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皆様こんにちは、PitPaの富山です。 今週もまたですね、リスナーさんからご質問が来ておりまして、そちらに回答する形でご紹介していきたいと思います。
ニックネーム、MEGさん。 中二の息子がいます。住まいは岩手県沿岸部、首都圏に比べるとのんびりした日々を送っています。
とはいえ、中学2年生。進路決定は目前です。 今回お聞きしたいのは、音楽を聴きながら勉強に集中できるのか?ということです。
私は音楽を聴くと完全に音を聞いてしまって全く勉強になりませんが、中二の息子はヘッドホンで音楽を聴きながら、時には歌を歌いながら机に向かっています。
本人に聞くと、できていると言いますが、これは集中できているのでしょうか? できるかどうか、見分けはどうしたらいいのでしょうか?
ぜひ教えていただきたいです。よろしくお願いします。 ということでMEGさん、ありがとうございます。
中学生の年頃ということで、音楽にもですね、やっぱり興味を持ってくる年頃かなというふうに思います。
この音楽を聴きながら勉強ができているのか、子供の方としてはですね、自分の興味を優先したいと思うので、
できているというふうに言うかなと思うんですけれども、それが本当なのかどうか、見分ける方法があるのかなどですね、ちょっと小川先生の方に聞いてきましたのでお聞きください。
そうですね、音楽を聴きながら、よくある話ですが、岩手県の沿岸部の方のご相談ということで、お米がおいしくて生垣に日本酒を想像してしまって、いいですね。
中二のトコノコさんとですね、これは実際に学習の定着、吸収の部分でうまくいっているかどうかっていうところと、
気分が乗るかどうかっていう大きく2つまず分かれるというところを気づいてあげるといいですね。
親御さんはその音楽などはもう完全にシャットアウトしないと合わないと。
耳からの情報に反応しやすい方というのは、音が入ってくるとそっちに気持ちが引っ張られて、目の前の見ていること、考えていることがうまく働かないということがよくあるんですよね。
一方で、例えばスポーツが好きな子とか、ノリでやる子、リズムが好きな子なんかはBGMをかけることによってその音そのものというよりは響きであったりリズムに体を乗せることによって気分が乗ってきて集中する気持ちが高まる、そういうことはあり得るんで、
人によってこの音楽をかけながらの学習が全く向かない人とそこそこに成果をあげる人がいるよということを知っておいた方がいいですね。
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ただその次ですね、お子さんが音楽かけてる方が集中できると言っている。
これが先ほど冒頭で言った本当に学習成果として上がる集中なのか、気分が乗ってやる気が高まっているという意味の集中なのか、ここの見分けがいりますよね。
で、そのチェックポイントは学習した後のすぐミニテストをやればいいだけのことで、今やったことが今実際頭に入っているのか、記憶に残っているのか、問題の正解率が高まっているのか、それをただ単に聞くときと聞かないときで比較して検証する、そういう視点でいけばいいと思います。
少なくとも本人が音楽かけているときは気分が乗って集中している気分になっていることは間違いないでしょうから、その上で実際音楽かけたときとかけていないときで比較検証して学習成果として変わらない。
もしくは音楽をかけているときの方が確かに記憶定着が上がっているのであればBGMとしての音楽、別に禁止する必要はないと思います。
一つコツとしては、日本語の歌詞とか言葉の意味が聞き取れてしまう音楽はやめた方がいいでしょうね。
当然、そっちの頭の中で意味を理解しようとする回路が音楽の方に引っ張られますから、目の前の教科書を読んでいる頭であったりとか、数学の問題を考えているその論理思考なんかの邪魔になっていきます。
そういった工夫をするところは必要になりますけど、実際の成果で判断してあげればいいかなと。
中二ということですから、頭ごなしに音楽をかけながらできるわけないでしょうとやっても納得するはずがないので、今お話したみたいに比較検証して実際に論理的に科学的に結果を見てあげると。
その上で気分が乗るという気持ちはわかっているよというところも寄り添ってあげて、そうした中で本人自身に学習成果としてあげていくたびには音楽をどうしたらいいかを考えさせればいいと思います。
科目によって音楽を聴きながらでもOKな科目もあれば、聴きながらだとどうもうまくいかないなという科目、こんなことも分かれてくると思うので、いろいろと比較しながらその作戦を立てていくっていうのがいいんじゃないですかね。
