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こんにちは、PitPaの富山です。今回はですね、効果的な音読方法について、というリスナーさんから質問をいただきましたので、それについて取り上げました。
音読はですね、読解力を上げるのに非常に効果的な方法と言われているんですけれども、やり方によって大きくその効果が変わってくるようです。
今回はですね、小川先生にそのあたり、リスナーさんからの質問に回答いただく形で、いろいろ説明いただきました。
またですね、緊急事態宣言発令しておりますので、現在ちょっとスタジオの収録ができない状況です。
今回もですね、オンラインによる対談になっておりまして、音声の品質が低下しているかもしれませんが、そのあたりご了承いただければなと思います。
それではお聞きください。
小川先生、こんにちは。今日もよろしくお願いいたします。
はい、お願いします。
今回はですね、読解力がつく音読の方法ということで、リスナーさんから質問のお便りが届いておりますので、読み上げたいと思います。
はい。
小川先生、スタッフの皆様、いつもポッドキャストの更新ありがとうございます。
こちらこそありがとうございます。
私はこの春に小学校4年生になる子供がおり、中学受験を考えています。
コロナの影響で自宅でできることはないかと思い、塾の国語のテキストの音読を始めてみました。
ですが単純に読み上げているだけで、内容が頭に残っていない様子でして、どのように音読をさせればよいかアドバイスをお願いいたします。
確かにこういう質問が来ているんですけど、音読が良いみたいな話は僕もちょいちょい聞いたりするんですけれども、
良い音読とか悪い音読とかってやっぱりあるもんなんですかね。
そうですね。子供たちに最初音読というのをさせてあげるときに、ちゃんと説明してあげなきゃいけないんですけど、
一個一個の言葉の意味を考えながら声に出そうねっていうことがポイントなんですね。
はい。
ただ結構多くの子が小学校なんかでも、ただ読み上げて音にするだけの音読が癖になってたりするんですよね。
だからもう当店とかの位置も関係なくダラダラダラって読んじゃうと。このご相談者の方のように。
ただ目に映る文字を音にしてるだけっていう読み方になりがちですね。
なるほど。
なのでちょっと一つの文を誰がどうしたのか分かるように音読してみようね。
はい。
っていうのを言ってさせてみて、ダラダラってなったら誰それがーのとこでちょっとだけ一瞬置いて、また続き読むようにしてみようか。
聞いてるママの方にも何の話か分かるように読んでみてくれるかな。
そういう風に頼んでみたりしてですね。
意味が分かるっていう読みの感じを、まずは親子で練習してほしいなと思います。
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基本的にはあれなんですかね。親の方が音読しているのを横で聞いてあげるっていうことはやっぱり必須になる感じですかね。
音読を自分で聞くようになるまでは最初は聞いてあげるのは必要でしょうね。
なるほどですね。
で、それとですね、ただ読ませるんじゃなくて、まずこの音読の見本を見せたほうがいいですね。
最初の一段落ママが読むから二段落目あなたね。三段落目ママが読むね。
ええ。
まあママに限らずもちろんパパもいいですけど、交互に読んで意味を伝えようとする読み方を大人の方がまずは示してあげること。
なるほど。
さらに子供に動機づけをするコツとしては、親の方が文章を見ない。目を閉じて聞くとかね。
はいはい。
目を閉じて聞いてあげたら何の話か分かる分からないがはっきりしますから、途中であれ今何時の話だっけ、なんか分かんなくなっちゃったとか。
うんうん。
途中で口挟みながら教えてっていう風にしていくと随分読むのが精準になる。
なるほどですね。じゃあもう本当に小さい子が絵本とかを親が読み聞かせている時に子供に分かるように話すじゃないですけれども、
はい。
子供が音読してるのを親が理解できるかどうかみたいな形で聞いてあげるっていうのが初めは必要っていう感じなんですね。
そうですそうです。あくまで音読の功用っていうのは単に目で流し読みになってしまうことなく、一つ一つの言葉の塊を意識できる。
自分の声を自分の耳から聞くことによって再度目で見て意識して、また耳から入ってきた言葉で意識するっていうところで脳が2回動くところにその魅力があるわけです。
はい。
ということは目の前にいる人に話が伝わらない音読を自分の耳にいくら聞かせたって頭に良くないわけですよ。
だから本人のためを考えても意味が通じる読みっていうのを練習するのは入り口ですね。
なるほどですね。
その上であと応用編としては文章の読解速度を上げるために可能な限り早口で読んでいく練習をすると目で追って読んでいくときのスピードもだんだん上がってくるんですね。
なるほど。
これは読み聞かせを早口読み聞かせをしてあげるっていうのも一つですね。
早い音のつながりを聞き取れるようになると目読してるときも自分の頭の中で音を出して読んでますから、
そこの頭の中での目読みのスピードが上がる、そういう効果もあります。
ただあくまでこれは応用編で音読の基本は意味が通じるように読むっていうその一点だけでいいです。
途中途中新しい文章を読んだときとか知らない言葉も出てくるかなと思うんですけれども、
それは都度教えたり調べたりとかっていうこともしてあげたほうがよろしいんですかね。
出てくる都度本人が調べて読み進める。
