1. 歴史の陰に名湯あり
  2. (18)真田太平記が幸村の隠し..
2022-11-25 12:38

(18)真田太平記が幸村の隠し湯と描く別所温泉

 今回は真田幸村と別所温泉。大阪の陣で華々しく活躍する幸村だが、その生涯は長い人質生活、長い蟄居生活が続いたため残る史料は少ない。ゆえに作家たちの創作意欲を大いに刺激した。池波正太郎 の『真田太平記』では、幸村は別所温泉に通う。舞台になったのは今も残る、共同浴場の『石湯』とされる。

 別所温泉は歴史にたびたび登場し、吉川英治の『新・平家物語』では木曽義仲と葵の上が、『大湯』という浴場を利用している。清少納言枕草子に登場する『七栗の湯』が、別所温泉ではないかという説もあり、いや『榊原温泉』だとする説と論争中・・・

【聞き手】奈良歩美

■志真うたさん
Twitter @shimautat 
instagram @shimauta_32




【この番組は】
歴史上の人物や出来事、文化、芸術の影で、実は「温泉」が大きな役割を果たしています。壇蜜さんのものまねなどで知られるお笑い芸人で、歴史×温泉ナビゲーターとしても活動している志真(しま)うたさんが語る新番組をお届けします。

志真うたさんが、ひときわ艶っぽく読み上げる『志真うたのおやすみ前の百人一首』も、ぜひお聴きください。(リンク)

 

番組のフォローと高評価をお願いします!
Apple Podcastでは皆様のレビューも募集しています。

産経新聞社のアンケートフォームもご利用いただけます。
産経Podcastの番組改善アンケート


■産経Podcast オススメの歴史番組

『戦後史開封』:戦後の日本の歴史を織りなす様々な出来事を再取材し、知られざるエピソードを発掘します。
・『歴史の真相~本当はこうだった』:学校の教科書には決して載っていない、歴史の暗部。歴史上の転換点や人物について、史実を掘り起こしていきます。
・『神田蘭さんの5分で恋する日本史列伝』:人気「講談師」神田蘭が語る、日本史に名を残す偉人列伝。偉人たちのあんな話やあっちの話も、情感豊かにユーモラスに語ります。
・『宮本雅史が語る 特攻隊と女性たちの戦後』:元特攻隊員や遺族、残された妻への取材を20年以上続けている宮本編集委員が、自らの口で語ります。

 
■番組SNSでは最新情報をお届け
Twitter 
 
■産経Podcast 公式ウェブサイト
https://sankeipodcast.com/

■産経iD 公式ウェブサイト
https://id.sankei.jp/
※会員登録(無料)することで、会員限定のPodcastコンテンツを聴くことができます。

■産経Podcastとは
新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の精鋭記者陣が厳選。
インタビュー、ドキュメンタリー、歴史、エンタメなど、20タイトル以上のオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 

See omnystudio.com/listener for privacy information.

