みなさんこんにちは、草野美希です。 宮崎徹郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、YouTubeの現状について話していきたいと思います。
はい、今回は久しぶりのYouTube回。 そうですね、久しぶりになりますよね。
たぶん最後にYouTuberとかクリエイターについて話したのって、去年のナイトを特集したタイミングじゃないですかね。
確かに。 なので、それが去年の10月とかだったと思うので、半年までいかないですけど、4,5ヶ月ぐらいぶりで話したと思うんですけど、
今日は、いつも通り2パートで話していきたいっていうところなんですけど、
まず来週に関しては、アメリカのYouTubeコミュニティとかクリエイターの中で話題になったトピックについて話していきたいと思うんですけど、
今週はそこの前提として、今のYouTubeがどうなっているのか、今のYouTubeの現状っていうところを話していきたいなと思っていまして、
最初はYouTubeテレビから入って、ライブストリームの話をして、最後の方はショートツーの話をしていきたいと思っているんですけど、
これをやる、このエピソードを収録するためにいろいろ準備してた時に調べてたんですけど、YouTubeって19年前に立ち上がったんですよね。
結構前になりましたね。すごいな。
やっぱ歴史がありますよね。
確かに。生まれる前からYouTubeがある世代、当たり前なんですけど、って考えるとすごいですね。
すごいですよね。
19年間やってきてるからこそ、いろんな進化とかプロラクターもどんどん変わってると思うので、
そこについてもう一回改めて今どうなってるかっていう話をするべきだと思うんですけど、
それこそYouTubeの仕様も変わったじゃないですか。
去年でしたっけ、確か。
ニール・モハンさんという方になったと思うんですけど、
彼が毎年初めに、今年どういうトレンドとかどういうトピックにYouTubeが興味あるかっていう話をするのと、
去年の振り返りをしてくれるんですけど、そこで彼が書いてたことでもあるんですけど、
YouTubeの5年後にはテレビ画面でのYouTubeの視聴者数がどんどん増えていくんじゃないかと。
これはもうすでにYouTube内ですと一番早く伸びてるチャンネルっていうかデバイスっていうのがテレビになっているっていうところですね。
テレビの領域ですと、YouTubeも結構真剣に今、ある程度のプライオリティーを置いて、そこを拡大しようとしてるっていうところですよね。
次にライブ配信のところに行きましょうか。
ライブ配信ですと、ここすごい不思議な、YouTubeにとってちょっと不思議な領域でして、
これから、これは個人的に予想でしかないんですけど、これから結構ライブ配信のシェアを取るんじゃないかと思うんですよ、YouTubeが。
ただ、それを彼らが積極的に取りに行ってるかって言われると、そうではないっていう。
しかもそのプロダクト、YouTubeのライブ配信のプロダクトってまだまだ未熟ですし、虚構のツイートと比べると正直衰えてる部分が多いので。
もちろん少しずつは改善はしてるんですけど、めちゃくちゃペースが遅いんですよ。
あんまりジルークそんなにしてなさそうな。
まさにそうですね。そうだと思います。僕はYouTubeの人ではないので、そこはわかんないですけど。
ただ、例えばなんですけど、プロダクトの問題とかでいきますと、
これはちょっと去年末時点なので、直近僕もライブ配信のプロダクト触ってないのでわかんないですけど、
そもそも12時間以上ライブ配信できなかった。
それはまだいいとして、より課題だと思ったのが、6時間以上配信した場合、配信内容を編集できないっていう。
確かに。
それって結構微妙かなと思うのが、著作権NGな曲がたまたま流れてしまった時点で、
もうマネタイズ一切できなくなるっていう。
もちろん今後こういうところはYouTubeも直してくると思うんですけど、
ただ、明らかにプライアリティに置いてない感じはすると。
これは一部も仕方ない部分があると思ってまして、
YouTubeのプライアリティってどこにあるべきかって言われますと、
今だと多分ショーツにあって、あと根本としてYouTubeを人気にさせたロングフォームコンテンツだと思うので、
その2つにもう気を取られてたら、ライブ配信って後回しになってしまうので。
でもなんかお金になりそうな気はするんですけどね。
確かにショッピングとかって結構ライブ配信につながったりする気はするので、
いろんな意味でマネタイズっていうところだとそうかもしれないですよね。
特に日本とかアジアだとスーパーチャットしてもらってる配信者の人ってすごく多い気がするので、
そこの改善とかしたらYouTube側にもメリットありそうな気がしますけどね。
そうなんですよね。
ただやっぱショーツに今どうしても気を取られてる気がするので。
そういう雰囲気がめちゃくちゃ出ているので、
明らかにプロダクトのプライベートというか新しい商品とか新しい機能とか出してる場合は、
やっぱりショーツに関連するものとか、クリエイターのマネタイズに関連するものとかがどうしても多いのかなっていうところで。
このライブ配信の中ですと、これ過去のデイリーメモでも話したことあるんですけど、
面白いシフトが起きてるなと思ってまして、独占契約する時代が終わりつつあるのかなっていうところです。
Twitchだけ移籍みたいなニュースとかありますもんね。
ありましたよね。それこそマイクロソフトがMixerを出したタイミングで、
フォートナイトの人気配信者の忍者とかを独占契約で結んだりしてたと思いますし、
最近ですとKickとかやってますけど、Kickっていうライブ配信プラットフォームがあるんですけど。
ドレイクが配信してる。
ドレイク配信してるんですか。
ドレイクがバズってたあの動画はKickからでしたね。
そうなんですね。
アニータ、マックスウィーンってやったやつ。
あれでした?Kickからだった?
