おまけトークとマンハッタンヘンジ
こんにちは、テックデザインフォーラムのテクノです。本日もニューヨークからお送りします。
このチャンネルでは、新しいテクノロジーや3D、モーション、タイプデザインなどについてお話をしています。
はい、ということでですね、今回ちょっと趣向を変えて、先におまけトークを話してみようかなと思います。
先におまけを話すというのも、なんか変な感じがするんですけど、
これを聞いてくださっている方の数人からですね、意外とおまけが面白いという話も聞いて、
僕的には意外と全然予想できないことを最後に置いておくことで、
ちょっと最後まで聞いてもらえるインセンティブになるかな、みたいなところの計算もあったんですけど、
ちょっと試しに先に話してみようと思います。
という感じでですね、最近あったこととかで言うと、
まず昨日のことなんですけれども、月日ですね。一番日が長いということで、
こちらの月日だと9時近くまで明るいんですよね。
僕がニューヨークに引っ越してきた時も、インディペンデンスデーの7月4日だったので、
ちょうどこの時期だったんですが、夜がすごい長いなと思った記憶があります。
そういった時期なんですけれども、マンハッタンで一つ有名なのがですね、
この時期になると太陽が東に沈むんですが、
ちょうどビルとビルの間にですね、太陽が沈んでいくっていうのが見れるんですよね。
これがマンハッタンヘンジと呼ばれているんですけれども、
名前の由来はイギリスにあるストーンヘンジみたいで、
そのビル群がですね、岩の柱みたいなものに見立てられていて、
マンハッタンヘンジと呼ばれているみたいで、
最後まで日が沈んでいく様子がビルに隠れることなく見れるっていうので、
僕もちょうどですね、昨日道からですね、そういったものが見えて、
写真撮ってる人とかも何人かいたんですけれども、
桟橋のところまで行ってみました。
結構川岸って整備されてるんですよね。
公園になっているところが多いので、ちょうど気温も良くて、
めちゃめちゃ気持ちよかったですね。夕焼けも綺麗でしたし。
ただ来週からニューヨークがめちゃくちゃ暑くなりそうで、
今日ちょっと友達と話しててびっくりしたんですけれども、
38度ぐらいになるとかって予想されてるみたいで、
そんな暑いこと、経験したことあるかなっていうぐらいの暑さで、
ちょっと来週出れないんじゃないかなと思ってます。
ちょっと今その話した友達とかなんですけれども、
時々デザイナーの友達と会うみたいなことやってるんですが、
今朝は日本人の同じようなデザイナーをやっている友達と
ちょっと話したんですけれども、彼は娘さんが小さい子がいるんで、
その子が幼稚園みたいなところに行っている間に、
お茶がてら話すみたいなことをしてキャッチアップしてたんですよね。
そこでお茶しながら喋って楽しかったっていうのがあります。
あとはその後にチェルシーの方に行って、
チェルシーって言ったらギャラリーが結構あるんですけれども、
そこでちょうど村上隆が展示をやっていたので、それを見に行ってきました。
ただこの展示は以前も似たようなものがブルックリミュージアムでやっていて、
その時は広茂をテーマにして江戸の百景をリバイバルというか、
という形で展示するっていう、そういった趣旨でやってたんですよね。
実は一回これを見てたので、
チェルシーのものも別の友達に誘われた時に一回ちょっと断てたりもしてたんですけれども、
なんか見たいなと思ってちょっと足を運んで見に行ってきました。
そしたら意外とブルックリミュージアムの時に見れなかったというか、
ブルックリミュージアムの時に見た印象とちょっと違うなと思ってですね、
大きな理由の一つはテーマが違ってたんですよね。
飾られている絵が広茂をテーマにした絵を飾ってたんですけれども、
それでもブルックリミュージアムは広茂と村上隆の絵を対比して飾っていったんですが、
今回のチェルシーのギャラリー展示ではですね、
ジャポニズムっていうテーマでやってたんですよね。
ということで、当時のジャポニズムが流行った当時のゴッホとか書いたモネとかですね、
そういった絵と対比して展示しているという形で、
そこがですね、同じものを見てるんだけれども、なんかちょっと違うなとか、
