2020-09-23 08:44

第39回 人の話を聴ける子に育てよう

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今回は「人の話を聴ける子に育てる」という内容で、子供の聴いて学ぶ力を育てるためにはという内容になります。子供が学習するのに、見て学ぶ・聞いて学ぶ・やって学ぶという3つの学習方法の中で、学校や塾など教える人がいるような環境では最も必要となる力になります。この人の話が聞けるようになるためにはどのような生活を子供と送れば良いのか、についてお話いただきました。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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この番組は、約30年、中学受験を中心とした受験教育や、子育てについて指導をされてきた小川大輔先生に、
中学生と小学生の子供を持つ私、株式会社PitPa富山が、最新の受験情報や小川流の子育て術について聞く、
お子様を持つ親御様のための音声情報番組になります。
皆さま、こんにちは。PitPaの富山です。
今回は、人の話を聴ける子に育てようというお題にしてみました。
この人の話を聴ける力。小川先生曰くですね。
小学校に入る前後くらいで身につけられると、その後の学習、学校の学習だったり塾の学習だったりに、
非常に役立つ習慣の一つということでした。
この習慣の部分で言いますと、第16回の1人でスケジュールを立てて行動できる子供に育てようのところでお話しした、
時間間隔を身につけるという回と、第25回、勉強することって当たり前ですよね、のところでお話しした、
学習習慣を身につけるという回、それに続く習慣化してもらいたい子育てのお話になりますね。
もしよろしければ、この2話も事前にお聞きいただければなと思います。
では、この人の話を聴く力、どのようにして身につければよいか、生活の中でできることなど、具体的にお話を聞いてきたのでお聞きください。
まず子供たちが学ぶというとき、どういう学び方をしているかを大きく分けると、見て学ぶというのが一つありますね。
聞いて学ぶという大事な柱があって、そして実際自分でやってみて学ぶ、自分の体を動かしてと。
大きく3つあるんですけど、特にこの教室での学びというのは、先生が黒板とか書きながら、見せながらですね、
でも口頭での説明、解説をしていって、それを子供たちは聞いて理解することによって学んでいくということが非常に大きいわけですよね。
そうすると学校学習とか塾学習において、聞く力が育っていない子っていうのは非常に不利になりやすい。
というところで、この耳を育てるという観点は親御さんたちに持っておかれるといいと思うんですね。
どういうふうに育てていくかということですけど、まず子供自身に意識的に聞くということを慣れさせてあげる、分からせてあげる必要があるので、
ちっちゃい時から時々ですね、いつもいつもじゃなくて、今からママの言うことをよく聞いてね、合図を出して何々ってお話をして、今何て言ったか教えて聞き直してあげる。
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また一緒に絵本とかを読みながらも、読み聞かせというのも、やはり耳から聞こうとしているわけですから、
絵本を一緒に見ながら聞かせてあげて最初はいいんだけれども、途中から絵本を持ってお話だけ聞いといてね、耳からだけお話を聞いてもらう。
いうようなことを入れてもいいでしょうね。
あとは徐々にですね、最初は2秒3秒ぐらいの話を言うところから、言葉2つ3つぐらいの文を言うところから、徐々に文を長くしていって話しかけてあげる。
ちっちゃい時だったらね、あそこにお店あるよね、この後あのお店に行ってジュース買おうね、何ジュース飲みたいかな、みたいに分けながらですね、話をして会話するとして、
向こうにあるお店でこの後ジュース買おうと思うんだけども、あなた飲みたいジュースって何があるのって教えて、みたいにして繋げてしゃべる段階に段々。
そうした時にお子さんにもですね、話をしている時はこっちの顔を見て、できれば口元も見ながら聞いてってね、いうことを教えて。
口元を見ることによって言葉っていうのはよりつかみやすくなるよということを教えてあげたりする。
っていうのもちっちゃい時からやっていくといいでしょうね。
小学校とか上がってきて、次はトレーニングの方法として口述筆記。これからポイントを口で言うから書き取ってね。
口で言ったことを自分が聞いて、それを手で書く練習を少し入れてあげる。
そうすると授業中のメモの取り方とかがうまくなるので、理解もしやすくなる。
そういう風にして段階的に鍛えてあげたらいいんだけど、一番大事なスタートのところは言われたことを聞いて分かろうとしようね、意識して聞いてねっていう。
ここを促していくこと。最初は自然とは聞けないから練習するようにして育ててあげるということ。
で、ある程度聞けるようになってきたら少しずつ長くしていって最後まで聞くっていうのを鍛えていく。
それを段階的にしてあげればいいなと思いますね。
なるほどですね。ある程度成長した段階でもいろいろやらせてみて聞く力を伸ばすっていうところは、小学校に入ってもやり方がいろいろあるっていう感じですね。
ありますね。年齢上がってくると聞く姿勢にそもそも慣れないって問題が出てきて、自分のことを見てほしいとか自分の話を聞いてほしいが先に立ちすぎて人の話を聞く余裕がないっていうケースがあります。
満たされてなかったですよね。そうした場合は聞きなさいと押さえつけるんじゃなくて、まずあなたの話したいことを話していいよと。
で、気持ちがすっきりしたら今度はお話を聞いてねというふうに一旦気持ち満足させてあげた上でその後ある程度まとまった内容を聞こうという練習をしてもらうというのも必要かもしれません。
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分かりました。今日は話を聞く力を身につけさせるためにはというところのお話でした。
今日も小川先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、いかがだったでしょうか。今回の人の話が聞ける子どもに育てるというところで、子どもの学ぶ姿勢として3点おっしゃっていましたね。
見て学ぶ。
聞いて学ぶ。
やってみて学ぶ。
の3点なんですけれども、その中の聞いて学ぶ、今回で言うと人の話が聞けるという力は特に学校教育とか塾での教育といった教える人がいるというところの中では非常に大切な能力になるということでした。
身につけるためには具体的には大人の方からですね、例えばその幼少期であれば読み聞かせを始めたり、あるいはこれからする行動を言葉で声かけしてあげて、しかもその声かけをする話の長さを年齢が上がるにつれて徐々に長くしてあげるようなやり方でしたり、口元を見て覚えさせるというようなやり方もいいというお話でした。
お子さんが小学生でしたら口述筆記、いったことを書いてみるというようなやり方も良いみたいですね。
なかなかこの小学生もですね、高学年になったりして思春期に入ったりすると親との会話も徐々に少なくなったりする子もいたりしますので、コミュニケーションが活発な時期に慣れさせることができればいいかもしれませんね。
人の話を聞く、これつまり聞いてそれを理解してそして行動ができるということなんですけれども、これ本当大人社会でもですね、基本的なことなんですけれども、なかなかできない人も多かったりしますよね。
ただですね、本当に大人社会でも大事な能力だと思いますので、ぜひ育んでいただければなと思います。
さて、子育て受験ラジオではリスナー様からのご意見ご要望、また小川先生への子育てや中学受験についてのご質問などお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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