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2025-07-12 06:57

「AIにはできない」から始まった

生成AIの出現にムナクソの悪さを感じたところから、価値創造のレベルを引き上げるまでに至った体験談

下記note記事をNotebookLMで音声化しています。

 

元note記事 : https://note.com/daisaw33/n/n10223d843c45

サマリー

AIに対する抵抗感を持ちながらも、Daisuke Sawaiさんの経験を通じてAIの創造的な可能性を探る旅が描かれています。効率化だけでなく、クリエイターとしての新たな視点を得ることができると示唆されています。

AIへの抵抗感と出会い
スピーカー 2
最近の調査を見ると、多くの人がAIに親近感を持っているみたいなんですけど、でも実際の日常利用、特に50代以上とかだと、まだまだ低いっていうギャップがありますよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
特に日本だと、AIって聞くと、どうしても効率化の話が先に来ちゃう感じで。
スピーカー 1
ええ、効率化、コスト削減みたいな。
スピーカー 2
まさに。今日はですね、そのAIへの抵抗感、そこから始まったクリエイター、Daisuke Sawaiさんの体験談をちょっと深掘りしたいなと。
スピーカー 1
ああ、Sawaiさんの。あの記事ですね、「生成AIにはできないから始まった僕の話」。
スピーカー 2
そうですそうです。この記事をもとに、AIとどう向き合うか、特にその価値創出、クリエイティブな可能性を探っていきましょう。
スピーカー 1
Sawaiさんの話は、何というか、多くのクリエイターが抱える葛藤と、その先にあるかもしれない可能性みたいなものを示唆していると思うんですよ。
特におっしゃる通り、日本では生成AIのその創造の側面より、どうしても効率化の方に目が行きがちで。
そうなんですよね。
新しい技術のポテンシャルを生かしきれてないんじゃないかっていう問題意識がこの記事の背景にはあるのかなと。
スピーカー 2
なるほど。で、Sawaiさんが最初に画像生成AIに出会ったのが、2022年の夏。彼の言葉を借りると、第一印象は胸クソ悪かったと。
スピーカー 1
ストレートですね。
スピーカー 2
かなり。AIがほんの数秒で、なんかそれっぽい絵を出してくる。それに、自分が長年かけて積み上げてきたスキルが一瞬で無価値になるような。
スピーカー 1
それはきついですね。自己否定に近い痛みみたいな。
スピーカー 2
そうみたいですね。これって多分彼だけじゃなくて、AIをある種敵みたいに見てしまうクリエイターに共通する感覚かもしれないですよね。
スピーカー 1
うん、わかります。だから最初は、いやいやまだデザインで使えるレベルじゃないしって、自分に言い聞かせてたみたいですね。
スピーカー 3
あー、防御反応みたいな。
スピーカー 1
そうかもしれません。でも、AIの進化って、もうとんでもなく早いじゃないですか。
スピーカー 2
ですよね。
スピーカー 1
だから半年も経たないうちに、もう自分の表現力を超えるようなビジュアルを、しかもすごいスピードでAIが作れるようになっちゃったと。
スピーカー 2
うわー。
スピーカー 1
そこで、あれ?これ放置してたらまずいかもって思い始めたわけですね。
スピーカー 2
なるほど。無視できない存在になってきたと。そこで転機が来るわけですね。
スピーカー 1
ええ。AIをいろいろ試してるうちに、あれ?こいつ俺と同じ目を持ってるかもって感じた瞬間があったそうなんです。
スピーカー 2
同じ目ですか?
スピーカー 1
そうです。鍵になったのが"見たて"の感覚だって言うんですね。
スピーカー 3
"見たて"?
スピーカー 1
はい。例えば道端にあるただのゴミ箱を、なんか青いロボットみたいに捉えるとか。
スピーカー 2
あー、クリエイターならではの視点ですね。普通は見過ごしちゃうような。
スピーカー 1
そうそう。で、そういう視点をAIに投げかけてみたら、まるで、あーわかるよ、それ。っていうかのように、その意図を組んだアウトプットが返ってきたと。
スピーカー 2
へー、それは面白い。
