっぱりその北ベトナムの偉大な指導者っていうことでホーチミンの名前を取って、サイゴンはホーチミンっていう氏として生まれ変わって、今じゃあベトナムの商業都市としては最大の都市だよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、これが1975年のことで、要はベトナム戦争ってさ、1954年にフランスが撤退して、そこから大体20年ぐらいずっと北と南で争ってたんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
その戦争がやっと終わったっていうのがこの1975年のサイゴン陥落なんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、ベトナム戦争で注目するべきところは、ちょっと話の中でも言ってるけど、これ民族間の対立じゃないんだよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
あくまでもさ、共産主義と資本主義っていうさ、もう完全にイデオロギーの対立であってさ、別に南ベトナムにいる人と北ベトナムにいる人が全然違う人じゃないわけよ。要は同じベトナム人なわけよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
同じベトナム人同士で争っている中で、アメリカとか中国とか、そういった資本主義共産主義陣営の代理戦争的な側面も含んでいたっていう戦争なんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう、だからベトナムっていうのはすごいもうこれは悲しい歴史ではあるんだけれども。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、最後になるけれども、ベトナムってその後はさ、これ今でもなんだけど、共産党一党独裁は変わらないのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ベトナム社会主義民主共和国っていうさ、あの国になってさ、で、もちろんさ、共産主義の国だからさ、共産党がさ、一党独裁してるわけ。これは中国と変わらないわけ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でも、中国も同じことをやってるけれども、ベトナムはどいもい政策って呼ばれる経済自由主義を取り入れて、要は共産党の独裁はやってるけれども、社会主義ではなくて資本主義経済に切り替えてるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
うん。で、そのことによって、まあ要は今でも安定的なこう経済成長を続けている、まあ注目、結構東南アジアでもさ、注目されている国ではあるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあ、こんな感じでちょっと今日ベトナム戦争の経緯から、まあちょっとその後もちょっと触れたけれども、こんな感じで話してみたけど、小片郎の感想をお願いします。
スピーカー 2
はい。いやもうこれはなんか俺がここでなんか言うことでもないような、もうすごくわかりやすくなんだろう、どうやったらこんな喋り方ができるんだろうって思って。
スピーカー 1
ねえ、出た出た。
スピーカー 2
本当に聞いてたんだけど。
スピーカー 1
あ、いいいいいい。
スピーカー 2
いやすごいな本当に。
スピーカー 1
いやいやいや、ベトナム戦争ってでもね、俺複雑かなって思ったんだけど、まあそんなに複雑じゃないんだよ。やっぱりね、アメリカがちゃちゃ入れちゃってるからなんかわかりづらくなってるんだけど、簡単に言えばさ、北と南が戦ってます、それはイデオロギーの対立なんですが、もうそれだけなんだよ。
スピーカー 2
ああそうなんだ。なんかやっぱりその、朝鮮戦争とどこか似てるところがね、感じるね。
スピーカー 1
そう、あれも結局外部がちゃちゃ入れるからさ、もうなんかさ、全然こううまい解決ができてないわけじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ベトナムは統一されたけどさ、朝鮮半島は統一できてないじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ベトナムはだからそういう意味ではまあ運が良かったのかもしれないけどね。
スピーカー 2
ああ、はいはい。
スピーカー 1
これアメリカがさ、下手にさ、まあ世論的にさ、なんだろうアメリカイケイケだったらさ、最悪北は統一できなかったとしても南北で分かれ、国が分かれた状態が続いている可能性はあるよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だからこれはまあアメリカは北ベトナムに負けたのはもちろんなんだけど、もう世論にも負けてんだよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
