2021-03-10 10:11

第62回 国語の文章題が得意になるには~物語文編

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小学校に入り、国語の勉強を進めていくと必ず取り組む文章題。この文章題の2大カテゴリ、物語文と説明文。国語が得意な子でもどちらかが好きではない、不得意という子も良くいるかと思います。今回はこの国語の文章題が好きになる、得意になるにはということで、前半後半に分けてお話して頂きました。

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<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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皆さま、こんにちは。PitPaの富山です。
今回は、国語の勉強の話で、
遅かれ早かれ勉強をしていってですね、
受験やテストなどを受けるようなことになると、
必ず経験するのが、国語の文章問題です。
この文章問題、大きく分けるとですね、
物語文と説明文というふうに分けられるんですが、
国語の得意な子であったとしても、
この物語は好きだけれども、説明文はちょっとなーとか、
あるいはその逆のパターンとか、
結構この2つ、好き嫌いが分かれるという話もよく聞きます。
親としてはですね、できれば分け隔てなく、
どんな文章にも触れて好きになってくれればいいなというふうに
思ったりもするんですけれども、
この文章問題が得意になるためにはというところで、
まずは物語文、この物語文が好きになるための習慣や読み方、
あるいは好きになるための親子のコミュニケーション方法などあるか、
そのあたり聞いてきました。
物語が得意とか好きな子っていうのは、
場面イメージを自然としていることが多いんですね。
誰が出てきてどこに行ってっていうふうに書いてあったときに、
例えば湖の太りにやってきたというと、
その子の頭の中には湖の映像が浮かんでキラキラと反射している様子があったりして、
その近くに来たら爽やかで気持ちいいんだろうなっていう、
書いていないけどもそうだろうなっていう情報を足して読んでるんですね。
なんでそれができるかというと、
そうした映像に触れている経験があったり、
家族であちこちにお出かけをしたり、
あとは兄弟がいて、子供同士のやりとりが日常的にたくさんあったり、
お友達と遊んで喧嘩したり仲直りしたりって体験があったり、
そうした実体験、感覚的なもの、映像の記憶と今読んでいる文章とか繋がって、
分かるという状態を作っているわけですね。
なので本を好きになりたいとか読んでほしいなと思ったら、
本ばっかり与えても読めないんですね。
出てきた場面というのがどういうものかが見える必要があって、
そういう意味でも絵本ってすごく大事で、
絵本には場面が書かれていますから。
そうですね。
場面体験があるわけですね。
絵本から徐々に小学生向けの文章に入る時も、
差し絵がまずはたくさんある本の方が子供は読みやすいわけですね。
そういうことなんですね。なるほど。
でも途中からはこの差し絵が邪魔になってくるんですね。
自分なりの映像を作れるようになってくると、
絵が入ることによってかえって邪魔されてしまう。
だから文字だけの本の方が好きになっていくと。
そういう段階を意識してあげると親御さんとしても、
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例えばそうだな、女の子同士のちょっとした日常のお話は体験からも読みやすい。
けど冒険文はどうもイメージが起きにくいみたいだと。
じゃあその冒険文の本を読むよりはアニメとか。
ちょっと古いですけど、ネバーエンディングストーリーとかSFもの。
ハリーポッターとかでもいいかもしれないですね。
そうした映像に触れてイメージを湧いたところでまた本につなげてあげる。
というのがいいのかなと思います。
なるほどですね。
あとは成長してくると今度心の動きがなかなか読み取るのが難しい文章に触れ始めますよね。
例えば外国の話であったり、
例えば夫を不良の事故で急に亡くした後、
お子さんとどう向き合っていこうか悩むお母さんの話とか。
何も体験してるわけない子供の場合。
体験していないものを気づいて読み取るという段階になってくると、
最初はただ読んだらわかるよねじゃなくて、
どんな風に思ったんだろうね。
寂しいよね。
親も一緒に同じ本を読んで感想を言い合う。
そうすることで読み取るポイントというか気づくポイントを作ってあげる。
というのも物語にはいいかもしれませんね。
だから国語の問題って実はそういうことなんですよね。
ここの部分であなたはどんなことを気づきましたか。
ここでの気持ちってどういうことだって想像しましたか。
という読み取る考えるきっかけをくれているのが説問。
