今日の曲について、もうちょっと話したいんだわ。 この番組は、FM辞めの朝の音楽番組、キラキラミュージックボックス
クラシック音楽の水曜日で語りきれなかった部分を、ポッドキャストでお届けするアフタートークです。
お相手は、松尾隆史と、美兎美兎子と、今村美兎です。
それでは、もうひとつ先へ、いってみましょう!
ポッドキャストに直接来られる方がいらっしゃると思うので、一応クイズのお答えだけは打っておこうかなと思っておりまして、
今日は何特集でしょうというクイズにしておりまして、シベリウスとベルディーとストラビンスキーの代表曲を並べておりましたけど、
ヒントなしではわからないかもしれませんけれども、来週の頭ですか。
けいろうの日ということで、答えは、御長寿作曲家、御長寿になるまで御活躍だったというと御兵があるかな、
シベリウス91歳、ベルディー87歳、ストラビンスキー88歳まで生きていたという作曲家、
90前後まで生きていらっしゃった作曲家というのを3人並べさせてもらったという話なんですが、
その話からしようかな、シベリウスさん。シベリウスさんはね、僕ぐらいで作曲家からは引退されるんですよ。
引退でもないのかな、あのね、最後の公共曲第7番まであるんですけど、第7番公共曲を完成させた時が僕ぐらい、58歳なんですね。
僕ぐらいというか、自分の年齢ってわかんなくなりますよね、57だっけ、ぐらいです。
で、シベリウスが作曲したのが58歳です。
僕もそろそろ公共曲第6番ぐらいまでは完成させておかないといけなかったんですが、横に並ぶのはもう無理かなという感じがしておりますけど、
その後にも少し作曲の活動はもちろん続けられていたんですが、大規模な作品を発表する時代は60歳前後で終わって、
で、30年間ぐらい何をされていたかというと、何もしてないかというと全然違うっぽいんですよね。
もうあの人は、あの人はというか、シベリウスはもうフィンランドのもう偉人として、偉人としてというか、
あんまりね、都会の方にいた人じゃないんですよ。もうフィンランドを代表する作曲家としてアイノラっていう、奥さんがアイノさんっておっしゃるんですね。
で、アイノラっていう家を、家に名付けてたんだと思いますけど、家だかその土地だかにアイノラと呼んでいたそうで。
奥さんの世界だということで、奥さんの名前をつけたそのお家を愛していて、そこにシベリウス先生は常にいらっしゃって。
で、作曲活動もなんとなくされていて、高級曲第8番を書いていたという噂もありますし、噂多分なんか記録もあるはずなんですけど、
僕は見たことないし、発表されてないので知らないんですけど。で、もう60歳の誕生日とかね、個人的な誕生日では全然ないんですよ。
もう国民的な、国民的な祝賀行事で、シベリウス先生のお誕生日が来るからって言って、
みんなが募金したりして、シベリウス先生のためのパーティーみたいのが記念演奏会とかも行われてるんですよ。
ただ、シベリウスさんはあんまりそういうとこに出て行って、みんなありがとうって言ってステージに上がるような人じゃなかったみたいで、
結局、公式に出て行くことはなく、娘さんの家でホームパーティーをして祝ってもらったという記録が残ってるそうです。
その辺もなんかね、シベリウスらしい、なんかちょっとひっこみじやんな感じは少ししますね。
で、その愛のらっていうのはもう森と自然に囲まれたすごい田舎の方の、僕なんか湖畔にあるって聞いたような気もしますが、
そんな素敵な場所で、そこにシベリウス先生はいつもいて、で、シベリウス先生に会いに行きたければそこにおいでっていうような風になっていく感じの方だった。
で、そういう30年を過ごされていたっていうような方みたいですね。
実際、新曲としてはほとんど60歳ぐらい以降は発表してないんだけど、世界中では当然だけど、シベリウスの公共曲どんどん演奏されてるわけじゃないですか。
現役の作曲家、今生きている作曲家としてはもう異例な名声をどんどん得ていくっていう感じで。