あとシンプルにですね、ギャラリーなんで空間がめちゃくちゃ美術館に比べると狭いんで、
絵の配置がですね、ダイレクトに伝わり方が違うなという印象も受けました。
具体的に言うと、エントランスを入った時に一番でかいサイズぐらいの、
本当に一番でかいのはその裏にあるんですけども、
めちゃくちゃでかい絵がですね、バンバンバンとあって、でっかい絵が飾ってあってですね、
それで結構空間が、天井も高いんで圧倒されるという感じで、
それだけに囲まれているっていうのが圧巻でしたし、
その裏の方に行くと、富士山とかですね、
ジャポニズムと村上隆の展示
そういったものがもうめちゃくちゃでかいサイズのものがあるんですけれども、
1点気になったのが、ジャポニズムの中にですね、
ルイ・ビトンとのコラボの絵もあったんですよね。
ちょうど今、村上隆がコラボレーションしているんで、
多分その感じかなとも思ったんですが、
拡大解釈をすれば、フランスのですね、
ルイ・ビトンと村上隆のコラボレーションということで、
ある意味そのジャポニズムを取り入れたっていう、
拡大解釈もできるのかな、みたいなところも感じました。
この辺りはですね、今回お話しするテーマにもちょっと関連してくるのかなと思うんで、
片隅にですね、覚えておいていただいて、
本題の方に移っていこうと思うんですけれども、
AI ツールがこれだけたくさんあるんですけれども、
そんな中、結局その能力を使って何を作ればいいのか、
ということについてお話ししてみたいと思います。
このテーマなんですけれども、
そもそもの思いついたというか、理由なんですが、
今週のですね、木曜日に Decentraland という、
ブロックチェーンメタバースではおそらく一番有名で、
最高賛の一つだと思うんですが、
そういったプラットフォームがあるんですけれども、
その日本のですね、コミュニティビルディングの、
ライブ配信に参加させていただくという機会をいただきました。
その中ですね、来月の7月4日にローンチをする予定の、
テクノソウルというアバターについて、
お話をさせていただいたりだとか、
それ以外にも AI だとか、
メタバースのことだとかですね、
そんなことなんかをざっくばらんに、
お話しさせていただいて、
それはめちゃくちゃ楽しかったんですよね。
そんな中で、一つ質問というか、
会話の中であがったのがですね、
僕が Windows サーフを使って、
AI コーリングツールを使ってですね、
トークンの承認申請をしたとか、
あとはウェブサイトを作ったとかですね、
作ったというか作ろうとしたとかですね、
そういったお話をしたんですけれども、
なんかそういったもののアイディアというか、
なんかこうやろうというのは、
どこから出てくるんですかみたいな、
そんなような質問をいただいたんですよね。
その時は、僕がお答えした内容としては、
自分がやっていることですね、
僕の場合でいうと、
タイポグラフィーとかテクノグリフスという、
これもタイポグラフィーの関係するプロジェクトなんですけれども、
そういったことと、
今新しく出てきていることと、
そういったものを組み合わせて、
なんかできないかなみたいなことを考えているみたいな、
そんなようなお答えをしたんですよね。
ただちょっと結構その時は、
答えが見つからなかったということもあって、
そういったことをお話ししたんですけれども、
結構この質問深いなと思ったのと、
同じようなことを考えていらっしゃる方は、
多いんじゃないかなと思いました。
僕自身もこの同じような気持ちになったことというのは、
何度もあってですね、
一番大きかったのは、
美術大学に入った時ですね。
美術大学に入るまでは、
課題が設定されていて、
いかにその課題に今答えるかとかですね、
シンプルに技術力だとか、
あと発想とかもあるんですけれども、
その発想も結局そのお題に沿った発想なんで、
結局いろいろ来たものに対してリアクションするということだったんですが、
美術大学に入ってからは、
自分のスタイルだとかですね、
課題にとらわれず、
何か自分でやりたいこととかコンセプトみたいなことを
探していかなきゃいけないっていう、
そういったフェーズに入ってたんですけれども、