あれKickだったと思いますね。
知らなかったです。ドレイクさんがそもそもKickを使ってたのは知らなかったので。
でもなんかXQCとか、Twitchでは元々すごい人気なフォロワーとかを引き抜いて独占契約とか提携したり、
YouTubeも似たようなことをやってた時期はあって、
基本的にシェアが1位だったらTwitchからシェアを取るため、そこのオーディエンスを引っ張るためだったんですけど、
最近多分そういう契約っていうのがあんまり出てきてなくて、
むしろ例えばですけど、最近ポキメイさんってTwitchで女性のTwitch配信者で一番フォロワー数が多かったクリエイターの方ですけど、
彼女も最近Twitch配信をやめて他のプラットフォームに行くっていう話をしたんですけど、
そこで一切独占配信は、配信権は契約をしないっていう話をして、
オファーは来たっぽいですけど、ただそれは基本的に締結しなかったという話をしていて、
彼女がなぜTwitchから離れたのかっていうポッドキャストのエピソードを出してるんですけど、
それはめちゃくちゃリアルな話で面白いんですけど、
そこでの彼女が話した独占契約の内容の話ってすごい面白くて、
Twitchの独占契約って、とりあえず彼女に関しての独占契約で、
基本的に似たような契約を他のクリエイターと結んでると思うんですけど、
時間制なんですよね。ミニマム毎月何時間配信してくださいと。
しかもミニマムの配信時間っていうのが、
それが1年に変わってますし、しかもその次は更新しないってYouTube側が言ってるらしいんですよ。
逆にYouTube側が。
最後に新規でYouTubeが契約したのって多分2022年なんですよ。
なので最近もう全然やってなくて、新規に関しては。
Twitchも最近ですと、Twitchだけではなくて他のプラットフォームでもライブ配信してもいいですよっていう契約を結び始めましたね。
なのでまさにSpotifyと似たような感じですよね。
これってじゃあなぜそうなってるのかでいきますと、単純にエコノミクスの問題だと思うんですよね。
ペイしないんですよ。
プラットフォーム側が。
しかも今のTwitchの状況を見ますと、余計多分そういうアップフロントにお金を出せるっていう状況ではない。
多分今までTwitchが存在した中で一回も黒字化してないんですよ、あの会社は。
基本的にAmazonもずっと投資し続けてくれたんですけど、買収した後にも。
ただやっぱり今の金利ゼロの状況でAmazonもいろいろプレッシャーを受けている中で、なかなかサポートをずっとできないというところで、
Twitchがちゃんと黒字化できるような状況を作るのが大事だって考えた時に、
Twitchは去年末、韓国でサービス提供を止めましたし、
あとは今年の1月ですかね、500人くらいの従業員、多分35%くらいですね、レイオフしていたりするので。
明らかにコストカットをやってますと。
コストカットする中でめちゃくちゃ多額のお金を多分ストリーマーに出せなくなっているっていうところだと思うので、
単純に彼らもそこまでお金を出せない状況になっているっていうのもあって、
なんでその独占契約っていう時代は、ようほどキックみたいな新しいプレイヤーがいない限りは、
基本的にもうやらないようになるのかなっていうのを思いましたね。
そうですね、前みたいにこの人がここのプラットフォームに行ったら動き業界って変わるかもしれないみたいなことは、
いい意味でクリエイターが自由になったからなさそうな気はしますね。
特にクリエイターからすると、一つのプラットフォームに縛られると、
それ以上のユーザーの獲得がしにくくなるじゃないですか。
今ですと、ツイッチだけではなくてツイッチとYouTubeで配信できるようになると、
今までとちょっと変わった、違うユーザーにリーチできたりするので、
