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はい、皆さまこんにちは。PitPaの富山です。本日収録しているのが1月8日、金曜日なのですが、受験シーズンにまさに突入しようとしている時期でして、
特にこの東京都以外はこの1月の今から。東京都は2月1日からが本命校がスタートする時期かと思い、
今年受験の方は本当に今一番の山場を迎えている時期かなと思います。
しかしながら、今回のテーマ、「志望校に合格できない」というケースも、残念ながら一定確率で発生してしまうというのも事実です。
そしてその可能性はですね、特に中学受験で言えば、第一志望校の合格率が30%というデータもありですね。
あまり想定したくないことではありますが、現実に目を向けた時に、あくまでも可能性の話ではあるのですが、
万が一志望校に合格できなかった時、親としてどのように前もって心構えをしておけばよいのか、この辺り小川先生にお話を聞いてきました。
これも中学受験、高校受験、大学受験すべてに共通することで、当然受けるからには合格したいし、させてあげたいし。
ただですね、この受験期において、親として改めて心に留めなきゃいけないのは、
入試結果がどうなろうが、これまでの何年間か子供自身が頑張ってきたその努力の蓄積は消えないということなんですね。
この数年間の学習、テストを受けて一騎一右したことがあるかもしれない。
スランプに陥った立て直る努力もしてきた。不安に打ち勝った。また調子に乗ってたら大失敗をして反省した。
いろんな経験が全部子供は成長という形で身についていて、考える力も知識量も増えているし、
集中をできるその持続力ですね。何回も育ってきているし、必ず身についているわけですね。
だからすべての時間がちゃんと意味があって、今があって、合比結果そのものとお子さんのこれまでの努力の価値というのは別物だということを、
当たり前のことなんですけど、受験直前期親はもう一度よくよく自分自身に言い聞かせておくことが大切になります。
というのは特に中学受験などでは親の方が不安からのめり込んでいきますから、
まるでその合比の結果そのものが我が子の存在価値を否定されるかのように勘違いしてしまったり、
自分自身も一緒に寄り添ってきたこの時間のすべてが無駄だったみたいに間違った理解をしてしまう親御さんが残念ながら毎年いるんですね。
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というのは目先の丸ぺけだけに目が行っちゃってて、これまでの日々の積み重ねを振り返ることを忘れてしまっている場合に起きやすいんですよ。
なので努力は裏切らないということもしつこいくらい自分の中に言い聞かせるというのが一つね。
で二つ目、不合格になることを想定しておくということも大事です。
どんだけ落ち着いて冷静なつもりの親でも我が子が頑張って受けた入試で不合格っていうのを見たら心は平成を保つことは不可能です。
乱れます。だからこそ仮にそうなった場合の自分の心の動揺というのを一回ちょっとイメージしておいて、
少し慣れておくというかね、この心の準備をしておく。
なぜなら特にこれは中学受験の場合ですけど、特に親御さんが一生懸命お子さんの勉強に付き合ってきたおうちの場合、
子どもたちのかなりが不合格となったときにそのことのショックよりも頑張って応援してきて手伝ってくれてきたその親に申し訳ないという気持ちが立つんですね。
なので子どもって結構立ち直りも早いんですよ。日々新しい人生生きていく力があるんで。大人はねしがみつくので過去に。ここダメージが違うんですけど。
でそのね親に対して悪いなという気持ちが不合格を見たときにそっと親の顔を伺うんですね子どもたち。
でその時にです。その時に親がどの顔をしているのか。もう自分自身のショックを全身に表しているとしましょう親がね。
それをそっと見た子どもは見なかったことのようにしようとして目をそらしたりして気づかなかったふりをしようとしたりするんですよ。けなげですね。
でもう心の中に残るわけですね。ママを悲しませちゃった。パパをがっかりさせちゃった。そっちのダメージの方がでかいんですね。
なのでその時にできればできればですけどもあれだけ頑張ってきたから合格欲しかったよねって。もうそっかって。ご縁がなかったねって。
さっき言った通りでも頑張ってきたことを知ってるしそれは事実なんだから堂々としていようと。結果は結果だから仕方がない変わらない。
