自己肯定感とその影響
こんにちは、芸大ラジオmymyです。アシスタントの谷口七葉と、そして京都芸術大学の先生、本業はデザイナーの坂井です。よろしくお願いします。
今回も前回に引き続き、編集者の新庄さんをお招きしております。前回は、学生時代から編集者になるまでお話ししたんですけど、前回聞けなかったことがあって、毎回のゲストの方に聞いている、
あれですね。あれです。自己肯定感にまつわるお話をちょっとしたくて、聞きます。使いますか?
使わんやろ、絶対。使わんかな。でもその言葉は知ってる?
言葉としては知ってるけど、それはその自己肯定感をどうしたいっていう話なの。
なんか低いらしい。
最近、坂井さんや新庄さんの若い頃の学生たちと、やっぱり今の私たちの世代の学生の温度感って全然違う感じがするんですよ。結構病んでる感じがするんですね。
病んでる人は自己肯定感が低いってこと?
知らん。
最近、また難解になってきたんですけど、聞けば聞くほど。
でも低いんじゃない?傾向としては。
で、新庄は自己肯定感高いの?低いの?
高いんじゃない?
マイペースだっていうふうにおっしゃってるので、どう捉えているのかっていうか。
どうやって自己肯定感高めてるの?みたいなことを聞きたいな。
それで言うと、出版社で働いてて、もちろん何やっててもそうかもしれない説はあるんですけどね。
自分の性格みたいなこともあるし、それで言うと、例えばバイトとかでも、そんなに器用な方ではなかったり、別に容量がいいわけでもないんですけど、一生懸命やるタイプではあって。
大学当時は焼き鳥屋さんでバイトしてたんですけど、すごく忙しかったけど、焦ったなみたいな、今日は売り上げも良かったわみたいな、店長が言ってるみたいな感じで働いたなっていうことに対して、すごい満足できるし、
例えば出版社で働き始めても営業に出ても、営業に対して自分がいいと思っている本を案内して、いい数の注文がもらえたら、すごい満足するし、すごい自己肯定感は満たされるし、みたいなことで言うと、
もちろん自分がたまたま結果的に出版社で働くっていうことが体にも合ってたし、そこでやること、例えば編集をしてた時期とかって、本当に会社に泊まったりとかしちゃうこともあるし、QOL、今風に言うと、
Quality of Lifeね。
みたいなことで言うと、もう100ゼロで仕事じゃないかっていうことも、そういう状況でも全然楽しいというか充実したりとか、それに対して全く苦に思わないような生活ができてるみたいなことは、心持ちは大事かなっていう。
何やってても楽しめるはずっていうか、仕事内容とかっていう、客観的な状況じゃなくて、自分が主観的に向き合うっていうことを、そういう意識であれば達成できるんじゃないかっていう。
成功体験のためにとか、仕事を自分ごとにしてっていうので保ってるっていうことですね。
それが多分客観的じゃなくて、自分にとって物差しを持ってるって感覚なのかな。
他人の物差しじゃなくて自分の物差しで判断するから、自分は納得できるみたいな。
それ一方で外の人は全然物足りないと思ってるかもしれなかったりとか、そんなことは気にしない、それこそマイペース感みたいなことはあるのかな。
だから会社に寝泊まりしてるようなことは、心情はそれで充実感を覚えてるけど、外から見たらあの人かわいそうみたいなことを思われる可能性は十分にある。
出版業界の挑戦
けど本人はこんなことは気にしないっていうことですよね。
俺もそのタイプですわ。
マジで気にしない。
でも焼き鳥屋でバイトして頑張って、最終的に売り上げも良かったりしたらいいけど、めっちゃ頑張ってるのに謎のことで怒られたり、
お前のせいで売り上げ悪いねんとか言われたりするとどうなるかなとかっていうのは気になりましたね。
確かにそうですね。
それはやっぱでも巡り合わせじゃない?
昼帰って自分がある種恵まれてる、周りの人たちに恵まれてるっていう面もあるのかなっていう。
だからそういう店長じゃなかったら良かったなって思います。
ありがとうございます。
勉強になったの?ナノハちゃん今回も。
はい、なりました。
このラジオが終わる頃には自己肯定感の本出してな。
タイミング的にナノハの。
心情に頼もう。
研究レポートと絵本。
谷口さんの研究テーマなの?