それによってどんどん自分のマネタイズがどんどん良くなったりすると思うので、
それがいろいろ状況として変わってきているなと思う中で、
そうすると、YouTubeにとってはすごいチャンスなのかなと。
結局ツイッチがどんどんコストカットしていて、独占契約も結べなくなった状況で、
しかも多くのツイッチ配信者はツイッチだけではなくてYouTubeでも配信し始めますと、
ようやく、何年前にもずっと話してますけど、
ようやくYouTubeがツイッチを超えられるような環境が出来上がってきたのかなというところですね。
視聴時間で行きますと、まだまだ差はあるので、
ツイッチとYouTubeライブ配信って合格に比較しちゃいけないと思うので、
ツイッチの視聴時間とYouTubeゲーミングの視聴時間を比較すると、
大体4倍くらいの差があるんですよね。ツイッチの方が多いので。
なんですけど、場合によっては多くのクリエイターがYouTubeに移行するのかなっていう。
あらゆるプラットフォームが。
ここの一つの理由としては、コストカットのやってる中で、
ツイッチがクリエイターへの支払いのシステムを変えたんですよ。
一見よく見えるんですけど、70-30のレベシアのスプリットみたいなことを発表していたんですけど、
同時に一部の売上に関しては、配信者の視聴者がいる場所によって支払いが変わるんですよ。
そうすると、アメリカが一番だいたい高いんですけど、そこからどんどん落ちていくんですけど、
配信者によっては、例えばヨーロッパとかアフリカとかアジア圏とか、
アメリカじゃないところに視聴者が多ければ、おそらくなんですけど、今まで以上に儲からない。
アメリカに住んでたら?
アメリカの視聴者なんですよね。視聴者がほとんどアメリカであればそこまで変わらない。
もしかしたらちょっと上がるかもしれない。
そこも配信者によって状況もだいぶ変わっていくと思います。
それを考えると多分どんどんYouTubeに移行するクリエイターも出てくるかなと思ってまして、
すでに移行しているクリエイターの中でうまくいってるケースもどんどん出始めてるんですよ。
例えばなんですけど、ラドゥイグっていう人気なTwitch、元々Twitch配信者で、
今YouTubeの独占契約してる人なんですけど、
彼は実は同時アクセス視聴者数でいきますと、Twitchの方が若干高かったんですよ、YouTubeより。
ただ、今後どんどん再生回数とか、オーディエンスとか、バインネットマネタイズとかって見ると、
YouTubeのほうがどんどん強くなるっていうか、どっちかというとTwitchが弱まってしまう可能性があるので、
そうすると、場合によってはYouTubeとしては基本的にあまり改善しなくても、
場合によってはどんどんクリエイターが増えて、
ライブ配信業界のシェアがどんどん上がるんじゃないかと。
なので、ライブ配信だとそんな感じですよね。
次にYouTubeでいきますと、やっぱり今一番プライベートにおいているのはShortsになりますよね。
Shortsですと、1日700億再生回数ぐらいですよね。
Shortsにアップロードしているチャンネルの数が年々50%ぐらい増えているというところで、
やっぱり過去1年、1年半ぐらいのShortsのインパクトって、
僕も草野さんもYouTube見てると思うんですけど、やっぱすごいですよね。
明らかにそこに重きが置かれているというか、それはプラットフォーム側もそうですけど、
クリエイター側もそうかなっていうところですよね。
Shortsだけで数千人いるみたいなのもどんどん出てきてますもんね。
めちゃくちゃ増えてますよね。
それこそ、去年最もYouTube上で登録者数が増えたチャンネルを見ますと、
1位は覗いてなんですけど、1位ミスタービストなので、彼はちょっと例外なので、
1位を覗けば基本的にShortsドリブンなんですよ、全員。