けど力はついたはずだし勉強してきた知識はなくなってないんだからまだね入試が残ってる場合だったら次の受験に向かおう。
受けた学校の合格発表終わって第一志望校は残念でした。でも平岸校として他の学校の合格はもらっていました。
という場合だったら100%の願いが叶ったわけじゃないけどご縁のある学校はあるんだからその学校好きになって。
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で中学高校のこの6年間を満足できるように気持ち切り替えてやっていこうということを励ませばいい。
これは親自身が自分自身に言い聞かせるようなつもりでもね口にすればいいと思います。
で言ってはいけない言葉言っちゃったりもすると思うんですけどなんでとかね。
まずいケースというと夫婦喧嘩そこで始めるような動きもあるしだからあれほど言ったでしょうとか言って前日や1週間前の子供の取り組みをなじったりとかね言ってしまう。
心の準備しててもね言っちゃいますよ多分ねそんなに慣れてないから入試会場に親子で行くなんて。
ということは言ってしまった後どうしたらいいか自分を正当化しないことです親は。
言ってはいけないことを言っちゃったと心にもないことを言ってしまったということに対して子供に謝る勇気を持つことです。
不合格等になってそれがずっと引いてしまう非常に不幸な合格発表にしてしまうお家っていうのは多くはないですけど毎年あるんですね。
そういうところに共通するのは親が自分を正当化するってことなんです。
みんな頑張った何より子供が頑張っただから誰のせいでもなくてこういう結果起きてしまったんだから家族で受け止めようね。
そこの腹をくくって思わず言ってしまったひどい言葉を言ったらあんなひどいこと言ってごめんね。
あなたを愛してる気持ち大事に思ってる気持ち全く変わってないからあの言葉言った私が間違ってた僕が間違ってたって言ってちゃんと謝る。
そういう風にしていけば子供にとっての人生の一つの節目として受験というのは先々に生かせる経験にしていくことができますね。
あとはこれラジオお父さんが聞いてくれてるんだったらよく覚えておいてほしいんですがお子さんが不合格になった場合
統計的にいくと母親が一番引きずります。
3ヶ月後半年後になってもくよくよしたりため息ついたり寝込んだりしてしまう人っていうのは毎年出るんですね。
一般的に父親の方が社会的役割をもらえているのでそこにおいては自分自身を保てますから切り替えっていうのはしやすいんですけど
働いてる働いてないに関わらずこのお子さんとの関わりが自分自身の存在意義であったり日々の時間の多くを占めてきたお母さんの場合
そこのつまずきやこの不合格というものがすごく自分自身へのダメージとして色濃く残ることがあるんですね。
なので受験後お父さんたちのお仕事はまだ残っていて頑張って我が子に寄り添ってきたお母さんの心をメンテナンスしてあげる
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拭ってあげるありがとういうその仕事は残っていますから受験後の父親男性親の方の仕事として自分のパートナーを元気に笑顔にしてあげるところまで
まだまだ一月二月とお仕事が残ってますよということは知っておくといいと思います。
なるほどですね。この対応のところで夫婦間での事前の話し合いじゃないですけれどもこうだったよねっていう振り返りとかっていうのも結構重要になってきて
ものすごく大事ですね。例えば僕自身も我が子中学受験をしたわけですけど
いつもラジオでお話聞いてくださっている方はお分かりだと思うけどうちの場合はどういう方針での子育て子供の関わりをしていくかって早くから考えてきたし
勉強とか受験とかいうことは僕もよく知っているからこそ子供自身が自分で向き合っていけるように早くからやり方を教えてできるだけ
介入しすぎないような工夫努力を何年もかけてやってきたわけですね。そのうちで僕が12月の時点つまり入試前であと一月二月のいわゆる直前の時点から
意識的に何をやったかというとうちの奥さんと受験のこれまでの振り返り。いろいろ大変なこともあったりお互い気持ちが乱れて子供に言ってはいけないことを言ったりとか
お互いの不審感とか大変なこともあったし楽しいこともあったねと。でもとにかくうちはみんな頑張ってきたよねって本人が一番頑張ったよね
まだ入試来てないんだけどもう十分頑張ってきたよねという会話をかなりしました。で頑張ってきて力も源についてるからあと出すだけだから本人を信じるということで