そんな中、書く道具もある、
パソコンとかで作るためのアドビのアプリケーションもあるけれども、
結局自分は何を作ればいいのかということで、
結構悩んでたんですよね。
結局最後まで、卒業する時まで、
よくわかんないまま卒業したんですけれども、
答えは自分の中に、
その当時からあったのかなと思います。
というのも、卒業する前にOB訪問といって、
卒業生に就職メンダーのときに参考になるような、
面接をしてもらうという機会があったんですけれども、
その中でいろいろ作品を見せて、
君はタイポグラフィーの作品が面白いって言われたことがあったんですよね。
おそらく自分もそういったことに興味があるということは、
うすうす思ってたんですけれども、
自覚をしてなくて、
他の人に言われて自覚したというところが、
大きかったかなと思います。
それが1回目の自覚ポイントだったんですけれども、
その後もアメリカに来た後に、
未払いになったことがあったんですけれども、
その時も仕事に行く代わりに、
人に会いに行ったりとかしていて、
当時会った人たちに話をしてみたところ、
こういったことが興味あるんですよねという話の一つが、
タイポグラフィーのことで、
じゃあそれをやったらどうですかということで、
やんわりとお勧めされて、
実際にそれをやってみたところ、
意外とその結果がですね、
AIツールと自己表現
それが今の活動にもつながっているというところで、
あっち行ったりこっち行ったりということはあると思うんですけれども、
やっぱりおそらく自分の答えみたいなものはあって、
なかなかそれに気づけないという時間が長かったのかなと、
個人的な経験では思います。
なので今回のAIツールを使って、
何を作ればいいのかということに対する、
僕なりの答えとしてはですね、
やっぱり何かシリーズとして作っていくためには、
自分の興味のある部分で探していって、
一つテーマを設定して作っていくというのが、
いいんじゃないのかなと思いました。
AIツールを使って解決できるニッチな、
プロブレムソルビングのポイントはたくさんあると思いますし、
そういったことを通して、
もしかしたらビジネス化したいとか、
そういったこともあると思うんですけれども、
それでもですね、
やっぱり何か自分の中でシリーズとしてやっているものがあった方が、
人に伝えたときに伝わりやすいし、
この人はこういう人だということが分かりやすいと思うんですよね。
ユニークなポイントが伝わりやすいということになるのかなと思います。
また冒頭の村上隆の話じゃないですけれども、
一つそういったシリーズを作っておくと、
別のテーマになったときにも、
もしかしたら生きてくるということがあると思うんですよね。
今回の展示の話で言えば、
広茂のテーマで行っていたものが、
ジャポニズムというテーマで、
別解釈でまた生きてくるということがあると思うんですけれども、
AIツールに関しても、
例えば音楽であれば音楽に関することとかですね、
それぞれ答えはおそらく自分の中にあると思うんですけれども、
それを続けていってですね、
意外と自分で気づけなくて人に指摘されるということも、
僕みたいにあるかもしれないんですが、
何かしらテーマを決めて続けるということが、
いいんじゃないのかなという思いがしました。
またこの方法でいいところは、
先日お話ししたナワル・ラビカンとのお話にも、
ちょっとつながってくるのかなと思ったんですけれども、
その中で、
良い運をつかむための方法というのをお話しされていました。
それは4つの方法があってですね、
そのうちの3つは割と一般的なことだったんですけれども、
1つ目が本当にただの運という、ただただラッキーというもので、
2つ目が自分の活動とかですね、
自分自身をどんどん露出していくことによって、
他から見つけてもらうチャンスを増やすというもので、
そして3つ目がですね、
自分から幸運の種みたいなものを見つけられる能力ですね、
もしくは作り出すということだと思うんですが、
こういった例は別に本には書いてなかったんですけれども、
Twitter の創業者が短文で投稿しているところを見て、
それに意外と需要があるんだなということに気づいたりとかですね、
