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  2. #210 YouTuberの引退と跡継ぎ..
2024-04-11 1:01:15

#210 YouTuberの引退と跡継ぎ問題について真剣に話そうぜ

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<主なトピックタイムスタンプ> 

() OP
() YouTuberの引退ニュース
() コンテンツ活動のエンディングの仕方
() アスリートの引退との類似性
() いつかは消えちゃうYouTubeチャンネル
() 最も面白いコンテンツとは誰かの人生
() 完全引退ではない?コンテンツの出し方の進化
() YouTube「The Game Theorists」の売却とパーソナリティをどう移行させるか
() YouTubeクリエイターがどう持続可能なビジネスにするか
() 学生YouTuberグループが30代へ、これまでの信頼を使ったビジネス
() YouTuberのグループブランド化
() 跡継ぎをどう探す?政治や国家
() 企業の世襲による権力継承

<参照リンク>
https://offtopicjp.notion.site/210-42f6b5f4ba9449799f821a0dcc099922?pvs=4

<Off Topic // オフトピック 情報>
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草野ミキ:
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宮武テツロー: 
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00:06
皆さんこんにちは、草のみきです。
宮崎哲郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テクニスやスタートアップ、ビジネス情報をゆるく深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、YouTuberの引退とクリエイターの跡継ぎ問題について話していきたいと思います。
先週がYouTubeの状況をちょっとアップデートしたと思うんですけど、
今週はYouTubeというプラットフォーム側の話というよりも、クリエイター側の話をしていきたいなと思っています。
アメリカのYouTube業界ですと、今年結構話題になったトピックがありまして、
それについてちょっと話していきたいんですけど、
そのトピックというのが、クリエイターの引退、YouTuberの引退というところと、
その跡継ぎどうするのかと、いわゆるクリエイターがどうスケールするのかという議論がすごいありまして、
それがあった理由としては、今年の1月末あたりから、今年の2月の頭の2、3週間ぐらいのスパンで立て続けに結構有名なYouTuberが引退宣言をしていて、
草野さんって見ました?何人かの宣言。
なんか見たような気がするんですけど、どなただったかっていうのは覚えてないです。すみません。
何人か割と有名な人たちはいたんですけど、例えばですけど、一人がトム・スコットという方で、
彼は640万人ぐらいのYouTube登録者がいるんですけど、彼はもう1999年からインターネット上でいろんなコンテンツを投稿し始めて、
YouTubeチャンネルを作ったの2006年。本当に初期から持っていたんですけど、実は成功しだしたのが2014年から。
その時に自分の中で目標を設けたらしくて、毎週月曜日の午後4時に面白い動画をアップロードするっていうのを10年連続やり続けたっていう。
すごいですね。
すごいですよね。その中で僕も見たことがあった動画があるんですけど、それがガーリックパンを宇宙に飛ばして、宇宙の本当の宇宙が見えるところまで飛ばして、地球に戻ってきてそれを食べるっていう動画を作ったんですけど、
それが多分6000万再生回数ぐらいいったんですけど。一部科学的なものとか教育的なものとかの動画とかも多かったりして、一部はちょっと面白系の動画とかも出してたんですけど、
その方が今年の1月に週次の動画をアップするのをやめますというところで、結構彼の引退宣言の動画ってめちゃくちゃ良かったんですけど、彼が一人いますと。
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次にセス・エバーマンさんっていうスウェーデンのミュージシャンなんですけど、彼は420万人ぐらいの登録者がいて、彼も2015年あたりから結構面白系の動画を作ってるんですけど、夢のアーティストの曲をカバーするんですけど、カバーのやり方が面白かったり、音の作り方が面白かったりするので、