スピーカー 1
人間特有かなーって思ってた感覚を、AIが共有できたと感じた。その瞬間、Sawaiさんの中で、AIはもう単なる脅威とかツールじゃなくなったんです。
スピーカー 3
なるほど。おー。単に真似するだけじゃなくて、こっちの意図とか、その"見たて"みたいな抽象的なものを理解したみたいな。
スピーカー 1
そういう手応えがあったんでしょうね。脅威から、なんか理解者みたいな感じに。
スピーカー 2
それは大きな変化ですね。
スピーカー 1
ええ。だから、その発見があってからは、どう使うか次第で、とてつもない味方になるって考えるようになったと。
新たな価値の創出
スピーカー 1
AIって文句も言わないし、何度でも修正に応じてくれるタフで優秀な新人みたいだって。
スピーカー 2
なるほど。確かにそういうパートナーなら心強いかも。
スピーカー 1
そうなんですよ。重要なのは、AIと敵対するんじゃなくて、あくまで使い方次第で強力な競争パートナーになり得るんだっていう点ですね。
スピーカー 3
それで結果的にアウトプットの量だけじゃなくて、質も上がったと。
スピーカー 1
ええ。想像の回路は深まり、そして広がったと表現されていますね。サブスク費用は、まあサブスク地獄って冗談めかしてますけど。
スピーカー 3
でもそれ以上の価値を感じてると。
スピーカー 1
で、面白いのが、その効果が本業のデザインだけじゃなかったってことですよね。
スピーカー 3
そうなんですよ。AIと一緒にやることで生まれた時間と発想の余白。これが、例えば趣味のBBQのレシピ開発とか。
スピーカー 1
へえ、BBQレシピ?
スピーカー 3
ええ。あとは未来を考えるプロセスの構築とか、国内外でのワークショップ開催とか、なんか全然予想してなかった活動に繋がっていったそうなんです。
スピーカー 1
それはすごいですね。まさに効率化だけじゃない新しい価値を生み出す触媒になってる。
スピーカー 3
まさしく。これって日本のその効率化ばっかり見ちゃうAI観に対する一つのカウンターみたいな示唆でもあると思うんですよ。
スピーカー 1
確かに。で、専門家ほどプライドで真っ黒に染まったサングラスで見ちゃうっていう指摘も結構ドキッとしますね。
スピーカー 3
ありましたね。自分の技術への誇りが、かえって視野を狭めてしまうと。
スピーカー 1
未来を見るにはそのサングラスを外さないと。
スピーカー 3
その通りですね。「生成AIにはできない」ってそう思った瞬間に、もう可能性の扉は閉じちゃうわけですよ。
でもいつか誰かがそのできないと思われたことをやっちゃうかもしれない。
特にクリエイターはAIを敵視するんじゃなくて、むしろその創造的なポテンシャルをどう引き出すかっていうそういう役割があるはずなんですよね。
スピーカー 1
なるほど。AIの使い方はまだ決まってない白紙の状態だと。
ええ。私たち次第なんです。
スピーカー 2
今回はDaisuke Sawaiさんの体験を通して、AIへの強い抵抗感、あの胸クソ悪いから始まって共創仲間へと認識が変わっていく、すごく個人的だけど示唆に富むプロセスを見てきましたね。
スピーカー 1
効率化っていう側面だけじゃなくて、AIの持っているその創造的な可能性がすごくクリアになった気がします。
本当に。
だからもしこれを聞いてるあなたが、いや生成AIにはこれはできないでしょうって思ってることがあるとしたら、それってもしかしたら自分自身の可能性に蓋をしちゃってるだけかもしれないですよ。
うーん。
Sawaiさんみたいにまずはちょっと試してみる。そうすると何か思ってもみなかった創造の回路が開くかもしれないですから。
スピーカー 2
最後にあなた自身に問いかけてみてほしいんです。
SawaiさんがAIをBB級レシピ開発とか、そういう意外なところにつなげたように、あなたが今、いやこれはAIとは全然関係ないなって思ってる分野とか、個人的な活動、そういうところで生成AIを使って何か新しい価値とか楽しみを生み出すとしたら、どんなことができると思いますか?
うーん。
効率化っていう枠をちょっと越えてみる。あなただけの使い方を探ってみる。そんなきっかけになったら嬉しいです。
06:57

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