2021-10-30 20:16

Episode14: バイリンガル育児の専門家に聞いてみよう!(ゲスト:国枝麻衣子さん)

今日は、バイリンガル育児の専門家でもある、シドニー在住のマザーズティーチャー、国枝麻衣子さんにゲストとして来ていただきました。バイリンガル育児で気をつけたいこと、うまく子供のモチベーションを上げるヒントなどをお話ています。
麻衣子さんに直接ご質問がある方は、こちらからご連絡してみてくださいね。

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こんにちは、Mothers Coaching School Internationalチームがお届けするポッドキャストへようこそ。
この番組では、海外で子育てするママや、海外にゆかりのあるお子さんを持つママたちが、聞いてほっとしたり、くすっと笑えたり、明日からも頑張ろうと思っていただける時間にしたいと思っています。
私たちマザーズティーチャーの体験談のシェア、ゲスト対談、リスナーさんからの質問などを通じて、ちょっと子育てが楽になるコミュニケーションのヒントをお届けしていきます。
はい、今日のゲストは、シドニーにお住まいのTCS認定コーチとマザーズティーチャー、そしてバイリンガル育児専門家の国枝麻衣子さんに来ていただきました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お疲れ様でした。今シドニーにお住まいなんですけど、ちょうど日本から帰ってこられたばっかりで、半年間でしたね。
今年、この7ヶ月くらいちょっといった感じですかね。
ちょっと父が病気になって亡くなったりとかがあったので、急遽息子と一緒に、このコロナ禍で日本に帰ってましたけども。
今海外在住だとね、本当に自分の国に帰ることもできないし、親の死に目に会えるなんて海外に移住してからはないかなと思っていたので、それができたのはすごく良かったなと思っています。
ほんと同じような状況で会えなくなったりとか。
そういう話をたくさん聞いているので、それはまだ私は帰って孫の顔を見せれたので良かったかなと思いました。
ですね。
今日はですね、やっぱり麻衣子さん、バイリンガル育児の専門家としてお話を伺いたいなというふうに思っているんですが、
麻衣子さん、昔は、昔というか以前は大学で日本語も教えられていて。
そうですね。ブリスベンに10年以上住んでたんですけども、そこで大学で非常勤講師を2つ一時期かけ持ってた時もあって、でも大学生とか社会人の方、大人の方相手に主に日本語を教えていました。
本当、バイリンガル育児って海外在住のお母さんの中ではホットトピックというか、すごい関心がある話題だと思うんですけど、
麻衣子さんも息子さんが1人、8歳でしたっけ?
9歳になりました。
9歳になりました。いらっしゃって。
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両方とも日本語も英語もできるんですよね。
そうですね。日本語は本当に、多分日本にこの間半年間帰ってたんですけど、日本にいる日本人の同じ歳の子と同じぐらいの理解度はあると思います。
読み書きもですね、帰る前までは漢字のね、読みはできるけど、書きがちょっと2年生のレベルも怪しいかなって感じだったんですけど、
この半年で日本で毎日漢字の宿題を出されますから、それでかなりできるようになって、日本人も本当にやる気を出して、テストで絶対100点取るぞって。
ちゃんと宿題を私がやりなさいって言わなくても頑張ってやってましたね。
なんかやっぱり日本に帰るとできるようになるというか、環境もあって周りもしゃべってるし、そうやって日本の学校って宿題とか小テストみたいなものとか結構ね、ちゃんとやるというか毎日やったりとかあると思うんですけど、
でもやっぱりなんかこう土台がね、多分あったからこそそれだけ伸びたんじゃないかなって思うんですよ。
そうですね、やっぱり読めてるというか、その語彙をちゃんと知ってるっていうのは多分もともとあったので、あとは書けるようになるかどうかだったと思うので、
やっぱり知らない語彙をね、書けって言われてもね、何のために単語みたいなのを書いてるのかっていう感じで、モチベーションが子どもはやっぱり上がってこないので、
そうすると、語学を学ぶにあたっての順番としては、リスニング、聞く、話せるようになって、それから読めるようになって書く、書けるようになる、最後は書くので、
いきなりやっぱりね、開かないやろって言って書かせようとしても、その語彙知らなかったらやっぱりどうして書かなきゃいけないのかっていうところがなかなかモチベーション上がってこないから、
