2020-10-14 07:40

第42回 子供と特別な時間を過ごすときの過ごし方・接し方

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旅行や美術館・博物館といった社会勉強も兼ねた場所に子供と一緒に行く時、大人の都合と子供の都合は全く違う場合があります。いかに子供目線に立って、子供の心を育てていくのか小川先生にお話いただきました。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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この番組は、約30年、中学受験を中心とした受験教育や子育てについて指導をされてきた小川大輔先生に、
中学生と小学生の子供を持つ私、株式会社ピトパトミヤマが、最新の受験情報や小川流の子育て術について聞くお子様を持つ親御様のための音声情報番組になります。
皆様こんにちは、ピトパトミヤマです。今回は、子供と特別な時間を過ごすときの過ごし方についてのお話です。
子供と特別な時間を過ごしたとき、例えば旅行だったり、あるいは博物館とか美術館とか、
遊園地とかテーマパークのような遊びというお話ではなく、少し勉強も兼ねた時間を過ごすときに、
小川先生はですね、その時間の大人が考えている目的、
ここに行ったらこういうことを感じてほしいとか、こういうことを学んでほしいといったそういう目的ではなく、
その場所に行ったときの子供目線での体験に注目してほしい、
どういったことを子供が体験しているのかということに注目することが大切だとおっしゃっています。
子供と特別な時間を過ごすとき、子供とのやりとりにどういったところを気にしながら過ごすのがよいのか、
具体例も交えてお話ししていただきました。
例えばいろんな地域を旅行していろんな文化を見せてあげようとか、科学教室に行かせてあげようとか、
いろいろと親としては体験させてあげたり、見聞きさせてあげたいと思って考えて連れて行くわけですけども、
大事なことは子供が一体何に心が動いたかなんですよね。
歴史的なことを学びたいから奈良に旅行して法隆寺とかを回りました。
大人からすると日本最古の木造建築だとか思いながらですね、
法隆寺の柱にオリエンタル文明の名残があるんだよなとか、いろいろ理屈とともに感心しながら面白いわけですけど、
そのとき子供は柱の下の石の形が気になったりですね、アリが目に留まったりですね、アイスキャンディがおいしかったとかですね、
全然違うことに心が動いてるわけですよ。
そのときにせっかく連れてきたのにそれじゃ意味がないじゃないのと、
親の方、大人の方が意味があると思っている情報とか記号、説明したい内容が子供の中に入っていかないと意味がないという取り方になっちゃう人が結構いるんですけども、
そういった意味なんていうのはまた後から触れればいいんですね。
大事なことはその体験していること、現地において子供が何かに心が動いた。
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じゃあその動いたことを一緒に振り返ると、アリを見てただけに見えたけど実は断片的に柱が特別って話を耳から入っていたりするわけですよ。
そのときの体験記憶っていうのは丸ごと残るので。
でもそれをアリなんか全然意味がないで大人の方が振り返りをやめると一緒に入っていた周辺の情報も失っちゃうので何も残らないということになる。
だからその振り返って追体験するときには子供が面白かったことを覚えていることが何かっていうところに心を向けてあげてですね。
面白かったよねってあなたがそういうずっと地面見てたからママたちはそのあたりぐるっと見ていろいろ説明見てきたんだよとかいう話をして、
僕見てないずるいとか言ったらこんなこと書いてあったんだよって教えてあげればいい。
とにかく大人にとって良さそうなものというものを子供に与えたらそれがそのまま子供の中に入るというようなアプリをインストールする発想はやめてですね。
とにかく子供の心が動いたことがその子を作っていくんだという当たり前のところに常に立ち返るようにされていくといい思い出っていうのがたくさん積み重なっていきます。
なるほどですね。
これ例えばその一緒に過ごした後、ちょっと振り返りじゃないですけれどもこんな今回の何々どうだったみたいなのっていうのは早めにって言いますか。
帰ってきたらすぐにとかでもそういう話をしてあげたほうが。
まあ帰り道でおしゃべりしたりね。
うん。パパあれが面白かったなあって。
私はあっちかなあって。
僕はあれあんまり面白くなかったけどあれは良かったよねって。
それぞれが感じたことをおしゃべりし合う感じでしょうね。
なるほどですね。
連れてきたから知識が入ったからテストするみたいな変な空気を絶対作らない。
なるほど。
なので子供にだけ聞くのもやめたほうがいい。
もう親のほうが自分たちはこれが面白かったなあっていうのも言っていけばいいと思うんですね。
それぞれが楽しめばいい。
なるほどですね。
確かにその親が楽しんでる体験を聞いて子供が興味を持つっていうこともなんかありそうですね。
そうですね。
はい。
わかりました。
では今日は子供と特別な時間を過ごした時の子供とのやり取りの仕方っていうところについてお話をお伺いしました。
子供と特別な時間を過ごした時。
例えばその旅行に行ったりですとか近くの博物館や美術館、歴史的な建物に行った時など。
親としては何か意味を持ってその場所に行ったっていう気持ちが強いんですけれども、
自分が子供の時の思い返してみてもそうなんですが、確かに子供としてみればその親が勝手に決めた目的についてはそこまで興味がなかったなあっていうのが正直なところかもしれません。
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小川先生の話ではその大人が考える目的だけではなく、
その場所に行った時に子供が何かに心を動かされているようであれば、その心を動かされているものを中心として、
その心を動かされたことに対しては否定はせずにですね、全体的な体験を思い返すというのが良いのではないかという話でした。
子供の心を揺さぶったこと、子供が覚えていることを肯定してあげて、それに追加して他の体験を加えてあげるというような接し方ですね。
我が家もこの経験は本当に身に染みてまして、子供を連れて行った時にやっぱり頭によぎるのが、せっかくっていうこの言葉ですかね。
せっかく連れてきたのにみたいな。
このような大人側から思う気持ちが少し抑えて、子供が心を動いたことを見なければならなかったんだなと今振り返っているところです。
さて、子育て受験ラジオではリスナー様からのご意見・ご要望、また小川先生への子育てや受験についての質問などお待ちしております。
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小川先生の子育て受験ラジオは毎週水曜日更新です。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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