こんにちは、Mothers Coaching School インターナショナルチームがお届けするポッドキャストへようこそ。
この番組では、海外で子育てするママや、海外にゆかりのあるお子さんを持つママたちが、聞いてホッとしたり、くすっと笑えたり、明日からも頑張ろうと思っていただける時間にしたいと思っています。
私たちマザーズティーチャーの体験談のシェア、ゲスト対談、リスナーさんからの質問などを通じて、ちょっと子育てが楽になるコミュニケーションのヒントをお届けしていきます。
皆さんこんにちは。今日のグローバルママカフェのテーマは、継承語としての日本語教育ということで、私、オーストラリアに住んでいる日本語教師をしております、国江田舞子と申します。
今日はですね、イタリアに住んでいる千明さんにお話を聞いていく形で進めていこうと思います。千明さん、簡単に自己紹介をお願いします。
はい、私はイタリアのナポリに住んでいて、夫がイタリア人で、子供が上から15歳、13歳、9歳、6歳、3歳で、上が4姉妹で、一番下が子供という構成で過ごしています。
そうですね、なんと5人兄弟のお母さんということで、私は一人っ子で、11歳の男の子が一人います。産んでるだけで大尊敬って思ってるんですけど、私は本当に。
もう一人でもね、私はそれなりにアップアップしてたんですが、5人も海外で育ててるなんて思って。
でもあれですよ、育ててて、一人でも大変。
まあそうですよね。大変が長く続くじゃないですか。
そうですね。お世話が長く続きますね。
そうですよね。
トイレトレーニング、いつまでずっとトレーニングするんですか。
本当ですよね。私はもうやっぱり11歳になったんで、だいぶ楽になってきて。
今日のテーマが継承語としての日本語教育ということで、海外に住んでいて、お子さんたちにどうやって日本語を継承していくか、伝えていくかっていうのが、
日本人の親御さんは結構悩みとしてあるのかなと思ってですね、
私の話をすると、夫が香港人で、私と夫は主に英語で、もうちょっと日本語もわかるから日本語も話しつつ、みたいな感じなんですが、
大体オーストラリアなんで、夫との会話は英語で、夫は関東語が日本語なんだけど、息子に話すときは、もうちょっと諦めちゃって、
今は英語で会話をしていて、私と息子は大体日本語で会話をしてきているというような状況ではあるんですけど、
チェイキさんのところはどんな感じで、ご家庭で会話されてますか。
はい、私のところは、夫がイタリア人なんですけど、夫が大学で日本語を勉強していて、日本に留学したこともあって、
日本語がベラベラなんですね、もう本当に、私本当にベラベラな外国人を見たことがないぐらい、ネイティブ並みの日本語をしゃべる。
すごいね。
でも、子供が生まれる前に決めたことがあって、一人一言語で育てようということにしたので、
夫は日本語ベラベラですけど、子供としゃべるときはイタリア語。
私が子供としゃべるとき、私はもともとイタリア語がしゃべれない状態で、
イタリア語として子育てが始まってて、私はもう日本語のみで育てるということを決めて育て始めて、
一人目、二人目は一人一言語でかなりだったんですけど、
三人目ぐらいからが、三人目ぐらいのコロナの時期にですね、
オンライン授業が家で、全員がオンライン授業を始めて家で。
オンライン授業の最中に、ちょっと親が助けなきゃいけない場面とかもあって、
それでちょっと私もイタリア語で子供にしゃべっちゃったりだとか、
そういうことも出てきたり、自分の中でのイタリア語が上達してるっていうのもあるので、
そういう状況になったりで、私の家は今一人目、二人目はずっとそうですね、
父親とはイタリア語、私とは日本語。ただ家族全員でしゃべるときは、
イタリア語でしゃべるときもあれば、日本語でしゃべるときもあるっていう感じですね。
3番目は、私は日本語でしゃべる。
コロナの時期にちょっとイタリア語に寄ってしまったときがあるんですけど、
私は基本的に今も日本語でしゃべる。
3番目はイタリア語で返してくれてます。
日本語で話しかけて、
イタリア語って結構あるあるだと思うんですけど。
よくありますね。
あまり日本語はしゃべらないですね。
なので、別で日本語をしゃべるトレーニングをしてます。
4番目は日本語が、
私がイタリア語で日本語でしゃべって、
だいたい日本語はわかるんですけど、わからないこともあるっていう感じですね。
でもだいたいわかってます。
でもただ帰ってくるのはやっぱりイタリア語。
どんどん下に行けば行くほどイタリア語に引っ張られてて。
5番目は、
やっぱりしゃべり始めもイタリア語からだったし、
イタリア語では文章もしゃべる。
でも日本語でしゃべれるのは数単語と、
あと私が言った日本語を一緒にお買い物に行って、
リンゴ買おうかって言って、リンゴって言ったらリンゴって返すっていうような、
そういう私が言った日本語をリピートしてくるっていう感じ。
まだ3歳ですもんね。
そうですね。
でもイタリア語は本当に文章で何でもしゃべります。
そうなんですね。
だからやっぱりイタリア語と日本語の差があるなっていう感じですね。
なるほど。
でも下のお子さんも幼稚園とか行ってるんですか?