00:01
産経Podcast
島唄の歴史の陰に名湯あり
歴史温泉ナビゲーターの島唄がお届けします。
この番組では、歴史好きのあなたにぜひ知ってほしい
歴史と温泉の深いつながりをご紹介していきます。
今回は、真田幸村と別所温泉
本日の聞き手はこちらの方です。
奈良ゆみです。よろしくお願いします。
奈良さん、好きな戦国武将は?
真田幸村です。
ありがとうございます。
来ましたね。
来ましたね。
何年か前にタイガドラマ、真田丸で主役になりまして、
本当にゲームの影響とかでめちゃくちゃ人気高いですよね、真田幸村。
オタクの女子たちは大歓喜ですよ。
本名、信繁。
実際の人生ってほとんど人質と窒居なので、
資料がほとんど残ってないっていう、結構地味な人生を送った方なんですよね。
そうなんですよね。なんかすごい華やかなイメージがあるんですけど。
そうなんですよね。
だから多分、皆さんが女子の方がお好きな若い幸村が
かっこいい鎧着てバリバリ戦っている姿っていうのは
どうでしょうね、想像力の塊みたいな。
そうですね。
幸村さんは16歳の時に、16歳の時にはすでに武田市の人質だったんですけど、
そこから解放されまして、3年間ちゃんと真田県に行って、
19歳で上杉の人質に行って、
多分20歳とか次の年には豊臣の人質に行って、みたいな感じなんですよね。
転々としてますね、本当に。
24歳で上杉なんですよ。多分これめちゃくちゃ遅いと思う。
遅いですね、武将の中では。
そうなんですよ。
26歳で、なんと朝鮮出兵ですよね。文禄の駅。
お父さんの正幸とお兄ちゃんの信幸と一緒に、比善名古屋城に行ってます。
34の時に関ヶ原の戦いで、どっちに着くかっていうのがありまして、
兄弟、お父さんと話し合って、
父と幸村こと信繁は西軍。
で、お兄ちゃん信幸は東軍に着くという風になりまして、
前回もやりました上田合戦に臨みまして、徳川軍を翻弄するも敗北してしまって、
久戸山に流されると。
そこで14年。
そんなに、14年。
はい。
長い。
過ごして、久戸山を脱出して大阪城に向かうのが、まさに大阪の冬の陣。
はい。
夏の陣で移陣。
なんか怒涛ですね、ここから。
03:02
怒涛ですよね、ほんとに。
だから、ほとんど人質と謹慎で過ごしているけど、
今の感覚でいうと人質って言うと、ほんと何にもしてない感じですけど、
そうですね。
当時の人質は言ってもちゃんと扱われているので、
逆に言うと武田、上杉、豊臣のすごい名だたる部署の中で、
揉まれていろんなものを見聞きして育ってきているんですよね。
そうですね。盗みたい放題ですね、戦略。
で、パパもすごい、パパとしても戦っているので、
だから最後にこの大阪の陣で活躍するっていうのも、そこにつながってくると思うんですけど。
その期間があったからこそ、そこの都市で活躍して。
できてよかったね。
はい。
これね、まさゆきが一回その久戸山時代に、
ゆきむらがお父さんお父さんとこういう戦略道具みたいになった時に、
俺が出したら通るけど、お前が出したら通らないよ。
なぜならお前には実績がないからって言ったみたいなエピソードがあるぐらい、
実績がない割には大阪の陣で真田丸を築いたりとか、
ちゃんとお仕事任せて戻ってたって結構すごいなって私は思ってるんですけど。
そうですね。かっこいいですね。
かっこいいです。
でね、大阪の夏の陣では一回ね、
銅明寺の戦いっていう結構熾烈な、杉ヶ浜の中でも熾烈な戦いで、
後藤本嗣っていう部署と合流するはずが、霧が深くて行けなかったんですよね。
で、戦死させてしまうんですよ。
それに責任を感じて、自分を打ち死にしたほうがいいかなってなるんですけど、
毛利勝長に、いや何を言ってるんだと励まされて戦いを続けた結果、伊達正宗を撃破ですよ。
はい。熱いですね。
熱いですよね。
ここの展開が。
その後、家康の本陣に突撃して、2回突入してるんですよね。
はい。
で、もう本当に家康の側まで迫って、
前のその戦いの凄まじさに、家康2回自害を覚悟した。
だからもう相当ビビってたんですけど、前にね、お父さんの正之の回に大阪に真田が入ったって知らすぎて、
正之亡くなってるのに、家康は親の方か、ここの方かって聞いたっていう話があったんですけど、
多分これお父さんだったら怖いと思って聞いてるはずなんですよね。
そうですね。
でも息子にボコボコにされてる。
結果的に。
結果的に、それ聞いたけど両方ボコボコにされてるっていう。
だから本当に家康にとってはもう多分真田トラウマで、
もう脅威でしかない。
脅威ですよね。
で、まあ信之さんはちゃんとね、徳川についてて、奥さんとかもそうなのであれなんですけど、
ちゃんと真田家は続いていくんですけど、これがあまりにもトラウマすぎて、
この雪村こと信繁とパパ正之は、なかなかお墓とかも自由に建てさせてもらえなかった。
でも庶民には人気で、後に軍器物とかにかけがかねて、
檜本一のツバモノっていうね、一言がもうどんどんどんどん膨らんで、
今のキラキラ雪村君につながっていく。
ありがたいですね。
ありがたいですね。
檜本一のツバモノか。
06:02
そんな真田の聖地、行ったことありますか?上田。
上田、昔家族で旅行に行ったことがあるんですけど、
その時まだこの真田雪村にはまってない。
推しじゃなかった時期?
そうなんです。まだそういうのをあまり考えてない時代だったので。
なるほど。推しになってからは行ってないですか?