なるほどですね。例えば定期テストだったり、日々の学習のチェックテストみたいな学校でやってくるようなテストとかを見ながら、今回は音楽聴かないで一回やってみてみたいな形で提案してみるような流れがいいんですかね。
そうですね。で実際例えば漢字であるとか英単語とかをその間覚えてみました、1ページやりました、15問確認テストやってみました、正解率はどうでしたであるとか、数学の計算問題の正答率はどうでした、そういう判定しやすいもので確認していけばいいと思いますよ。
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ということであれば結構手軽なテストでもなかなか見つけやすい科目ですね。
そんなのほうがいいでしょうね。あとね、勉強の出だし20分は音楽聴いて乗ってきたら音楽消すみたいな工夫も考えられますよね。
なるほど。
なのでいろいろ工夫しながら本人にとって一番やりやすいスタイルを見つければいいと思います。
なるほどですね。それによって結果がついてくるようなスタイルを見つけ出すというところが一番重要なところかなということですかね。
そうですね。
ありがとうございました。今回はニックネームめぐさんからの質問の回答でした。今日も小川先生ありがとうございました。
ありがとうございます。おいしいものを食べて成長してください。
いいですね。
はい、いかがだったでしょうか。今回は音楽を聴きながら勉強ができるのかというニックネームめぐさんからのご質問でしたが、
端的に言えば音楽を聴いて気分が乗って成果が上がる人もいるという話ではありました。
ただ、それがその子にとって定着しているのか、気分が乗っているかどうかという2点に着目して、
1つ目の定着しているかというところについては宿題であったり、あるいは簡単な計算や漢字、英単語などのチェックテストをすることで客観的判断で判別してあげたらいいのではないかということをおっしゃっていました。
もう1つ気分が乗るというところで、中学2年生、これ実は我が家の娘と同じ年なんですけれども、
思春期真っ只中ですよね。この年頃の子は否定から入るとなかなかそのろくなことが起こらなかったりするので、
ある程度その子の自主性というのを重んじながら、というか自主性を重んじるふりをするというんですかね。
しながら本人が気分がなって、音楽を聴きながらでも勉強をやり始めてくれているというところで、
よしとして見てもいいのかなというふうには思いました。
個人的にはですね、例えば数学の計算問題とかは、実は音楽がかかっているときのほうがエンジンがかかりやすかったなと。
逆に英語とか国語とか文章を読むときは、音楽が邪魔になって全く頭に入らないというような記憶もあります。
あと今時の中学生はあんまりないのかなとも思いますけれども、
僕のような昭和世代とかですと、昔よく深夜ラジオとかを聴きながら勉強するというような人も結構いたなと思いますし、
今時だったらこのYouTubeとかでですね、他人が勉強しているのを見ながら自分勉強するというような、
そういう動画もすごいバグってたなというふうに思いますので、
その子その子によって賑やかなほうが勉強しやすいとか、静かなほうが勉強しやすいといういろいろ特性もあるかなと、
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その辺り様子見ながらやってみるのが良いのかなと思います。
ちょっと繰り返しになっちゃうんですけれども、我が家の娘も中学2年生ですね。
やっぱり音楽を聴きながら勉強するという時も結構あったりするんですね。
ただチェックテストをやらせてみるときにですね、どっちの方が点数取れてるかというようなことがわかる、
その根端がわかってしまうとですね、音楽を聴かなかった時にわざと手を抜いて低い点数を出すみたいな、
ちょっとそういうこすいこともしてくるような傾向もあったりするので、
その点、中学2年生なので子どもの方もだいぶ大人な対応してくるかなというところは想像がつくんですけれども、
その辺りは少し工夫が必要かもしれません。
さて、この子育て受験ラジオですが、今回のようにリスナー様からのご意見ご要望、
また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
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子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。