正解の探求
おかさん、ハイ。このチャンネルでは、都のほとり、滋賀県に住む60代になったおかさんが、定年を前に会社を辞めて歩き始めたセカンドキャリアの日々や、仕事、生活、人生について、ゆるーくお話しします。
改めまして、みなさん。こんにちは、おかさんです。
今日は、私が毎朝、散歩をしながら聞いている、おもちゃクリエイターの高橋新平さんが、Voicyで語られたことがあって、そのことについてお話したいなと思います。
正解なんてなくて、ヒントがあるだけ、みたいなことを、ちょろっとお話をされていたんですね。
これ、確かにそうだなと思ったわけです。
配信でも言われていたんですけど、正解、例えば、科学的なこととか、科学的な法則、原理とか、数学の公式とか、あとは、法律なんていうのは、そうかもしれないですよね。
正解というか、正しいか正しくないかというのが、非常に明確になっているものっていうのは、確かにあるといえばあるんですけども、
特に仕事とかビジネスとか、あとは普段の生活、人と人との関係とか、などなど、多くの日常のことって、正解ってないですよね。
例えば、私も身近な例で言うと、その配信に聞いて2つ正解がないなと思うことを、私の経験したことの中から思ったんですけども、1つは、私、前職でずっとプロダクトマネージャー、商品企画ですよね、っていうのをやっていました。
いくつか新商品を企画して、開発してもらって世の中に出してきたんですけども、この企画でいきますなんていうのも正解がないわけですよね。
だけども、ストーリーを、物語を作って、ある程度ロジックを自分なりに固めて協力してもらう人、開発の人とか営業の人とかが、なるほどなと、納得してもらえる。
あとは会社だと、その企画でいこうと。お金かかるんでね、お金もかかる人も投資すると。
それで決済する上位の人、事業部長とか役員の人に納得してもらう必要があると。
結果として、もしかすると決済する一瞬とかっていうのはそれが正解、その場ではそれが正解っていうふうになっているのかもしれないんですけども。
プロジェクトマネージャーというか企画を提案する側からしても、いっぱいいっぱい悩んでいくつかの可能性が、アイディアとかで思いついた中で削ぎ落としたり、どれかを選んで一つに絞って、そこで企画を始める。
企画を持ち込んでOKをもらうというわけなので、自分の中でも当然企画に臨むときには、よし、これでいこうって腹をくくっているわけで。
だけども、やっぱり第三者的とか客観的に見たり、もしかすると神様とか書いてメタ視点で見たときには、そうじゃ年代みたいになっているかもしれないなっていう不安があったりするわけですね。
それをある程度の正解、その商品企画でいうと、会社でいうと自社の売り上げ事業に貢献していることですよね。
そこで宣言した売り上げを達成するとか、あとは顧客に対して価値が提供できて、その対価として売り上げてもらうので、ちゃんとお客さんに企画の価値が届いているんですか、
その結果、宣言した売り上げが達成できているのか、この2つができていることがある意味正解、クリアできていれば正解となるんですよね。
だから、もしかすると企画会議のときに言った、何やりますっていうファクトとか、どうやって実現しますって、howと、違うことを追加でやったりとか、やることを少し変えたりとか、
微調整をしながら、その状況に合わせて試行錯誤をして世に問うという、出してからもいろんな手を使って、当然マーケティングの施策とか考えるんだけども、いろんな手を使って顧客に価値を届けて、その対価として売り上げをもらうと。
1年後とか、半年後とか1年後に行ったことができていたかっていうのは、報告、レビュー会議があって、そこで達成できましたって言ったりとか、もしくは目標だったところまであともう1息足りませんでしたということを言うわけですよね。
ギャップがあればそのギャップを埋めるっていうふうに、さらにそこで宣言をして、どんどんある意味正解に近づけていくみたいなことをやっていくというわけですよね。
だから、もともと正解なんかなくて、正解自体もどんどん変わりながら、ギャップがあればそれを埋めていくと。どんどん正解に近づけていくっていう行動を諦めずにすることが正解にたどり着くことなのかもしれないなと思ったりもする。
