2021-01-06 11:23

第53回 子供の行動、予定通りにいかない。。。30分の余裕が子供を成長させる。

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子供に何か行動をさせたいとき、あるいは一緒に行動をするとき、予定通りに行かなくてイライラしてしまう事もありますよね。
そんなときの親の捉え方や心構え一つで、そんな機会も子供を成長させる機会に変わります。
どのような心構えや行動が良いのかお話して頂きました。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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この番組は、約30年、中学受験を中心とした受験教育や、子育てについて指導をされてきた小川大輔先生に、
中学生と小学生の子供を持つ私、株式会社PitPa富山が、最新の受験情報や小川流の子育て術について聞く、
お子様を持つ親御様のための本性情報番組になります。
皆さま、あけましておめでとうございます。PitPaの富山です。
令和3年も無事に始まりました。本年もお子育て受験ラジオ、よろしくお願いいたします。
さて、新年第1回目なんですけれども、今回はですね、子供の行動について、という内容でお送りしたいと思います。
特にですね、親の方が計画していること、あるいは子供と一緒になって動くときの、親側の心構えについてというお話になります。
子供の行動、やっぱりどうしてもですね、親の予定通りにいかない。
それによってイライラしてしまうとか、カッとなって怒ってしまうというようなことはよくあることではないでしょうか。
小川先生の方の中にはですね、この子供の行動、30分の余分な行動から子供が育つ、といったちょっと興味深い内容もありましてですね、
この辺り、子供の行動についてですね、親側の計画とその時の心構え、子供への接し方などについて具体的に伺ってきました。
そうですね、予定通りにいかないというのは、親は勝手に決めた予定に、子供がその通りに従うはずがなくて、だからこそ子供は素晴らしいんですけど、
まずその予定通りにいくはずないよねっていうことを、親として成長していく過程で、まず持たなきゃいけない、身につけなきゃいけないスキルの一つでしょうね。
予定通りにはいかないんですっていうことが理解できる親になる。これすごく大事なポイントだと思います。
なんで予定通りにいかせたいと思っちゃうんだろうってところを一度考えてみてほしいんですね、親御さんには。
あれをさせたい、これをさせたい、これをさせるとこの子にとってきっといいはずだ。
良かれと思って色々と与えたい、させたい、体験させたいって考えてるんですよ。
で、しなかったらじゃあその子が成長しないのかっていうところをしっかり向き合ってほしいんですね。
親が選んできたメニューをこなさなくても、子供としては成長するし考えるし感動するし、当たり前なんですけどね。
なぜならその子自身の目耳で触れたもの、体で感じたものはその子自身の体験であり気づきにつながって常に学んでるわけですよ、子供たちは。
ただその学ぶ方向っていうのは、自分の心が動いた方向でないと学びの意欲って当然湧かないので、
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子供の今心が向かった方向を大事にしてあげることが一番成長するんですね。
心が向かっている状態をいいよって引きずって何かの教室に40分放り込んだところで、心が向かってませんから入るわけもないし。
連れて行ったら行ったで、心がそっちに切り替わるタイプの子なら、そりゃそれでいいと思うんですね。
でもこの予定通りに行かないって話題で出てくる子供って多分心の向かう方向を大事にしたい子でしょうから。
これは親の方が変わるしかないですよね。
なるほど。
そうした時に自分がさせたいと思ってた予定メニューの中で絶対にこれを外したくないと。
それは子供のためでもあるけど何より自分自身がそれをしたいんだっていう気持ちを素直に持つことじゃないですかね。
子供のためじゃなくてこれは私のためだよ。これは俺のためだよな。
親御さんがそこの潔さを持てばですね、この予定通りに行く行かないの付き合い方っていうのはもっと柔軟に選べるようになると思います。
それはそもそもの部分で。
あとお出かけとかの時にですね、移動を始めると行く先が変わるかもしれないという予感を持っておくのはいいかもしれませんね。
なるほど。
ちょっとハイキングしようと、小高い山の方にピクニックを行くはずだったのに、
途中で川のせせらぎを見てそこでカニさんを見つけた途端、川遊びが始まったと。
今日は川遊びに来たんだよねって切り替えてしまう。
頂上でお弁当を食べようと思って持ってきたけど、最後はビニールシートもあるから川辺で食べてもいいかなと。
ただまあ水遊びだから気をつけることだけはしようって柔軟に変えてあげること。
その出会いの喜びのようなことを親御さんとしてもできると、より豊かかなという気がします。
あとはだいたい親はメニューを入れすぎるので半分はマビックぐらいのこうしたいねって作ったスケジュールのうち、
これとこれとこれはなくてもいいよねを先決めておくと20分30分待てるっていう時間が生まれてくるでしょうね。
心の余裕が。
はい。
なるほど。
あと移動する場合に乗り換え案内のアプリに依存しないっていうのがポイントだと思います。
なるほどですね。
乗り換え場所を調べるためにはそれを使うけど何時何分に出たら何時何分に着きます。
これは子育て中の親は捨てなきゃいけない感覚ですね。
今日は何分かかるんだろうなーで始める。
1時間で着けたらいいな。
こことここは途中危ないだろうな。
橋の上から車見えるもんな、止まるだろうなとかね。
お店の前のウィンドウでおもちゃ屋さん、止まるだろうな。
はいはいはい。
ちょっとそういった予感もして、大人だったら20分で行ける距離を1時間設定しておくような見通しはあってもいいでしょうね。
大人でいうと相手のお客さんに合わせて行動することも結構多いと思うんですけど、
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そういったときにこのお客さんだと結構時間がずれる人だなとかっていうのもあったりして、
その場合は余裕を持ったスケジュールを作ったりするんですけど、
そういうのに今すごい似てるなっていうふうに感じますね。
そうそう。
こっちの想定の問題なんですよ。
あともう一つはね、じゃあ何でもかんでも子どもの心の動くままに毎日過ごすんですか?