ビリー・アイリッシュのバッド・ガイとかを再現したのが結構バズったりとかしていたんですけど、彼もいたり。あと多分一番有名なYouTuberでいきますとマット・パットさんという方でゲームセオリーっていうチャンネルを運営しているんですけど、1900万登録者がいるYouTubeチャンネルですね。
2006年からチャンネル自体が立ち上がったんですけど、ゲームセオリーっていう、いわゆるシリーズ系の動画なんですけど、それを出し始めたのが2009年。15年間やってたっていうところなんですけど、彼とあと彼の奥さんもYouTuberで、その2人がゲームセオリーがすごい人気になったので、3つのスピンオフを作って、実はチャンネルを2022年に売却してまして。
これもちょっと後ほど詳細説明しますけど、直近今年の1月にYouTubeから、もう顔を出さないと、いわゆる引退をするっていう発言をしたり、それ以外にも1100万人の登録者がいるマインクラフトYouTuberのキャプティン・スパークルズという方でしたり、
あとミートキャニオンっていう、これも680万人ぐらいいるYouTuberですね。引退を、何かしらの引退を発言していますと。それこそ先週話したポキメインさんとか、Twitchの配信者も、いわゆるTwitchから引退しますと発言もしているので、結構今年に入って多くの、特にYouTuber、クリエイター自身が引退を宣言していますと。
大体の人が、YouTubeやめますっていう動画を出すじゃないですか。それを見ていて、なんかすごい個人的には、終わり方ってすごい難しいんだなっていうのは思いまして、あまり話されないことかなと思ってまして、そもそも終わりをあまり見ないことが多いと思うので。
なんで、なんかそれについてなんかいろいろ考え出して、で、多分今まで2つのYouTubeの離れ方ってあったと思うんですよね。YouTubeチャンネルの。1つはもうある日もう突然急遽もうアップロードやめますっていうやり方と、あとはとりあえず出し続けるんですけど、ちょっとずつ人気が下がって、ちょっとずつやる気もなくなって、で、徐々に徐々にいなくなるっていうパターンですよね。
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難しいのが、どんどんスケールするにあたってYouTuberとしては、元々はクリエイティブな新しい面白い動画を作りたいとか、自分の中のクリエイティビティを発揮したいっていう思いでやってたものの、大きくなるとなるほど複雑になりますし、組織が難しくなりますし、
本来クリエイティブっていう職業から離れないといけない、チームを管理したりとか、ブランドと交渉したりとかしないといけないので、もちろん皆さんにとってはすごい夢のような仕事ではあるんですけど、同時に元々自分がやりたかった仕事からちょっと離れてバーっとする人も多いのかなっていうところと、
あとは多分、1世代前のYouTuberの人たちをかなり見てるんですよね。1世代前のYouTuberはまさにバーっとしてしまったりとか、急遽止めたりとか、徐々に徐々に人気が下がっているのを見て、自分なりにどういうふうに終わらせたいのかって多分考え出した世代がここからなんですよね。
ちゃんと終わりますって言うみたいなのは、新しいっていうか、あんまりなかったかもしれないですね。
そうですよね。どういうふうに終わらせるかっていう質問ってすごい、あとタイミングの問題もあると思うので、なんかそれが本当は自分の都合のいいタイミングでやめられたらベストだと思うんですけど、それがなかなか見つからないですし、なんでなんか若干そこってアスリートと似てるのかなと思うんですよね。
アスリートも結構その自分のそのピーク時のタイミングでやめるのか、ピーク時をちょっと超えた後にやめるのか、それともずっとやり続けるのかっていう、まあなんとなくその3つぐらいのオプションがあると思うんですけど、
YouTuberもその人気度合いによってそのどのタイミングでやめるかってすごい難しくて、もちろんピーク時にやめるのはかっこいいと思うんですけど、なかなかできないですよね。
難しいですね。
まあそうそう自分が今ピークだっていうことはわかんないじゃないですか。これから上がってどんどん上がる可能性もあれば下がる可能性もあるので、なんかあとなんかまだできるって思ったりとか、あとは場合によってはその自分がチームを今持ってるので、その人たちをいわゆるその自分がやめたらその人たちもやめないといけないので、そうすると職失ってしまうのでっていう話もあったりとかすると思いますし、