で、本人は田舎に引っ込んでいて、新しい公共曲も出てこないんだけど、外の世界でどんどんシベリウスの名声が大きくなっていくっていう不思議な30年だったんでしょうね、多分ね。
当然お金とかはね、もういらないんですよ、シベリウス先生は。
それ以上お金があってもしょうがないから別にお金を稼がなくてもいいしっていうような感じもあったんでしょうね、多分ね。
で、わざわざ引退したとも言わずに。
一番うらやましい老後の気がしますね。
そうですね、うらやましいですよね。
うらやましいですね。
そうそう。で、もう亡くなった時とかも大尉人としてですよ。フィンランドの大統領が来るんですから。
そのレベルのもう国相みたいな、国相だったかどうかは知らないですけどね。なんかね、2万人近くがお参りに来たみたいな。
すごいですよね。作曲家に対してそれだけの国民が。
そうですよね。
考えると、それだけの作曲家ですけれど。
そうですよね。もうシベリウスという存在が歴史に変わっていくみたいな感じの、そういう30年だったのかもしれないなというような話だったり。
今日はだからシベリウス・ベルディ・ストラビンスキーという3人の作曲家の音楽をご紹介しました。
シベリウスはカナシキワルツ、あの短いやつ聴いていただいて。
ベルディは運命の力、運命の力の除去曲ですね。これ7分ばかり聴いていただきまして。
火の鳥、後半抜粋、カスチェイから後ろ、カスチェイ、子守唄終局って聴いていただいたものすごく詰め込んだ20数分間だったわけなんですけれども。
ベルディの話になりますが、ベルディは本当に正反対なんですよ。
もう作りっぱなしで亡くなった方です。作りっぱなしというか、お休みしないんですね。
今日聴いていただいた運命の力はずいぶん若い頃の作品なんですけど、本編でも言いましたけど80歳になる頃にファルスタフっていう、最後のオペラに確かなったはずですけど、80歳ぐらいで発表してます。
それだけでもすごいんですけど、ファルスタフってですね、喜劇なんですよ。
そこまでベルディのオペラって言ったら、悲劇の椿姫だったり藍枝だったり重たいオペラが多かった中で、最後のオペラとしてものすごく射達な笑いのあるファルスタフを描いていたっていうのはちょっと、作風が変わったって言っていいのかわかんないですけど、
今までと同じことをまた悲しい重たいオペラを描くというわけではなくて、こんなこともできるぜってやったのもちょっとかっこいいなと思いますしね。
新しいものを作れる追い方というか、ジジイになるっていうのはかっこいいなと思いますね。
ほとんど晩年になるまでベルディさんは新しいものを作っていって、
ベルディさんと同じように新しいものをどんどん吸収していったのが最後にご紹介したストラビンスキー。
ストラビンスキーに関しては火の鳥を聞いていただきましたが、この人は皆さんご存知と思いますけど、火の鳥はストラビンスキーの一番初めの出世作で、
なんで火の鳥を持ってきたかというと、僕が火の鳥を聞きたかったからなのと、次の僕が参加している市民オーケストラ、大きいオーケストラにまだ決まってないですけど、まだ決まってないというか決まらないかもしれません。
選挙区会議に応募しようと思っているのが火の鳥で、
僕がというか、うちのオーケストラはパートから応募するんですよ。
パートの誰かが火の鳥をやりたいって言ってるのを、パートの誰かが止めなければパートから出していいっていう仕組みらしいんですよね。
それで、僕は火の鳥をやってみたいなと思っていた曲なので、ご存知と思いますけど、若い頃のストラビンスキーが世に出た出世作が火の鳥、バレーデュースっていう素晴らしいバレー団からの仕事の依頼で、
こういう火の鳥のステージ衣装とかいまだに写真が残ってますけど、いまだにというか、写真残ってますけど素敵ですよね。
モノクロ写真見てもね、本当に美しい写真が残ってますが。
その後別種か春の祭典がありまして、春の祭典もね、春の祭典を選挙区会議で出すのはやめとこうと思いますが、
あれ難しいんですよ。1回だけ聞きましたけど、本当に苦労しました。
飛び出すために書いてあるような楽譜なので。
