もこみ
いつだっけ?
black midi見た回りだっけ?
しろみけさん
前あったの?
もこみ
あれ?
しろみけさん
black midiじゃないな。
もこみ
betcover!!じゃないですかね。
しろみけさん
betcover!!か。
もこみ
会いましたよね。
しろみけさん
betcover!!の。
画鋲っていうワンマンライブがあって。
それの知世家公演の渋谷クワトロの終わり。
もこみ
の終わりか。
しろみけさん
多分会いましたよ。
もこみ
会ってその帰りに渋谷の立ち飲み屋さんでね。
おしゃべりをしてて。
しろみけさん
おしゃべりしました。
もこみ
そこでこれ面白いなと思って。
ぜひ脱コミでも喋ってもらおうかなと。
もともとね。
しろみけさん
何かで喋ってみに来てほしいなと思ってた人のうちの一人ではあるんですけど。
もこみ
そこで話したのがヴァージル・アブローの『ダイアローグ』っていうね。
本が今手元にもありますけど。
しろみけさん
ここにもあります。
ヴァージル・アブロー。
もこみ
僕は今日持ってき忘れたんだけどね。
しろみけさん
なんでそんな。
絶対持ってこなきゃいけない。
もこみ
すぐ引用しなきゃいけない。
前回の収録では持ってきてたんだけど。
しろみけさん
今回持ってき忘れた。
なるほどね。
もこみ
すみませんでしたって言われたんですけど。
ヴァージル・アブローの『ダイアローグ』。
これはどういう本なのかはご自身との関係も踏まえて。
しろみけさん
喋っていただいてもいいですかね。
このヴァージル・アブローの『ダイアローグ』。
ヴァージル・アブローってどういう人から話した方がいいのか。
もこみ
めっちゃざっくり。
しろみけさん
めっちゃざっくり。
なんか話しづらいな。
でも結構話しづらい人っていうのはやっぱり大事な要素であって。
簡単に言えばファッションデザイナーの方でオフホワイトをやってました。
っていうブランドをやっていました。
ルイ・ビトンの黒人で初めてのクリエイティブディレクターになりました。
ただ2021年に40歳で亡くなってしまったっていうところで
妖精の天才っていう扱われ方をしてる人で。
もこみ
ファッションデザイナー兼なんとかみたいな。
いろいろなものが。
さっきWWDのツイート動画みたいな。
URL概要欄に貼っておこうと思うんですけど見たんですけど。
スラッシャーっていう風に紹介されてて。
リサフランク
建築家/DJ/ファッションデザイナー/プロフィールディレクター/って
もこみ
プロフィールは何?
「/」、日本語で言うとケンですよね。
それで「/」がたくさんあるっていうスラッシャーっていう風に紹介があったんですけど。
まさにそういう肩書きが一つに絞られないっていう。
いろいろやってる人。
しろみけさん
何かをやるっていう人よりは自分は『ダイアローグ』なんかで語ってるのは自分は思想家であって。
ファッションっていうものの中に結構そういういろんなものコンテンツだったり思想が入れ込めるから僕はファッションやってるだけであって。
だから多分その今あった肩書きをこういう思想を持った人がやってますっていうのを僕らは便宜的にそう呼んでるっていう。
だからその「/」でしか語れないっていうのはめちゃくちゃヴァージル的っていうか。
しろみけさん
すごい褒めてあげたいですねその作ったことを。
しろみけさん
「/」だと。
その動画っていうか音を見てないんでありますけど素晴らしいです。
もこみ
なんかWWDの表紙。
リサフランク
2014年あたりの特集とかで。
多分それくらい昔のやつだと思う。
しろみけさん
じゃあもう全然ビトンとかの前なんですね。
そうそうそう。
すごいしたWWDって。
もこみ
その動画もすごい面白かったんで。
ぜひ見てほしいんですけど。
そのダイアローグって本がね。
しろみけさん
これはどういう本?