なんか個人的にもそのどのタイミングでアスリートが、なんか自分の好きなアスリートとかがやめるべきかってすごい悩ましくてなんか複雑な思いになるんですけど、なんかピーク時をだいぶ越したアスリートを見ると、なんかその人がまだプレイしているのを見るのは楽しいですけど、
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同時になんか今までのパフォーマンスとは明らかに違うってなってしまうと、なんかちょっと悲しいなっていうのはなっちゃうので。
逆にでもずっと活躍なんてかチャレンジし続けてるのはかっこいいなとも思いますけどね。
そうですね。それもかっこいい部分あるんですけど、やっぱりなんかどうしても彼らそのアスリートとかの黄金時代とかを思い出したので、なんかそれを見たい気持ちがあるんですけど、それがまあ見れないっていう。
なるほど。 まあファン側としても現実をそこで覚えるっていう。 なるほど。
っていうのは正直あるので、なんで若干なんかその中でちょっとなんかクリエイターではあんまり見ないんですけど、アスリートでたまに見るのが、
事前に引退宣言をするっていう。今シーズン終わったら辞めますっていう、引退しますっていう発言を先にするっていうところですね。
クリエイターはあんまりそれって見ないと思うんですけど、アスリートって結構見たりすると思っていて、なんかその発言をした後のファンのリアクションとか、そのシーズンのファンとの関係値ってすごい面白いなって思うんですよね。
やっぱり終わりがわかるからこそ、なんかもう1回見に行かなきゃってなりますし、ファン側としては。最後にもう1回その自分のファンと一緒に楽しめるっていう。そう、なんか一緒になんか最後の瞬間を迎えるっていう楽しさっていうのがあると思うので。
個人的にも、コビーブライアントっていうユメラバスケの選手が引退宣言をした時に最後の試合のチケット買って行ったんですけど、彼がその宣言をしてなければ、そもそも彼の試合見なかったかもしれないですし、最後がわかるからこそ、なんか面白いコンテンツができたりとか。
より深みを作れるかなと思ったりする。なんかクリエイターで、これに一番近しい事例が実は数年前にありまして、2人のクリエイター、2人のユーチューバーが1つの共同チャンネルを作ったんですよ。
2人とも有名なユーチューバーだったんですけど、1人は結構有名で多分2000万人以上の登録者がいたんですけど、その共同チャンネルのコンセプトがすごいシンプルで、毎日動画をアップしますと。
1年後、ちょうど1年後にチャンネルを全部消します。動画も過去の履歴を全部消すっていうことなので、それがウーナスアナスっていうチャンネル名だったんですけど、最終的に460万人ぐらいの登録者が登録して、
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そして、合計の再生回数も8.6億再生回数とか。めちゃくちゃ見られて。で、たしか最後の週だけでも3100万再生回数ぐらいいったので、めちゃくちゃ見られたんですけど、同時に彼らグッズ販売とかもしたんですけど、その期間中に。
その1年間で12回ほどグッズをドロップしたんですけど、30ミリオンぐらい儲かったんですよ。もっとすごいのが30ミリオン中13.7ミリオン、45%の売り上げが最後の24時間だったんですよ。
最後の24時間ライブ配信したんですけど、ライブ配信の一番最後にそのチャンネルを消すっていうボタンを自分の画面を共有しながら、みんなで一緒に押すっていうことをやってたんですけど、やっぱりなんかその、生涯1回しかない体験みたいなものっていうのって、なんかYouTubeチャンネル運営してる以上だと結構難しいのかなっていう風に思っていて、
なんかいわゆる常になんかコンテンツアップするので、なんか常に生きてるものになりがちなんですけど、なんかこの人たちに関してはそのなんか終わりをしっかり告げたことによって、なんかいわゆるYouTubeアルゴリズムを無視して、なんか自分たちの好きなようなコンテンツを作れたっていうところはなんか、なんか一つすごい面白い事例だなっていう風に思いましたね。
白黒のなんかアイコンみたいなやつでしたっけ。
ああ、そうですそうですそうです。
ああ、ありましたね。
なんか2019年、2019年に始めて多分コロナ期間中でもあったので、なんかそれも多分影響したと思うんですけど。
やっぱり、なんかまあ終わりがあるっていうのは大事ですよね。コンテンツって、まあマーケティング的にもいいなっていうところはあると思います。でもなんかその、そこでめちゃくちゃバズって、そのまた新しくなんていうかコンテンツのフォーマットを開発したり、なんていうかアテンションを引き付けるのって結構難しいなっていうのはちょっと思います。