というふうに考えるといいと思います。
正解を出すことを目指すことよりは、問いがあることによって読みを深められているんだな。
そういう受け止め方をしていくと、
国語の問題ということについても捉え方が変わるかなと思います。
こうなったらとにかく映像、場面イメージが浮かんでいるかどうかに戻ってあげるということ。
が物語についてのコツかなというふうに思いますね。
わかりました。
今回は国語の文章を読むのが得意になるというお話の前半。
まずは物語文が好きになるためにはというお話を聞いてきました。
この物語文が得意な子の共通点としては、
文章を読んでいるときにその文章の場面がイメージできる子、
想像ができる子が得意な傾向があるということで、
そのイメージする力っていうんですね。
これについては本を読んでいるだけではなかなか身につかない。
どちらかというといわゆる実体験。
例えばその家族で出かけるですとか、
兄弟と遊ぶ、学校の友達と遊ぶ、
この遊ぶというような実体験をより多く経験していることが非常に重要ということです。
さらにその実体験、単純な実体験だけではなく、
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この実体験を擬似的に経験できるもの。
このコロナ禍だとなかなか外に出かけられないとか、
そういういろいろな事情があるかと思いますので、
その実体験っていうものを擬似的に体験させられることができるのは絵本。
これがなかなか有効じゃないかと。
あるいは場合によってはファンタジー系などの映画なども有効じゃないかというお話もしておられました。
また学習がやっぱり進んでいくと、
実体験とかなかなか低学年が読むような絵本の中では出てこなかったような、
人間関係が関わってくるような物語っていうのも、
やはりたくさん出てくるというところで、
そういったものがもし出てきたときに、
それが読み込めないっていうところが子どもさんで見られるような場合には、
ぜひお父さんお母さんもその文章を一緒に読んであげて、
その文章の中で気づいたようなことをお子さんと一緒に共有してあげるのも効果的という話でした。
これを聞いてですね、ちょっと絵本というわけじゃないんですが、
個人的に漫画とかもいいかなというふうに思いました。
漫画は中毒性があったりもするので、
ある程度時間を区切ってとかっていうその辺の決まりごとも必要かなと思うんですけれども、
実は僕もですね、かなり漫画が好きでして、
本当に日本に生まれてよかったなというふうに思うんですけれども、
ジャンルもですね、小学生、低学年、あるいは幼稚園生、
保育園生から読めるようなものから大人向けまでいろいろありますし、
ちょっと前にですね、映画とかでも大ヒットした鬼滅の刃なんかもですね、
話聞いてみると幼稚園とか保育園でも流行っているらしいですからね。
これだけいろいろな豊富なジャンルとか読み物が、
しかも低価格でですね、買える日本って本当に素晴らしい文化だなとは思うんですけれども、
漫画自体はですね、大人も読むことができるものではありますので、
お子さんでも読めるかなというものの漫画とかは一緒に読んであげて、
それについて感想を共有してあげるというようなこともいいのではないかなというふうに個人的には思いました。
さらにもうちょっと年齢が上がってくると、
漫画以外にもテレビの掲示物、サスペンス物といったものもいいのかなというふうには思います。
これ系のジャンル、テレビではやっぱりヒット作になりますので、
何かしらどこかのチャンネルでやっていることが多いかなと思います。
掲示物とかを見るとですね、
法律のことでしたり、社会のルールだったり、
あるいはその出てくる設定というのはかなり複雑な人間関係とか家族関係のものとかも多かったりするので、
そのあたりを目で見て理解する、疑似体験をする、
なかなかその殺人事件と出会うこととかですね、なかったりもするので、
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これ系のサスペンスものとか掲示物だと、
週1回やる、1話完結のものが多いですので、
毎週毎週見続けなければいけないとかという負担もないものが多いかなと思いますので、
時間があるときにちょっと1回見てみて、家族間で共有するとかっていうのもいいのではないかなというふうに思いました。
さて次回はもう一つの文章問題、説明文。
この説明文が好きになるためにはというところも聞いてきましたので、
また来週更新してアップしたいと思います。
お楽しみに。
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今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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