自分たちの親としての務めはもう十分果たしてるよねという話も確認しました。また本人が取ってくる結果だからどういう結果になったとしても本人自身の頑張った証として
親としてはそこを受け止めて応援していく。どの学校に進学することになったとしてもそれぞれの中であの子の努力がさらにその後つながっていくように自分たちは関わっていくだけのことだからもう十分だよね
そういった棚下ろしであり振り返りというのはかなり丁寧にしました。なので結構満足感を持って入試日を迎えられたしそれは良かったと思いますね
確かにその辺事前に話しておいてお互い夫婦間で理解し合えていると多分子供を送り出すときの子供の安心感とかにもだいぶつながる感じしますもんね
そうですね。ひょうひょうとね。じゃあ行ってらっしゃいはいどうぞという感じでいつも通り特別な日じゃなくいつも通りとして入試日を迎えるこれ理想だと思いますね
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受験で子供が万が一志望校に合格できなかった時の心構え
一つはお子さんがやってきた努力こちらは無駄ではない決して裏切ることがないということを再確認しておくということと
もう一つは不合格の可能性があるということを想定しておくことが必要
仮に万が一そうなった時のことをイメージしてその時に心の平常心どうやって保てるのかということを想像しておくこと
という2点が最終的にお子様に心的なストレスを与えずどう転んだところで幸せにこの結末を迎えることができるという心構えということでした
その準備としてこの時期夫婦間でもう一度振り返りそのことについてお互い確認し合っておくということもかなり有効的だということも最後おっしゃっていました
続いて第一志望には残念ながら縁がなかったというそういった場合以外に
よくある形として抑え子の受験一つ合格をとって弾みをつけるですとか安心感を持って第一志望に臨むというケース
抑え子を受けるというケースがあるかと思いますしかしこの抑え子で失敗してしまった場合その場合の子どもに対するアプローチについてもさらに聞いてきました
いわゆる抑え子という学校の場合はその後にまだまだ入試が続くことが大半だと思いますからこの気持ちの切り替え区切り納得っていうのをどうお子さんにもたしてあげるかとても大事になりますね
でその抑え子と言いながら本当に抑え子だったのかっていう問題もあって事前準備学問の研究等を丁寧にしたかどうかで話変わってきて
事前準備段階では十分合格点が取れる見込めていたそれが入所本番ではなぜか力が発揮できなくて合格点取れなかったとしたらそれは学力の問題ではなくて
当日のテストに向き合う上での気持ちの安定であったり何らかの別の要因でうまくいってないわけですよね
なので何が起きたのかなっていうことを振り返って力は十分あるからそこは何の心配もなくてでもうまくいかなかったってことはやっぱ緊張したりとか
なんか違うこと考えちゃったりとかいつもと違うことが起きたんだろうねそういうことがテストの時起き得るってことを今度は経験として理解して
次受けるテストではいつも通りに向き合えるようにちょっと準備をもうちょっとやり直してみようとかテストを受けるときに気をつけたいポイントをおさらいしようね
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そんな風にして一回経験したから次はもう大丈夫だよと思えるような改善策を打っていけばいいですね
事前準備が不十分だったから単に偏差値とかそんなことだけで甘く見ていたという場合それは素直に反省した方がいいですね
そこでもだから親がお子さんに謝った方がいいと思いますけどねパパたちの見通しが甘かったごめんなと
それはそうとして受けたい学校第一志望校とかについては十分やってきたんだからこの準備不足の結果とはまた全然別物だからやってきたことは自信持ってこれからのテスト向き合っていけばいいよね
というように平安校でおさや校で起きてしまった不良の成果結果に対して何らかの理解を持った上でだから次は大丈夫だという方針を一緒に作って
子どもの中の動揺何が起きるかわからないという得体の知れない不安感を持たせないことここを重々気をつけるということがポイントになるでしょう
なのでですねこれも受験のセオリーなんですけど今で平安校とかも一個一個ちゃんとその学校はやはり入学したいお子さんがいて真剣に研究をして受けに来ているわけですから
受けたら丸が燃えられるなんていう甘い入試はどこにもないわけですねやはり受かるべくして受かるし
