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皆様こんにちは、PitPaの富山です。 今回は、子育てにおける夫婦間の意見の違いに関してのお話になります。
この夫婦間で子育てに関する意見が分かれるということは、よくあることだなというふうには思いますが、
今回もですね、リスナーさんよりご質問が来ておりますので、まずこちらご紹介したいと思います。
ニックネーム、もっちゃんさん。 小学校2年生の息子さんと年長の娘さんがいるご家庭です。
小川先生の考えを拝聴し、育児に役立てています。いつもありがとうございます。 夫婦の育児方針はどの程度統一した考えや行動が必要かお伺いしたいです。
夫婦で育児方針はよく話し合うことが大切と伺います。 しかしながら、家庭に全く同じ育児方針の大人2人がいるより、
あえて差分がある方が健全かなと思い、今は次のような状況で生還しています。 夫婦共通と思う育児方針は、挨拶をする、
絵本をたくさん読む、早寝早起き、リズムのある生活をする、といった点。
逆に、夫婦で違いがあると思う育児方針としては、食事の作法については、夫はしつけが厳しい。
まあ、さっさと食べるですとか、残さないで食べるとか。 逆に、私は楽しく食べることをまず優先したい考えです。
もう一つ、テレビに関する考え方として、 夫はテレビを見せることにあまり制限はなし。
私は時間で制限していきたい。 といったような違いがあり、
我が家のように、なんとなく夫婦で対応が違ったまま進んでいるというのは、 子供にどう移りますか。悪い影響はありますか。
ちなみに、夫婦間の仲は良く、家族で過ごす時間も多い方だと思います。 先生にアドバイスいただければと思います。
とのことで、もっちゃんさん、ありがとうございます。 まずはですね、こちらを聞いて、結構夫婦仲良く家族の時間も多いとのことで、
非常に素晴らしいご家庭ではないかなというふうには思いました。 どちらかというと、その細かい家庭内のルールでの意見の食い違いに対して、
どういった考えで動けばいいのかというご質問かと思われますので、 こちらについて、夫婦間での意見の相違があった場合、
どのようにすれば良いのかというところを小川先生に話を聞いてきました。 そうですね、よく考えられているうちだなと思いますし、
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ちゃんと夫婦で話し合いながら子供に関わっているので、 基本性は良いと思うんですけど、1点だけですね、
常に子供たちの立場に立って気をつけてあげなきゃいけないのは、 ダブルスタンダードといって、一つの事柄について基準が2つある。
もうこれは世の中そんなことがたくさんありますね。 残念ながらこの国の運用なんか本当にひどいんですよね。
ある特定の部分には許可を出して、他制限とかオリンピックなんかでも、本当にどうなっているんだということが横行していますから、
子供たちから見て大人社会がダブルスタンダードだらけでバカバカしい、 信用できないということが進んでいるのはもう皆さんご存知のとおりで、
せめて家庭の中はそういった基準が違う、ずれているというのはやっぱり避けておきたい。 それは大きく2つです。子供から見て、親を信用できるものかどうか、
いうことが人にとって違う。やっぱりそれはそこには信頼関係が失われてきますから、 その信頼を整えていくためにも方針というのを整理しておきたいですよね。
もう一つは、特に幼少期の場合ですね、 ある日は褒められ、ある日は叱られるということが起きた時、どうしていいかわからなくなってしまう。
何が正解かというか、どう捉えたらいいかわからなくなって、混乱してしまったり、行動意欲が失われたりという危険性があるわけですよ。
なので、子供にとって混乱を生き出すような、また不信感を抱かせるなという状態は避ける。ここだけ気をつけておくことがポイントになりますね。
じゃあそうした時に、別に夫婦が考えを一致する必要はないと思います。このご相談者おっしゃる通り、それぞれの考えがあって、
そうした中で社会性を家庭の中からも一つ感じさせるというのはOKなんだけど、 じゃあその際にはちゃんと自分たちの主語をつける。
ご飯の人としても、お父さんはきちっと食べてもらうのが嬉しいなという。
ママは楽しい方が好きだから、ちょっとぐらいはまあいいよ、でも片付けはしようねとか。 その私はをちゃんと入れることですね。
この時にご飯はテキバキと食べて片付けるものだ。 ご飯は楽しめばいいのよ。世の中の決まりごと、ルールのようにその夫婦の考えが違う事柄をですね、
それぞれが世の中のルールのようにしゃべってしまうと、子供からすると一体どう捉えているかわからなくなってしまう。
お母さんはそう思うならとか、パパはそう思うならとか、そういう風にして子供が理解できるなら、それは一人一人の人の考えの違いということで受け入れられるので、その伝え方だけは気をつけておけばいいと思います。
あとはテレビに関する考え方は見せすぎとか制限したりとか、これを考えの違いで止めていいのかなというのが気になりますね。
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というのはやはり子供の成長に大きく関わってくる、どういう情報に触れるか、どの程度触れるかというのは、成長の子供たちの育ちに関わるわけだから、やはりその結論だけはお互い違いはないんじゃなくて、なぜそう思うのか。
