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この番組は、本が好きな人たちが集まり、本から始まる様々な思い、広がりを記録して繋いでいく番組です。
俺らは喧嘩の強者じゃなくて、文化だよね、みたいな感じになった時に、茶の湯っていうのが出てきて、
お侍さんたちはみんな、自分たちがどういう茶器を作るか、どういう美を世の中にアピールするかで争い始めるんですよ。
それで、秀吉の金の時代とか、千利休の黒の時代とか、いろいろなり変わっていくんですけど、
その時の流行りやスタリーの移り変わりとかは、今とそんなに変わらないし、
一瞬一瞬のモードみたいなものに、心血を注いでいるおじさんたちがエモいので、僕は大好きなんです。勉強にもなるし。
『へうげもの23巻』長いんですけど、おすすめですね。1個おすすめするとしたら。
『へうげもの23巻』っていうと、総題での話でいろんな人が出てくるんですか?
いろんな人が出てきます。織田信長が生きてたぐらいから、豊臣氏が滅亡するぐらいまでやるんで、結構長いですね。
ぜひぜひお貸しします。
アベコーボってジャンルだと思ってて、この作品は純文学だけど、この作品はシェルレアイドリズムだよねとかそういう感じじゃなくて、どれを読んでも全部アベコーボって感じがするんですよね。
面白いシチュエーションとかあるんですけど、家に帰ったら死体がいたとか、人魚育ててましたとか、笑うつきとかそもそも何が言いたいのかよくわかんないし、
でもアベは、アベコーボかっこいいですよね。何が書きたいとかそういうの、どういう意味とは言わないけど、
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そうじゃなくて、アベコーボの文章を読んでいるっていう時間?行為?自体が気持ちが良いのであって、
ストーリーが良いから良いとか、設定がイケてるから面白く読めるとかそういうことじゃなくて、アベコーボが書いてる、アベコーボの文章だから面白いんだと思うんですよ。
これ正直どれでもいいと思ってる。読書自由感があまりないので短い方が楽ですけど。
アベコーボ最近ハマってて、すごい読んでるんですけど、それをこれ向けに自分で一冊を取り出して話してみようかなと。
ちょっとまとめたんですけど、なんか難しくて、ものすごく難しくて、ネットとかで色々話した人もいるんですけど、
難しいなと思ってそんなにできてなくて、でも吉田さんも同じく、初期の頃から晩年の頃からどれ読んでもやっぱりアベコーボは他と違うなって。
その違いが、目的が物語とかではなくて、全く違う意識で作品を作ろうとしてるのかなと思う。
アベコーボ自身と作品との距離感が、妙ななんか突き放した感じがあって、いい加減って言ってしまえばいい加減になるかもしれないし、
戦略的に読者に想像させるような余白みたいな形で多くするためにあえてとか。
アベコーボの作品ってよく自分が出てくるんですよね、アベコーボ自身が。
さてここでとかって突然、冷静なこの物語はこうであるかとかって言って、
こんな冷静に突き放した感じで作品を撮られていて、じゃあきっと読者がそれを読んだ時に、
結局、そんなものでしかないんだって、あえて思わせたいのかなっていろいろ思うんですけど、
本当に独特ですよね、アベコーボ。
創作方法として、無意識を引っ張るために、アベコーボの新聞の切り抜きとかをたくさんしたりとか、
適当に並べて、パッと掴んだものをあえて何か出したりとか。
辻褄も合わせないわざとしてるとかって聞いて、
すごい挑発的ではあるけれど、きっとものすごく既存の物語を作るための小説の方法みたいなものに対して挑戦的であるし、
それに対して信じてないんだなと思って、アベコーボがものすごい疑ってるんだろうな。
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あの時代の人はそうなんですかね、ダダっぽい仕事だなと思うんですけど。
そうですね、もともとアワンギャルドとか演劇とかもやってたりとか。
自動筆記とかに興味ある人なんですかね、バーローズみたいに。
あると思います。
演劇でも自分で劇作家として書いて、役者に演出もする立場であったのに、
役者の人に自発的に演技しろって言ったらしいです。指示しないから。
でも役者ってそれが一番困るタイプの人間が多いから、ものすごい役者も困惑したらしくて。
台本ないのみたいな。
台本あっても台本どれにやるのよみたいな。
アベコーボは絶対それを見て楽しんでるんだろうなって。
ああ、こういうのもありなんだなとか。
中島ラボとかも好きですね。
