2020-05-13 11:56

第20回 新型コロナによる長期休暇中の家庭学習方法~番外編

spotify apple_podcasts
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、緊急事態宣言がさらに1ヶ月の5月末まで延長されましたが、この期間の家庭での過ごし方について、前回・前々回の国語・算数以外に取り組みアイデアをお話ししていただきました。
番組や小川先生へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

See Privacy Policy at https://art19.com/privacy and California Privacy Notice at https://art19.com/privacy#do-not-sell-my-info.

00:01
新型コロナによる外出自粛ですとか、幼稚園・保育園・学校の開校が5月末まで延期された中ですね、
自宅でお子様と一緒にいる時間も多くなっているかと思います。 前回までのお話の中では、こういった期間の時にでもですね、子供たちにあれこれさせようというふうにあまり
気張らないような気持ちを少し抑え身にするような心構えというのが重要かなという話で、 またはですね、
リスナー様からの質問に答える形で、主に小学生・低学年向けの国語や算数の取り組みについてお話をしてきました。
今回はですね、それ以外にですね、何かお勧めのものがあるかということを小川先生に聞いてきました。 それではお聞きください。
小川先生、こんにちは。今日もよろしくお願いいたします。
はい、こんにちは。お願いします。
本日もオンラインの方で小川先生とおつなぎさせていただいております。
ちょっとお聞き苦しい点がもしかしたらあるかもしれませんが、ご了承いただければと思います。
今回は前回、この長期休暇、今のコロナに関する休みが入ったときに、算数、国語、それぞれでどんなことをやればいいのかというところをお送りしたんですけれども、
それ以外に何かこういうのはやったらいいのじゃないかとかあったりしますでしょうか。
この時期はお子さんが好きな分野のことをちょっといつも以上にたっぷりとね、時間をあげてほしいんですよね。
例えば、動物が好きな子、お魚が好きな子だったら図鑑を読みふけたりとか、録画していた動物系の番組を見直したりとか、
親御さんが一緒に見てあげるんだったら、インターネットでいろいろ調べたり、YouTubeでそういう動画を探すとか、させてあげてもいいと思うんですよ。
で、それは歴史が好きな子だったらそういう本を読んだり、歴史漫画をこの機会だからもう一気に読んじゃえってこともできるし、一日中読んでてもいいわけだし、
なんかこの好きな分野のことを調べたり知ったりする時間をどっぷりと取らせてあげるっていうのをいいんじゃないかなと思ってます。
でね、この好きな分野って時に、いわゆるお勉強、学校の科目に当てはまりそうなお勉強に限定しないことがポイントだと思うんですね。
ああ、なるほど。
別にゲームでもいいんですよ。ダラダラやるんじゃなくて、何かそこの目的意識を持って本人が頑張るなら、本人なりにね。
ええ。
ゲームを通しながら考えることとか、空間把握力とか、いろいろと養われるものもあるので、一律にダメっていうふうに言わずにね。
攻略、それこそゲームで攻略が関連するようなものだったら、攻略法を考えるって試行錯誤力につながるので、結構物理とか数学とか、将来的な頭の使い方と近いことをやってるんですよね。
03:13
ああ、なるほど。
そういう価値を見つけてあげてもいいと思う。ただ、ゲームとかの場合は依存しやすいんで、だから身が輝いてなければちょっと止めるっていうのは大事だと思いますよね。
ズルズルやってるようなのは、それは良くないので。あと、料理に興味ある子だったら作らせてあげたらいいですね。
ああ、実際に一緒に。
レシピを調べて作るのもいいし、その際に少し勉強面の話をするなら、なぜ焼いたら焦げるのかとか、お米を炊いたらなぜ甘くなるんだろうとか、なぜ色変わるんだろうとか、いろんなことに出会うわけですけど、
そういったときにちょっと調べてみようか、そういえば考えたことなかったなと言って調べる。
親御さんはいつも日々のご飯だから、作らなきゃいけないから作るっていうことで、いちいちなぜなんて言ってる場合じゃないと思うんですけども、
はい。
おっぱさんが料理に絡んだときは、なんでっていうところを大事にして、じゃあちょっと調べて、そういや考えたことなかったから教えてよというのを聞いてあげるといいと思うんですよね。
納豆ってぐるぐるとかき混ぜたら、なんでこうねばねばがどんと膨らんで固くなっていくんだろうとか、改めて調べるとそこには科学的なチャンス、要因があるわけですよね。
そうですね。
で、料理というのは科学なので、実際あの料理の科学図鑑っていう、なかなかの立派な図鑑もイギリスのDK社が出しててかなり面白いんですけど、
あ、そんな本があるんですね。
あるんですよ。煮るのと焼くのとどっちがこの食材がおいしいのか、それはなぜかというと、みたいな。
タンパク質の変性温度がいくらいくらだからとか。
はいはいはい。
はい。
まあ、そんな風に調べていくっていうのも楽しめると思います。
あと、小学校、高学年や中学生のお子さんなんかだと、MOOCって、大学がインターネットで講座の動画放送を無料公開してくれてるんですよね。
これは日本の大学が公開してる内容ですかね。
はい。海外の大学のものも見れますし、日本のものもあって、日本のものはJMOOC、JapanのJですね。
