2020-07-01 11:14

第27回 ご存知でしょうか?国際バカロレアプログラム

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フランス発祥の教育プログラム「国際バカロレア」、今回はリスナーからのご質問を基にこちらについてお話して頂きました。
昨今広がりつつあるAO入試など、教育・勉強の在り方について知識として頭に残しておく内容としても良いかもしれません。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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伸ばす引き出す小川先生の子育て受験ラジオ。この番組は小川大輔先生をお招きし、小川流の子育て術や最新の受験情報などをお送りする、お子様を持つ親御様のための音声番組になります。
今回もですね、リスナーさんからお便りをいただいておりまして、内容的にはですね、これ僕初めて聞いた名前だったんですけれども、
国際バカロレアプログラムという、世界的に有名な教育のですね、プログラムらしいんですけれども、これについての質問が来ました。
今回はこの国際バカロレアプログラム、これを導入している中学・高校というのもですね、最近増えてきているようですので、こちらについて詳しくお話をしていただきました。
それではお聞きください。
小川先生、今日もよろしくお願いいたします。
お願いします。
今回もですね、リスナーさんから質問が来ておりまして、
連続ですね、嬉しいですね。
ご紹介させていただきたいと思います。
ニックネームちいばちゃん、小川先生に質問です。
お著書を含め、とてもたくさんのことを参考にさせていただいております。
ありがとうございます。
先生の著書やお話にあまり出てこない話題なのですが、知見をお持ちでしたら教えてください。
第2子、2番目の子供ですね、小学校4年生の男の子で受験を見据えて、親も子も幸せになれる初めての中学受験にあった志望校選びを早速ヒントにし、
まずは説明会を聞きに行く学校をリストアップしました。
その中に国際バカロレアというプログラムを導入している学校があります。
ネットで調べてみたのですが、理念などは詳しく書かれているし、推薦入試を実施している大学などの情報は得られたのですが、
一般の受験を考えた場合、国際バカロレアの学校と塾や通信教育などを並行して取り組む必要が出てくるのでしょうか。
その学校は親切で、まだ初回の卒業生が出ていません。
ごめんなさい、僕勉強不足で、この国際バカロレアプログラムというのをあまり聞いたことがなかったのですが、これはどういったプログラムなんですかね。
もともとフランスの大学進学の資格試験なんですね。
ただそのプログラムは非常に質が高いということで、欧米系のそれこそヨーロッパであるとかアメリカであるとか、
様々な地域での大学進学の指標として使われているプログラムで、
内容としては、結構分厚めの書籍を何冊か決めて、それを深く読み込んでいって、それについての論文試験を受けるであるとか、
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ディスカッション等を重ねていくとかですね。
どちらかというと、日本でいうと大学の授業のようなことを、日本でいう高1から高3のところでは相当鍛えるんですね。
外国語に関しても二カ国語を求められて、英語とフランス語であるとかドイツ語であるとかいう言語も要求してくるんですけども、
いわゆるこの答えのない時代で、自分の考えをまとめプレゼンテーションしていく、
人に伝えていく、そういう力が求められる今の時代の子どもたちの養成プログラムとして非常に魅力的なわけですよね。
そこに魅力を感じる親御さんが今増えてはいるんですけども、ご質問にあった通りですね。
既存の日本の大学、一般の大学の入試問題と質的なところで違いがあるので、
大学、学部によってはバカロレアの学習以外にいわゆるテスト対策というベッドの学習が必要になってくるのは事実だと思います。
ただですね、バカロレア教育自体を本気でやったらそれだけで手一杯なんですね。
すごい大変だし、十分深掘りしていくだけの価値がある中高生が成長していく上ですごくいまなびをするのは間違いないので、
その上での国内、日本国内の大学進学を考えるのであれば、推薦に加えて栄養入試ですね。
日本の場合は栄養入試、慶応と早稲田が2挙党で、ここの2つの大学の栄養入試、アドミニションオフィスの研究であったり実践というのはず抜けてクオリティが高いんですけども、
このアドミニションオフィスというのは結局大学側がですね、そこを指望する学生に対して、
あなたがうちの大学に来ることで教員や他の学生たちとどういう相乗効果を発揮して学問の世界に貢献してくれるのか。
だからあなたにとってこの大学がいいですかじゃなくて、あなたはこの大学に何してくれるんですかっていう面接なんですね。
就職の面倒になんか近いですね。
だからこれまでどういう学びをし、どういう問題意識を持って何を考えようとしているのかっていう、その学生自身が持っている人間的な厚みや目的意識というものが問われるわけですよ。