違うと思います。
このラジオとしての。
このラジオでなぜかナノハちゃんが毎回聞いている質問なんですよ。定番の質問なので。
ファンの人はまた来た。
ファンがいるかどうか皆さんご意見ご感想お願いします。
怖いよ。
気にしない。
それを怖いって言ってるとダメなの。
そうですね。
俺も別に気にするよ。
佐藤先生話面白くないとかいうメッセージが来たらもう、はぁーみたいな。
さすがになるけど、でも今この時が充実してたら、それも跳ね返せるんじゃないかなと思います。
今回は慎二郎さんの今後の展望について聞いていきたいと思います。
自己肯定感からガラッと変わった。
ガラッと変わります。
自己肯定感の高めの。
慎二郎さんの今後。
このラジオの裏テーマは自然というのがあるので、できればそれに絡めた展望を作っていただくか、見つけてもらって話してもらえると大変喜びます。
今後の展望と自然、難しいね。
東京に住んでるやん。
自然とかワイルドライフからは結構離れてますよね、生活自体は。
ちょっと恋しくならないですか。
それでいうと山登りとかが好きで、一応趣味。
意外。
今後の展望とは全く関係ないけど、バランスは誰でもあると思うけど、
特に仕事の時はそういう仕事100%みたいな生活になってるから、ちょうど考慮したタイミングとかに休みをちょっと取ったりして、最長3泊とかで行ったりしますと。
リセットするっていうか、時間が必要っていうか、人には必要だなっていうのは思うし。
展望の話と全然違うんだけど。
ありがとうございます。無理に自然の話をしていただきます。展望聞こうか。
はい。編集者としての展望とかってありますか。
それでいうと今は、坂井君と一緒に作ったアウア京都のように編集企画みたいなものもやるんですけど、これまで編集のきっかけになったのは広報だったんですけど、広報と編集というのを一緒にやってきて、広報のほうにもうちょっと軸足をこうかっていう最近になっていて。
出版っていうものが今本当に大変だし、特に我々美術賞みたいなものってフルカラーだったりするし、値段も高いし、とにかく資材とかも上がってるんですよね。
紙の値段は上がるし、紙の数は減るし、なかなか状況としては大変なんですけど。
やっぱり新しい届け方みたいな考えていかないといけないなっていうのがあって、そういう取り組みをやっていこうっていうことで広報として新しいことできないかなみたいなのを今は日々考えてるっていう。
例えば動画、YouTubeみたいなものでお使ってどうやったら本につながるのかとか、本にアクセスするルートが多くなってはいるけど、だからといって売れるわけでもないし、
今まで経験してないことを取り組んでいかないといけないんだなっていう答えのない課題に今は取り組んでるっていうか、それこそだから谷口さん世代とかがどうやって本にアクセスするのかとか、本をそもそも買うのかとか、そういうのも興味ありますし。
本とアナログの価値
買うよ。
買う?
なんか前、俺に教えてくれたよ。好きな小説家の。京都を舞台にした。
森見富彦さん。
あ、森見か。
森見と好きな生徒は、めちゃくちゃ嫁姫ですね。
森見さんがいいとか、貸してくれよとか言っていいですよって言って一回も貸してくれたことがないんですけど、なんか俺自分でちょっと買うななと思って。
学生みんな好きな人ですね。
そうなんよ。
だから本は結構読んでないことないよね。
本は好きな方です。アナログなものの方が読みやすいっていうか。
なんかでも本はさ、売上がどんどん下がっていってアクセスが減ってる感じがするけど、図書館はなんか増えてて、おしゃれになっててない?
やっぱりお金がないじゃないですか。この手持ちの消費者の。
だから本買わないってこと?
うん。
それも一つはあるよな。何でもそうかもしれない。
でも髪の毛は染める。
髪の毛は染めるんだ。
早く幸せになりたいね。とにかく。
本読むの時間かかるもんな。
本のいいところって両手が塞がることがやっぱり一番いいなって思うっていうか。
両手が塞がることがいいの?
はい。なんかもうそれにしか目が行かないというか、重いし、無理。片手でどうにか読むけどこっち何も他のことできないじゃないですか。
もちろんできない。
やっぱそれの没入度がやっぱり高いメディアだなと思って。
なるほどね。
ここが好きなんですよ。はい。
面白いですね。その切り口。
なので本欲しい時、私図書館は借りない派っていうか、行くけど借りない派っていうか、あんまり決定期みたいなところがあって。
そっち?