ちょうど9月から幼稚園に行って。
9月から幼稚園に。
じゃあまだ3ヶ月ぐらいですね、そしたら。
そうですね。
でもやっぱり学校とか幼稚園とかにそれなりに行き始めると、
やっぱり学習言語のほうがだんだん強くはなってくるのは自然ですよね。
それも本当に1人目の時からやっぱりそれはちょっと感じてましたね。
1人目の時から幼稚園に行き出した時点で、
やっぱりイタリア語のほうが強くなるなっていうのはありました。
そうなんですね。
今はもう上のお子さんとかはやっぱりイタリア語のほうが強いっていう感じですか?
イタリア語のほうが、やっぱり学習言語としてはイタリア語で全然やってるので、
イタリア語のほうが強いんですけど、
普通にしゃべったりとか、ニュースの話ぐらいとかも、
全然実ネタとかも日本語でしゃべれるぐらい。
1人目、2人目は。
そうなんですね。
そうですね。
もしもすごい難しい言葉を使ってわからなかったら本人たちが聞いてくるので、
それを日本語で説明してわかる。
わかるんだね。
そうなんですね。
日本語学校とかに行かれたりしてるんですか?土曜日とかの。
行ってないです。
私が住んでるところは、イタリア、ローマまでは日本人多いんですけど、
ローマより南に下がると本当に日本人が減ってしまうので、
日本人が本当に数えるぐらいしかいないんですよね。
もしかしたら全員把握できてないと思うんですけど、住んでるね。
基本的に数が多くないのは全然少ないので、
日本人学校もないし、日本人普通校ももちろんないっていう感じですね。
そうなんですね。
そんな中で千秋さんが、
特に上のお子さんたちは読み書きとかも教えたりされてましたか?
読み書きに関しては、
私はあんまり子供たちに頑張らせてはなくて、
一人目、二人目はチャレンジパッドをやったりはしてましたけど、
でもこれを絶対覚えなさいとかやりなさいっていう形は全くとっていなくて、
学校の選び方によるんですけど、宿題すごく多いんですね。
そうなんですよね。
なんかそれこの間もちょっと聞きましたけど、学校の宿題多いんですよね。
多いんですよ。
本当に小学校1年生の時とかまだ宿題に慣れてない時とか、
3時間、4時間ぐらいかかる。
お昼までで終わるんですけど。
そうなんだね。
多くなさそうな印象ですよね。
イメージがね。
イメージがね。
そういうイメージだと思うんですけど、
これ結構学校の先生の選び方にもよってて、
でもいい先生だよって言われる先生に入れると結構宿題が出てくるっていう。
出てくるんだ。
なんでかって中学校とかになってまた宿題多いんですよね。
そういう意味、慣れさせるために小学校から結構宿題多い先生とかがいいと思われることもあったりして、
なのでそうですね、小学校に上がるまではちょっと私ももうちょっと漢字をさせようとか思ってたんですよね。
教科書をさせよう。
だから日本の、継承語日本語としてっていうよりは国語教育をしようと自分の中でそういう気持ちがあったんですけど、
補修校に入れようかなと思って、補修校のローマの補修校まで連れて行こうかなって考えたこともあるんですけど、
往復で5時間かかるのでどう考えるか。
しんどいですね。
結局そこはちょっと小学校に上がった中で、これをイタリア語の宿題の量で日本語プラスさせるのはちょっとやっぱり酷だなっていうのもあったので、
あんまり無理がない程度に、ただ日本語がなんていうか、日本語の本があるとか、日本語のチャレンジパッドとかでちょっと日本語に触れさせるだとか、
そういうことはちょっと意識してながら、覚えなさいという感じではあんまり、
勉強、日本語を勉強しましょうっていうスタンスはあんまり取ってないんですね。
そうなんですね。
そうするとやっぱりお子さんたちって日本語に対して結構好意的な感じですか?