確かに、その元々既存にある…
あれやってた人だね。
そうですよね。
見れちゃうっていう。
で、元々既存にフォーマットがあれば、それをそのままやり続ければいいんですけど、彼らはもう全く新しい新計画を考えないといけないですし。
同じことを毎年チャンネルで消しますって言ったら、多分これだけ盛り上がってこないですし。そこら辺は確かに、終わりを作るとその後どうするんだっていう問題が起きますよね。
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あとやっぱり、誰かの人生を見たいっていう人間の欲ですよね。
そうですよね。
スポーツもそうですけど、その人の人生かけたストーリーの第一章を置いていくところが見たいとか、そのコンテンツを作って終わるところが見たいみたいなところもやっぱ誰かが成長していくところとかもそうですし、それが見たいっていうところかなって思いました。
でもそうだと思います。それで多分一部は成長を受け入れるファンがいて、それを見たいっていうファンがいて、一部は受け入れたくないっていうファンもいると思うんですよね。
特にYouTuberですと若い時から始める人が多いので、そうすると大人になるとスタイルが変わってくるじゃないですか。
それこそDavid Dobrikさんとかもそうだったと思いますし、これからちょっと話しますけどEmma Chamberlainさんとかもそうだと思うんですけど、やっぱりちょっと変わってくるので、いわゆる大人になってくるので、それをまだ見たいのか見たくないのかっていうところはファン側としてはそれも面白いですし、
アスリートも実は似たような、プレイスタイルがいわゆる年齢を重ねると運動神経の良さが落ちたりするので、衰えたりするので、それによってプレイスタイル変えたりするんですけど、それによって違う魅力はあるんですけど、同時に元々の面白さっていうのが一部軽減されてしまう可能性もあったりするので、
この辺はやっぱり、でもそれこそさっき話したいろんなYouTuberが最近引退発言をしたっていう話に戻るんですけど、彼らに関しては実は引退してないんですよ。クリエイターとしては引退してなくて、メインで彼らがやってたチャンネルを得る頻度を落とす、もしくはそこからは基本的にあんまりアップロードしないっていう判断をしているだけで。
TikTok移行しますみたいな人もいましたしね。
初にTikTokに移行しますとか、なんかお休みしますみたいな。
それこそ、さっき話したトムスコットさんっていう方は、いまだに週次でポッドキャストを出してますし、ニュースレターも配信しているので、それこそさっき話したマットパッドさんもいまだに制作をいろいろやってたりするので、結局YouTuberになると、まずはいろんなものを試すじゃないですか。何がバズるのかわかんないので。
それで何かバズり始めると、これだってなって、それをひたすら毎週やったり毎月やったり毎日やったりするんですけど、徐々に徐々にイノベーションしないといけないので。それで、それをやり続けると正直飽きる人もいたりするので、特に10年以上やるとそうですよね、たぶん。
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なので、ちょっと違うことをやりたいと。オーディエンスも一緒に育ってきたので、ちょっともうちょっと違うことをやりたいってなって、ポッドキャストやったりとか、それこそTikTokやったりとか、いろんなことをやり始めると思うんですけど。たぶん、エマチェンバレンさんとかめちゃくちゃわかりやすいと思うんですよね。
彼女の、そもそも彼女はYouTuberじゃないじゃないですか。
ポッドキャスター、企業家、モデル。
モデルみたいな感じですよね。だから、YouTuberほぼほぼアップしなくなったので。でも、いまだに週2ですかね、たぶん。で、ポッドキャストやってるので、もうポッドキャスターですよね、今ですとメインの。
最近はゲストをめちゃくちゃ多めで、ポッドキャストのゲストなんていうか、本当に自分のコンテンツでポッドキャストの番組やってるホストって感じになりましたよね。
そうですよね。たしか週1回はゲストにして、週1回は自分で話すみたいな、たしかそんなフォーマットにしてたと思うんですけど、でも本当に番組になりましたよね。
そうですね。 もちろん今だとそもそもYouTuberじゃなくてポッドキャスターになってると思うんですけど、YouTube時代でも明らかにスタイルがめちゃくちゃ変わってるんですよね、何回も。
初期は本当にVlogで、彼女の編集スタイルがすごい独特だったので、それを真似る人ってめちゃくちゃ多かったんですけど、そこからもうちょっと企画、Vlogなんですけどもう少し企画型のものとか、マラソンのトレーニングやり始めたとか、このスーパーに行ってみたとか、そういうのをやりだして。
