前回の「眠る時の姿勢はどんな姿勢がいいのですか?」という質問に続いて、今回は枕について考えてみようと思います。全文、文字起こししていますので、合わせてお読みください。
● かつみ院長:ネイチャーポジティブセラピスト・きほんの呼吸®︎呼吸トレーナーC™︎
自律神経と呼吸の治療院「おなかてあて」 院長
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● この番組では、みなさんからのお悩みや質問を募集しています。コメントかメッセージを使って、お気軽にお寄せください。
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かつみ院長のもう一つのポッドキャスト番組です。ボイススキルコーチの西川佳甫さんと一緒にホストしています。
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おなかのメッセージをきいてみよう
こんにちは、自立神経と呼吸の治療院、おなか手当の克明一夫です。 さあ今回も皆さんからのお悩みや質問に答えていきましょう。
今回の質問はこちらです。 お勧めの枕を教えてください。
はい、前回の眠る時の姿勢はどんな姿勢がいいのですか?という質問に続いて、 今回は枕について考えてみようと思います。
人は起きている間中、6キロから8キロの頭の重さを首で支えています。 そんな首の役割を休ませられるのは、唯一寝て頭の重みを取り除いている時だけです。
適切な環境で首を休ませるためには枕選びは重要です。 もちろんどんな枕がいいのかは個人差があります。
私は高めの枕が好き、低い枕じゃないと眠れないなど、 枕の高さ一つとっても好みは様々です。
しかし高い枕じゃないと眠れないなどのこだわりが、 必ずしも睡眠の質を高めているとは限りません。
心地よいと感じているのは、寝つくまでの数十分程度で、 あとの7時間から8時間は合わない枕と格闘しているかもしれません。
中には寝つくまでは枕を使っていても、しばらくすれば枕はどこかに飛んでいって、 結局枕なしでグーグーと寝ている人もいるでしょう。
そこで都市療法課で呼吸トレーナーでもある私から、 枕を選ぶポイントを次の2つの点から提案してみようと思います。
まず一つ目は痛みなどの問題を抱えてなく、 寝ている間自由に動ける方は寝返りが打ちやすい枕であるか確認してみてください。
幼少期のお子さんは布団の端から端まで動き回り、 寝ている間も無意識に体内環境に合わせた姿勢を取り続けています。
前回のQ&Aでお答えした通り、常にくつろげる楽な姿勢を探しているのです。
大人になって頸椎が不安定で首肩に痛みを起こしやすい方の場合、 柔らかくて頭が沈み込み、頸椎の下をしっかりとサポートする枕を選ぶ方がいます。
しかし寝つきは良くても、一晩中頸椎を下から圧迫されているために、 ちょっとした寝返りで頸椎の一部だけ強く動かして寝違いの元になることもあります。
そういった点からももう一つ重要なのは、安定した呼吸と循環が保たれる枕であることです。
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頸椎が重たい頭を支えながらも、脳へは常に血液と酸素が送られています。 しかし脳へ血液を送っているつい骨動脈は、
頸椎の中を通っているために極端に高かったり低すぎたりする枕だと、 頸椎に無理がかかり、脳への血流を阻害してしまう可能性もあります。
呼吸に関して言えば、舌の位置、顎と首の関係により安定した呼吸が保たれるので、 やはり枕の高さは重要です。
まとめてみると、寝ている間にも体は動き、呼吸を繰り返しているということが大切なのです。
前回のQ&Aの答えと合わせて、姿勢を止まって固まったものとして考えず、 寝ている間も常に動きのある姿勢として考えてみてはどうでしょうか。
実際には皆さんに好みの枕があると思いますので、 枕の専門家に聞きながらお気に入りの枕を探してみてください。
さあ、今回の話題はいかがだったでしょうか。 Q&A お腹のメッセージを聞いてみようでは、皆さんからのお悩みや質問を募集しています。
小さなことで構いません。 コミュニティ機能を備えたポッドキャスト配信サービス、
リッスンのコメントやメッセージを使ってお気軽にお寄せください。 アウトプットすることは息を吐くことです。
それでは心地よく揺らぎ、安心して息の吐ける一日をお過ごしください。 勝美委員長でした。
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