あ、そうですね。
日本でむずかしいとか漢字嫌だとかじゃなくて。
漢字に関しては、覚えたくなった時に、自分がやろうと思った時に、頑張って覚えてみてねっていうことを伝えたり。
なるほど。
伝えてあるけど、でも、漢字の、ちょっと私の下の子育ても始まってた状態だったので。
そうですよね。
隣について一緒に漢字学習をしたりだとか、そういうことができなかった状態でもあったので。
そうですね。そういうことは言わずにきたから。
日本語が嫌だとか、そういう感じになったことはないですね。
そうですね。いいですね。
私も、土曜校の担任をしてたこともあったんですけど、子どもって楽しくないと学ばないし、
特にオーストラリアでもイタリアでも、日本語必要じゃないから、日本語なくても生きていける環境なので、
そこでどうやってモチベーションをキープさせるかっていったら、楽しいものにしないと、
なかなか語学、いくらお母さんが話してるからって、お母さんもなんだかんだ言って英語わかるしイタリア語わかるしってなると、
だんだん楽なほうに行きたくなるのが人間なので、
なかなかそれで漢字やりなさいとか何回も書きなさいと言ってもやるわけがないっていうふうに私も教えててすごく感じたんですよね。
だから、私も自分の子に強制はしないっていうのは気をつけていて、ただ身の回りに置いておく。
なんか楽しそうな音とか一緒になるべくそれを使って一緒に過ごすっていうのを気をつけるようにはしてたかなっていうのがありますけど、
うち一人っ子だからできたなって思うこともやっぱりいっぱいあって。
私も、5人の舌がどんどん生まれてきてるんで、だから小さな部分もあると思います。
手放せないまま私は、すごく強制してた可能性もあるなって自分の中で。
舌ができなかったかってこと?
逆にね、頑張ろうって言っちゃった可能性もあるなって思うときも。
そうなんですね。
いい意味で手放せたから離れられたから、あとは人生に任せてって感じにできたのが良かったんじゃないですか。
そうですね。
ただ会話したりとかするのが伸びてるのは、ニュースとかまで別に本当に何の問題もなく喋れるので、
何でかなって考えたときはやっぱり、ただ使う言葉はすごくいろいろ使うようにしてて。
例えばですね、今日とかも子供を、一羽下の息子を幼稚園に送って行って、
幼稚園に送って行った後に、いつも幼稚園に入る前にブランコに乗るんですね。
ブランコに乗ってる最中に、お父さんが違う子供を送って行って、そこにいつも来るんですよ、最後。
そのブランコのところでお父さんが合流して、一緒に幼稚園の中に入れるっていう作業をしてるんですけど、
幼稚園とかに、パパ来たよーって言って、その後に、パパが登場したねーとか、
そういう言葉を、いろんな言葉を入れるようにはしてます。
いいですね。
子供、上の子たちにも、四字熟語とかを使ったりだとか、
この間、一番上の子には文武両道っていう言葉を送って、
イタリアにはないんですよね。
スポーツでちょっと頑張りたいことがあるので、
学校の勉強どうするかっていう話になったときに、
結構イタリアのおばあちゃんとかにちょっと心配されちゃって、
大丈夫なの?勉強はどうするの?っていう感じになって、
そのとき、なんでかっていうと、一人目はすごくイタリアの学校の成績がまあまあ良くてですね、
そしたらそれで、スポーツで力を入れることによって、そっちが下がったらもったいないんじゃないかっていうちょっと心配があって、
それでその話をされてですね、
娘にその話になったんだけど、でも文武両道っていう言葉が日本にはあるよっていう話をして、
情報をやることだってできるっていう話をしたときとかに、
そういう四字熟語、あなたにこの言葉を送りますって言って送りましたね。
意識してね、お母さんが意識して、普段の家庭の言葉だけじゃなくてもうちょっと広げて、