ミスタービストは去年1億人ぐらい増えてるんですけど、
それはShorts以外にも普通の動画で伸びてるところがかなりあるので、
2番目の最も去年登録者数が増えたチャンネルって、
UAEのZAMZAM Electronics Tradingっていう電気製品とか売ってるお店なんですよ。
そこが基本的にShortsで4000万人増えてるんですよ、登録者数が。
すごいなぁ。
すごいですよね。
そのリストを見てもほとんどがShortsで登録者数が増えていて、
それこそ、僕も草野さんを見てるクリエイターエコノミーについて詳しく書いてくれている
Tubefilterっていうニュースメディアがあるんですけど、
そこって毎週もやってますけど、
毎月アメリカで最も視聴回数が多かったYouTubeチャンネルをまとめてくれるんですけど、
例えば自分が投稿してないタイプの人間だったらフォローすぐ押しちゃうっていうのはわかるんですけど、
なんかYouTubeこれまで使ってきた人たち的にはそんなすぐフォローボタン押すんだっていうのもちょっと、
なんか、世代なんですかね。時代の流れというか。
なんかそのショーツのフォローボタンをめっちゃ押してる人たちは、
そのロングフォームのコンテンツと、まあでもそうか、登録画面、ショーツとロングフォーム分けられますもんね。
分けられるのと、あとこれ多分なんですけど、
なんかやっぱりYouTubeの見方が変わってきてると思うんですよ。
なんかフィードを見るとやっぱショーツヘビーになり始めてるので。
アプリ開くとショーツになるみたいな。
そうですよね。
だから多分僕とか、まあ草野さんもそうかもしれないですけど、
YouTubeに行って基本検索か、自分が登録してるクリエイターの動画を見たいから行ってるっていうことが多いかもしれないんですけど、
多分今は違うんですよ。
そうではなくて、面白いものを見たいためにYouTubeに行って、
で、なんかそれをいわゆるフィードベースになってきてるっていうところですよね。
なんでなんかその中でやっぱり、これは去年ナイトのリードさんと一緒にイベントやった時にリードさんも話してましたけど、
なんかこのショートフォームからスタートしてどういうふうにロングフォームへトランジションできるのか、
まあいわゆる両立できるのかっていうのが結構課題になるっていう話だと思ってまして、
なんかロングフォームから始まってショートフォームにも展開するっていう事例って結構あると思うんですよ。
なんかそれこそ多分、まずは切り抜きから始まって、
場合によってはMrBeastみたいなクリエイターであればTikTok専用のコンテンツも作るとか、
彼のコンテンツって結構TikTok専用に出してるものってすごい面白いもの多いので、
場合によっては彼の最近出した動画のちょっと違うコンテンツもあれば全く違うコンテンツもあったりするので、
今多分TikTok上で4番目にフォローされてるクリエイターにもなっちゃったんですけど、
多分、でも場合によってこの収録地点で4番目なので、
多分配信されてる時期には3位になってると思うんですけど。
やっぱりロングフォームからショートフォームに行くっていう展開は全然あるんですけど、
ショートからロングってなかなかないですよね。
難しいですよね。
去年ですと、1位YouTubeクリエイターで、それができそうだったところがいて、
それがBricks and Disordersっていうイギリスのクリエイターなんですけど、
その人のキャラクターっていうのは、
すごくうまくロングフォームに
トランジションできてるなって思いました。
1つの動画40分とか30分くらいあるので、
それで50から100ぐらい出るのはすごいなって思います。
その動画って、
同じ動画で尺をより長くしてるっていう話なのか、
ショーツの延長戦にあるものの中、
全然違うものなのかというと、どういう感じなんですか?
