1. 歴史の陰に名湯あり
  2. (8)福島正則が晩年に発見…..
2022-09-16 13:18

(8)福島正則が晩年に発見…湯の花が舞う山田温泉

歴史上の人物や出来事、文化、芸術の陰で、実は「温泉」が大きな役割を果たしています。壇蜜さんのものまねなどで知られるお笑い芸人で、歴史×温泉ナビゲーターとしても活動している志真(しま)うたさんが語ります。
今回は、賤ケ岳(しずがたけ)の七本槍の一人、福島正則(1561~1624年)。高井野藩主として過ごした晩年に発見したのが山田温泉(長野県高山村)でした。


【聞き手】奈良歩美

■志真うたさん
Twitter @shimautat 
instagram @shimauta_32


【この番組は】
歴史上の人物や出来事、文化、芸術の影で、実は「温泉」が大きな役割を果たしています。壇蜜さんのものまねなどで知られるお笑い芸人で、歴史×温泉ナビゲーターとしても活動している志真(しま)うたさんが語る新番組をお届けします。

志真うたさんが、ひときわ艶っぽく読み上げる『志真うたのおやすみ前の百人一首』も、ぜひお聴きください。(リンク)

 

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産経Podcast
島唄の歴史の陰に名湯あり
歴史温泉ナビゲーターの島唄がお届けします。
この番組では、歴史好きのあなたにぜひ知って欲しい
歴史と温泉の深いつながりをご紹介していきます。
今回は、戦国武将福島正則と山田温泉
本日の聞き手はこちらの方です。
奈良歩美です。よろしくお願いいたします。
奈良さん、今日もよろしくお願いします。
武将好きの奈良さん、福島正則氏はご存知でしょうか?
いやー、ちょっと存じ上げないですね。
あら、残念。
はい、すいません。
いえいえいえ、全然大丈夫なんですけど、
そうなんですね、某アニメには出てきていない。
寂しい。ただ、この方、秀吉に仕えた方なので、
ドラマとかだと必ずといったこと出てきます。
絵画ドラマ的な。
そうそうそう、そうなんですよ。
というのもですね、戦国武将で強者と呼ばれる活躍した人の中では、
男性人気が強い感じかな、女性というよりは。
それはなぜかという話をちょっとしていきたいと思うんですけど、
静ヶ岳の七本槍のお一人なんです。
加藤清政とかがいる。
そうそうそうそう、仲間です。
この福島正則さんのお母さんは、秀吉さんのお父さんの妹。
これちょっと、母、お母さんの妹っていう説も多分お父さんの妹が正しいと思います。
なので、秀吉さんとはいとこにあたるんですね。
子供時代、とにかくこの福島正則はワンパクすぎて、ちょっとね、エピソードがひどい。
ひどいと言っちゃあれなんですけど。
ご紹介できるぐらいのエピソードでいくと、
まだ足柄時代の秀吉さんがおばさんとか遊びに行った時に、
オケ屋に遊びに行ったら、2歳くらいの男の子が腰を太い縄で結ばれて、
イシウスに繋がれてたんですって。
なんだこれはって秀吉が思ったら、その幼児、2歳くらいの子ですよ。
イシウスを引きずって歩いたんです。
これは大物になるなっていうので、秀吉も可愛がるようになった。
すごいですね。
どんどん秀吉が出生していくと、福島正則、なんせ手がつけられない子だったので、
預けられることになるんですね。
修行してこいと。
ちょっとね、ケンカがすごくて、大人をかなりダメージを与えるぐらいの、
ボコボコにしちゃったりとかするような子供だったんですよ。
なのでこれは、あなたはちょっと鍛えられてきなさいということで、秀吉の故障になりました。
でもこういう時代ですから。戦国時代ですから。
03:01
まあまあ戦場では大活躍するわけですよ。
数々の武功を挙げていくんですけれども、
一番有名なのが、天宗11年、1583年の静方家の戦いにおいて、
一番槍、敵に一番最初に切りつけたり、一番首、敵将の首を最初にあげたりといった武功を挙げて、
静方家の七本槍の中でも別格の恩賞をもらった方なんです。
