1. 歴史の陰に名湯あり
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2022-08-12 12:28

(3)北条早雲は修善寺に〝泉入〟し情報収集していた

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今回は、北条早雲と修善寺温泉。北条早雲は相模国に進出する前、伊豆を足掛かりにしましたが、その際、ごく普通の老人になりすまし、修善寺の湯につかりながら伊豆の情報収集をしたと伝えられています。

【聞き手】相川由里

■志真うたさん
Twitter @shimautat 
instagram @shimauta_32


【この番組は】
歴史上の人物や出来事、文化、芸術の影で、実は「温泉」が大きな役割を果たしています。壇蜜さんのものまねなどで知られるお笑い芸人で、歴史×温泉ナビゲーターとしても活動している志真(しま)うたさんが語る新番組をお届けします。

志真うたさんが、ひときわ艶っぽく読み上げる『志真うたのおやすみ前の百人一首』も、ぜひお聴きください。(リンク)

 

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00:01
産経Podcast
島唄の歴史の陰に名湯あり
歴史温泉ナビゲーターの島唄がお届けします。
この番組では歴史好きのあなたにぜひ知ってほしい
歴史と温泉の深いつながりをご紹介していきます。
今回は戦国時代の始まり
5条争雲と5、5条氏と箱根湯本温泉のつながり
本日の聞き手はこちらの方です。
相川ゆりです。よろしくお願いします。
相川さん、戦国時代の関東ってどこを中心だったと知ってます?
戦国時代の関東?
関東地方
東京ではなくってことですよね?
江戸城がそんなに盛り上がってないときですね。
それは小田原とかその辺が関東の女子だった。
その小田原を盛り上げたと言いますか。
小田原城にいたのが5法条氏と呼ばれる方たちなんですけれども
鎌倉時代の法条義時、政子
今タイがやってますけども
そのあたりは鎌倉時代の法条氏なんですよ。
そこと区別して戦国時代の法条氏を5法条氏
後ろって書いて5法条氏って言うんですけど
今回はそちらの方たちのお話なんですね。
その初代の法条宋運さんっていう方が
これ歴史好きだったらおそらく結構好きな方多いんじゃないかなという方なんですけども
戦国時代を駆け抜けていく代表的な方なんですね。
この法条宋運さん、当時まだ法条って名乗ってなかった伊勢さんなんですけど
宋運さんが伊豆を攻略する時に
情報を集めなきゃいけないっていうことで
敵陣の中に乗り込んで潜入していくんですね。
その時の潜入先っていうのが
朱禅寺温泉なんです。
いきなり温泉出てきました。
出てきましたね。
攻め込むために情報収集をしようと。
そこで何が起こっているか。
なので潜入するんです。
潜入捜査というか。
その時にお風呂が車庫場で
お風呂でいろんな情報が集められると思ったので
当時に来ている老人になりすまして
朱禅寺のお湯に入りながら
今伊豆の国で何が起こっているかっていうのを
いろいろ聞いていたっていうのが
法条五大記っていう資料に残っているんですね。
あれですね。
めちゃくちゃスパイ活動がされてたっていうことですよね。
スパイは温泉に使ってたっていう。
面白い。
実際にそこで
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伊豆でこんなことがあった、あんなことがあったっていうのを聞いて
よし狙うならここだっていうことで
見事伊豆の国取りに成功するんですね。
すごい。
遭遇の第一歩はまず温泉から。
それやっぱり裸の付き合いというか
温泉に入って世間話をしているのを聞いて
それで情報収集したって。
そうです。
すごい話ですよね。
今も温泉とかサウナとかで
仕事仲間といってそこでポロッと仕事の話なんかしてたら
ライバル会社に情報盗まれるかもしれないから
気をつけろって教訓ですよね。
なるほど。
その後小田原に入りまして
曽恩さんが初代なんですけれども
そこから2代3代4代5代まで続きます。
その4代5代の時に
豊臣秀吉が天下統一ということで
有名な小田原攻めっていう戦いが起きまして
残念ながら北条氏は滅んでしまうんですけれども
その流れとしては
秀吉が金力を持った時に
大名同士で争ってしまうと力を持ってしまうので
自分たちのために争うのはやめなさいと
自戦禁止令の総武事例っていうのを出すんですね。
なんですがそれを出した後に
全国からじゃあもう平和だからみたいな感じで
京都に集めて忠誠を誓わせようとするんですけど
北条家の宇次正さんと宇次直さんという4代5代の親子は
応じなかったんですね。
そこでもう秀吉にロックオンされちゃうわけです。
こいつちょっと歯向かってきたなみたいな。
でこの総武事例を言い訳に
ちょっとずれます。群馬なんですけれども
群馬の沼田城で城内を務めてた江の又氏っていう人が
そのすぐ横にあるなぐるみ城って本当に目と鼻の先にあるんです。
そこを取っちゃったんですね。
それがこれは私的な戦だ。
総武事例に反しているっていうので
理由ができたっていうことで秀吉攻めてきます。
その時秀吉軍22万に対して
迎えつつ小田原勢は5万4千です。
もう圧倒的不利ですね。
でさらに秀吉はさらにこんなに圧倒的でも
しかし調略といういわゆる内部工作ですね。
したりとか
あと有名な石垣山の一夜城作って
それで小田原の北条勢みんな四季が落ちちゃいます。
結果1590年に小田原城が解除されて降伏して