商品企画の経験
あともう1つは、私、中小企業診断士で、その試験で二次試験っていうのがあって、試験を受けられた方とかは知っておられると思うんですけど、いろんな場所でケーススタディ、事例っていうのが4つ出されて、実際の中小企業で起きたようなことがケースの事例文として書かれているんですよね。
それを読んで、質問に答えると。
例えば、その企業、A社ではどういうことに困ってましたかとか、課題は何ですかとか。
じゃあ、その課題を解決するための助言をしてくださいとかね、みたいな問題が4問5問出たりすると。
それで、よく試験が終わって、今年も10月の終わりに二次試験があったんですけど、終わった後に受験した人が、ここは間違ってたかもしれないとか、正解はこっちだってある予備校が言っているとかね、だけど私はそうじゃなかったっていうような話をSNSで見ていて。
確かに、私も終わった後にしまったなと思ったことがあったんですけども、これも正解発表されないっていうのもあるんですけども、きっとバチッと正解があるわけではないんだと思うんですよね。
先ほどの私の商品企画の話と同じで、顧客企業の物語とか状況を見て、どこを一番の課題だと捉えて、どういうやり方でその課題を解決していくかっていうことですね。
その切り口って人によって違うだろうし、やり方もね、同じ課題を捉えたとしてもアプローチっていくつもあったりするので、やり方も変わっていくんだろうなと思うと。
なので、例えばですよ、売上が全然足りてません、赤字ですっていう企業に対して、人を採用しましょうなんていうふうには普通はならないので、売上を上げるとか利益を確保する、コストを下げるとか価格を上げるとか、
例えばそういう施策になるみたいな大まかな方向性っていうのはあるでしょうけども、実際的に具体的に何を課題だと捉えてどういう解決策を打つかというのは、
その考え方、ロジックとかね、っていうのが通じが通っていれば正解になるんじゃないか、多分ね、試験としてはある程度の範囲で何か正解のようなものがあるかもしれないけど、
正解の企業の方々を支援するっていうときには、やっぱりですね、何だろうな、何か正解があるわけでもなく、その企業さんとの、また社長との話の中で、じゃあこれを課題だと捉えて相手が納得してもらえば、じゃあそれを課題にしましょうと。
それで何を課題だと捉えるかっていう部分を決めて、かつてはそれをどうやって達成していくか、いくつかのアイディアの中で、私はこういう案がいいと思うという話もしつつ、でもね、相手の社長は、いやいや、ここは言われてることはわかるけど、こういうふうな実行上のやりにくさがあるんだよみたいな話を、多分キャッチボールしながら、
じゃあ具体的に実現可能な施策を選んでいくみたいなことをやると思うんですよね。商品企画でも一緒です。
この機能を実現すればめっちゃ買ってもらうとなったとしても、やっぱり実現できませんと。コストがすごいかかりすぎるとか、いやいや、技術的に難易度が高いとか、スケジュールが入りませんというときに、それが、例えばスケジュールが間に合わないと。
だけども、やっぱりその機能を実現しないといけないと判断すれば、スケジュールを伸ばしてでもやるって判断があるかもしれないし、じゃあその機能、10の機能をやるっていうときに、8にしたときすればスケジュールに入るのかと。
それだったら、もともとのスケジュールを守って、8という機能で一旦4に問うという選択肢もあるわけですよね。それをどっちが正解かは分からないけど、いくつかの切り口とか軸を持って判断をして、こっちできますと決めていくと。
それは中小企業に対する支援でも全く同じで、なので決まった正解っていうのはなくて、状況に応じてその場での特定解みたいなものを見つけていくみたいになったりするんだろうなと思うんですよね。
アイディアの活用
あとはそのときにもう一個、高橋新平さんの話でヒントがあるだけだみたいな話があります。
何かアイディアとか思いついたと。それは正解ではなくてヒント。それをもとに少し試しにやってみるとか、調べてみる。
何か一歩行動を前に起こしてみて、そのまま進めるか、微修正、少し修正するかとか、別の方策を考えてみるかみたいに、次の分かり道があって、次の判断が入ってまた次の行動が生まれていくみたいになっていくんですよね。