だんだん染み込んでくるんですよ、あれ。
聞いててもわけわかんないだろうと思うんですけど、どうやってこんな演奏してるんだろうって思うと思うんですけど、あれね、だんだん染み込んでくるんですよ。
なんとなくわかっていくんですね。あれ、もうなんか不思議な感覚ですね。
そこまで含めてだからそういう作品っていう感じはしますね。
やっぱり演奏者からしてもそういう作品なんですね。
だからもう楽譜を見てて、目で終える音楽じゃないんで、体に染み込ませて、こうこう、でこうかっていう、なんかもう体で弾かないとしょうがない。
もう覚えてしまうような音楽だった気がしますが。
また弾けることが来るかな、わかんないけど。
その3つのバレエはポンポンポンってできたらしいです、数年間でね。
またもう今度ジジジになりかけると、また何というか作風が変わっていく感じなんですよね。
普通に考えたらね、もう自分のやり方で、今まで私はこうやってきたんじゃでいいはずなんですけど、
本編でも言ったかな、十二音技法とかを試してみたりとか、今の新しい音楽のトレンドというか、そういったものにちゃんと手を出していくっていうのは、
勉強家だっていうところももちろんあるでしょうし、なんか素敵な生き方かなと思いますね。
もう実際その段階ではね、その3つのバレエだけでも、ストラビンスキーっていう名前だけでお客さんは呼べるんですよ。
お金もあるはずなんですよ。
そこでちゃんと今までと違う作曲のやり方をやっていくんじゃってなるのがすごいですよね。
そういう3人、だからもう偉人として30年を生きたシベリウスと、あと作りまくったベルディーと、
晩年になるまで勉強し続けていたストラビンスキーとかそこら辺を今日はご紹介したような感じで、
ご長寿作曲家というくくりだけ見ると同じなんですけど、
誰が何と言おうとみんな死んじゃうからさ、自分も死んじゃうからね。たまたま生きてると思ってるし。
運良くいろんなところで僕も死にそうになりましたよ。
あれも死にそうになった、これも死にそうになった、この間の病気ももちろんちょっと死にそうになりましたし。
本当に運良く生きてると思うし、だから今までの人生ではそんなに自分が死んじゃうと思ってなかったんですよ。
ただもう子どもたちも育ち上がったし、この世に用事もあんまりないのかなっていう気持ちもなくはないんで、
これからどうやって死ぬまでの暇つぶしをやっていこうかって思うと。
いっぱいありそうですよ。
いっぱいあるんですよ。忙しいんでやることがいっぱいあるんですよ。
きっと愉快に暇つぶしをしていかれるだろうなと。
それでさ、どこまでなんだ、どうでしょうね。
だから僕はほら、楽器とか弾くじゃないですか。
鳴門家、今も楽器弾くのもすごい楽しいので、鳴門家ずっと楽器は弾きたいなと思うけど、
もちろん僕より先輩のみなさん、いっぱい楽器弾かれてる先輩方いらっしゃるんですが、
どこまで頑張っていけるものだろうかとかいろいろ考えるとね。
90までは確実にいけるということを。
90まで。
90以上いけるということが今日の日本のジャズ界のみなさんが証明してくださってますからね。
そうですよね。
今日のジャズのみなさんはとてつもないですよね。
今日番組の後半に告知では文字も出してませんでしたけれども、
今日番組の後半、メッセージの裏のBGMにしちゃうことも多いんですが、
サックスの渡辺聡夫さんが93歳ぐらい、ピアノの秋吉敏子さんがたしか96歳、
で、クラリネットの北村英二さん、この方97歳ですよ。
クラリネットですよ。
ねえ。
弾けりますよ。
この3人は全員現役で、プレイヤーとしてまだご活躍中という、
93歳、96歳、97歳。
現役。
現役というみなさんを取りそろえて聴いていただきました。
もうほんと尊敬しかないですよね。
どうでしょう。僕も昔サックス吹いてましたけど、
相当な。
なりにきつかったですよ。
僕バリトンっていうちょっとでかいやつだったんできつかったのかな。
アルトだったら大丈夫ってこともないんだろうと思うんだけどね。
アルトサックスも大変ですよあれ。
