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おおさかBookラジオ
イゴール・ストラヴィンスキーの春の祭典ですね。
学生の頃に、研究材料として聞いたり、分析してました。
ゲストとかも見られますか?
動画とかで見たぐらいで、踊りは見てないですね。
第一印象は、ひたすらただただかっこいいという感じでしたね。
音楽性自体でいうと、結構野生的というか、
その当時、1900年代に入ったぐらいですよね。
その当時が世界的にロシアアバンギャルドだったり、
ダダイズムだったり、そういうのが前衛芸術というものが
興し始める時期ですよね。
その中にフォービズム、野獣主義みたいな野生主義みたいな
そういうのもあって、そこからの影響があったのかなと思うんですけど、
楽曲自体がやっぱり、作曲の理論の部分で新しかったですよね、当時は。
何分ぐらいでしたっけ?
えー、全体何分ぐらいでしたっけ?
でも30分とかそんなに長くなかった。
依頼されて書いた?
いや、依頼は依頼だと思うんですけど、
もうすでにその時、ストラウィンスキーにいたのは
多分パリか何かにいたんじゃないですかね。
踊りの団体、どっかの何かの、背景が全然わかってないですけど。
大阪万博でも何かあれは。
あー、70年の。
何か使われたみたいな。
でも70年大阪万博のために日本人が作曲したBGMみたいなやつが
まんまストラウィンスキーのパクリみたいな感じの曲があった。
影響されて。
影響と。
テーマ的に似てたんですよね、人類とか。
そうですね、太陽の塔の中とかはそんな感じがテーマに通じるとか。
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最後に、春の祭典がどういうところが新しかったのかってところで、
その当時、多調整とか調整音楽っていうものの中で
わかりやすく出てくる三和音、コードっていうものが出てくるんですけど、
それとリズムの部分で面白いことをされてまして、その曲では。
例えば、Cっていうコードと、それを半音ずらしたCシャープっていうコードを同時に鳴らすとか、
そういうことをしているわけです。
そうすると、今までなかった不協和音が生まれて、
それが野生的な荒々しさだったりしてたりとか、
リズムの面でも4分の3拍子で演奏している楽器と、
4分の5拍子で演奏している楽器、同時に演奏しているみたいな箇所とかもあって、
そうすると複雑になっていくんですよね。
ポリリズムとかそんなところにも通じるところがあるんですよ。
そういう部分がめちゃめちゃ面白い。
それを聴いて、それを注視しながら聴きたい。
注意しながら、ぜひ聴いてみてください。
弦楽器パートと管楽器パートが違う拍子で演奏しているとか、
パートごとに分けて聴いていると、だんだん聴こえてくるはずです。