それは真剣にやってくれてる大学の場合ね。いわゆるお互いの推薦を栄養と言ってるだけの薄い大学も正直あります。
ここは真剣に大学を吟味してほしいけど、真面目に栄養をやってる大学の場合、この国際バカロリアの学びを真剣にやってきた子とはですね、相性がいいんですね。
自らの問題意識を言葉にする力が育っている。
ただバカロリアも深掘りをするので、先行する範囲が日本の一般的な教育のように広く浅くまんべんなくではなく偏るわけですよ、学びが。
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AOもその大学や学部のやろうとしていることは当然偏りますね。それが専門ということですから。
だからそこがフィットすれば非常に採用してもらいます。
ずれてるとそこは小手先でごまかしてもずれてるのでどうしてもないというところが出てくるから、
このバカロリア及び国内大学を考えるときのポイントはですね、いかにお子さん自身の自分の問題意識を大事にさせてあげて、
しっかりとその社会に対する関心を育てつつ、この子が学びたい方向性というのは国内なんだろうか国外なんだろうか、
ともに含めてですね、どういう選択肢があるかを頑張って探す。決して偏差値表から見えてこない相性というか環境探しというのは必要になるかなと思います。
海外の大学もし目指すとなると、またさらに選択肢がいろいろ広がってくるような。
海外大学の場合は国際バカロリア資格を取った子というのは一時免除されたりとか受けやすいですよね。
ただ今の日本の一般的な入試とはちょっと相性が悪いことがある。
そうですね。ただもう国内の大学もグローバル化を求められたり様々な事情があって、
一昔前のいわゆる共通一時的な知識を処理するという入試自体がもう全体的に減ってきてるんですよね。
小論文を書くスタイルが増えてきているので、今4年生、小4ということですから10歳、8年後を考えた時にだいぶ変わってると思うんですよね。
日本の大学の入試自体も。
という意味ではバカロリアの学びの先に大学の選択肢というのは今よりは選びやすくなっていると思います。
なるほどですね。確かに今の社会とかを考えても広く浅くというよりも何か一つのことに特化して知っているような人というのはやっぱり強いなというのはありますので、
そうですよね。
社会的な流れには結構あっているプログラムかもしれませんね。
バカロリアの学び自体が合わない子は合わないので、
なるほど。
入れてはいいけど、表面を漂ってしまうようになって全然、
つまりですね、与えられて受け身の姿勢で学ぶ癖がついているこの場合はしんどいですね。
そういうことですね。
分かりました。今回は国際バカロリアプログラムについてというお話でした。
今日も尾川先生ありがとうございます。
ありがとうございます。
いかがだったでしょうか。
今回は国際バカロリアプログラムというフランスで始まった学業プログラムについてのお話でした。
内容的にはですね、主にその弁論とか論述、
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物事に対して深く中身を追求していくということに主眼を置いた教育のプログラムということだったんですね。
日本の一般的なこの大学受験という面ではあまり相性は良くないというふうにおっしゃっていたんですけれども、
本質的に今まで尾川先生がお話ししてきた中での子どもがちゃんと教育を受けるというところに関しては、
これからの時代も含めてですね、広く浅くいろんなことを知っているというよりも、
何かに特化して専門的にこれなら他の人間には負けないといったようなものの方が社会に出てから役立つというような話もあったりしますので、
今の時流にはかなり乗っているような教育プログラムなのかなというふうに思いました。
こちらは僕も全然知らない内容でしたので、
こういった教育プログラムがあるのだというところをですね、改めて知りましたので、
自分の行動も含めてどういった教育をしていけばいいのかというところの参考にできればなと考えました。
あとはその栄養入試ですね。
こちらも今大学受験の方でかなり手法として広がってきているようですので、
将来的に大学受験をお子様がするということを考えている親御様も多いかなと思いますので、
このあたり入試の方法ですね。今大学の教育改革というところでですね、
受験勉強の方法も変わってきているのかなと思います。
こちらは親として幅広くですね、子どもの受験のやり方、将来どういったところに進んでほしいのかというところにですね、
いろいろアンテナを張って調べてみてもいいんじゃないかなと思います。
さて小川先生の子育て受験ラジオでは、リスナー様からのお便りやリクエスト、ご質問など幅広く受け付けております。
番組詳細欄にあるお問い合わせからご連絡いただければと思います。
今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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