ヴァージルが亡くなった後の出版になって。
ダイアローグっていうタイトルからある程通り。
基本的に言っちゃえばインタビュー集なんですよ。
10本のインタビューが入ってる。
9本か。
入ってるんですけど。
いわゆる僕らが普段読むようなインタビューを想定して読むともっと会話のセッションというかがちゃんとそこで展開されてて。
対話集という翻訳がされてて。
本当その通りの本ですね。
旧古の対話と役者の後書き。
そして最後にヴァージルの簡単な年表が載ってるっていう。
リサフランク
そういう本です。
しろみけさん
対談相手がどういう人がいるんですか?
対談相手は結構自分の影響を受けた建築家の方もありましたし。
ジャーナリストもいたりとか。
結構誰々との対話っていう副題が旧古の対話の章があって全部ついてるんですけど。
一般的なインタビューを想定して読むとこんな喋るんだみたいな。
日本とかケントですけど誰々インタビューしましたって出たら基本的にインタビュアーはダッシュと黒文字でパパって2、3行書いてその後10行ぐらいインタビュー員が喋るみたいな。
あれを想定して読むとちょっと肩透かしっていうかちゃんと対話なんだって感じになります。
もこみ
僕はこの登場人物の中でトム・サックスっていう現代芸術家ですね。
僕も結構好きでインスト昔から見てたんですけど結構割と建築寄りの人でもあるのかなトム・サックスは。
あとレム・コールハースがOMAっていう建築デザインっていうかそういう事務所の人なんですけど。
レム・コールハースはもう誰もが知るって感じです。今の建築のちょっとでも果実人であれば。
さっき見た動画でもコールハースと一緒に仕事してたりとか。
しろみけさん
そうですね。ヴァージルはもともと大学は建築専攻からの人なんで結構そこからのリファレンスが多いなっていう。
自分この『ダイアローグ』の中でもおっしゃってるようにカラバッチョに出会ってアートっていうものの見方が変わったってはっきり言ってて。
そこからイリノイに渡るっていう感じなので。
基本的に建築とかに眼力ある人から読んだらもうちょっと違う読み方になるのかなっていうのは見ながら。
そうだと思います。
自分との出会いみたいな感じで。
それも聞きたいですね。
今回前もって言っておきたいのが僕はヴァージル・アブローを『ダイアローグ』の結構熱心な読者というかこの一冊に関してはすごい読み込んだ自負はあるんですけど。
ただヴァージル・アブローの仕事に関しては全然覚えてない。
まずリアルタイムで見てない。
僕がヴァージル・アブローを初めて知ったのは名前はなんとなく見たことはあったけどやっぱり強く意識したのは亡くなった時。
もこみ
そうですね。
リサフランク
分かります。
もこみ
僕もそうです。
しろみけさん
結構この3人は音楽界隈のものを見がちじゃないですか。
すごいやっぱり反響があったっていうかヴァージル・アブローは亡くなったんだみたいな。
人によってはもうファッション終わりだみたいな。
言ってる人もいるぐらい。
リサフランク
それぐらいのノリだった。
しろみけさん
そんな人なんて。
葬式なんかお別れの会なんか分かるんですけどそこには兄貴だかな。
タイダーとかフランクオーシャンとかもいたりとかそういう文化ともすごい変わりがあった人で。
もこみ
そこで僕は初めて知ったんですヴァージル・アブロー強く。
分かる分かる。
カニエのアートワーク作った人とかそういうぐらいの認識はあったけど
本当にそんなにすごい絶大な影響力のある人なんだっていうのは
亡くなった日とかSNSの状況とかそれは結構大きかったですよね。
しろみけさん
亡くなってそこからどうやって語るかっていうのが本当のレジェンドってそこは大事になってくると思うんで。
そこの反応だけ見て僕はやっぱヴァージル・アブローはとんでもないレジェンドだったんだなっていうのを意識したって感じですね。
41歳で亡くなった。
早いですよ心臓の病ですけど。
ただこの対話集とかそこのもの見てもそうですけど