そういった気づく能力ですね。
意外とこの辺りは知られていると思うんですが、
4つ目として挙げていたのが、
ユニークなポイントを磨いていくということですね。
例として挙げられていたことの面白かったのはですね、
仮にあなたが海に潜ることが好きだと仮定したとしてですね、
海に潜ることが好きで意外とそのことに詳しいと。
もしですね、全然違うところで海の底に宝物が沈んでいるということが
発見されたとしますよね。
その方たちは何とかしてそれをサルベージしたいんですけれども、
そのためにはあなたのようなですね、
潜ることに詳しい人のところに話を聞きに来るわけですよね。
どうやったらサルベージすることができるのかという、
聞きに来てもしかしたらそのことをお手伝いすることで、
何割をもらえるかみたいなことも仮定の話としてあるんですけれども、
この話の面白いところは、
他の人に起こったラッキーが自分のものになるということですね。
なのでそのユニークポイントですね、
この場合でいうと海に潜ることが得意だとかですね、
他の人があんまりやってないことをやっておくと、
自分に起こっていないラッキーが自分のところに来るかもしれないっていう、
そういったことがあり得るということですよね。
なのでそういったことも含めて、
今回のAIツールの話じゃないですけれども、
何かしらシリーズとか特色とかキャラクターとか、
そういったものが見えるもので作っておくと、
それぞれバラバラなものをいろいろ作るよりも、
長期的に見ていいのかなという、そんな気がしました。
またあとちょっと話がずれちゃうんですけれども、
もう一つ面白いかなと思う点がありまして、
これはダイゴさんという、メンタリストダイゴさんが話していたことなんですけれども、
ビジネスなんかで大きくしていくための、
二つのステップについて以前お話をされていました。
一つ目が一人を助ける方法を探すということで、
二つ目がその方法を多くの人に届ける方法を見つけるということについて話されていました。
この考え方でいうと、一つ目の一人を助ける方法を探すというのはですね、
言ったら自分自身でもいいわけですよね。
自分自身が困っていて、自分でそれを解決する方法を見つければ、
他にも同じようなことで困っているとかですね、
同じようなことを達成したいという人がいるかもしれないので、
それを届けるという方法ができるのかなと思います。
例えば特定の音楽を作りたいということであれば、
その音楽を特化した作り方についてまとめていくとかですね、
することによってそのことを他の人にもシェアしていくことができるし、
それだけの実績があれば納得感もあるということが起こるのかなと思います。
はい、ということでですね、ちょっと話がとっ散らかっちゃったんですけれども、
今回そうですね、ニッチなビジネスチャンスを探していくのはもちろんなんですけれども、
僕的なその視点でですね、シリーズ化して自分のコミットできる分野で
続けていくのがいいんじゃないかなということで、今回のお話をさせていただきました。
ビジネスチャンスの探索
もし今回の内容が面白いと思っていただけたら、ぜひ高評価やフォローお願いします。
またこの放送は日本時間日曜午前おめでとうに配信していますので、ぜひまたお聞きください。
最後におまけのおまけトークをしたいと思うんですけれども、
ずっと同じものにコミットしていくということで、ちょっと考えたのはですね、
僕は子供はいないんですけれども、子供を育てている人たちのやる気とか、
そういったエナジーみたいなものも、おそらく一つのものに対してずっと自分がコミットし続けているから、
その活力というかですね、モチベーションとかが湧いてくるっていうのがあるんじゃないかなってちょっと思ったんですよね。
同じものに対してコミットし続けると、だんだん歯車がどんどん回ってくるじゃないですけれども、
なんかそれこそそういったパワーが出てくるのかなみたいなこともちょっとぼやーっと考えてみたりもしました。
はい、ということで本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。また次のトークでお話しします。ではまた。