これ水戸さんとも話してたんですけど、
ジャズって頭使うから、
即興でね。
生意気なのではないかみたいな話も。
即興演奏をするときに、
次はこうしようかこうしようかって考えるのもやっぱりいろいろと
脳みそ使うでしょうし、そういうので、
なんか若返りホルモンかなんか出てるんですかって思うほどの
3人でございますよね。
ですね。
いやもう本当に素敵なご活躍で何よりだなと思いますね。
僕が今からじゃあ置いていこうかというときに、
僕がなんか演奏論を語るみたいな話だと思っていただくと
すごいこそばゆいです。気持ち悪いんですけど。
弾き方が絶対ね、身体能力って落ちていくじゃないですか。
それは若い頃よりもきついですよ。きついですよというか。
僕の楽器ビオラっていう楽器ですけど、
どうしても右手も左手も使いますし、右手もね、
上下上下って動かさないといけないんで。
そこらへんやってるのはどんどんきつくなったようなんですけど、
当然ですけど反射神経とか落ちてくるでしょうし、
目も見えなくなってきますし、もう小さい音符見えにくいとか。
僕あれですよ、眼鏡屋さんに譜面台持って行って、
譜面台のここからここまで、譜面台僕、
弦楽器って譜面台斜めに置くんですよ。
斜めに置くっていうか2人で一緒に見るもんですから、
2人の真ん中に置いて斜めに見るんですよね。
だからここからここまでが綺麗に見えて、
他はもう一切見えなくていいですって言って眼鏡を作ってもらって。
譜面台専用の眼鏡を作ってもらって。
それで何とか今やってるんですけど、
老眼って恐ろしいもんでね、だんだん見えにくくなってきたりしますし。
もうなんだかんだいろいろありますよ、
肩が痛いとか膝が痛いとかいっぱいありますが。
ただね、思ってるのが、
若い頃の演奏とは変わってきたというか、
いろいろと考えるところが変わってくるんですよね。
いろいろと動かなくはなっていくんで、
若い頃より下手になる一方かっていうとちょっと違う気がするんですよね。
説明がすごく難しいんですけど、
若い頃はね、
僕らの楽器っていうのはほら、
フレットがついてないじゃないですか、ギターみたいに。
フレットってこの音はこの位置ですっていうのが、
押さえたところで、
だいたいギターはその辺を押さえると
同じ音が出るようにできてるんですけど、
ヴァイオリンとかビオラとか、
あの弦楽器っていうのはフレットに当たる部分がないので、
指を置く位置で音程が変わるんですね。
だからこその演奏ができるっていう部分もあるんですけど、
すごく音程っていうのを考えてたというか、
音程が当たることとかをすごい気にしてたんですけど、
近頃そんなんどうでもよくねってなって、
そんなん当たるの当たるのどうだろうな。
今も音程はもちろん当てないといけないんですけど、
それよりもっとこういうフレーズを作らないと、
みたいな方に頭が行ってる感じがするんですよ。
リズムとか音程とかはちょっと後に置いといて、
説明難しいな。
早い音符が弾けたとか音程があったとかそういうのよりも、
もっと外側が見えに始めたというか、
そういう感じは少ししますね。
もっと若い方がもしこれポッドキャストとかで聞かれてたら、
そういう風になっていく面白さがあるのかもよって思いながら、
ジジイになるのを楽しみにしていただければいいのかなとちょっと思ったりしますね。
だからいろいろ見えるところが違ってくるんでしょうね。
多分これから僕がまだ60なってないぐらいですけど、
これから60,70,80って、
それこそ渡辺貞生さんみたいなことになっていく間に、
多分いろいろ変わっていくでしょうから。
さらに体も動かなくなっていくでしょうから。
いろいろと見える景色が変わっていくんだろうなと思って。
楽器とかはどこまで続けられるかわからないですけどね。
そこら辺考えると、
今日のジジイババアたちの演奏が、
年を取ったからこそ出てくる音っていうのは多分あるでしょうからね。
ありますね。
なるたけのその辺の皆さんにもこれからも注目していただきたいなと思いますね。