これはまた違って、社会性を身につけていく上で、やっぱりテキパキと動ける力も育ててあげなきゃいけないから、
今日はよそ見せずにやることやろうねって決める。
週末お散歩のところいくらでも脱線していいよ。
その時間を自由に使う人。
今日は決まったことを決まったようにやりきる力を育てるためにも我慢してやろうねとか、
他のことを見たらそれは土曜日にとっておいて、今日はこっちのことやろうね。
というふうにお子さんに組み立てどおりにやれる力の人、自由に心のままに広がる人を分けながら、
1週間を使ってあげるのもいいと思います。
なるほどですね。分かりました。
いかがだったでしょうか。
特に小さければ小さい子供さんであるほど、予定通りにいかないということを想定するスキルは、
親として身につけておいた方が良いという話でした。
特に学びの面で何か行動させたいと思ったとき、
基本的には子供というのは心の向いた方向、気持ちの向いた方法でないと何かを学ぼうという意欲も湧きませんし、
無理やりやったところで身にもつかないということで、
何か行動させようと思ったその内容が、
親自身の都合とか親自身が思う願望、希望でやってもらいたいことなのかどうかということを考えて、
その中でもどうしても譲れない部分、これは自分の願望なんだということを考えながら残して、
それ以外は極力お子さん自身の心が向く方向、気持ちの向く方向を大事にして育てるのが一番成長するということでした。
あとは行動をする、子供さんと一緒に行動をする、物理的に移動するときとか、
そもそも行き先が変わってしまうよというようなこととか、
親が立てたスケジュールのうち半分はできないと思うとか、
もっというと乗り換えのアプリの時刻は捨ててしまえといったぐらいの気持ちを持つことで、
子供が途中で心が向いたようなことがあればそこに時間を割くことができ、
結果としてそれが子供の成長する時間にもなります。
そういう想定を持つことによって親側も心の余裕ができるし、
子供も成長ができる良い循環になるというようなお話でした。
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とはいえ、最後に付け加えられていたこととしては、
子育てがどんどん進んでいけば、時間を自由に使う日と、
ちょっと我慢して予定通りに行動を過ごす日というのを設けながら、
徐々に予定通りに行動ができるようになるという社会性を身に付けさせていくということも
忘れないでくださいということでした。
自分のことをちょっと振り返ってみますと、
子供のためと思いつつも、どちらかというとその親としての願望とか都合、
あるいはその親が思っている行動の予定から外れてしまうと、
子供が幸せにならないんじゃないかなというような、
ちょっとした恐怖心みたいなものがあったのかなと思いました。
あとは一緒に行動するときですよね。
特に今はコロナでちょっと行く機会減りましたけれども、
例えば旅行とか、トイレに行きたいとか、
お腹が痛くなったとか、なんていうのはよくあることですし、
我が家なんかはですね、一度ブドウ狩りっていうものに行ったときがあるんですけれども、
親としてはちょっと高いんですけれども、
時間無制限で食べ放題みたいなところを探しに探していったんですが、
結果行ってみたら、子供そこまでブドウ好きじゃなかった。
それによって親がめちゃめちゃ不機嫌になるっていうような、
そんな笑い話もありました。
そんなときですね、このスケジュールの半分は予定通りに行かないとかですね、
場合によってそのキャンセルがなんだかんだで、
お金が無駄になるっていうこともあるよっていうのを想定しておくっていうことができればですね、
最後まで楽しい旅行になったのかなというふうに思いました。
今となってはいい思い出ではありますけれどもね。
さて、子育て受験ラジオではリスナーの皆さんに
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今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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