北条家は取り潰し滅亡してしまう。
なるほど。
皮肉だなっていうのがその前
一夜城と呼ばれる石垣山の石垣山城ですね。
これ実は一夜城っていうのはあくまでも
お城を作ってるところを見せなくって
できてから一気に小田原から見える
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ところの木をバーッと切ってしまったから
一夜でお城が登場したみたいな感じで
一夜城と呼ばれるんですけど
実はものすごく立派な石垣に囲われて
天守閣もあるようなお城だったんです。
それができるまで秀吉が本陣にしていたのが
さっき言った初代の宗運さんがお亡くなりになった時に
息子がじゃあお父さんのいう言で
宗運寺っていう母大寺を建てるんですけど
そこを秀吉が押さえちゃって
そこを本陣にしてたんですよ。
なるほど。
すごくここも切ない。
そうですよね。
その宗運寺、箱根湯本にあるんですけど
湯本の駅から歩くと結構距離あるんですが
湯本で一番古い源泉っていうのは
これもまた駅から行くと15分ぐらいのところにあるんですけど
宗運寺とほぼほぼなかなか近い距離にあるんですね。
その箱根湯本の一番古い源泉
宗湯っていう風に呼ばれてる源泉なんですけど
別名法上宗運足洗いの湯。
なるほど。
身を極めたりとかするのに使っていたお湯
って言われているので
もしかしたら秀吉さんは宗運寺にいたならば
こっちのお湯を使っていた可能性がありますね。
ちょっと残ってはないんですけど。
宗湯のすぐ近くに熊野神社があります。
神社が。
すごくちっちゃい神社なので
観光ルートにもあんまり入らないような神社なんですけど
そこが箱根湯本発祥の地という石碑があるんですけど
そこの実は今も舎殿の下に
コボコボコボッと温泉が湧いていて
残念ながら見ることはできません。
私も神社のすぐ横のギリギリのとこまで
耳を澄ましてみたんですけど
モーター音が聞こえるなという感じで
コボコボっていう自然の音は聞けなかったんですけど
そこがでも箱根湯本の温泉のもう源泉
一番古い源泉という風に呼ばれています。
それ以外は明治以降に放られたものなんですね。
結構箱根温泉はいろんなところに入れますもんね。
箱根ってものすごく今16棟かな
っていうそのいろんな箱根の中でもがいてるんですけど
そのうちの箱根湯本の中にもいっぱい源泉があるんですよ。
そのうちの一つのそういうというのが
奈良自体に湧いていたっていう風に言われているので
もし歴史的に一番古いお湯に触れたいと思ったら
ぜひですね箱根湯本からちょっとだけ歩けますが
すぐです。いわゆるお土産物屋さんの通りある
あそこを抜けて行った先にあるんですけども
熊野神社。その熊野神社からすぐそっぱの施設で入ることができるので
入れるんですね。入れます。
一番古いお湯に。入れます。
ちょっとね当時と全く一緒かわからないですけど
同じ源泉で選出はアルカリ性炭素温泉っていう
肌に優しい。ちょっと長湯もできそうな感じの
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でも結構温まった記憶があります。
そうですか。いいですね。
すごくいいお湯でした。
なんかあの普通にこう源泉その歴史を知って入るのと
知らないで入るのって全然ありがたみが違いますよね。
そうなんですよね。
なんかこのもちろん小田原城もそうですし
近くだと山中城っていう生地掘りがすごく有名で
特にこれからの季節。
これからの季節。
特に緑が綺麗な時期とかに行くと
生地掘り自体が緑で覆われてものすごく綺麗で
これこそまさに合法城市の築城技術が活かされた
軟鋼不落の掘りって言われてたのに
秀吉は2時間で落としてしまったっていう。
山中城。
そう山中城。
これ先ほどお写真を拝見したんですけども
なんかもう緑が一面にわーっと広がっていて
まるでラピュタのような
そうなんですよね。
天空の城かっていうぐらいの
めちゃくちゃ美しいお城なので
ぜひ観光には
三島の方なので箱根からは若干静岡の方に行くんですけど
そんなに行けない距離でもないので
小田原城と山中城でいっぱいお城巡りをしたら
疲れを湯本のその足洗いの湯でぜひ
そうですよね。
熊野神社で1回ちょっとコポコポ聞きながら
コポコポモーター音になっちゃう
聞こえないかもしれないがちょっと手を合わせていただいて
古い神社なのでおそらく北条家の皆さんも
そこの熊野神社を大事にされたと思うので
手を合わせていただいて
ぜひ自分もその足洗いの湯で
なるほど北条家の人が愛しているかって
味わっていただけるといいなと思います。
箱根は結構行く機会あると思うんですけど
なかなか本当に観光で歴史的な感じはあまりないので
特に私歴史が苦手なもので
全然やっぱりこの歴史を聞いてから行くのとでは違うなと
今すごく思ってますので
もう一度1回行ったことあるんですけど
もう一度行ってみたいですね。
ぜひぜひ
そうかこれが奈良時代から出ているかもしれない
お湯なんだと思ってぜひ味わっていただくと
さらに深く深く温泉を感じられるのではないかと思います。
ありがとうございました。
ということで本日も歴史と温泉の深いつながりをお届けしました。
ご清聴ありがとうございました。
次回もお楽しみに。
歴史が好き、お城や史跡、いじんゆかりの地をめぐるのが楽しい
12:03
というあなたにぜひ聞いてほしい
歴史の舞台に登場する温泉についてお話しします。
詳しくは産経ポッドキャストで検索してください。
12:28

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