はい。
もちろん大学の授業だから理解する必要はないんですけども、何がいいかというと、研究分野がたくさんあるので、
世の中にはこんな学問があるんだって、このラインナップを眺めてるだけでもへーっていうのはあるわけですよ。
あ、なるほど。興味が出る範囲っていうのを、もしかしたらその中に面白いのがあるかもしれないっていう。
そうそうそうそう。だってね、ひたすら渋滞を研究してる人もいたりするわけだし。
はい。
この水の沸点を左右する要素が何かとか、すごい絞られた部分だけを調べてる人ってたくさんいますよね。
06:04
いますね。魚が好きでも、本当に川魚なのか海の魚なのか、いろんな分野で深く調べてる人たちとも確かにいますもんね。
ここ数年で結構話題になった、このウナギは一体どこから来てどこに帰っていくのかで、
ウナギに発信機つけて延々太平洋を追いかけ続ける研究というか、調査をされているグループがいて、
そうするとウナギっていうのが、夜になると水面に浮上して、日中は水深深いところに潜って、
浅いところと深いところを上下しながら、敵に見つかりにくいようにして泳いでることが判明したりですね。
いろいろ面白いわけですよ。
はい。
で、そういうものを内容をがっちり理解するのは大学生用の内容だから難しいにしても、
見て興味づけをしていったり、っていうのも今ならできると思うんですよね。
なるほどですね。
なんかダラダラYouTubeのいまいち何かよくわからないもので時間潰すぐらいなら、
またテレビで刺して情報が更新されるわけでもない新型コロナの話を延々つけてるぐらいなら、
そういう分かるか分からないか別にして、でもなんかへーと思えるようなものを見てる方がよっぽど健康的ですよね。
確かにそうですね。
そういうふうなことも今学びとして取り組んだらいいなと思います。
あとはこの時期だからお金の話をするのも僕はいいんじゃないかと思ってます。
お金の話。はい。
経済が変わっていきますから日頃の生活って何にどういうお金を使ってるんだろう。
意外に子供は知らないし、電気代、水道代っていうのがあるってことを知らない子たくさんいますからね。
あーなるほど。はい。
お米がいくらなんて多分知ってる子の方が少ないし、
そういう日常の身の回りのお金から収入というのをどうやって得ているのか。
会社に行けば誰でもお金をもらえるかってそうじゃないよね。
会社ってどうやって給料を払うように活動してるんだろう。
なんで税金を収めるんだろう。
そういったことって日頃なかなか話し合わないですけども、
今親御さんたちもここから先一体どうなるんだろうと。
ほとんどの人が不安感とか、
あと自分はこれから自分たちの家族はどういうふうに整形立てていこうかって考えてる時期だと思うので、
当初お子さんとそういうお金にまつわる話をしておく。
どうやって生きていくのかってことを子供なりにちょっと考えて、
機会を渡してあげるのはすごくいいと思う。
確かにこの時期ならではの先日なんか決まったマスクが一家に2枚配られるですとか、
あるいは現金が1人当たり10万円振り込まれるみたいな話が上がってると思うんですけど、
それが何でどこからそういうお金が出てきて配られるのかとかっていう、
09:04
現実実体験に基づいた話ができるっていうのはすごい良さそうですね。
はい、今ニュースですごく経済的財政的な話が飛び交うので、
自然と入ってくる以上、それを材料に話し合うというのは、
子どもたちのここから先の生きていく上で必要な知識になりますからね。
お金まわりの話って苦手な方が多いですけど、正しく言えないってことじゃなくて、
なんとなく嫌いするというか、避けたいっていう意識の人も多いんですけど、
せっかくなんで家族の会話の中に入れておくのはいいと思いますね。
在宅の方もこの時期すごい増えてると思うので、
お父さんお母さんがどこでどのくらいの時間仕事をしているのかとか、
テレワークとかもこういうオンラインで会話するとかもあると思うので、
そういうこともやってるんだなとかっていうのを邪魔はできないですけれども、
見る機会っていうのは子どもにとってはすごい刺激的なのかなっていうふうに思いましたね。
はい、全くそうですね。すごくチャンスです。
分かりました。今日も岡田先生ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。頑張りましょう。
いかがでしたでしょうか。こういう特殊な時期だからこそ、
例えばJMOOCといった無料の大学講座があるっていうのは、
僕は初めて聞きましたので早速見てみようかなと思います。
あとは経済に関わるニュースなどっていうのは結構頻繁にやっぱりテレビとかでやってはいますので、
これを機会に社会やお金の話、税金とかですかね、話をしてみるなど、
子どもと一緒に話ができる良い機会というふうに切り替えて進んでいくのがいいんじゃないかというお話でした。
そうですね。大人の方もいろいろご家庭あるかと思いますが、
我が家なんかではですね、結構家で仕事する機会も多くなってですね、
子どもたちと一緒にお昼ご飯をですね、スーパーに買いに行くとか、
そういう経験っていうのもなかなかなかったりしましたので、
こういう特殊な機会っていうのをちょっと大切にしようかなというふうに僕自身も思いました。
大変な時期ですけれども、私たちもですね、早く収束して学校等が再開されることを願っております。
さて、この子育て受験ラジオではリスナー様からのご意見ご要望、
また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
11:56

コメント

スクロール