まずはたくさんインプットしてあげる。お母さんと話して、聞いてわかるようになるっていうのがまず。
プラス、自分の言いたいことをその言語で話せるようになったら、今度は絵本とかから入って、読めるようになると、今度はこの文字に興味を持って書きたくなるっていう感じだと思うので、
その流れでいくのが自然な言語習得の過程ですよね。
母国語でもそうですもんね。赤ちゃんってお母さんの言うことをやっぱりもうすでに話せなくても理解してるじゃないですか、6ヶ月くらいからね。
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1歳くらいでも話せなくてもこれを食べるとか言ったらうーんって言ったりとか、やっぱり聞いてわかるっていうのって最初の段階なんだなっていうのがあるけど、バイリンガルってなるとやっぱり教えなきゃみたいな気持ちが先に出てきちゃって。
そうですね、結構海外に住んでいるとお子さんができた時に自分の言語で、言語を伝えていきたいっていう気持ちは皆さん自然に起こると思うんですけど、
自分が日本で受けてきた教育とかっていうのが影響してしまうのもあってか、どうもひらがなを何時間も書いて書かないと終わられないのよみたいな感じでプレッシャーかけちゃったりとか、
やっぱり土曜日の日本語学校とかに通わせるんだけどすごい宿題が出るわけですよ。日本の子が週5日間かけてやってることを1日でやろうとするからすごい量が出てくるんですよね。
それをしっかりちゃんとやらせなきゃいけないっていうので、お母さんも自分にプレッシャーかけちゃってるからやっぱりお子さんにもこれやらなきゃダメだよって言ってやらないと怒るとか、綺麗に書けないとできないっていうとか。
どうしても原点方式というか、できていないと指摘してしまったりすると、やっぱりお子さんにとっても日本語を学ぶ時間ってすごい辛い時間になってしまうとすごく残念だなって思っていて、
そのあたりをマザーズコーチングとかで、もし海外の方で悩みがあるようだったら何とか辛い時間にならないようにしていけたらなっていうふうに発信していきたいなと思ってますね。
本当そうですよね。嫌いだったらやりたくないですもん。私も無理やりなんか。
みんなそうじゃないですか。やりたくないことを無理やりやらされることほど辛いことってないし、それは特に子どもだったらもうなおさらだと思って。
まいこさんは楽しく日本語ができるような工夫っていうのはお家でなんかされてたんですか。
わが子に関しては結構早いうちから日本語、もちろん話すのは普段から話しかけてましたけど、1歳半くらいからですね、お風呂にひらがなの表貼って、興味持ってくれたらいいなと思って早めに貼っといたんです。
でも一緒にお風呂入るときに指差しながら歌ったりとか、本人が楽しい、私が楽しそうにまずする日本語を扱っているときに歌ったり、指差してこれなんだとか聞いてみたりとか、
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そうすると絵が書いてあるから、あの下に飴とか書いてあるから、飴って言えたらすごいねとか褒めて、とにかく楽しい時間にする、日本語に触れている間に。
フラッシュカードとかもうちに教材としてあったので、私が実際授業で使ったりしてたんですけど、それを渡して遊ばせるようにしたりする。
うちの子もカルタはゲーム感覚というか勝ち負けが結構ね、男の子は競争心で負けたくないっていうのがあるのかもしれないんですけど、カルタみたいな自分が先に取ったやったみたいなのがあると結構モチベーションになるみたいなって思います。
カルタもいいですよね。それもやっぱり、結局大好きなお母さんとつながるツールとして、日本語があるんだっていうふうにお子さんが捉えてくれたら、これをやることでもっとお母さんがハッピーになってくれたらと思うと、言語に触れることとか勉強することっていうのはもっと楽しくなるかなっていう。
一緒に日本語を通して遊ぶっていうのを私は特に小さい頃は意識してやってましたね。
そうですね、私も息子が今8歳になる前なんですけど、もうすぐ8歳なんですけど、私の言ってる日本語は理解してるんですよね。話すのを聞いて理解はしてるんですけど、話すかどうかって言われると、あんまり話すことにメリットを感じられてないんだろうなって思っていて、今は。
だからポツポツ単語を言って、私がすごいじゃん、そんな単語いつ覚えたのとか、知ってるんだ、わかるんだ、言えるんだみたいなびっくりすると、逆にちょっと喜んでもっと言ってみようと思ったりとかするみたいですけど、そこまで積極的にまだ話そうみたいなのはない。
おじいちゃんおばあちゃんと話す機会とかってありますか?