この件でいうと、生成AI、私も仕事でとか本業、副業でも使いまくっていて、今日も本業でもいっぱい生成AIに頼ったんですけれども、生成AIが間違ったことを言うから使えないとか、あとは平均的なこと、集合値だから新しいことを言ってくれないという話があります。
だけども、私は生成AIが非常に頼っていて、役に立つなというふうに思うんですよね。
一つ例を言うと、先週末かな、生成AIワークショップっていうのを商工会議所の職員の方向けにやらせてもらっていて、今まで3回やって、実は明日第4回、最終回があるんですけれども、
そのプログラムを半分ぐらい決めてたんですけど、残り半分ぐらいもう少し練りたいなと思って生成AIと壁打ちをしてもらっていたと。
こういう要素があっているものを何かいくつか実際に、例えば10分とかでやりたいんだけども、どんなアイデアがあるみたいなことを聞くと、10個出してくれたりすると。
ある生成AIを使ってもピンとこなかったので、3つぐらいの生成AIのソフトアプリを使って、いろいろ試してアイデアを出してもらったと。
結局どれも平板でピンとくるものはなかったんですけども、それぞれ10個ずつぐらい出してもらって、30個ぶーっと斜めで見たときにあったと思ったんですよね。
30個の中から2つか3つぐらいのアイデアがちょっと気になって、その3つのアイデアを統合して1つのワークにすると面白いんじゃないかなと思って。
そこから自分なりに手元のメモとか書き出して、最後の生成AIを使ったワークショップの練習課題を作り上げました。
この例でいうと、生成AIは正しいことを言ってくれたわけではないんです。私にとって答えをくれたわけではないと。
だけども、結果的にヒントをくれたんですよね。平板な情報しかくれなかったけど、それをきっかけに自分の頭の中が活性化されてあったと思ったと。
ヒントをくれたというわけです。
考えると、人と人との話の中でも、とっぴを知らないアイデアが出てきて刺激を受けるってなれば、それはそれで非常に素晴らしいし、よりいい行動とか仕事につながっていく可能性は高くなるでしょうけど、
普通のことかもしれないけど、多くの普通のことに触れていく、もしくはそれを見ながら考え続けるということで、
十分、新しい行動とか仕事とかアイデアとか企画につながったりするんじゃないかなって思うわけです。
例えば、ノーベル賞を取るとか、世界初の発見とか、すごいトップレベルの業績とか仕事とか研究とかだと、本当に突き詰めて突き詰めて、今までにないものないものっていうふうに考え続けないといけないでしょうけど、
一人一人、私も含めてですけど、多くの普通に生活して仕事をしている人たち、多くの人たちからすると、世界初じゃなくて、自分の生活圏とか自分が見ている範囲で初めてだったり、やったことがないことであれば十分に価値があって、
価値があると思うわけですよね。多くのことってそうなんだろうと思うんです。
だから、そういった自分の見ている範囲、生活圏とか仕事の範囲とか市場の範囲とかで、何か新しいものを、ヒントを見つけて、そこから行動をしていく、企画をしていくっていう。
そのためには、今までやったインターネットの検索とかかもしれないし、これからは生性愛みたいなものが意外と役に立つんじゃないかなと。
そういうときに問われるのは、やっぱり自分のセンサーとか感性なのかもしれないですけど、そこから何かを見つけ出して、そこから最後に統合していく、頭の中でね。
ここが最後に人間の力になってくるんだろうなと。そういった感性とか統合する部分の能力を高めていくにはどうしたらいいかっていうのは、ここは考えていかないといけないのかもしれないなって今ちょっと話をしながら思いました。
ヒントの重要性
今日は話がめちゃめちゃ長くなっちゃいましたね。もう20分以上超えちゃいましたね。長話になって。すみませんでした。
今日は朝の高橋新平さんのボイシーで正解なんてない、ヒントがあるだけだっていう話を聞いていて思ったことをつらつらとお話ししていました。
いかがでしたでしょうか。今日も最後まで聞いていただいて本当にありがとうございました。
それではまた次回のおかさんはいでお会いしましょう。さようなら。