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皆さまこんにちは、PitPaの富山です。 今回は、学校を休んで塾に行く。
現代ではよく聞く話かなとは思うんですけれども、 こちらの話題について取り上げたいと思います。
こちらもですね、リスナー様からいただいた質問のケース。 ちょっと時期が少し前になるので、この方の場合、
中学受験の1ヶ月前の1月頃にいただいたご質問です。 その時期ですと、中学受験直前という時期なので、
またちょっとこの違うケースという捉え方もあるかなと思いますが、 一旦こちらのご質問を読ませていただきたいなと思います。
ニックネーム、リアさん。 子供が中学受験をするために、学校を休んで塾に行くということについてどう思われますでしょうか。
私としては受験まで1ヶ月を切って、焦りや余裕がなく、 だからもっと詰めて勉強しなければと思うのは理解できるし尊重したいです。
ですが、それをすることにより、学校で経験できる様々なことが喪失されると考えると、 なかなか心よく承諾することができません。
いく度か本人と話し合って、じゃあ1日だけ休んでみて、それで考えてみたら、 という結論にはなりました。
本人のこれまでやってきた努力を信じてほしいし、励ましたり十分頑張っているよと伝えますが、 優先順位はやはり受験のようです。
お二人ならどのようにお考えでしょうか。参考にお聞かせ願います。 とのことで、リアさんありがとうございます。
受験の直前ということなので、例えばその病気に感染しないとか、 そういった意味でのリスク回避の部分も中には意味合いとしてはあるのかなと思いますが、
全体としてですね、この受験勉強を重視するということで、 学校を休む、学校の行事などをおろさかにするということについて、
小川先生の方ではどういった意見をお持ちなのか、といったところを今回聞いてきました。
結論から言うと、休んでも休まなくてもどっちでもいいというのが僕の考えです。 どういうことかというと、
学校は学校でやはり子どもの成長上、もちろん重要な場所だし、 それは何かというと社会と出会っていく入り口として意味があることですね。
ですから、全く学校に行かないと。目先の勉強理由に、2ヶ月も3ヶ月も学校に行かないという、 そういう選択は基本なしだと思うんですけれども、
社会性、友達との関係であったり、集団活動であったりとか、行事ごと、
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そういったものから得られる学校の価値というものを、1日2日抜けたことで何か失ってしまうものかというと、そうではないですよね。
何百日何千日と、6学年積み重ねてきた日々の中に価値があったので、
別に目先の数日のお休みが、子どもの成長に悪影響を及ぼすということはないわけですよ。
という意味では別に休んだって、それがマイナスってことはないでしょうね。
一方で、休まなくてもいいっていうことをしたのも、受験期に限らずですが、勉強とか積み上がってやることがいっぱいになった時に、
学校休んで取り組みたいなっていうシーンっていうのは、どのご家庭もよくあるんですよ。
その際に、休んだ時間を何に使いたいのかっていうか、したいことがまずはっきりあるということ。
何をどれぐらい取り組みたい、そのためには4時間あと欲しいんだと。
だから学校を半日お休みさせてもらいたい、といった組み立てで、休むなら積極的に休む。
というのは望ましくて、なんとなく不安でやりたいことがいろいろある。だからとりあえず学校休みたいっていう順番でやると、目的を決めずに休んでしまうとですね、
リズムが狂うだけで、かつ思ったほどには、1日休むとすごくいろんなことができるって錯覚をするんですけど、子どもは。
でも実際には1日って結構すぐ経ってしまう時間で、目的を決めずに、目標を決めずに休みを取ると、特段行動としては変わらず、学習成果としても1、2割増えただけで、いつの間に大したことがない結果になりやすいんですね。
そうなると、休んだのに進まなかったって、かえって焦りが募るっていう問題もあるので、休むなら目標を決めてきちんと休みましょうと。
いうことが、子が気をつけてほしいポイントですね。
で、かつこの焦りとかのお話でいうと、休み休まない以前に何に焦ってるのか、何が不安なのか、というところを本人の言葉を聞いてあげながら、親御さんとしては過剰が気にして目に見えるように、不安の内訳を目に見えるようにしていくことが大事だと思います。
で、書き出してみたときに、気にしても仕方がない分野の悩み、正答率が非常に低い問題が出たら怖いとかね、それは別に合皮に関係ないよね、という話だし、
過去にケアリスミスでポカ押したことがあるから、またやっちゃったら怖いっていう不安があったら、ケアリスをしても5点ぐらいなんだから、それぐらいカバーするように他の部分で取れるんだから心配ないというような説明もできるだろうし、