それぐらいこの人の活躍がものすごかった。
なのでまあ強いということで、戦国時代好きの男性版にはかなり人気があるんですが、
なぜ女性人気があまりないかというと、
この方酒癖が悪い。
それはマイナスポイント。
はい。確か大河でも出てました。
それこそ真田丸にも入ってた気がします。
いくつかこれあるんですけど、黒田永政の家臣で森友信っていう方がいたんですけど、
その方に挨拶に来たんですね。
もうお先行っちゃってたんですよ。
飲め飲めと勧めました。
でも森さんは失礼があってはいけないから、
拙者は大丈夫でござると断ったんですね。
そしたらこの人酔っ払ってるんで、大きな杯にお酒をなみなみついて、
黒田の者はこれしかも飲めるのかと挑発をするんですね。
そしたらこの友信さんは、あの立派な槍をいただけるなら飲みますねってそのお酒をガッと飲み干して、
じゃあいただきますって持って帰っちゃったんですよ。
男前。
ところがです、この持って帰っちゃった槍なんですけど、
実はこれ秀吉から授かった日の素号、日本語、いろいろな呼び方してますけど、
って呼ばれる大切な槍だったんですよ。
これは。
めちゃくちゃ大切な槍だったんですよ。
やっちゃったやつですね。
で、朝起きて酔いが覚めて、あれ槍がない、槍がない。
何これはってなって大騒ぎして、
すいません森さん返してもらっていいですか?
言うんですけど、いやもらったものなんでって言われたらもうしょうがない。
武士に二言はない。あげるって言っちゃったからしょうがないって言って諦めて。
関ヶ原の戦いの後、先ほど活躍しているので広島をもらって藩主になりましたが、
結構いろいろやっちゃって、最終的にやっぱ店舗処分になっちゃいます。
で、ここで50万石一気に募集されて、
シナの長野の高井の藩4万5千石まで減ります。
50万から4万。
なのですごく花々しい武将エピソード、面白いエピソードいっぱいある方なのに、
晩年は長野の、しかもこの高井の藩っていうのは本当の田舎です。
なんなら山です。山のほうです。の管理する人になって晩年を迎えてしまうんですね。
06:02
なので他の武将のように花々しく戦で打ち死にをするわけでもなく、
子孫代々続いていくわけでもなく、ひっそりと長野で余生を過ごした方なんですが、
しっかり領地の管理をやっていたということで、神殿開発とか治水工事とかをやったっていうので、
結構地元では人気はあんま正直なさそうでしたけど、歴史上では感謝されている。
この晩年に自分の領地となった高井の藩を管理する中で見つかったって言われているのが温泉です。
ここで来るんですね。
ここで来るんです。長野の山田温泉。これ松川渓谷って有名な星の綺麗な場所がそこのちょっと下です。
ちょっと下なのでほんと山の中です。
あの須坂市っていう須坂って場所があるんですけど、そこから私が行った時はバスで行ったんですけど、
須坂駅から乗り合いバスで行って途中でマイクロバスに乗り換えて、
ワゴンに乗り換えて行くみたいな、マイクロからワゴンに乗り換えていくぐらいの、
すごく悪説的にも車じゃないと若干厳しいかなっていう場所なんですよ。
でもです。ここ、私イチオシ温泉なんです。
先日はガンイオウ、ナトリウム、カルシウム、塩化物性といっても多分ピンとこないと思います。
難しいですね。
ほんのりイオウの香りが。
温泉卵みたいな。
温泉って感じでしょ。
ここね、何がすごいってね、大湯っていう郷土浴場がドンとあるんですよ。
もともと宿自体もここそんなに数がないです。
確か私が行った時で3軒ぐらいしかなかった気がします。
ちょっと今また変わってるかもしれないんですけど。
その中の真ん中に大湯がボンってあって、この大湯は桃山風の建築で温泉地のシンボルになってるんですけど、
綺麗です。建て替えられたばっかりなので。
そこの大湯には湯の花が。
温泉で源泉ドバドバ温泉って湯の花なんですが、
ここの湯の花はもうちょっとスケールが違う。
もう別格ですか。
別格です。浴槽パッて見たら湯場?っていうぐらいものすごいでかい湯の花がブワーって舞ってます。