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これ一つのやり方ですね。
はい。
二つ目は一緒に聞いてあげるんだったらそのときにもすぐに何々って読むよって教えてあげる。
で、三つ目は読み始める前に危なっかしそうな言葉を先に拾っていって、意味を横に書いておいてあげるっていう下ごしらえもあります。
今ご相談者4年生なんで時間あると思いますけど、これから学年上がっていってね、子供もなかなか忙しいと。
で、親の方でも子供が例えば学校行ってたり塾行ってたり、何か違う時間帯で手伝ってあげようと思うことがあったら、
そういう文章に意味を書き込んでおいてあげて、子供一人で読みやすいように加工してあげるっていう手伝いもありますね。
ちょっと個人的な興味ではあるんですけれども、
音読はこういった小学生の方だけじゃなくて、例えばもうちょっと上がった中高生ぐらいでも国語が苦手だっていう人にとっても効果はあったりするんですかね。
そうですね。国語に限りませんけど、例えば数学の問題。
眺めてて全然わかんないという子に、とりあえず問題文をコイン出して読んでみて。
で、読みながらわかったことを書き込んでいってごらん。
で、指揮を立てるとかね。物理の問題で順次進めていくところを音読でやってみと言うと、理解が随分変わるってことがあるんですよ。
英語なんか当然音読絶対しますよね。
これは別に小学生に限らず大人もわかんないとか、頭がうまく働かないときに音読を入れると理解が進むっていうのは年齢と言いません。
実際ですよね。原稿確認なんかコインに出して読んでみたりしますよ。
しますね。はい、確かに。
文字では書いて良さそうに見えてもコイン出してみると人への伝わり方が違う。
これはビジネスメールなんかもそうですよ。
そうですね。
ちゃんと書けたつもりだけどコイン出してみたらすごく失礼なメールになってたりしますからね。
はい、ありますね。あとなんか微妙に言い回しが変だったりとか。
変だったりね。繰り返し表現が気になったりとか。
あったりとかありますね、確かに。
そうですね。
ではこの訓練といいますか、音読することっていうのは結構将来的にも役立ちそうな。
いいと思います。成功なくしておくっていいと思います。
最後にもう一つなんですけれども、物語ですとか説明文、それによっての読み方の違いとかってあったりしますかね。
そうですね。物語の場合は文章の展開というところが大事になってくるので、この場面が変わるときに一拍多くとか、会話文、できれば気持ちを込めたい。
明るい会話なら明るい声で読むし、落ち込んでそうならちょっと落ち込んだような声で読むようにすると会話をですね。
その文章中の人物の心情をつかむっていう力が伸びやすい。
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説明的文章の場合は何についてどういう結論を言いたいのか。
何についてどういう説明をしたいのか。
主語、述語の関係がとても大事になりますから、ですから主語と述語部分をちょっとだけ声を強くするというメリハリをつけられるといいですね。
あとは支持語、その、接続語のしかしとかだからとか。
何かを示したり、文と文、段落と段落の関係をつなぐような言葉は一拍そこで置くことで、意識して続きを読むっていうふうにすると、何を指し示しているかをつかみやすかったり、そういう効果があります。
わかりました。
今回は読解力がつく音読の方法のところについてお話しいただきました。
今日もありがとうございます。
ありがとうございました。
今回はリスナーさんからの質問をもとに、効果的な音読方法という内容でお送りいたしました。
確かにですね、つらつらと音を出しているという読み方ではあまり効果がない、全く意味がないというようなことも持ち張っておりまして、
初めはですね、やはり親御さんが音読を聞いてあげるっていうのが良さそうですね。
何かをしながら、例えば洗濯物を畳みながらとかでもいいかなと思いますし、何か家事とかの作業をしながら聞いてあげるのでもいいかもしれませんね。
あと文章内容によっても、説明文は主語、述語、物語文は場面背景やセリフの感情っていったところを注意して、演劇みたいな感じなんですかね、物語文の場合は。
そのあたりを気をつけて読んでもらうっていうのが効果的という話でした。
収録後にですね、小川先生がおっしゃってたんですけれども、例えばその詩や俳句、詩は音弁にてらって書く詩ですね。
に関しては、こちらはその言葉としては細かく説明している文章ではないので、ゆっくりと書いてある言葉をイメージしながら、頭に思い浮かべながら音読するのが良いということもおっしゃっておりました。
音読はですね、確かにそのテレビドラマとかでも役者さんが台本のセリフを覚えるのに、なんかこうブツブツと口に出している場面とか見たことがあるなと思ってですね。
音読については大人になっても必要になる、実はスキルなんじゃないかなと思いました。
こんな形でですね、リスナーさんから小川先生への質問を募集しておりますので、お気軽に番組詳細欄にあるリンクから送っていただければなと思います。
子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
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今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。