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2025-04-20 05:45

012 うちの子の姿勢が悪いのが気になります

今回は、多くのお父さんお母さんから寄せられるお悩み、「お子さんの姿勢」についてアドバイスしてみようと思います。コミュニティ機能を備えたポッドキャスト配信サービス「LISTEN」では、全文、文字起こししていますので、合わせてお読みください。

かつみ院長:ネイチャーポジティブセラピスト・きほんの呼吸®︎呼吸トレーナーC™︎
自律神経と呼吸の治療院「おなかてあて」 院長

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● この番組では、みなさんからのお悩みや質問を募集しています。コメントかメッセージを使って、お気軽にお寄せください。

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かつみ院長のもう一つのポッドキャスト番組です。ボイススキルコーチの西川佳甫さんと一緒にホストしています。

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おなかのメッセージをきいてみよう。
こんにちは、自律神経と呼吸の治療院「おなかてあて」のかつみ院長です。 さあ今回も、みなさんからのお悩みや質問に答えていきましょう。
今回のお悩み相談はこちらです。 「うちの子の姿勢が悪いのが気になります」
はい、このお悩み、本当に多くのお父さんお母さんから寄せられます。 ひと昔前なら、ついつい「背すじを伸ばしなさい」と言い放って終わりにしてしまう親御さんも多かったかもしれませんが、
昔と違い今は、子どもたちの環境も複雑になっています。 ですから、もう少し視点を広げて考えてみましょう。
もちろん、病気やけがなどが原因で姿勢が悪くなっている場合は、専門のお医者さんの診断や意見が大切です。
でも、特に健康上の問題がない場合、私がまずお伝えしたいのは、「お子さんは姿勢の崩れを含めていろいろな症状が出やすい時期なんだ」ということです。
どういうことかと言いますと、「はい、あなたは良い姿勢、あなたは悪い姿勢」と、定規で線を引くように判断するのではなく、もっと動きのある流れの中で見てあげることが大切だと思うんです。
考えてみてください。成長途中でまだ体も心も発達段階にある子どもたちは、毎日が変化の連続です。
昨日までできなかったことができるようになったり、急に背が伸びたり、そんなダイナミックな変化の中で一時的に姿勢が崩れてしまうことだって、決して珍しいことではないんです。
むしろこの成長の時期を大切に過ごすことが、将来の体質、土台作りに大きく影響してきます。
ですから、まずお父さんお母さんには「子どもたちは未熟な部分が多く、色々なサインを出しやすいんだ」ということを知っておいてほしいんです。
成長期の子どもたちは体を作り上げるため、消化器が中心の副交換神経優位になっています。
反面、循環器をコントロールする交感神経はまだまだ未熟です。 具体的にどういうことか、もう少し詳しくお話ししますね。
成長期の子どもたちは体をぐんぐん作り上げるため、消化器官が活発に働く、副交感神経が優位な状態になっています。
これは、ご飯をしっかり食べて、栄養を吸収するためにとっても大切なんです。 ところが一方で、心臓や血管をコントロールする交感神経はまだまだ発達の途中。ですから、
体温調節がうまくいかずに熱が出やすかったり、代謝や免疫の働きがまだ十分に強くなかったりするために、アレルギー症状、
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例えば鼻炎や喘息の発作、皮膚のかゆみといった問題が出てきやすいんですね。 これらの症状はもしかしたらお子さんの姿勢の悪さと直接関係がないように感じるかもしれません。
でも、体のバランスが不安定だったり、どこかに不調を抱えていると、無意識のうちに楽な姿勢をとろうとして、結果的に姿勢が悪くなってしまうこともあるんです。
そして驚くことに、食事や睡眠など、日々の生活習慣を少し見直してあげるだけでも、これらの症状が改善するケースは本当にたくさんあります。
その子その子の代謝や免疫が、バランスよくしっかりと働くように、周りの大人が生活環境を整えてあげることが何よりも大切なんです。
そんな子どもたちも成長するにつれて、少し遅れて心臓や肝臓といった循環や代謝に関わる臓器が徐々に成長し、
活動的になるにつれて交感神経も強く働くようになってきます。 ですから、今、姿勢が少し気になるからといって、焦らずに長い目で成長を見守ってあげることも、すごく大切なんですね。
特に気をつけたいのは、まだ心臓が未熟な子どもに大人のような強い負荷がかかるスポーツを無理にさせたり、
肝臓が十分に育っていない子どもに、生活習慣を見直さないまま薬だけに頼った治療を続けることです。
これは、将来の体の土台を考えると、慎重になるべきだと私は考えています。 小さな子ども達は、本当に毎日めまぐるしく成長しています。
昨日と今日では、体の状態も、心の状態も大きく変わっていることだってあります。 だからこそ私たち大人は、とにかくよくお子さんを観察して、できるだけたくさん触れて、
その変化を感じ取ってあげてほしいんです。 さあ、今回の「お子さんの姿勢」という話題、いかがだったでしょうか。
「Q & A おなかのメッセージをきいてみよう」では、みなさんからのお悩みや質問を募集しています。 小さなことで構いません。
コミュニティ機能を備えたポッドキャスト配信サービス「LISTEN」のコメントやメッセージを使って、お気軽にお寄せください。
アウトプットすることは息を吐くことです。 それでは心地よくゆらぎ、安心して息の吐ける一日をお過ごしください。
かつみ委員長でした。
05:45

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