ビデオ電話ね、あるあるあるけど、やっぱり集中力の問題なのかな、疲れちゃうみたいでやっぱり一生懸命話そうと思うと、3センテースぐらい頑張ったらもうポツポツ単語、文章になってない単語で、僕思ったこれとか、みたいな感じ。
そういうところからね、ちょっとずつのステップアップができたらいいのかなと思いますけどね。
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お母さんやっぱり英語わかるからね。
見ちゃうんですよね。
子供だって言いたいことが全部言えた方がいいから。
そう多分わざわざね、自分が日本語で言わなくても英語で全部わかっちゃうしみたいなのがあるから、あんまりモチベーションになってないんだと思うんですけど。
そこでこう、日本語で話してって言ったでしょ、みたいな感じで、怒っちゃうとやっぱり萎縮しちゃって、もっとその日本語を話せない自分、ダメだみたいな感じで、自己肯定感損なわれちゃったらすごくもったいないなと思うんで。
気長にというか、お母さんが日本語で話しかけるとインプットになるから、そこで土台はできると思うんですよね。
環境がね、日本にちょっと行く機会があったら話すようになると思うし、英語があんまりわからないお友達とかを連れてきたりとか、何とかして伝えようとするかもしれないし。
そこなんですよね、きっと本人の中からモチベーションが出てこないとやらないんだろうなっていうのは、なんとなく見ていてわかるというか。
その子によってどこがモチベーションになるかっていうのも違うなっていうのは、やっぱり舞子さんも負けず嫌いがすごく、お子さんの負けず嫌いが今回すごく見えたとおっしゃってたんですけど、
でもさっき漢字テストで100点取るということが自分の中での頑張りを認めてもらえるモチベーションになる子もいれば、
うちの子とかはそういう、今舞子さんがおっしゃってて気がついたんですけど、お友達の世話をするとか、なんかちょっとお兄ちゃん派だというか、そういうの好きなんですよね。
俺が面倒見てやるぜ、安心しな、みたいなのがあるところなので。
それだったら確かに、日本語しかできないお友達とかがいると、頑張ってしそうだなっていうのは、なんとなく思いましたね。
そうですね、今回うちの子も日本に帰ってすごく日本でお友達ができたりとかしてもすごくよかったので、
何かの機会に日本でお友達ができたりとかすると、かおりさんのママ友さんとかでもいいと思うし、それでお友達になれたりとかすると、もっとその子と話したいっていう気持ちが自然に湧いてきたら、
やっぱり子ども同士の方がうまくいくと思うんですよね。
確かに。
その時期が来るのを気長に待ってあげていいと思うんですよ。
一つの正解が何かあるっていうわけじゃなくて、その子にあった学習の仕方ってあるんじゃないかなって思うんですよ。
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私たちだって英語を習った時に、みんな同じようにクラスで習ったけど、できる人がいてできない人がいて、やっぱりやり方を変えるとそれが自分に合ってたりとか、逆にそれで伸びたりとかする場合もあると思うので、子どもたちも一緒なんだろうなと。
私も大学で大人相手に教えてきて、本当に大学生になってから始めた、IEOから始めたような子でも、アニメと漫画が大好きすぎて、それをもっと日本語で、生の日本語をちゃんと理解できるようになりたいからっていうモチベーションで留学とかして、
帰ってきたらペラペラになってて、小説も一人で読めるようになって、そのまま日本で就職してとかいう子もいるんですよ。
やっぱり母語がしっかりしていて、自分の自己肯定感とか、やりたいことを自分で見つけるとか、そういったところがしっかりしていれば、あとは自分の好きなことを見つけたらどんどん頑張れるはずだから。
それが日本語だったらいいなって、もしお母さんが思うんだったら、日本語を触れるときはお母さんも楽しく一緒に楽しむみたいな、一緒にアニメを見るとかでもいいと思うし、そういったところから共通の話題を見つけて、あれ日本語でこう言ってたよね、みたいな感じで話題になれたらすごく、もっと学びたいっていうモチベーションができていいんじゃないかなと思います。
そう考えるとお母さんができるのっていうのは、お子さんをどれだけよく見ているかとか、あと環境を整えてあげるかとか、その子が学びやすいようにとか興味があることがあればそれを用意してあげるとか、そういうことなのかなって、それがあった上でやっぱりお子さんが自分でやりたいと思えるかどうかっていうところ。
そうですね。お母さんたちにも言いたいのは、お子さんが日本語ができないからってね、それを自分のせいだとかね、そのせいで子育てが失敗したとかね、そういうふうに思わないでほしいなって思うんですよね。
いろんな子がいてね。
多いですね、結構でも。
多いですよね。
海外はあるあるなのかもしれない。
そうなんですよね。
結構アイデンティティに関わるところだから、自分たちの言葉って、日本人である自分っていうのを、自分の子供にもそれを伝えたい気持ちが大きくなりすぎちゃうのかもしれないんですけど。
やっぱりパートナーさんが日本人じゃなくて、おじいちゃんおばあちゃんももしかしたら近くにいて、保育園とかに通わせて自分も働いてて、そういう環境の中で自分、日本語をきちんと育てて、年齢と同じぐらいの読み書きもできて、なかなか難しいと思うんですよ。
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でもその中で一生懸命頑張って子育てしていると思うので、その日本語ができるできないで、子育ての成功失敗みたいなふうにジャッジしないようにしてもらえたらなというふうに思いますね。
そうですね、やっぱりないところじゃなくて、あるところに目を向けていってほしいですね。
そうですね、お子さん自身も日本語ができるできないで、できるかできないかみたいにジャッジすることじゃないと思うし、海外でできる中で楽しんで日本語を使えてもらえたらなというふうに思いますね。
そうですね、今日聞いてくださっている方の中には、いろいろ参考になるんじゃないかなと思うお話がたくさんあったんですが、今日はちょっともうお時間になってきたので、この辺で終了したいと思います。
それでは、まいこさんにもし質問がありますみたいな方は。
そうですね、これリンク後で。
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はい、ありがとうございます。
はい、どうもありがとうございました。
最後までお聞きいただきありがとうございます。
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それでは、See you next time!
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