書き出した焦りの中身の一個一個について焦り覚える必要があるのか、また解決の手立てがないのか、そんなことを個々検討して対応をはっきりさせてあげるというのも大事でしょうね。
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そういった対応をはっきりさせた結果、時間が欲しい、だから学校を休む、こういう順番であれば親子共に納得感、安心感というのを得られるんじゃないかなというのは思います。
あと、電線生徒のインフルエンザとか、ここ2年間に関してはコロナというのが皆さん心配なわけですけど、そういった部分についてはもうお子さんの体力的なこととか、風邪にかかりやすいかかりにくいのか、気質体質もあるんで、そこはケースバイケースの判断かなというふうに思いますね。
なるほどですね。お子さんの様子を見つつもダラダラとしてしまう危険性もあるので、そのあたりをしっかりチェックしながらという。
学校に途切れず通っているからこそリズムが取れていて、勉強時間の時の集中が生まれているってことも十分あるので、一面的には決めないようにして判断いただければいいと思います。
はい、いかがだったでしょうか。小川先生としてはですね、結論、行っても行かなくてもどちらでもいいんじゃないかと、子供に任せればいいのではないかと。
もちろんその前提として、1ヶ月も2ヶ月も休んで全く学校に行かないという、ある意味その登校拒否みたいなのは違うという前提なんですけれども、
そもそもその学校に行くっていうところは、勉強の面もそうですが、どちらかというとその友達とか行事などを通してですね、
社会性を育むという点、コミュニケーションができるようになるというような場所として考えるのであれば、受験勉強のために、
例えばその1日2日休んでも、社会性を育む面という点だけでいえば、そこまで影響はないのではないかなということでした。
ただし注意点として、休むときにはですね、目標とかそういった予定みたいなものを決めないと、1日っていうのは本当に簡単に過ぎてしまうので、
逆にダラダラと過ごしてしまうことによって、1日が無駄にしてしまったという部分が出てくると、ある意味逆効果にはなってしまいますので、
そうならないためにも、その休みの時間でどういったことに不安があって何に取り組むのかということを明確に決めるべきであるというようなことをお話ししておりました。
中にはですね、逆にその学校を休んでしまうことによって生活のリズムが崩れてしまうとか、うまく集中力が発揮できなくなるとか、
あるいはですね、休むかなっていうので朝起きるの遅くなるとか、そういったマイナス面もあったりする場合がありますので、
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そのあたりはですね、お子様の様子を見ながら取り組むのが良いかなと思います。
これとはちょっと別次元なんですけれども、やっぱり受験期となると風邪とかウイルスの心配もあるかと思います。
今年はどうなるか本当全く読めないんですけれども、新型コロナこの心配もあるかなと思います。
これについては学校もそうなんですが、塾に行くこと自体も感染の恐れがあるというところで言うと同じでありますので、
今回のご質問でいう学校休んで塾に行くというテーマとはちょっと違うかもしれませんが、
例えば最近ですと塾とかでもですね、Zoomとかのオンライン授業みたいなものも結構取り揃えているところが多いかなと思います。
そのあたりをうまく取り入れて検討していくっていうのがいいかなと思います。
あとはですね、その家にずっといるとやっぱり友達とも会えないですし、
親と子を家の中でずっと顔を合わせて勉強するっていうのもなかなか健全ではないかなと思いますので、
そういった子どものリズムを見たりですね、仮にその学校を休む場合でも近くの公園を散歩するとか買い物に行ってもらうとか、
勉強以外の面、心をリフレッシュするような時間っていうのも意識的に設けるのもいいのかなと思います。
あとはよく聞く話であるんですけれども、受験勉強をすることで学校を休むことによって、
そういった受験をしない子からの差別だったりいじめみたいなものも中にはあったりする話も聞きます。
そのあたり、その学校の友達との付き合い方みたいなところのケアっていうのも、
親側の方で学校の様子とかを聞きながらですね、選択してあげればいいのかなとも思いました。
今回はこの学校を休んで受験勉強に取り組むというようなお話でお送りしてきたんですけれども、
今回のようにですね、この子育て受験ラジオではリスナー様からのテーマのリクエストや、
また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
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子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。