2020-10-21 06:51

第43回 将来の国語辞典購入に向けて「ことば絵辞典」がおすすめです

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第41回で国語辞典の買い方をお話しましたが、辞書を引く習慣を身に付けるのに幼少期に「ことば絵辞典」を子供と見てみるのも良さそうです。今回はこの言葉絵辞典についてご紹介いただきました。
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<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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この番組は、約30年、中学受験を中心とした受験教育や子育てについて指導をされてきた小川大輔先生に、
中学生と小学生の子供を持つ私、株式会社PitPa富山が、最新の受験情報や小川流の子育て術について聞く、
お子様を持つ親御様のための音声情報番組になります。
皆さま、こんにちは。PitPaの富山です。
前々回、第41回で国語辞典の選び方というトークをしたのですが、
意外とこの選び方に悩んでいる方も多くてですね、いろいろと反響をいただきました。ありがとうございます。
今回は、国語辞典を購入する前、年齢で言いますと、2,3歳から小学校1年生くらいと言っていたんですけれども、
そのくらいのお子様にお勧めする辞典を小川先生に紹介していただきました。
ジャンルとしては、言葉絵辞典というものなのですが、こちらはプレ国語辞典とでも言うんですかね、
何でも言葉絵辞典を小さいうちに慣れ親しむと、その後、辞書を引く習慣が身についたりですとか、
そもそものその知的好奇心の度合いが高くなるといったようなことがあるようなので、
その辺りも合わせて、この言葉絵辞典について詳しくお話を聞いてきました。
言葉絵辞典、これどういったようなもので何が良さそうなのかというのをちょっと教えていただけますでしょうか。
はい、辞典と言いつつも絵本みたいなものですね。
例えば犬であれば犬のイラストがあって走り回っているような絵が描いてあったりとかですね、
だるまであればだるまさんの転んでいるような映像が描いてあったりという、見て楽しめるように作られている。
で、載っている言葉数は当然ながら少ないわけですね。
ですが子供たちが言葉というものに出会うときに、まず言葉を聞いて、
例えばだるまという音を聞いて、あ、だるまさんって思うはずがないわけですね。
そうですね。
これ何?って見て、赤いものを見て、なんか丸々したのを見て、これだるまさんって言うんだよって。
その時はだるまという音が頭に入ってくる。
まずは映像があって、体験があって、そこに言葉としてくっついてくる。
そして知識を得た時にさらに年齢が上がっていったらですね、
これってだるま大師というね、昔すごいお坊さんがいて、
日本にあちこちにそのだるま大師の考え方とかを大事にしていこうと伝わっていくうちに、
だるまさんという愛称で呼ばれるようになったんだよね、みたいな成長した先の知識なんかもついていくわけですよね。
なので子供たちその言葉というものに出会う一番最初のところを、
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ごく素直に表現してくれているのはこの言葉絵辞典というもので、
ですからちょうど対象年齢としては2歳から年長3か小学校1年ぐらいまでの使用期間で言うと比較的短めかもしれない。
いわゆる国語辞典だったら中学生になっても使えたりする。
でもこの言葉絵辞典のこの2、3年の賞味期限のこの期間ってすごく大事で、
そういった時に家の中に絵本を開くかのように言葉に出会える絵辞典というのを置いていかれると、
非常に子供たちに言葉との出会いのチャンスが膨らむのでお勧めしたいなと。
この言葉絵辞典も何種類か出ているので、
ですから図書館でもし並んでいたらお子さんと一緒に見てでもいいし、
本屋さんちょっと大きめの本屋さんに行って何種類か置いてそうなところで見比べる。
その時にお子さんが好む絵柄ですね。
やっぱり絵のテイスト、タッチで過ぎ嫌い分かれますから、
その好むようなタッチの絵辞典を選んであげるといいんじゃないかなと思います。
なるほどですね。
これは2、3、1から小学校入る前ぐらいという話なんですけれども、
やはり親が一緒に読んであげるような読み方がいいですかね。
一緒にでもいいと思いますし、
子供が何となく眺めてペラペラめくるのでもいいと思うんですよ。
ちなみにこの言葉絵辞典、日本語のものと合わせて英語、英単語のこういう絵辞典のものもありますから、
そんなんも合わせて並べておくといいかもしれませんね。
なるほどですね。
やっぱりこの言葉絵辞典を先に読むことによって、
小学校入ってからの国語辞典への触れ方だったり、言葉への接し方というのはやっぱりだいぶ変わってくるものなんですかね。
変わってきますね。
見たものについて、これって何?って名前を知りたくなるという回路が働くようになるので、
ただ単に見て流れていくだけのことを見たら、名前を知りたい、言葉を知りたいと思える子の入り口が違ってくるんじゃないかと思いますね。
知的好奇心といいますか、そこがだいぶ幼少期の時に育まれるものの一つではないかという感じですかね。
そうです。
分かりました。
今回は言葉絵辞典についてのお話でしたが、いかがでしたでしょうか。
お恥ずかしながら私は全くその存在すら知らなかったんですけれども、
確かにこの歴史漫画とかもそうなんですが、絵の部分、絵的な部分から知識に入るっていうのは子供にとっての教材としてはいいのかなというふうに思いました。
何か物事を知るということに対して、最近ではそのコロナの影響とかもあってですね、
なかなか実際にそのもの自体を見せるという機会も減ってきているかなと思いますので、
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こういう言葉辞典のような存在は今後さらに重要性を増すのかなというふうに思いました。
我が家の子はですね、もう小学生の高学年と中学生になってしまったので、
この国語の言葉絵辞典は少し手遅れ感があるんですけれども、英語の言葉辞典というのもあるようですので、
こちらは早速子供を連れて本屋にでも行ってみようかなと思いました。
さて、子育て受験ラジオではリスナー様からのご意見ご要望、
また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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