食べてる動画とか料理してる動画っていう意味だと一緒なんですけど、
インタビューの記事とか見ると、
ロングフォームとショートは、
撮り方というかナラティブを書いてますって言ってましたね。
はいはいはい。
そういう意味ですと、
ショーツですとTikTokを対抗するために出てきたものでもあるとは思うので、
これもTikTokがなぜ、
そもそもある程度スペースを取れたかシェアを取れたかと言いますと、
それってショートフォームの動画だからっていう話ではないと思いますし、
バーチカル縦型の動画だからっていう話でもないと思うので、
どちらかというと、より簡単に動画を作って成功できるっていう体験を作れたから。
これって多分昔YouTubeも同じ概念があって、
多分テレビと比べると。
だからこそより人気になってきたと思うんですけど、
多分今のYouTubeですとそれに最適化されてなかったので、
それがショーツによってもう一回最適化したいっていう話だと、
思うんですけど、
今TikTokを見ますと、TikTokがよりロングフォームに行こうとしてるじゃないですか。
TikTokはTikTokで色々課題があって、
そもそもクリエイターがマネタイズしにくいのでショートフォーム動画ですと、
いわゆるブランド提携する以外は。
なのでTikTokとしても多分YouTubeのポジションを取ろうとしていて、
YouTube側もTikTokのショーツっていうところのシェアを
基本的に取りに行こうとしてるのかなと思うんですけど、
YouTubeとしてはやっぱりこのショーツを取り入れることで、
なんとなくですけど、
2,3ヶ月ごとにアルゴリズム変えてきてるのかなっていう感じはしますと。
やっぱりまだショーツがどこに当てはめるべきなのか、
どこまでプライオリティ化するべきなのか、そのフィールドの中で。
っていうのがまだ完全にYouTube側も理解してないのかなっていうところだと思いますし、
やっぱりそれもあって、
YouTubeで重要な指標っていうのもどんどん変わってきてるのかなって思いますよね。
それこそさっき草野さんが話したフォローの概念とか登録するっていう概念も、
登録者っていう指標って多分より重要視されなくなったのかなっていう。
結局YouTubeもそれがそこまで必要なくなって、
どちらかというとユーザーのブックマーク機能的な役割になるのかなっていうところですよね。
プラットフォームとしてもそこまで重要な指数じゃなくなるみたいな。
おそらくそうだと思います。
どちらかというと、特にショーツ化になるといい動画を出せるかどうかっていう話なので。
どれくらいちゃんと見てるかみたいなところとか。
まさにそうだと思いますね。何パーセント見てるかっていうところがより重要視されるっていう。
結局YouTubeに人が行く理由が、誰かの動画を見たいっていう話ではなくて、
面白い動画をただ見たいってなると、多分指標って変えないといけないので。
おすすめで確かに出て、フォローしなくてもまた出てくるからみたいなことはあったりしますよね。
そうですよね。ありますあります。
だからそんなにフォローってものがそんなに大事じゃないのかもしれないと確かに思います。
それも何か良い悪いっていろいろあると思いますし、
場合によってはフォローした人のフィードみたいなものも出てくるかもしれないですし、
いろいろ変わってくると思うんですけど。
指標としても、やっぱり1動画あたりの再生回数の中で、
どれくらい登録してる人が見てるのと新規視聴者が見てるのかっていうところに分けられるんですけど、
それを見たりとか、そこの新規ユーザーと既存ユーザーの、
YouTubeですとAVDっていう指標があるんですけど、どれだけ長く見られたか。
平均視聴時間ですよね。っていうのを比較したりとか。
基本的に既存ユーザーの方が長く見てくれるので、1つの動画を。
そこと新規ユーザーのギャップがどこまであるかっていうのを見て、
そこのギャップがそこまでなければ、むしろ根本的に動画に問題がなければ、
新規ユーザーが同じぐらい好きでいてくれる。その動画を。
ということはおそらく、登録してくれる可能性が上がるんじゃないかっていう仮説はできると思うので。
たぶん指標として、どういうふうな形でユーザーとのエンゲージメントの深さを見れるのか。
関係値の深さを見れるようなものっていうのがより重要視されるのかなと思っているんですけど。
クリエイター側としては。プラットフォーム側ではないですけど。
そうすると登録者数っていうところもクリエイターとしてはそこまで気にしなくなる。
結局5年前に登録したかもしれないですし、そこからコンテンツもだいぶ変わってるかもしれないので。
いろいろ指標が変わってきたりとか、そもそもクリエイター重視にならないってなると、