2021年ですと、ちょっとコロナで結構影響されたのかなと思ったんですけど、彼女の動画一気に、もう単語、一単語のタイトルになった時代とかがありましたし、それこそちょっとどういうタイトルか覚えてないですけど、
犬みたいなタイトルにしたりとか。で、なんかサムネイルもだいぶスタイルも変わりましたし、なんかそもそもそのタイミングだともう、えまちゃんゆめまるさんがなんかそのおはようってもう言わなくて、もうなんかもうそのまま人生をそのまま映すっていう。
で、ちょっと引きで映すようになったりとか。で、なんかその後のフェーズはもうちょっとシネマ風な、ちょっとアート風な、ちょっと背景寄りのものが多かったり。で、直近はもう少し多分、もう少しちょっとVlogの方に戻って、その自分のなんか日記風な感じ。ストーリーテリーのスタイルってすごい面白いので、急に進化していく。急に進化するんで、それもそれですごい面白いんですけど。
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で、なんか今はもちろんなんかポッドキャストにフォーカスしているんですけど、なんか彼女も確かインスタグラムとかです。ではなんかもうフォロワー数も全然伸びてないって言ってまして、ちょうどなんか彼女もこの話をすごい言ってたんですけど、このトランジションの話を。なんかその今オーディエンスがシフトし始めてますと、彼女のオーディエンスが。
なんでなんかコンテンツを変えてるので、やっぱオーディエンスも変わりますよねっていう話は、やっぱ当然ながらあるっていうところで、なんかこういうコンテンツ自体がトランジション進化していくっていうクリエイターもいるんですけど、なんかその実際引退みたいな、いわゆるYouTubeの動画を出すのに引退するっていう意味合いですと、
なんか一番の成功事例になるのがおそらくこのマットパットさん。彼がゲームセオリーっていうYouTubeチャンネルを運営していて、その後フィルムセオリー、フードセオリー、スタイルセオリーって今4つのチャンネルを運営してるんですけど、各シリーズごとにトピックついて話して、いろんな仮説を話しながらそれの解説をしていくんですけど、
結構アニメ、アニメーションを使っているので、ほとんど顔出してなくて、ほとんど音声、自分の声だけで解説をしているっていう感じですね。
ゲームセオリーっていうチャンネルが一番登録者が多くて1,900万人いるんですけど、2022年にイギリスのスタートアップ、ルナーXっていう会社にチャンネルを売却したんですよ。そもそも売却の話ってあまり聞かないじゃないですか。
ユーチューブチャンネルの売却ってたまに見かけません?
たまに見かけます。うちらですと全職の遠崎が1社ユーチューブチャンネルを買収したことはあるんですけど、たまには起きるんですけど、なかなか聞かない話だなと思っていて。
このマットバットさんがチャンネル売却したときに10社ぐらいからオファーが来たらしくて、小さいVC企業、ファンドからも来たらしくて、もちろん大手のメディアブランドみたいなところから来たらしくて、結構幅広いレンジから来たっていう話をしてたんですけど、各企業は何を欲しがってたかっていうのはだいぶそれによって違うんですけど。
一番彼らのゲームのチャンネルだけ欲しかったりとか、自社の制作チームに入れたいとか、いろんな話があった中で、結局マットバットさんは1回、彼と彼の奥さんは会社には残ったんですけど、
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ただ直近の動画、引退発言した動画ですと、ついにもう声も提供しない。それは次の人たちに託すっていうところで、一応ただ会社にはまだ関わると。なので、そこのディレクションとか制作周りの方で手伝うっていうところを言ってますね。
これも結構レアな出来事かなと思ってまして、そもそも売却する事例ってそこまでないっていうところもありますし、なおかつその後に自分が抜けてもいいようになるって、それが一番難しいのかなと思うんですよね。
コンテンツ、そのコンテンツはアニメーションで自分のキャラクターはまた、その人とはまた別に名前があるみたいな感じなんですかね。
そうですね、基本的にその解説内容をアニメーション化してるだけなので、なので自分のキャラクターみたいなの出ないんですよね。
でもまさにクサノさんが多分言おうとしていることって、いわゆるトランジションしやすい動画だったっていう、多分チャンネルだったっていうところだと思うんですけど、まさにそういうふうに設計していて、