そっちで。
だから俺に本貸してくれなかったんだ。
違います違います。忘れてるだけです。
必死の抵抗。
買つのはいいんですけど、自分が借りるのが苦手で、なので絶対買うんですね。
なので書店しか思い浮かばないから買えるところって、生で読むものだからちゃんと実物を見て書いたいじゃないですか。
なので書店しかやっぱ購入先は知らないので、欲しいってなったら書店に行きます。
じゃあAmazonとかそういうネット書店は使わない?
使わないですね。
結構珍しいタイプやな。
そうなんですよね。
よっぽど欲しくてもう絶対これは買うって決めてたらネットでも買うかもしれないですけど、なんかふらふら歩いて自分で欲しいものを見つけるって感じです。
そういうタイプも私の周り多い気がします。
でも俺は本すごい好きやし、こうやって本出せたこととか、やっぱり嬉しいよね。
なんかウェブで記事が公開されることより全然レベルがちゃうぐらい嬉しい。
手に持てるし、誰かにぱいって渡せる。電波いらんからさ、これを読むのにね。
物質になるっていう、なんていうか、デジタルだと物質じゃないからね。
0と1の圧倒的な差っていうのはあるよね。
そうです。
捨たれることは絶対ないじゃないですか、本って。
捨たれることない?
ないと思いますよ。
今捨たれてるって話してるんだよ、この俺たちは。
絶対なんか覆しようもない。
無くなることはないよね、無くなることはない。
でも熱狂的なファンが目強くいるから需要はあるなと思います。
もちろんある。
売り方ですよ、難しいのが。
こっちに帰ってくる。
心情が悪いってことやんな、いやその通りや。
いや難しいなと思って。
なんかこれほら、カフェとかで本とか読んでる人見ると俺はすげー嬉しいな。
私も電車とか。
電車とかで本読んでたりする。
昔はみんな見てたけどな。
でもなんか私も舞台を売る側っていうか、私も企画とか広報とかをする側なので、
アナログなものを、今若干人気がないように見えるものを売るってすごい難しいなと思ってて、
出版もそうなんだと思いました。
舞台に比べたら出版の方がまだ楽そう、売るのが。
そうなんですかね。
日本ではって感じはしますけど、どうなんですか、映像、舞台、芸術を経ての本をやってる人にしたら。
出版業界の厳しさ
出版の大変さはどうしても剥離になっちゃうから、ボリュームを稼がないといけないっていうか、
逆に言うと赤々車みたいに規模を小さくして点数は絞るっていうのも一つ。
一人でやるから。
でも我々とかも多分大手の出版社とかだったら1000人とかいる会社もあるけど、
我々とかでも30人とかの規模、でもそれを維持するためにってなると、
それを本で手にあったら何冊じゃ出さないといけないのかみたいなことはあるから、
そういう大変さが、出版社っていう存在が持ってる大変さはやっぱりある。
個人的な脅威なんですけど、制作人数が多いほど関係者が増えるじゃないですか。
その方が売れやすいんですか。
少数性で作ったものだと関係者とかも小さいから、口コミで広まっていくところもちょっとあるじゃないですか。
そういう意味では、作ってる人数が多いほど拡散性があるんですかね。
間違いには言えないかなっていう。
例えば今回のこのアウア京都とかだったら、紹介してくださっている人たちもそれなりに皆さんがコミュニティというか、
そういうのを持っている人たちだから、その人の多さが影響力につながる、
そういう計算式になり得るとは思うんですけど、
そういうものだけじゃないし、
本作りだけで言うと、多分人は少ない方が強いものになるというか、
いろんな意見が入らない方がいいんだろうなっていうのは思いますね。
ありがとうございます。
でも舞台芸術とかだとどうしてもたくさんの人が関わるよね、ほとんどの場合。
そうですね。
コアな部分を作っている人は少ない方が確かにいいなと思います。
自分のやつも。
今頑張っているやつもね。
しんじょうさん、何かリスナーとか坂井さんとかに向けて話し足りないこととかありますか。
別に菜の葉ちゃんでもいいんじゃん。
私でも大丈夫です。
話し足りないこと。
今日長く喋ってくれましたよね。
なんか長く喋ったけどさ、長いだけなんだよな。
なあしんじょう、だから話し足りないことあるかもな。
話し足りないこと。
もう一回造形大学、芸術大学の学生をやり直せるならどうしたいとかってある?