やはり思いがけないと思っていても事前準備の精度によってそれはある程度理由がある点数の取りこぼしということが起きるわけですから
一つ一つ真剣に何が起きてもおかしくないことを想定しながら向き合っていくということが望ましいかな
ここのところちょっと甘く考えていると親の方が動揺してしまってその気持ちの不安定さを子供にそのままぶつけてその後の入試結果を本当にぐちゃぐちゃにしてしまう
これ本当に悲しいんですけどものすごく多いんですよ
例えば我々プロなんかが関わってお手伝いしている場合だとこの親御さん見通しの甘さとかもしだけで判断して非常にまずいなと
これ万が一不豪化があった場合子供なじって人のせいにして空気家の中空気ぐちゃぐちゃにして2月入試まともに受けられなくなるな
もうそういうのがわかり落ちてあるんですね
で悲しいからそういう親御さんを促したとしても理解しようとしない自分の勝手な願望というかね強く持ってしまう
で自分の想定から外れた時に人のせいにしちゃう何より子供のせいにしちゃうということをやっちゃうので
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親の度量というか覚悟というかですかね子供の幸せを考えての受験だよなっていう当たり前のところをとにかくぶらさないことかな
特に閉眼校の場合不豪格だとショックがなおさらでかいんでね余計に親の方の気持ちの整え何が本当に大事なのかっていう子供が中心だよね
子供自身が取り組んで子供自身が成果を得てくるんだよねっていうところを何度となく思い出すことかなと思いますね
たぶんやってよかったということのほうがほとんどほぼだと思いますので
受験勉強やってきたらその分力もついてて成長してるからやらないほうがよかったなんてことはないんですよ本当は
唯一あるとしたら勝手にその成果を親が否定してぶち壊すことになる
そうですよねですのでそのあたりもう一度心に留めていろいろ受験を迎えていただければと
そう入試期の親のできることはよく頑張ってきたね当日も頑張ってきてねうまくいったら全部あなたの努力だよ
うまくいかなかったらお父さんお母さんの手伝って相方助けて相方がまだまだ未熟だったんだねごめんねぐらいですよね
なんとかね心穏やかで続けようと言い聞かせながら家族助け合って笑顔を出せるように応援してます
ありがとうございました
頑張りましょう
最後にですねこのオサエ校で万が一のことがあったときその対応心構えというものをお話ししていただきましたいかがだったでしょうか
なかなかですね今回重たい話で先生の方もですねたびたびこう言葉を選んで詰まらせる場面がありましたが
毎年ここの部分で残念ながら不幸な結末を迎えてしまう家族というものもあるということで非常に重要なことかなと思い今回テーマとさせていただきました
私自身もですね自分ごととして考えてみたときにちょっと目を背けたくなる内容ではあるんですけれども
世の中絶対ということはありませんし今年は特にですねそのコロナ禍という中でこの受験で何が起こるのか本当にわからない状況の中
事前に準備というものをして自分自身に自信を持たせて自分自身に言い聞かせておかないとあるいは心が持たない可能性もあるかなとこの収録を思いました
ただ改めてですねこの子ども社会にまだ出ていないような子どもたちがですね
勉強受験という一つの山間に向かって取り組んできたというこの事実この事実はですね
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結果がどうであれ本当に自信を持ってお子さんの誇り家族の誇りにできるものだとは思います
ですのでこの受験に取り組まれてきたご家庭はどんなことがあっても不幸にはなってほしくないという思いで今編集をしております
これを聞かれているまさにその対象となるリスナーさんもそうですがもし身近にですねまさに受験真っ最中などの方などがおりましたら
このエピソードをシェアするとまでは言いませんが今回のこの内容を踏まえたような形で周りの方を応援いただければなと思います
はいさて少し気持ちを切り替えましてこの子育て受験ラジオですがリスナー様からのご意見ご要望また小川先生への子育てや受験についての質問などお待ちしております
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください
子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました