2020-10-07 10:45

第41回 国語辞典の選び方。買い替えは必要?

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今回もリスナーよりご質問をいただきました。国語辞典の選び方について、数多く出版されている国語辞典、いったいどれを選んだらよいのかという事について、小川先生にお話いただきました。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
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<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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この番組は、約30年、中学受験を中心とした受験教育や、子育てについて指導をされてきた小川大輔先生に、
中学生と小学生の子供を持つ私、株式会社PitPa富山が、最新の受験情報や小川流の子育て術について聞く、
お子様を持つ親御様のための音声情報番組になります。
皆様、こんにちは。PitPaの富山です。
今回もリスナーの方から質問をいただきました。
早速ご紹介させていただきます。
ニックネーム、てるままさん。
いつも楽しく聞かせていただいています。
子育て関係も、本で読むのがなかなか億劫だったのですが、
ポッドキャストは自然と耳で入ってくるので、電車の通勤時に聞いています。
さて、我が家の子も小学生になり、国語辞典を購入しようと思っているのですが、
小川先生、おすすめの辞典やおすすめポイントがありましたら、
特集していただけませんでしょうか。
また、学年が上がるにつれ、買い替えるものなのか、
6年間持つものがあるかなど、辞書の買い方についても分かると嬉しいです。
ということで、おすすめの国語辞典、または買い方についての質問をいただきました。
ありがとうございます。
小学生になるとですね、やっぱり国語辞典は学校でも使うので必要になるかと思うんですが、
国語辞典の数、かなりありますよね。
どれを選べばいいのか、その辺り、国語辞典の選び方について、小川先生に聞いてきました。
いいご相談なんですけれども、まず国語辞典、どういうものがおすすめかというと、
お子さん自身が開きたくなるものである。
この一点に尽きるんですね。
子供が開きたくなる辞書ってどういうものかというと、
例えばその子が細かい作業とかを好きなタイプだったりすると、
ページの中にいろいろ書いてある辞書でも読み取れる。
スポーツが好きだったりして、どちらかというと大雑把な傾向がある子だったりすると、
文字が詰まっているともうそれだけでストレスを感じて読もうとしなくなるし、
読んでも頭に入らないということが起きてくる。
イラストが入っているほうが食いつきがいい子もいれば、
そういうことよりはそこの例文とかが面白いとかですね。
子供がイメージしやすい例文を使ってくれているような、
イラストはなくてもそれはかまわないというタイプのお子さんもいる。
ということで辞書に関しては、最近書店も減ってますけども、できるだけ書店に行っていただきたい。
お子さんと一緒に。
大きめの書店がいいです。
辞書って今すっごい数出てるんで、
年齢的に合いそうなものを5、6冊可能なら選んで、
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同じ言葉を引いてみるんですね。
例えば、そうですね、億句でもいいですね。
億句というのを5つの辞書を開いてみました。
載っているものもあれば載ってなかったりもします。
載っているものの説明を本にお子さん自身に読ませてみたときに、
なんとなくこれはわかる気がする。
何言ってるか全然わかんない。
そういう反応が違ってくるはずです。
これならわかるかなというものを選べばいいです。
そう考えると当然、小学生の間の6年間、子供の成長ってすごく大きいので、
小学校1年の時の辞書を6年まで使おうということはあり得ないですね。
必ず変え替えるというか、小学校低学年から使える、
言葉数は少ないけども見やすくわかりやすく作られている辞書に加えて、
小学校2年、3年くらいになってきたら今度は中高生でも使えるような、
内容が充実した辞書を足してあげるという視点でもいいと思うんですね。
そうすると学年が上がって、ボキャブラリーのレベルが文章のレベルが上がってきたときに、
どちらかというと大人用に近い辞書が役に立ってくれる時期が来るので、
使い分けてみるということがいいと思います。
今本当にたくさんあるので、ネットでポチではもったいないと思いますね。
例えば僕のうちの子の辞書は、最初幼稚園の時から言葉絵辞典とかね、
イラストの辞典から始めて、小学生用の辞典を選びに行ったときに、
彼はドラえもんが好きだから、小学館のドラえもんの辞書を選んで、
これ小学館の人が聞いてたらぜひ採用してほしいんですが、
ドラえもんの辞典って言いながら中にドラえもん出てこないんです。
ただの辞書、外側にドラえもんが書いてあるだけという。
しかもドラえもんの辞書の割には字が小さくて見にくいですからね。
もうちょっと子供に寄り添ってほしいなという作りだったので、
ぜひ関係者は今度は例文にのび太とかを登場させていただきたい。
それだけで子供はきっとテンションが上がるし、もうちょっとイラストがあってもいいんじゃないかと。
で、脱線しました。戻しますと、大人用の辞書を併用したんですね。
名教っていう辞書が僕は好きで、明るい鏡って書くんですけど、
言葉の使い分け方について詳しく扱ってくれてる辞書ですけど、
あえてそれの大型本、ちょっと高いんですけど、大型本を買いました。
なぜなら字が大きいので、小学生の目であったとしても何とか読める。
ただ持ち歩けるサイズではないので、もちろん家の本棚に置いて、
いざという時に引くっていう使い方ですけどね。
っていう工夫をしました。
そんなも参考にしてもらえるといいんじゃないかなと思います。
なるほどですね。
じゃあもう具体的にこれがおすすめっていうのじゃなくて、
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もう本当にお子様お子様によって全部違うというような感じですね。
なのでね、一回行ってそれで決まらないこともありますよ。
なるほど。
じゃあいいんですよ。
どんな言葉を調べたいか、もう一回家帰って、また来週行こうよでもいいじゃないですか。
本を買うまで、辞書買うまで楽しめるっていうのも楽しい体験だし、でもいいと思います。
あと国語辞典だけじゃなくて、ぜひ漢字に関する本も意識を持ってほしいなと思います。
言葉を学ぶっていうのは言葉を持つ意味。
言葉を持つ意味というのはどういう場面で用いられるのかっていう状況も含めて言葉を理解していくんですね。
意味を意識するっていう視点が大事なんですけど、日本語の場合漢字というのが一文字ずつ意味がありますから、
その一つ一つの漢字を形で覚えるんじゃなくて意味で理解していくっていう感覚を早いうちから持たせてあげると非常に言葉に対する対応力が上がるわけですよ。
なるほどですね。
なので漢字学習を促すために、その漢字の成り立ちであるとか、成り立ちもイラストで書いてあるようなものを持っておくことによって、
新しい字を習うたびにその意味や成り立ちが説明されたもので調べることで一つ一つの理解を深めていくと、
覚えやすいし、かつその漢字を使った言葉への理解度が上がりやすいということがあるので、
国語辞典とは別に漢字用の学習の教材や辞典のようなものを一冊見ておかれるといいと思います。
それは漢字辞典ではなくて漢字について書かれている。
そうそう。小学生用の僕個人的な好みで言うと、学研が新レインボーってシリーズでそういう漢字とか言葉の辞書のようなものを色々出してるんですけども、
そのシリーズ本屋さんで見つけたらちょっと開いてみてもらうといいかなと。
フルカラーで見やすいし、イメージが入ってきやすい構成で作られてるので、おすすめのシリーズの一つですね。
そうなんですね。今そんなものがあるんですね。
結構前からあるんですけど、いいですよ。
いいですね、確かに。
そんなに高くないし。
漢字の一つ意味わかるとその漢字が入っている言葉ってなんとなく想像がついてくるようなところがありますもんね。
そうですそうです。
わかりました。
今日は辞書の選び方、プラス漢字に関する参考書といったものについてのお話でした。
たくさん国語辞典ありますけれども、やっぱり子どもが辞書で開いて調べたくなるようなものが一番いいということでした。
目安としてはですね、大きめの書店に行って、なんとなく子どもが好きそうなものをいくつかピックアップして、
同じ言葉を調べたときに、その説明でわかってくれるもの、一番しっくりくるものを選ぶのがいいんではないかということです。
このどの言葉を選ぶかというところはですね、本屋に行く前に用意していってもいいかもしれませんね。
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あと、6年間の中で辞書を変え替えるのは基本的には必要になりそうということで、
1冊目は本当に好きな辞書、2冊目は言葉数もそれなりに揃えているものというような選び方になりそうですね。
個人的にはですね、三聖堂の神明会国語辞典という辞書が好きなんですけれども、
これは一時ちょっと流行った本があってですね、新海さんの謎という本で紹介されていて、私好きになったんですけれども、
この本はですね、この神明会国語辞典を新海さん、新はこの神明会国語辞典の新しいという新ですね。
で、会は明海の会、問題を解くという字ですね。
新海さんと呼んで擬人化しているんですけれども、というのもこの辞書の例文がですね、読み物としても成立しているぐらいですね、非常に面白い表現ばかりでして、
それで非常に好きになって、今手元にあったりするんですけれども、この本経由でこの辞書を買ったという人もそこそこいるんじゃないかなと思います。
こういう選び方もありかもしれませんね。
さて、子育て受験ラジオではリスナー様からのご意見、ご要望、また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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