マットパッドさんも自分のチャンネルが3つのフックがあると、いわゆる3つのユーザーの引き寄せの方法があるっていう話をしていて、
1つ目が単純にマットパッドさんが好きだから、いわゆる彼のパーソナリティですよね。で、2つ目がフォーマットが好きだから、こういう大体ゲームセオリーですとなんとなく手順があるので、
こういうふうにスタートして、こういう内容でより深掘りして、で最後にちょっと違った論点から解説したりとかするみたいな、そういうパターンがあるんですけど、それが好きな人と。
あと3つ目は動画で話すトピックとかIPとか、例えばゲームセオリーですと特定のゲームが好きな人ですね。
で、この3つのフックの中でマットパッドさんがいなくなることによって1つのフックが消えますと。ただ2つは残るので、その2つを保ちながら次のパーソナリティを見つけるっていうのがすごい重要になってきますと。
で、実際にこういうこの話は昔からマットパッドさん実は2019年のビットコンでも話してたんですけど、結局そのパーソナリティではなくて、フォーマットを持つのがすごい重要ですと。
このスケールっていうか、もうチャンネルを生き残したいのであれば。
そうですね。
結局コンテンツを打ち分けるとフォーマットかパーソナリティの大体どっちかになって、パーソナリティですとオーディエンスのロイヤリティとかフック、いわゆる親近感が作れるっていうところなんですけど、
フォーマットによってコンテンツが長生きする、いわゆるパーソナリティを超えるようなものができるっていうところ。
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で、実はゲームセオリーの初期はもう完全フォーマット型だったんですよ。
パーソナリティ性な要因がほぼなくて、マットパッドさん自分のストーリーも個人的なストーリーとかも話さないですし、もう解説をしっかり言うっていうだけ。
ちょっとずつ自分のパーソナリティ入れることも大事だって彼が理解して、そこから入れ始めて、で今の状況になったっていうところなので。
マットパッドさんと彼の奥さんからすると、YouTubeっていう場所はニュースアンカーがニュースキャスターがいるような場所ではないですと。
いわゆる台本を出されて、それをそのまま読むっていう文化ではないですと。
自分のやっぱりパーソナリティを出さないといけないんですけど、ただそれを出しすぎるとスケールはしにくくなりますと。
なのでスケールしたい場合は、でもそれを最初から理解しないといけないんですけど、したい場合はどういう形でやるべきかっていうのを理解しないといけなくて、それはパーソナリティドリブンにしすぎると多分できませんと。
このフォーマットっていうところは、YouTuberによってはしっかり持ってるところってあるじゃないですか。
それこそ前に話したDude Perfectとかに関してはトリックショットっていうフォーマットを最初に作って、ただそれだけだとそれだけでも人気にはならないので、
別のいろんな出来事のあるあるをコメディ風に話すシリーズを作ったりとか、最近ですとオーバータイムっていうテレビ番組的なシリーズを、シリーズの中にいろんなシリーズをミニコンテンツを出すようなものを出して、
そうするといろんなミニコンテンツを試せるので、そこで次のシリーズになり得るものをどんどん試していけるっていうフォーマットを作ったりとかしているので、
本当にクリエイターによってはそういうフォーマット型のシリーズを作るのがより重要になってきたのかなっていうふうに思いましたね。
もしかしたら今のYouTubeの時代っていうのは、いわゆるもうちょっとテレビネットワーク的な感じになってるのかなと思ってまして、
マットマットさんの引退を見ても、いわゆるチャンネルを売却しても、自らYouTubeをアップしないってなっても生き残れるような状況が作れるんだなっていうのはすごい思ったので、
場合によってはより多くのクリエイターが今後、より多くのタレントを活用したりとか、フォーマットを試したりとか、複数の番組を持つような時代が来るんじゃないかなっていうふうに思いますね。
ワットパッドさんはそのトランジションして成功したんですか?その新しい声の人は。
30:02
まだ完全に成功したかはわかんないですよね。
今まさにって感じですね。
まさにそうなっちゃう。ただ一番のお手本になりえそうかなっていうところですね。今のところは。
なんでまぁちょっとこれから4人に託したんですけど、なんかそれもなんかすごい興味深いですよね。ちょっとどうなるかっていうのは。
なかなかなんかその自分の視線する割合を減らすためにこうスクワットみたいなチームみたいにしてやってどんどん減らしていくみたいなパターンとかはありましたけど、その全く別の人に入れ替わるみたいなのはあんまり見たことなかったし、なんか見たことあってもあんまりうまくいってないイメージだったので、そこがうまくいきそうなのはちょっと注目ですね。
