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皆さま、こんにちは。PitPaの富山です。
今回は、我が子を他の子と比べてしまう ということについてのお話になります。
こちらですね。最近多くの親御さんが 悩まれているということを聞きましたので、
テーマとして取り上げさせていただいたんですが、
先週のリスナーさんからの上昇志向や 献金といったことについての相談とも
一部、被る部分もあるんですけれども、
この、我が子を他の子と比べてしまう
例えば、近所の子供ですとか、塾の子供。
あるいは、お自身の兄弟とか、親戚とか。
ついついですね、身近な子供たちと自分の子を比較して
聞いた話によると、
あなたが休憩している間に 何々ちゃんはもっとやってるんだよとか
〇〇さんは朝6時に起きて勉強しているよとか
お兄ちゃんの時はもっと楽だったのになとか
みたいな感じでですね、言ってしまうと。
ベースにあるのは、子供をそういう言葉をかけることによって
奮起させて、やる気にさせるっていう、ある意味
声かけをしていることが多いかと思うんですけれども、
かえってですね、この言葉で比べることが
子供にとっては逆効果になったりですね、
子供に心理的負担を与えるという話もあったりするので、
この辺の適当な塩梅っていうんですかね、
どのように考えながら声かけをすべきかということについて
大川先生の方にお話を聞いてきました。
本当はまず、比べることで子供が得るものは全く何もないです。
まずこれははっきりしてるんで、
分かっている人はほとんどだと思いますけどね、
他の子と比べて自分の子供どうこうっていうことが、
子供にとっては何のメリットもないっていう、
それぐらいのことは今親をやってるなら皆さん知ってると思う。
なのに、なんでこんなに比べたがるかっていう方が課題で、
自分のためですよね。
その比べることによって何かしたいです、自分自身。
それは何か自分を安心させたいから、
我が子よりも何かしら劣ってそうな子を見つけて、
優越感を味わいたいっていう欲望かもしれないし、
本人の何かまだ使えていない力を
うまく引き出せてあげれてないという焦りから、
うまくできている子供のように見える、
そういう他の人の様子を羨ましく感じて、
それに対する手に入っていない自分の焦りを
我が子に八つ当たりしている時に、
嫌味として出てしまうということかもしれないし、
もっと他の子の事例を言うことで、
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うちの子にそこが気づいてくれて、
何か行動につながるまで願望であったり。
その真理はいろいろ。
さらにここには、我が子がうまくいってほしいという
思いがあるわけですけど、
何したところで結局比べる時は、
全部自分の都合ということだけは分かっておけばいい。
じゃあ自分が親として何に困っているのかな、
というふうに自己点検することができると、
親として一歩成長がある。
我が子にとって力を渡せてあげれる、
我が子を支えれる親としての力が少し育つかなと思うんですね。
困っているのは今自分だよなと。
ここを受け入れるかどうかが、
まずこの比べてしまう問題のすごく大事なポイントで、
困っているのは子供で、私は困っていない。
そこに言い張る方はいつまでも比べる。
それは自分を見えていないという表現だから。
だからこの第二のポイント、
比べてしまう真理は、
さらに手前で何を望んでいるのか、
何に困っているのかを知る。
そうした時に比べるという方法以外の手はないんですか。
例えば比べるというよりも、
何かうまくいっている子から学ぼうとするという視点で見たときに、
例えば我が子が都競走で一等を取りたい、
何々くんみたいに速く走りたいと言ったとします。
そうした時に、親としてね、
確かに何々くん足速いもんねって、
いつぐらいから速くなったんだろうね、
どんなことしてるんだろうねって。
じゃあ今度はママに聞いとくねって。
ママに聞いたら、パパと小さい頃から
公共をずっと走るのを続けてるんだって。
速く走れるように、
世界陸上とかすごく見ていて、
走り方の真似をしてるらしいよとか、
先週よりも今週もっと速くといって、
時々一斉に全力疾走して、
何秒で走れたとかやってるらしいよとか。
できている子の秘密を聞いてきてあげることで、
あなたもできそうなことがあったら真似してみたらどう?