ちょっと難しめの言葉を会話の中に入れるっていうことで、ボキャブラリーを増やす努力をされてるってことですね。
そうですね、結構多分それすごい意識して、意識してっていうか結構使ってます、そういう言葉を。
なるほど、素晴らしいですね。
そうやってすること以外にはちょっと時間が取れないんですよね、本当に。
私結構動画とか見せちゃってましたね、でも。
私からの情報が多かったから。
小さい時は日本の漫画だとかそういうの見せたりとかいましたけど、
上の子とか、もう中学生ぐらいになるとこっちが言ったものとかは見なくなるところもあるし。
そうですね、自分で選びますよね。
でも上の子2人は英語も普通にコミュニケーション取れるので、
だからもう、やっぱり日本語の映画見ないのって言ったら、
いや、映画は英語でしょって言ってましたね。
そうなんだ。
なんかそう言ってました。
そうなんですね。
うちの息子はまだ日本語のものを見てあがりますね。
あ、本当に。
英語のものも見てわかってるんだけど、
なんか日本語のもののほうが面白いって言って、
アニメとかは断然日本語のものばっかり見てるし、
映画ね、実写とかの映画ありますよね、いろいろ。
アベンジャーズとか、そういうちょっと男の子が好きそうな感じの。
ワンピースの実写とかもあるじゃないですか。
あれも一緒にちょっと見たりとかしたんだけど、
やっぱりなんか入り込めないらしくて。
日本語のほうが似たがるんですよね。
日本語が好きなんでしょうね。
好きなんでしょうね。
これいろんな言葉を覚えてきて、
これどういう意味とか聞いてきたり、漢字でどう書くのって聞いてきたりするので、
あんまり私からそこまで千秋さんみたいに意識して
難しい言葉を使おうとしたっていう記憶あんまりなくて、
一緒に本を読んだり、一緒に漫画読んだりとか。
本当に一緒にアニメも見るし、お笑いとか見たりとか。
日本の番組って結構テロップ出るじゃないですか。
漢字もいっぱいそこで出てくるから、あれなんて書いてあるのか。
読み間違えたりとかして、
そうじゃなくてこうだよって教えてあげたいとかっていう、
そんな感じのことをしてきて、ボキャブラリーが増えていって、
あとは今は勝手にYouTubeとかでいろんなものを探してきて、
そこからこの本買ってとか言ってきたりします。
YouTubeの中の、この人が出してるこの本買ってほしいとか言われて、
内容を確認して、これならいいんじゃないと思ったら、
本を買ってあげたりとか。
そこからまた漢字に振りがな振ってないのに読めるようになってきたりとか。
本当に日本に住んでる子と、
たぶんそんなに変わりないぐらい読むのはできると思う。
書くのはつらいしつつ。
だから家庭によってそれぞれ伸ばし方ってあると思ってて、
うちの子供とかは本は一切日本語の本、
自分から買ってとかいう本は、私が買って並べて日本語の本がありますと、
長女とかは本すごい好きですけど、
イタリア語の本は自分で買ってくれたりとかも。
そうなんですね。
そうです。イタリア語の本しか読まないし、
英語は日本語で読んでるかな。でもイタリア語がほとんどですね。
漫画とかも普通に好きじゃないので、
漫画も見ないし、漫画本とかも読まない。
私も漫画本を出せたいって、漫画本どうだろうと思ったことあるんですけど、
誰もはまらずで、
結局そういうのじゃなくても、
伸ばせられるんだなってちょっと思った。
そうですよね。
でもなんかやっぱり気をつけているというか、
心がけたいなって思ったのは、
ちあきさんも同じだなと思ったのは、やっぱり強制してないというか、
あんまりやっぱり、勉強させようさせようとしすぎてない感じが、
よかったんだろうなっていうふうにはやっぱり感じましたね。
今日も最後までお聞きいただきありがとうございます。
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