うん。まぁちょっと同じぐらいのなんか人気度を保てるのかというと、多分初期は保てないと思うんですよね。どうしても。
ただ長期的に、人が見てくれるのかっていうところを見るのが一番重要だと思うので。なんで、場合によってはここ1年はだいぶ苦しむかもしれないんですけど。
ちょっとそこは結構見ていきたいなとは思ってますね。
でもなんか全体的にYouTuberですと、数年前ですとクリエイタービジネスを作るみたいな話があったんですけど、なんか今はそれだけではなくて、スケール可能な会社をどう作るかっていうのをより考え出すクリエイターも増えてきてるのかなと思ってまして、やっぱり今までですとどうしてもクリエイターがもう中心、全部の中心にいるので。
はい。
クリエイターが辞めるともう事業崩壊じゃないですか。
はい。
なんで、いくら大きなグッズ事業を持ってたとしても、例えばフィースタブルズでさえミスタービーストが辞めたら、多分今現在ですとうまくいかないんですよね。
なんで、なんか結局クリエイターがどういう風にこういうスケール可能な事業を作るかっていう問題が出てきてる中で、何人かそれを試そうとしてるんですけど、その中の一人がLudwigっていう、元々Twitchで配信してた人で、今YouTubeで独占配信してる方なんですけど、彼は意図的に2つの会社を作ってるんですよ。
1つはMogul Movesっていう会社なんですけど、それは彼のチャンネル用の制作会社なんですよ。
なんで、彼の動画を作るための編集者でしたり、ソフトエンジニアでしたり、グッズ担当者でしたり、なんかいろいろ多分15人ぐらいいたんですけど、元々。
それが、ただLudwigさんも自分自身で理解してるのは、そもそも5年後には自分がコンテンツを作ってないかもしれないと。そうなると、全員クビにしないといけないですと。
33:01
なるほど。
それも彼としては嫌ですと。なので、もう一つの会社、Off Brand Studioっていう会社があるんですけど、そこに実はすでに何人か彼のチームから移動させてて、そっちに行くと、彼がコンテンツを投稿しなくなっても生き残れるような会社を作ろうとしてるんですよ。
そうすると、彼もクリエイターとしての仕事を辞めても、一応生き残れるようになってるっていうところですね。で、このOff Brandっていう会社自体は、いわゆる制作会社ではあるんですけど、他のクリエイター向けに番組をやったり。
結構ライブ配信用のイベント企画の企画から運営まで。あと、場所を持ってるのでスペースを提供してセットを作ってたり。
なので、結構すでにセットを何個かオフィスにすでに作っていて、そこですぐに撮影できるような感じにしているんですけど、もちろん一部はクリエイター向けなんですけど、一部はブランド向けにも撮影とかやっていて。
なので、ケンタッキーフライドチキン、KFCのためにCMを作ったりとかしたことがあるので、いわゆるいろんな形での制作スタジオを作っているって感じですね。
ラドウィッグさん自身は全体的に2022年の数字なので、2年前の数字ですけど、13ミリオンぐらい売り上げを出してるんですよね。全体で。そのうちだいたい半分ぐらいが、彼YouTubeと独占契約してるので、半分ぐらいがYouTubeですと。
15%から20%ぐらいがアドセンス、広告売り上げですね。10%から15%ぐらいがグッズ販売。残りの10から25%ぐらいがブランドのスポンサー売り上げっていう感じなので、今YouTubeの独占契約の割合がめちゃくちゃでかいんですよ。
ただ、これは絶対成り立たないって彼も理解していて。先週話したように、独占契約をYouTubeとかいわゆるいろんなプラットフォームがこれからやらないっていう方向性を示しているので、そうするとそこじゃないところから売り上げを作らないといけない。
というところで、オフブランドっていうものを今しっかりそこを立てようとしているっていうところですね。でも、これは彼からしても、なぜオフブランドっていう制作会社をわざわざ作ったのかっていうと、そもそもクリエイター付きのイベントの方がブランドスポンサーの額が一気に上がるっていうのを彼が理解したんですよね。
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クリエイター付きのイベントをやった場合に。例えばですけど、普通のチェスの大会をやりますと、そこにスポンサーって見つけて払ってくれたりするスポンサーって出てくると思うんですけど、普通のチェスの大会をやるのと、クリエイターが何人か出るチェスの大会によってスポンサー額が圧倒的に変わるらしいんですよ。
