未就学時の生活リズム
皆さま、こんにちは。PitPaの富山です。
今回は、小さなお子様を持つリスナーさんが、特に興味がある話かなとは思うんですけれども、
子どもが自分でスケジュールを立てられるようになるには、というテーマでお送りしていきたいと思います。
タイトルにありますように、今回は特に小学校に入るまでに身に付けさせたいスケジュールの立てさせ方という点に絞って考えたいなと思います。
お子様が自分からある程度考えて行動するということは、小学校はもちろん、あるいは一生つきまとうスキルかなとは思うんですが、
このスケジュールを立てて行動させるということを、ある程度早いうちに少しずつ身に付けさせることができれば、
その後、大げさに言ってしまえば、その人生、その後を生きる人生も結構効率よく行動ができるのかなと。
ひいて言えば、それが生活力とかというものにもどんどんつながっていくのかなとも思います。
とは言いましても、今回は対象が未就学時、小学校に入る前ということですので、何でもかんでもできるというわけではないという話で、
一歩間違えると、あまりにも早期教育というような形で、逆効果だったり、お子様に対していらないストレスを与えてしまうようなことにもなってしまいかねないということで、
このあたり、うまく段階的にどこまでできればいいのかということを見越しながら、未就学時のお子様、どういうふうに行動を促せばよいのかということについてお話を聞いてきました。
未就学におけるスケジュール計画性というものについては、子どもたちの脳の成長段階があって、
4歳、5歳段階というのは、具体的な体験、経験というものは取り入れて覚えていく一方で、いくつかの異なる出来事を見たときに、それを一つにまとめて、
抽象化と言いますけど、捉えるということはまだできないんですね。その脳の成長段階上。
例えば、遊んだおもちゃを片付けるということを覚えました。片付けるということの経験を元にしたときに、
今日やりたいことがいくつかある。じゃあ同じように整理して、グループ分けして、これとこれは似たような遊びだから、今日はこっちだけでいいやって考える。
これ繋がらないわけです。小学校、高学年になってくると、カテゴリーとしては別のことのようでいて、応用が効くということは、脳が使えるようになってくる。
まずそこらへんの成長段階というのがあると。じゃあ10分でどれだけのことができるかぐらい判断しなさい。
5年生だったら言ってもいいです。5歳の子に10分で何ができるか考えない。これは高度すぎますね。
なぜなら、子供は今自分がやっていることと、これが一体何分の行動なのかを結びつけてですね、把握しようとしていないから。
昆虫を探したら、昆虫を探してあって、周りが暗くなってきたから帰らなきゃ。もしくはシャイムがなったから帰らなきゃ。これはあったとしても。
2、30分経ってきたし、そろそろ別のことに切り替えた方が良さそうだな。そういう思考はしないわけですね。
だから優先順位判断というのは、収穫に要求するのはナンセンスなわけですよ。
大人の側がそういった幼少期の時点で、子供に何を求めていいのか、期待していいのかという、そこらへんのハードルを間違えないようにした上で、じゃあ何を育んであげるかというと、朝起きる夜寝るの生活リズムですね。
まずはその起きる寝るのところの基本活動が整っていること、そこが不規則でないことっていうのを体が覚えていくことが非常に大事。朝起きてお日さんを浴びるという生活。また食事を落ち着いて楽しんで食べるということ。お風呂に入ってほっこりする。
生活の土台となる体を作っていくための生活のリズムを安定させていく、整えていく。これが第一歩目。
ルーティンの形成
次に遊んだり、何かなんでしょうね、計算練習してみたり、言葉遊びしてみたり、子供なりの活動をしていく際に、徐々にですね、そろそろ5時だから、もう30分遊んだからそろそろおしまい。
今やっていることが何分間の活動なのか。時間間隔と自分自身の行動とを結びつける手伝いをしてあげる。
もう時間たったかなとかで、たまにちょっと時計見て自分自身の今の持ち時間を少し意識するような癖をつけてあげる。
ということが、ミシューはそこまでできていたら、それだけでかなり十分なんですけど、もうちょっとできそうになったですね。
今日ご飯の後、お出かけまで1時間、あの時は1週分時間あるけど、何したい?聞いて、したいことを選ばせてあげる。予定を立てる入り口ですよね。
それを本人に選ばせるっていう機会を設けてあげて、じゃあこれとこれやってみるっていう、決めた自分が選んだことをやるという体験を渡してあげる。
選んだことをやってみたら時間切れになった。もうちょっと時間必要だったんだと思ったり、時間かかるんだなと思ったり、思ったより早く終わっちゃって、まだ時間余裕だった。
