受けっぱなしになっている学力テストの類。お金を払って受けているテストをもっと効果的に学習に取り入れるためには、どのようなことに親として気をつければよいか、お話を聞いてきました。
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<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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伸ばす引き出す小川先生の子育て受験ラジオ。この番組は、約30年、中学受験を中心とした受験教育や
子育てについて指導をされてきた小川大輔先生に、中学生と小学生の子供を持つ
私、株式会社PitPa富山が、最新の受験情報や小川流の子育て術について聞く、お子様を持つ親御様のための
音声情報番組になります。今回は、リスナーさんからのお便りで、テストについて質問が来ております。
第11回の塾の宿題が回せないというところで、塾の予習・復習についてのお話と、学習サイクルについてのお話がありましたが、
今回は授業ではなく、テストについてどういうふうに学習サイクルに取り込んでいけばいいのか、というところのお話を小川先生に聞いてきました。
それではお聞きください。
小川先生、今日もよろしくお願いいたします。
はい、お願いします。
今回はリスナーさんからの質問が来ておりまして、まずはそちらを紹介させていただきたいと思います。
ニックネーム、nanoさん。小川先生、初めまして。コロナ禍の中、オンラインでの収録配信いただき感謝しています。
こちらこそありがとうございます。
現在、小学校4年生の中学受験を目指す息子がおります。息子には気分転換と理解度の確認も含めて、
いつも通っている塾とは違う外部テストを受けさせに行っているのですが、テストを受けた後、答え合わせをして放置になっています。
こういったテストの効果的な活用方法があれば教えていただきますと嬉しいです。
ということで、今回外部模試みたいな形なので、多分チェックテストとか違う実力テストみたいなものなのかなと思うんですけれども、
以前の第11回のところで学習サイクル、特に塾の授業の予習と復習のところはお話いただいたんですけれども、改めてテストの効果的な使い方、活かし方みたいなものをお聞きできればなと思います。
はい、そうですね。いいご質問だと思うんですけど、テストっていうのを何のために受けるんでしょうかというところを親子ともに理解しているかどうかで学習効果って全然変わってくるんですよね。
ほとんどの場合、子どもたちはテストっていうのは丸×がついて何点取れたかを見るものだと。
点数が出たらもうおしまいっていうのが子どものテストの理解の仕方。
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なんでそうなるかというと大人たちができたかどうかだけを見てきたから。
ので解き直しをするしないっていうのがもともと子どもの目的に入ってないわけですね。受ける時がピークで。
ああ、そうですよね、確かに。
なので何が大事かというと何のためにこのテストを受けるんでしょうかという目的の共有をしなきゃいけないんですね。
で、この方のご相談内容で僕が気になったのは、気分転換と理解度の確認をしたいのは誰でしょうかと。
お母さんじゃないのっていうことなんですよね。
お子さん自身がいつもの塾のテストだと飽きるから、予想のテストも受けてみたいとまず言ってるかどうかですね。
もし言っていたら、受け終わった後一緒に振り返って日頃勉強してる内容はきっちりと取れながらも、このちょっと数字が変わったところ落としてるのはもったいなかったよねと。
振り返りを一緒にやっていく時間を取りやすいと思うんですよね。
おそらく親御さんの方が塾のテストっていうのは範囲を覚えておくとだいたい取れてしまうから、本当に使える力がついてるかどうか確認したいっていう気持ちの方が強いんじゃないかと。
あとはいつもの馴染んでる塾の環境だと緊張感もないから、ちょっとピリッとさせたいと、そういうふうな意図が見え隠れするわけですよ。
確かに。
はい。だったらね、それを子供とまず話ししといた方がいいと思うんですよね。
他の場所でも知識が使えるかっていうのを試したいと。
試したいんだから、せっかく勉強してきたことは少し軽くでもいいから復習してからテスト行った方がいいよね、だし、受け終わった直後ですね、受けてみてどうだったとバクッと聞くんじゃなくて、受けてみて自分ではだいたいどれぐらいの手応えがあるのかなと。
前半テスト始まって最初どういう判断で始めたの?
ラストの5分焦ったりしなかった?
テストを受けていた時間内の過ごし方も一緒に具体的に振り返るようにしてみる。
で、その中でもっと取れそうだった問題って実はあったんじゃないの?もしくは自分なりに頑張ったなと思えるところってどこ?そういうふうなことを聞いてあげて褒めるべきは褒め。
で、惜しいなと思うところはあなたならできるはずなんだからここは今直しをしとこうよと。で、次に繋げたらいいじゃないと。
というふうに一つ一つは具体的に関わってあげて受けたテストというものは今までの努力を確認するためにあるんだって。
できないところを見つけるためにやってるんじゃないよと。できることの確認をテストをするんだよと。
ということはこれとこれができたよねという振り返りは大事だよねと。
そういうところを親御さんの中でも理解して関わってあげると。
というふうにしていくとこのテストを受けたことがまた次の勉強のやり方の修正にもつながっていってサイクルが回り出すということになりますね。
なるほどですね。
まずそのテストを受ける目的っていうのはやっぱりちゃんと子どもと一緒に認識合わせした方がまず一つ大切なところと。
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親としてはテストは褒めるために受けてもらうんだぐらい心の中に思っておくのが一番いいですね。
なるほどですね。
終わった後はより具体的にそのテストの出来栄えみたいなところを分析とまではいかないですけれども、親の方がちょっと見てあげるっていうことが次への繋がりっていうことが。
そうですね。一つ一つ一緒に振り返ってここ頑張ったねってこれ惜しかったねってこれよくできたねそんなことを一緒に見ていく。
それが振り返りだし直しの学習ってそれぐらいでいいですよ。
なるほどですね。
分かりました。今回はテストをどのようにしたら効果的に学習サイクルに入れられるかというお話でした。
今日も小川先生ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
いかがだったでしょうか。今回テストを効果的に学習に取り入れるためにはというお話だったんですけれども、大事なところ3点あったかなと思います。
1つはテストを受ける目的を親子でちゃんと共有すること。
2つ目はテストを受けた後にどういった単元などができていなかったのか。
あるいはどういったところができていたのかというところを親の方で見て分析してあげて、初めのそのテストを受ける目的ですね。
照らし合わせて子どもにフィードバックしてあげるということが2点目。
あと3点目はテストを受けたこと、できたことに対して子どもを認めてあげて褒めてあげるというところが大切な部分というお話でした。
自分ごとも振り返ると子どもにテストを受けさせるというところで、最近で出てきた後の結果だけを見てですね、何点取れたのかとか、
あるいは順位が何位だったのか、またはその偏差値がどのくらいだったのか、前より上がったのか下がったのかというところばかりに目が行きがちかなと思うんですけれども、
大事なところというのはそのテストを受ける前にどんなところを確認するためにテストを受けるのかというのも、
共有が子どもとの間でできているかどうかというところはすごい目に鱗のあったところでしたね。
初めにそこを決めておかないとテストを受けることの価値というのも結構下がってしまうのかなとは思いますので、
テストを無駄にしないためにもまずは共有してそれに対して評価して最後は褒めてあげるというところを心がけていきたいなと思います。
さて、子育て受験ラジオではリスナー様のお便りやリクエストなどを受け付けております。
番組詳細欄の方にリンクがございますので、そちらの方からお気軽にご投稿いただければと思います。
今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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