その双方の考えの根拠についてちゃんと話し合って、その上でですね、お互いの根拠に対してやはり尊重するというか理解を示し合う、そういった夫婦の姿というのは子供たちに見せておいた方がいいと思います。
お互いの考えを考えて納得した上で、まあ今はいいんじゃないかと、例えばその見せすぎと言っても、今の年齢はいいんじゃないか、だんだんと制限するなり、自分でコントロールできるように育ててあげたいよねってことかもしれないですよね。
やっぱりそれぞれに何らかの理由がちゃんとあって、その理由は理由としてやはりそこに意味があるという、そのお互いが認め合いながらも、じゃあ今週はどうしようか、今月はどうしようかっていうのを合意形成と言いますけども、ベースの考えが違うとしても、でもうちとしては当面どうするかを話し合って、一つの着地点を決める。
その努力はした方がいいと思います。考えを変える必要はないけども、合意するポイントというのは決める。でないと子供は困っちゃいますからね。
というところを、これからのご夫婦の会話の一つの方向性として、合意形成という観点で考えられたらいいと思うし、繰り返しになりますが、ダブルスタンダードの環境で子供が混乱する状態には決しておかないように、ここは十分自分たちを振り返って点検するということをされたらいいと思います。
【佐藤】合意形成のところで言うと、少し前のエピソードの中でも話された、お互いの夫婦の育ってきた環境でしたり、親の教えみたいなのがやっぱりそれぞれ違ったりするので、そのあたりから夫婦で話し合っていくっていうのが、やっぱりいい感じなんですかね。
【森】そうですよね。結論をぶつけ合うというのは、世の中の不毛な対立とか見たらみんなそうですよね。若林さんのTwitterなんかの文句の言い合いなんかをたまに見るとですね、本当に自分が読みたいように勝手に読んで結論だけを拾い上げて、違う話をまたワーワー言ってる人がたくさんいますけど、本当にあれが論理的でなく、お互いのコミュニケーションスキルも育っていない大人たちの状態。
その逆をやっぱり行きたいですよね。ちゃんとそれぞれに相手の背景があって、その上で今、僕たちとしては私たちとしては何を選んでいこうかを一緒に話し合って選んでいきましょう。だから正しい正しくないの論争に落ち込まないことが、知性だと思いますね。
知的な人は選ぶという視点で考えていくことができるというのも、頭に置いておいていただけるといいんじゃないかなと思います。
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今回は夫婦で意見が異なった場合についてどうするかといったようなお話だったんですが、小川先生の方では基本的にダブルスタンダードになるルールっていうのはあまり子供に見せない方がいいと。
理由は2つありまして、1つは親に対する不信感が高まってしまう。
もう1点としては、特に幼少期の場合、何が正しいのかがわからないで混乱し、何かを行動するっていうその行動意欲がそがれてしまうという危険があるということでした。
ですので、お子さんに見せる家庭内でのルールについては基本的には夫婦で意見を一致させて子供に伝えるというのが正しい姿勢のようなんですが、
この今回のもっちゃんさんの質問のように、どうしてもやはりすり合わない場合っていうのがあるかなとは思います。
その場合はルールとしてではなくお父さんの意見、お母さんの意見としてお父さんはこう思う、お母さんはこう思う、だからこうしてみてっていうようなあくまでもルールではなくお父さんやお母さんの思いっていうところを伝えてあげるのが重要ではないかというアドバイスでした。
ただその中でもですね、やはりすり合わない中でも子供の成長に著しく関わってくるような問題。
今回でいうとテレビを見る時間を制限する、制限しないといったところだと思うんですが、このあたり子供の成長に大きく関わる部分についてはしっかりと夫婦間で話をすり合わせたほうができればいいのではないかということもおっしゃってました。
このあたりのすり合わせ方はですね、最後の方にもちょっとお話ししましたが、夫婦間でですね、やっぱり育ってきたバックボーン、それぞれのご家庭、ご実家での生活のルール、あるいは地域による生活環境の差みたいなところもあるかと思い、
このあたりからの話し合いのやり方についてはですね、第15回、子供の受験、夫婦で意見が分かれたら、という回でも先生の方でアドバイスをしていただいておりますので、もしよろしければそちらも併せて聞いていただければなと思います。
特に受験なんかはですね、子供の成長、将来に関わる部分といったところでは非常に大切な問題かなと思いますので、受験に限らずですね、まずはどういったことのルールが子供の成長に影響が大きいのかといったすり合わせるルールそのものを決めていくというところから始めてみるのでもいいのかなというふうに思います。
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今回のお話、ご参考になりましたでしょうか。
さて、今回ご紹介しましたように、この子育て受験ラジオではリスナー様からのテーマのリクエストや、また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
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子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。