YouTubeってShortsを別アプリとして出した方がいいのかっていう議論が出てくるのかなって思いますけどね。
うーん、どっちだと。そっちの方がいいと思います。
多分そっちの方がいいと思うんですけど、YouTubeはやらないと思います。
なんか視聴体験がめちゃくちゃ違いますし。
あとやっぱりShortsとか、これTikTokも同じなんですけど、
やっぱりクリエイターではなくてフィードにロイヤリティをユーザーが感じてしまうので。
なんで、なんかこれはエマチェンバデンさんが最近言ってたことなんですけど、
今のYouTubeの状況ってどうなんですかって聞かれたときに彼女が言ったのが、
今はもうクリエイターの時代ではなくて動画の時代だと。
でも面白い動画を出せるかどうかっていうところになっていて、
なんか誰かをフォローするっていう概念が結構失われてしまっています、YouTubeでは。
若干昔のテレビと似たような雰囲気に戻ってきてますよね。
テレビでなんかチャンネルをなんか色々回して、
なんかチャンネル数が無限にあるっていうだけなんですけど。
たしかに。誰かがって言える感じじゃないですね。
これの一つの課題として出てきているのが、これもエマチェンバデンさんが言ったことなんですけど、
なんか良いクリエイティブとは人のアテンションを欲しがらないものだっていうのを彼女が言ってて。
なんかその、ただ直近のYouTubeってそれの逆走だと思うんですよ。
なんかもう、どれだけなんかすごくて過激的なことをやって人のアテンションを引き寄せるっていう。
なんかでもその、もともとなんか欧米のコンテンツってそういうもの多かったのかなってイメージはあるんですけど、
なんか初期、なんかそれは一つの例なんですけど、
なんかiPhoneが出たら、iPhoneをミキサーに入れてみたみたいな動画を投稿しているアメリカ人の人がいて、
なんか衝撃的だなと思って。なんでそんなことをするんだろうと思って。
でも見ちゃうみたいな。
なんかそのアテンションはすごく取るんです。エクストリームに取るけど、なんかそういいのかなみたいなことあって。
それが全部だとは思わないんですけど、なんかそういうコンテンツが好まれるのかなって気はしてた。
好まれるっていうか、やっぱり再生回数は取れるんですよね。
やっぱりこれなんだってなるじゃないですか。iPhoneをブレンダーに入れてなんかごちゃ混ぜにしようとした人も、
なんかそんな高いものってなると思うので。それがいわゆるどんどんレベルアップしないといけないじゃないですか。
それをみんなやりだすので、だったらそれが面白くなくなるので、
なんかもうiPhoneをミクサーに入れるのではなくて、なんかもう高層ビルから落とすみたいなことをやったりとか。
なんかどんどんレベルアップ。レベルアップって言えるのかどうかわかんないですけど。
それこそニュースとかも似たような現象起きてたと思うんですけど。
なんかそういうアテンションをとりあえず取るっていう時代があったのかなと思って。
自分たちとちょっとそのメタが変わり始めた気もするので。
なんか最近の特にトップユーチューバーとか見ますと、動画がよりなんか尺が長くなったり、
なんかちょっとペースダウンしてる気はするので、そのテンポが。
なので、場合によってはそのセンセーショナリズムっていう時代がちょっとピークを超えたのかなっていう感覚は若干ありますね。
YouTubeの中では。で、これもYouTubeですと、時代ってあったと思うんですよね。
初期のYouTubeって結構コメディ動画が多かったりとか、
スケッチみたいなコントみたいなものが多かったり。
場合によっては自分の完璧なメイク方法を教えたりとかする動画って結構あって。
で、そこから逆走したYouTuberの時代が来たのが、いわゆるVlogの時代ですよね。
これが多分、最初はケイシーナイスタットさんとか、
ピーク時はエマ・チェンバレンとデイビッド・ドブリックさんとかだったと思うんですけど、
そこからもうちょっと企画型、また逆走して企画型に戻って、
で、それの今のピークがミスタービーストだと思うので、
そこから今ショーツにプラットフォームが無理矢理切り替えてるので、
そこからどうなるのかっていうところは気になってはいるところなんですけど、
ショーツ自体が視聴体験がすごい違うじゃないですか。
検索型ではないですし、
そもそもクリエイターがどこまで表示されるかっていうのが変わってくるじゃないですか。
例えば、YouTubeに行ってミスタービーストって検索すると、
ミスタービーストの動画だけではなくて彼のロゴが出て、
そこをクリックすると彼のチャンネルのページに行くので、
基本的に彼のブランディングしかないじゃないですか。
ショーツで動画見るとそもそもサムネイルもないですし、
しかもタイトルとロゴも角っこに小さく写ってるだけなので、ほぼ見えないんですよね。