という伝えたいこと。
これは比べてるんじゃなくて、
我が子が取り組むためのヒントを
親として探してきてあげて、
紹介してあげる。
しかもそれが身近な事例だからこそ、
本人としてもやってみようという気になります。
というように今お話してきた、
比べるということ自体は、
自分の都合でしかないよ、
自分の感情満足のためにやってるんだよ、
ということを親として分かった、
その次のステップ、
次の取れる手立てを具体的に考えてみられたら、
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分岐させるつもりでと言い訳をするのはやめましょう。
自分の欲求・欲望のために、
他の子と比べてるだけですよ。
ここだけは親をやってる全ての方に、
耳が痛い人もいると思いますけど、
受け入れていただきたい、
乗り越えていただきたいと思います。
【佐藤】前に話ありました、
昭和世代の比べることがあれ、
という経験もあったりするんですかね?
【佐藤】自分自身が何かと比べられて、
大人になってきたという、
自分の経験値に基づいている。
比べられたときに不利だと、
不幸になるってどこかあるんでしょうね。
上手な言い方って、
比べられると困るなら、
比べられない独自を作ればいいじゃない。
ビジネスでもそうですよね。
ベッドオーシャンにわざわざ突っ込んでいって、
苦労する暇があったブルーオーシャン見つけて、
より少ない労力と自分の持ち味を活かして、
より多くの人に役立ててもらえる方が、
ビジネスとしても賢いわけですよ。
そんな視点、親が縛られているものを、
手放していく、外していくってことが、
大事なんじゃないかなと思います。
【佐藤】小川先生の方では、
子供にとって何のメリットもないということで、
比べる行為自体はやめたほうがいい、
というお話でした。
この比べてしまう、
我が子を他の子と比べてしまうというのは、
どちらかというと、
親側の方に問題がある場合が多く、
この比べてしまうという言葉を出してしまうこと自体、
やめるためには、
基本的には何かの悩みですとか、
焦りというものがあるのが原因らしいので、
この何に悩んでいるのか、
焦っているのかというところを、
まずは自己点検して、
その悩みや焦りに対して比べるということ以外に、
何か方法がないかということを、
ぜひ考えてみてほしいということでした。
僕も親をやっているので、
この他の子と比べてしまうというのは、
ついつい言ってしまうことなんですけれども、
これを改めて自分の中で考えてみると、
子供に対して求めている内容がですね、
何々をしてほしいという、
根源的なその思いのところがですね、
他の子と比べるということが、
結構言いやすい、分かりやすい、
説明しやすいからそういうふうにしてしまうんだなというふうに、
自分の中では思ってしまいました。
単刀直入に言うとですね、
その比べている子になってくれというようなことを、
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簡単に親側としては要求しているということなのかな、
というふうに思うんですけれども、
冷静になって考えてみると、
言われた方は結構理不尽、極まりない話かもしれません。
その比べた子というのが、
育っている環境とかですね、
目指している方向とかも全然違ったりもしますし、
その比べた子だって、
何かしら欠点、
見習ってほしくない点もいろいろあるわけで、
その欠点のところには目をつむって、
いろんな子のいいとこ取りをしているみたいな感じで、
それは確かにいろいろ不可能かなと、
また自分の子供のためになっていないのかなというふうにも思います。
今回のこの話を聞いてですね、
ついつい他人の子供と比べてしまうという言葉が出そうなときは、
ちょっと言葉を控えて、
本質的には子供に対して何を言おうとしているのか、
何を求めようとしているのかを考えて、
その子に合った話し方とか接し方ができれば、
いいんじゃないかなというふうに改めて考えるようになりました。
それでは、以上で終わります。
ありがとうございました。
それによってですね、
より我が子が思う方向に伸びてくれる、成長してくれるというのが、
一番いいことだと思いますので、
ついつい他人の子供と比べてしまうという方は、
こちらの話を聞きながら、
少し子供に対する思いというところを再確認してみるのが、
いいかもしれませんね。
さて、この子育て受験ラジオでは、
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今回も最後まで聞いていただき、
ありがとうございました。