質問?話し足りないことじゃなくて質問なんや。
自分は久しぶりに大学に来て、当時を振り返ると全然ちゃんとした学生じゃなかったなと思ってて。
輝かすの頑張ってたけど。
ただ人生的にはいろんなご縁があって、そういう一生懸命頑張ることはできてるっていうか、それは良かったなって思いたいし。
それこそ学生たちはありのままやってれば、結果的にはそういうところにたどり着くっていうことだったりもするのかなっていう。
もっと頑張ってたらとかさ、もっと授業に真面目にしてたらとか、もっと課題をちゃんとやってたらとか、そうやっておくべきだったんかなって当時思ってたりしたんだけど。
そうなん?卒業したばっかりの頃とか?
そうそう、ちゃんとやりきれたかっていうとそうじゃないなって思ってたから。
でも世の中に出てしまえばあんまり関係ないのかなっていうことだったり、思いがけないそういう展開が待ってるっていうか。
大人たちが、賢めの大人たちが一生懸命考えてくれた授業ではあるよね。僕らがサポってた授業っていうのは。
そうね。
だけど、所詮それはこの大学の敷地内で起きるような狭い教室の中で起きるようなことばかりやから。
今先生やってる俺が言うのもなんですけども、所詮そんなもんだぞと思うんで。
僕は成績とか悪くても単位さえ取って卒業したらいいんちゃうって今の学生には言ってあげたいけどね。なかなか言えないけど。
学生時代の思い出
言えないけど。
気づきました。
なんかね、別に、だって俺ぐらいが一生懸命考えた、バウハウスが考えたことでもないし、なあみたいななんか思うけどな。
その時一生懸命ね、目の前、なんか興味あること、真珠がやったらその舞台作るみたいな友達たちと。
俺はプラネタリウムとか作ってたから。
ほんとほんと。
それがでもすごい今に生きてるような気持ち、生きてるのは間違いなく。
なので、俺別に学生に今戻れって言われても一緒でいいわと思うかな。
よかった。
今の学生に俺が今学生になるんやったら、もうぶっ壊してやるぞって気持ちになりますけどね。
なんかこの縛られてる学生を解放してやりたいっていう気持ちでやりますけど、たぶん。
厳しい。厳しいですよ。
厳しいですね。
成績。
気にせんでいいよ。みんな成績ほんと気にせなくていいよ。
嬉しい。
菜の葉ちゃん成績めっちゃ良さそうだけど。
めっちゃ悪いですよ。
え、そうな。
やばいな、そんなやつがラジオなんかやってる暇があったら成績良くなりなさいとかっていうような社会やからな、今。
学科はめっちゃ頑張ってるんだけど、影響がやばい。
俺は下手。
下手。
だって。
楽しいんですよ授業は。
え、レポートが下手なってこと?
えっと、なんかコメントカードを出せないんですよ。夜忘れちゃって。
でもダメだよね。そんなもんはゲームじゃん、だってゲーム。
そうですね、確かに。思ったこと書くより大事。
ルールがあって、出すことだけが大事やったりすることもあるやん。内容なんか読まれてないとか。
知らんけどね、ごめん、あのゲイキョウの先生に怒られたら嫌やけど。
だからそのゲームをちゃんと、ルールを分かってやらないとダメなんじゃない?
そうですね。
単位取ればいいだけですか。
はい。
なんか最後よくわからん話になりましたけど。
はい。4巻にわたってしんじょうさんにお話を伺いました。
私はしんじょうさん自体が自然だなって思いました。
どういうこと?
確かにしんじょうは自然やね。
しんじょうさんが自然だと思いました。
それで学生の頃からこのムードっていうのはやっぱりしんじょうかもしれないね。
ちょっとなんかワイルドにはなってないけど見た目はね。でもなんか自然やね、きょうも。
力みのない人っていう印象が持ちました。
緊張しましたか?しんじょうさん。
緊張はあんましなかった。
いや、俺たち知ってたよな。
俺たちはこの話長いことに対してすげえ緊張してました。
別の意味?
いやいや、緊張せんかったよ。すごいね。
でもなんか話し足りない感はすごい。
いや、あかん。ごめん。もう無理。帰りたいから。
話し足りない感すごいあるの。面白いね。そんなこと言われたの初めてやな。
自分が無駄に時間を使ったくせによく言うぜっていう気持ちです。ありがとうございました。
しんじょうさん、4回にわたって本当にどうもありがとうございました。
ありがとうございました。貴重な時間でした。さよなら。
ネットキャストなどお聞きのアプリでのフォロー、高評価をお願いします。