封じ込めなかったわけだから。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だからまあアメリカの悪事っていうのはね、なかなかもうしづらい世の中にはなってきたってことなんだけど。
スピーカー 2
ああ、だから朝鮮戦争の時よりも、そのさっき言ったメディアの発達というかメディアの勢力なのかな。
なんかそこがさ、入ったことによってこれが知れ渡ったっていうのがね。
スピーカー 1
そう、今までの戦争でさ、じゃあそういう大厄殺みたいなのが行われてないかっていうとさ、まあそれは多分違うんだよ。
多分行われてるんだよきっと。知らないだけで。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
ただ知る余地もないからさ、それに対してさ、国民は反対しないわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
知らないんだもん。反対しようもないじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからまあなんとかなり立ってたアメリカの正義っていうのがベトナム戦争ではもろくも崩れたんだよね。
スピーカー 2
ああ、はいはい。
スピーカー 1
そう、ベトナムはだからすごいなって思うのはさ、結局ちゃんと統一できて、その後さ、今もまあ一党独裁だからなのかもしれないけど、国的にはまあある程度安定してんだよやっぱり。
経済成長も安定して続いてるし。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
もちろん問題がいっぱいあるよ。いっぱいあるけど、ただすごいもう大きな視点で見たときベトナムっていうのはめちゃめちゃ安定しててさ、アメリカがめちゃくちゃにした割にはまあアメリカが負けてるからねっていうのもあるんだろうけど。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
やっぱイラクとかアフガン見ると俺はもうああもうダメだなって思っちゃうね。
スピーカー 2
はいはい。いやあ、長丸がね言ったその当事者意識を持たなきゃいけないっていうね、そこにちょっと心を打たれました。
スピーカー 1
いけるわそれ。
いける。
スピーカー 2
いやでもこれって本当に難しいことだなって思って。やっぱりさ、当事者意識ってなかなかさ、そこに特に日本なんて今さ、そう感じるのって難しいとこにいるじゃん。
スピーカー 1
日本はね結構無関係ですって言いながらアメリカの支援をするパターンが多いからね。
スピーカー 2
そうそうそう。いやまさにそんなの感じさせてくれる回でした。
スピーカー 1
いやーであればね良かったなと。ぜひいやそれは違うんじゃないかっていう意見あったらコメントでお願いします。
はい。で、今回リクエストなんででちょっと抜粋させてですけれども読みたいと思います。
はい。クモ旦那さんから頂きました。
いつも楽しく拝聴しております。私ごとで恐縮ですが最近仕事でベトナムと関わることが増えました。
しかし私はベトナムの歴史についてほとんど知りません。
そこでリクエストなのですがお二人の力を借りてベトナムの近代史について知識を深めたいと思います。
これからもお二人の配信楽しみにしております。
スピーカー 2
って頂きました。
はい。ベトナムの近代史ってことか。
あ、そうそうそう。で、まああのこの後にちょっとベトナムの戦争に至った経緯とか戦後のことなどってバーバーって言ってるんだけど、まあちょっとそこでベトナムって出してるからいいかなと思って。
あ、そうなんだ。いや本当にそのなんだろう、ぱーっとさこの回でなんとなくそのイメージがつくんじゃないかなって。
クモ旦那さんもだいぶいろんな張り巡らせた糸が一つになったんじゃないかなと思って。
スピーカー 1
クモ旦那さんだから。
よく即興で思いついたねそれ。
スピーカー 2
いやずっとなんでクモ旦那なんだろうっていうのは俺はずっとそこが気になっちゃって。
スピーカー 1
うーんまあペンネームみたいなものだからちょっとそこのツッコミはちょっとよくわかんないけど。
はい、とりあえずありがとうございます。
スピーカー 2
ありがとうございます。
スピーカー 1
まあベトナム戦争はちょっと反響が大きければ続編をやります。
スピーカー 2
おお、いやもう大きいよもうこの時点で今すごいから。
スピーカー 1
いやないと思うよ多分ほら俺の回だからさ、そんな日本いつものとりあえずジューンってなってるから。
スピーカー 2
絶対全然違うわ。
なんだこれ。
はい、ということで今回はベトナム戦争についてでした。
はい、もしよかったらですね大人の近代史の概要欄行っていただくとコメントを送るフォームがあるのでそのリクエストでもいいですし、
例えば大人の近代史のここをちょっともうちょっと改善してくれるとすごくいいんですけどとかなんかそういうアドバイス的なのももらえるとねすごい嬉しいです。
スピーカー 1
そうですね参考になりますのでぜひともよろしくお願いします。
スピーカー 2
はい、それでは最後まで聞いていただいてありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。