ああいう人って今もいるんでしょうけど、なかなかいないですよね。
まあいるんでしょうけれど、中島ラボ的な人ってきっと街中にいるんでしょうけれど、
ああいうふうに表立ってテレビに出たり、なんか物を買いたいとかっていう。
西村健太とかどうだったんですかね。
ああ、近いものがあるかもしれないですね。
まあでも。
そうですね。
棒になった男っていう作品が教科書に。
おお、そうなんだ。
らしいです。
へえ。
まあ教科書っていろんな出版社がいろんなの出してるから、
高校の現代文、ちくまから出てる。
へえ。
高校の現代文は全く記憶にないですからね。
教科書で小学校とかで載ってて覚えてない話とかありますか。
いや、俺ね、高校6に行ってない。
小学校はあれです。
5、7インチのお土産とか。
フロルセイジンというか、地球が、人類が育つ前に、
人類がまだおしゃるさんでさえなかった頃に、
この星には知的生命体がいるねえやつって、
お土産を置いてこう。
この生命体たちが進歩した時に必ず必要になるだろうつって、
お土産を埋めていくんです。
で、お土産を埋めて去るんですけど、
その進歩した人類たちがお土産を見つけて、
いろいろアポロみたいな話なんですけど。
5、7インチはショートショートはすごい読みやすかったなという記憶がありますね。
あと山崎雅一の話で、自然とは何かみたいな文章なんですけど、
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地球上に自然なんて実はないんだよみたいな話をしていて、
アマゾンの大きな大自然公園みたいなのも、
人類がそこを開発しないようにしようね。
アマゾンのでっかい公園だって、
人間が開発しないように取り決めしてるんだから、
これはもう石堤みたいなもんだと。
自然のままにしようねって約束がされた自然だから、
それは人工の自然であって、
本来のあるがもの姿ではないみたいなことを言ってて、
音とか覚えてるんですか?
中学校だった気がしますね。
中1、中2ぐらいまでしか行ってないと思うんで、
多分そのくらいの教科書だと思います。
私覚えてるのは三月記。
中島市。
中学校。
これ面白かったよな。
なんか普通に物語として面白くて、
問題解くとかっていうのも、
普通に教科書を楽しめるエンターテイメントとして。
先読んじゃうんですよね。
なんか面白いから。
先読んじゃうんですけど、
吉田くんが先読んで、ほら!
はしゃぐ者の気持ちじゃどうでもいいから、
続きを読ませてくるみたいな。
走れメロスの小学校、高学年かな。
それを授業でやるときに、
ずらっと並んでる生徒たちに読ませるんですけど、
なんか区切り方が、
先生がはいって言ったら次の人って。
なりますよね。
だからせっかく面白く読んでるのに、
すごいたどたどしい人もいれば、
もうすごく流暢に読む人もいたりとかして、
じゃあ今これ読ませてるのは、
みんなに気持ちをまどろっこしくさせるために、
その行為をやってるのみたいなもんでて、
自分の番になったらどうやって読んでやろうかみたいな話になってまして、
なんかそれを覚えてますね。
なるほど。
その読ませ方ってすごく変でしたね。
やりたいことは分かるんですけどね。
みんなの前で発話する度胸をつけようとか、
そもそも文字を読ませようっていう。
文字が、この識字能力の確認みたいのもあるんですよ。
ちゃんと漢字読めてるのかとか。
いいとは分かるんだけどつまんなかったですよね、あれは。
あと宮沢賢治とか。
なんかちょっと悲しいけど、
4年生くらいかな?
それで宮沢賢治にハマって、
夏休みの読書感想文とかね、
金河鉄道とか読むとか読んで、
もう訳の分かんない読書感想文を書いた。
読書感想文とかって何か書けましたか?
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書いたと思うんですけど、記憶がないですね。
中学生か小学生か、
柴良太郎の関ヶ原を書いた気がするんですけど、
ほとんど写生して終わった気がしますね。
このシーンが面白かったからってツラツラって書いて。
文才がないので、
どう書けばいいかよく分からなかったので、
面白かった部分のシーンを切り抜いて終わった気がしますね。
宿題っていうのが目的がそうなってしまうと、
急に面白くなってくるなとかありますか?
宿題はね、
夏休みって何?って思うんですけど、
休みでしょ?みたいな。
ちゃんと休ませろよみたいな気持ちがありますけどね。
ご視聴ありがとうございました。
次回をお楽しみに。
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