行ってないんですよ。
そうなんですね。
上田城ってお城がありまして、そこの宝物展とかにもいろいろあるんですけど、
上田のちょっとね、上田電鉄別所線という別のちょっと沿線でピューって行ったところにあるのが別所温泉。
ここが真田木ゆかえの温泉地なんですが、
今回はちょっと史実からは離れてしまうんですけども、
さっき言った通りに雪村の人気はなんせ後世なんですよ。
はい。
後世の軍規窓が小説に出てくるんで、
池上翔太郎さんの真田大秘記。
この中で雪村がよく通ってた温泉としてこの別所温泉が登場するんですね。
しかもですよ、この温泉の湯の中で、
雪村は年上の女忍者コウさんと結ばれて晴れて大人になった温泉。
もうあれですね、いろいろ妄想を膨らんじゃいますね。
そうです。人生のターニングポイントを狙った温泉なんです、ここ。
そのお湯のモデルになっているのが、今郷土浴場になっている石湯っていう温泉です。
石湯温のところにちゃんと石碑が立っています。
雪村。
なんか写真で見たことあります。
別所温泉には他にも吉川一先生の新平家物語、これだったら木曽吉中と青井の上が出てくるんですけども、
が出てくる大湯っていう郷土浴場とあと自覚大師、ゆかりの大師湯っていうのがあるんですけど、
この3つの郷土浴場プラスあと宿がいくつかあります。
選出が単純イオン温泉なので、本当にほんのりイオンの香りがする、
けどそんなに強くない、若干あるかによって美肌の湯ですね、お肌ツルツルになる。
めちゃくちゃいい湯でした、ここも。
温泉場自体もすごく古いんですけど、平温時代の清少納言、枕草子って聞いたことあると思うんですけど、
そこに納言おすすめの温泉みたいなコラムが出てくるんですよ。
パードが出てくるんですけど、そこで七栗の湯っていう風に出てくるのが、ちょっと名前的に今残っているわけではなくて七栗なので、
これが昔、七栗と呼ばれていた場所ではないかということで候補に別称温泉が挙がっています。
そうなんですね。
もう一個が坂木原温泉というところなんです。
どっちかが七栗だよねっていう争いをしています。
今も続いている?
今も続いています。
そうなんですね、完結してない。
完結してないんですけど、すごく歴史がある温泉なんですね。
もう一つ、北向観音という観音様がいらっしゃいまして、こちらもすごく古いお寺なんですけども、
実は禅公寺とセットでお参りしてくださいねっていうお寺なんですよ。
そうなんですね、禅公寺のイメージがすごく。
やっぱり長野といえば禅公寺なんですけど、実は禅公寺って来世の履歴なんですよ。
09:02
そうなんですね。
この北向観音、これ禅公寺の方にお堂が向いているので、北向きなので北向観音と言うんですけど、
こっちが現世の履歴なんですね。
こっちの方が割と大事。
割と大事、そうそうそう。
なのでどっちか片方だと片方になっちゃうので、片参りって言ってあんま良くないみたいなのが昔は言われてたらしくて、
今はそんなに言われないですけど、ちょっと古い文献なんかを読むと、これは両方お参りしましょうねっていうことで出てきます。
せっかくなら両方しっかりお参りして。
そうですね、今世も来世もお願いねって言うんだったら。
守っていただいて。
ただ、禅公寺ってすごく立派じゃないですか。
一大観光地で。
山道とかもすごくて。
こっちは古人前とした古い素敵なお寺なので、禅公寺を想像してはいかないでほしい。
別物。
別物、普通のお寺です。
優秀正しい。
優秀正しい。
このちっちゃなお寺が禅公寺に匹敵してるんだっていうのを楽しんでいただきたい。
もし見たい方はね、ここなぜかライブカメラで24時間配信してるので。
そうなんですよ。ただただ参拝する人がいるっていうだけのライブカメラ。
ぜひ見てみてください。
あとですね、もう一個だけ上田電鉄別所線にもう一個神社があるんですけど。
生島樽島神社っていう。
ここがですね、戦国武将ゆかりのいろんな文献が残っている場所でして。
真田正之信之の武将が神廟を起神して社殿を再建したりとか、土地を渡したりとか。
あと信玄が謙信との戦いに際して直筆で願文ですね。
勝てますようにって報じたものとかが全部残ってまして。
国の重要文化財、生島樽島神社文書っていう形で残っているので。
これあの社殿の中の資料室みたいなところで確かいろいろコピーを見ることができたので。
そういう資料大好きな人には。
直筆マニアな方にはたまらないですね。
上田電鉄別所線もすごくのどかないわゆるローカル鉄道なので。
ぜひですね、真田推しの方、上田に行くならばもうちょっとだけ足伸ばして別所線に行ってください。
冬行こうかな。
で、石油のお湯で妄想してきてください。
はい、もういろいろ。
あんなことやこんなことを楽しんできてください。
ということで本日も言い上がりのお時間です。
ご清聴ありがとうございました。
ありがとうございました。
この番組を気に入っていただけましたらフォローや番組登録そして高評価などいただけたらとても嬉しいです。
ということで本日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
12:09
歴史が好き、お城や史跡、偉人ゆかりの地を巡るのが楽しいというあなたにぜひ聞いてほしい。
歴史の舞台に登場する温泉についてお話しします。
詳しくは三景ポッドキャストで検索してください。
12:38

コメント

スクロール