たくさんやってるつもりだけど、これって10分なんだっていうような体験をしてあげるとかね。
そういった生活と時間の間隔を結びつける。それをお手伝いをしてあげること。
あとはその朝起きる寝るとつながってきますけど、ルーティンですね。
日課として当たり前にやること。朝7時になったらみんなで食卓についてご飯を食べます。
7時から7時半はニーテレを見ますとか、幼稚園保育園の代わり、5時まで公園遊んで帰ってきます。
リズムで日課として決まった行動を作っていって。
それが予定表の視点で、一週間を考えた時にこの生活、起きる、寝る、食事する、お風呂入る、そして定例の行動、遊びをそこに入れたら、
あとは残り時間で何しますか、小学校入ったから決めていけたら、もう十分スケジュールというのが立っていくわけですね。
ということで密集学におけるスケジュールの立て方というのは、スケジュールというのを立てることが目的ではなく、
日々の子ども自身の体感レベルの生活と、そこに時間というものを寄り添わせていくということに尽きるんだということ。
そこを理解いただければいいかなと思います。
確かに寝るとかお風呂入るとかっていう基準が出来上がると、そこが時間間隔というのもだんだん出ていく。
お風呂入ってからだいたい寝るまでに1時間あるなとか、なんとなく感覚でわかるようになるかもしれませんね。
そうですね。
とにかくタスク消化型の実行力を幼少期に身につけさせようなんて、子どもの成長上論外なので、まずその発想を親が持たないことですね。
タスクなんていうのは成長していけば出来るようになるんで。
未就学時のお子様にスケジュール感覚を身につけさせるにはというお話で、最後におっしゃっていたように、
次に○○して、何分後に○○して、何時からは○○するといったような、時間とタスクを作ってやらせていくということは、
成長段階においてかなり無理なことであるというふうにおっしゃっていましたが、
この辺りですね、結構早い段階から矯正しているようなご過程も多いということで、ご注意くださいというようなことでした。
このインターネットを使いながら情報がいろいろ氾濫している中でですね、
結構その周りの意見とか話とか、そういった巷の話からですね、意識しまっている部分も大きいのではないかなということで、
その辺りはやはりお子様の成長を見ながらある程度見極めていくっていうところは、親の方でも考える必要があるのではないかなということでした。
そういった中で未就学児のお子様に対して小川先生の方でお勧めする習慣かなところで言うとですね、
まず一つはルーティンの生活リズムを身につけて、朝起きてご飯食べて歯磨きしてみたいな、そのルーティンですね。
ルーティンの中から生み出される体験というものから、徐々に時間間隔というものを養ってあげるということが大事ということでした。
まずそのルーティンを作って、一日の中での大体どのぐらいの時に何々をするっていうところが感覚的に分かるようになってくれば、
そこから一つ一つ次の行動につなげられるようなことを促していくという順番が良いのではということもお話ししておりました。
スケジュールの立て方
例えばその例で言うと、お風呂から上がって髪の毛を乾かしてお水を飲んでちょっとゆっくりしたら歯磨きをしようみたいな、
例えば流れがあったとして、このお水を飲んだ後のちょっとゆっくりというところが肝なのかもしれませんが、
10分経ったら歯磨きをしようというよりはちょっとゆっくりして、親の方でその10分後に声かけをすることで、
なんとなくちょっとゆっくりっていうところが10分ぐらいなのかなっていうのが体に覚えるようになってきて、
なのでおよそ10分後ぐらいに歯磨きを始めるみたいな、そんな流れが作れればいいのかなというふうに、僕個人としては感じました。
そういった生活のリズムの中から、およその時間帯、時間間隔というものが身につき始めたら、
じゃあちょっとゆっくりしたら本を読もうねとか、ちょっとゆっくりしたらおもちゃ片付けようねとか、
そういう応用を効かせていきながら、徐々に子どもに次の行動を促していくっていうのを、
始めは1つとか2つとかかもしれませんが、そういうのを繰り返していくうちに、
次から次へと子どもが自主的に動けるような声かけをすることで、
最終的には小学校に入るぐらいまでには、なんとなくそのおよそのスケジュールが立てられるような子どもになっていれば、
めちゃめちゃ合格点なんじゃないでしょうかね。
今回は未就学時のお子様のスケジュールを立てられるようになるためには、
というところの親の声がけ、親の対応というテーマでお送りしてきましたが、いかがだったでしょうか。
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今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。