それは圧巻ですね。
圧巻です。で、ちょっと厚いんですよ。
厚めな感じ。
厚めっていうのも温泉で湧くじゃないですか。
で、源泉がもともと高い場合冷ますんですけど、いろいろ水を足したりとかパイプで持ってくれて冷ますとかやるんですけど、
ここはもう結構ダイレクトにバーってくるので、熱いまま流れ込んでくるので、
当然湯の花もそのままガガガガガッとくるので、
なるほど。
もうこれは濃い温泉、源泉好きには本当にたまらないと思うので、行ってほしい!
すごいもう一押しですね。
本当に。
09:00
本当にで、こういう昔ながらの温泉場のこういうお風呂って洗い場があんまなかったりするんですよ。
一応ここ洗い場はあるんですが蛇口がないです。
蛇口がない?
はい。シャワーとかないんですよ。
え、どうやって?
で、そのお湯をね、木のトイみたいな、トイってわかります?
流れてくる。
が、壁沿いにあるんですけど、そこにちょっと隙間っていうか、なんていうんですかね、穴みたいなのを開けて、
普段線してあるんですよ。
原始的。
そう。で、その線を振ってるとお湯が出てくる。
へー、すごい。
だから体洗うのとかも全部湯場の浮いてる。
まあ湯場ってそんな湯場出てこないんですけど、お湯ですべてを洗う。
そんな温泉見たことないです。
一応確か厚湯というか、芸船ドバドバのところに流石にちょっと入れない方向けに、ぬる湯。
ちょっと水を足したのと、確か2つ浴槽があったと思うんです。
でもぜひ、そんなめちゃくちゃ安いわけじゃないんで、頑張って湯場の方に入ってほしい。
私も湯場ってなるぐらいの。
食べないでね、でも。
そんなイチオシされたらちょっと行ってみたくなっちゃいますね。
本当に行ってほしい。本当に行ってほしいです。
で、文豪の森鴎外さんっているじゃないですか、舞姫の。
この方もこの山田温泉に惚れ込んで。
そうなんですね。
土地買おうとしましたからね。買収しようとしましたからね。
スケールが違うぞ。
おそらく福島雅典さんが入ったかどうかの文言は正直残ってなくて、福島雅典が整備して許可出したっていう共同詩に書いてある感じですね。
なので地元の方に聞いたら、え、そうなの?って言われたんですけど。
あんまり知られてない。
あんまり知られてなかった。
そうなんですね。
ですけど、温泉だけはもう地元の人、毎週必ず週2回ここ来るのみたいな方がいらっしゃったりとか。
いいですね。
そうなんです。
週1で通えるって。
いや、これ贅沢です。
なんとなくですけど、福島雅典さんのこの人生ってちょっと荒々しかったりとかするじゃないですか。
この山田温泉のお湯もちょっと湯葉のような、華やかのようでちょっと荒々しいけどポツンとしてるみたいな、ちょっとこの共通点なんかもあるので。
リンクしてますね。
リンクしてる気が私はしてて。
歴史的だったら、一応福島雅典さんこの地で亡くなってるので、お寺とかお墓がちょっとちっちゃい場所ですけど、探さないとちょっと見つからないぐらいちょっと分かりづらい場所なんですが、ありますので。
ぜひですね、歴史旅の中に入れていただきたいなと思います。
そうですね。本当にそんな熱いお湯だったり、蓋が、栓がしてあってそこから出てくるっていう温泉をちょっと今まで経験したことがないので、行ってみたいなと思いました。
ぜひ、明日行きましょう。
明日、行きましょう。
行きましょう。
ということで本日もそろそろ湯葉外のお時間です。お聞きいただきありがとうございました。
それではまた。
12:02
本日もお聞きいただきありがとうございました。
気に入っていただけましたら、ぜひフォローや番組登録、そして高評価などいただけたらとっても嬉しいです。
それではまた次回お会いしましょう。
次回予告
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詳しくは産経ポッドキャストで検索してください。
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