なんで彼は、クリエイターをちゃんと巻き込みながらスポンサー額をより高く取れるような、ブランド側としてもより視聴者数が増えるような、そういうスキームを考えているっていうところ。
これは彼も最近の彼がオファーされているブランド提携オファーとかも結構高くなり始めてるっていうのを理解しているので、だからこそこういう展開に行ったんですけど、最終的にはオフブランドを彼が最終的に離れてもいいようにしたいと。今彼はCEOですけど、CEOじゃない未来を想定していますと。
なので最近実は共同組合に変えてるんですよ。株式会社ではなくて。
それを変えることによってどうなるんですか。
従業員がオーナーになるっていう。なんでなんかそういう展開も一つの案としてはあるっていうところですね。明確な夢があるんですよ。YouTube辞めた後にやりたいことがありまして、パン屋さんやりたいと。
で、なぜかフランスか日本でやりたいって言ってるんで。もし日本のパン屋さんでなんか提携した人がいれば、彼にコンタクトしてみてください。
でも自分で作りたいんじゃないんですか。
そこの手伝いとかですね。
多分日本のパンが美味しかったんじゃないですか。
順に。
いいですよね。そういうただただお金を持ちたいみたいな人じゃないんで。
そういうスケールの仕方もあれば、最近もう一つすごい気になったのが、先ほど話したDude PerfectっていうYouTuberグループがいるんですけど、
彼らそもそも14年前に最初の動画を出してるんですよ。
2009年ですね、4月。最初の動画を出しているので、やっぱりそろそろ多分次の展開を考えないといけなくて。
そこでもちろん新しいメンバーとかを入れたりしてるんですけど、同時にいろんな事業に拡大していて、その中過去話したものだとテーマパークを作ってますと。
最近テーマパーク以外にもう一つ面白い展開をしていて。
39:03
それが去年の10月にアプリを出したんですよね。
アプリがいわゆる動画配信サービスになっていて、彼らのコンテンツをそこで見れますと。
一見普通に聞こえるんですけど、彼らそもそもポジショニングとしてはすごいファミリーフレンドリー。
なので子供たちが見てもいいコンテンツの内容になっていて、基本的に彼ら一切炎上してないので。
これを言ってる中で炎上したったらちょっとごめん、申し訳ないんですけど。
基本的に今のところ炎上してませんと。
結構そこらへんめちゃくちゃ気をつけてる人たちなので。
もちろんアプリとしてはDude Perfectのコンテンツを早めに見れたり、
ボーナスコンテンツが入ってたり、それこそインタラクティブなコンテンツ。
彼らの企画の中で投票機能があったりとか、グッズをもらえるようなポイントシステムがあったりとかするんですけど、
それ以外に個人的にすごい面白いなと思ったのが、今後彼らが承認した子供向けのコンテンツを出し始めるんですよ、そこで。
彼らのコンテンツじゃないもの。
なんでいわゆるDude Perfectっていうブランドが家族に信頼されているので、
子供たちに普通のYouTubeだけだと違うコンテンツを見てしまう可能性があるので、
なのでDude Perfectのアプリ上だけであれば彼らが承認したコンテンツが見れるので、
本当に子供向けの場所になりますと。
安心できる配信プラットフォームみたいな。
まさにそうですね。
その展開は一つ面白いなっていうのは思いましたね。
しかも無料なんですよ、アプリは。
なるほど。信頼がそこで活用されるっていう。
まさにそうですよね。
そういうYouTuber、クリエイターが会社を作るだけではなくて、
一つのプラットフォームを作るっていう展開も実はあるんだなっていう。
確かに。スタイルが変わらないと、ある意味いいですね。
そうですよね。
そういうところにできるんですね。
まさにそれは僕も想定してなかった展開だったので、すごい面白いなっていうのは思いましたね。
確かに。市場規模がでもやっぱり大きいといいですね。
そうですね。
あとやっぱり特定の属性を捉えてるっていうのは大きいですよね。
なんか幅が大きすぎると、多分そういう展開ってできないと思うので、
やっぱり子供にとってすごいフレンドリーっていうところはやっぱりすごい重要なポジショニングだと思うので、
しかもそこで広告出せるようになると、子供向けの広告とかより高いCPMついたりするので、
42:05
そこまで彼ら考えてるかわかんないですけど、
でもやっぱり安全面とか安心感を上手くプラットフォーム化してできてるなっていうのは思いますね。
あとは先ほどくさんさんも言ったように、今までのメンバーを少しずつ入れ替えるとか、新しいメンバーを入れるとか、
そういうやり方は多分皆さんやり始めてると思うので、
Dude Perfectも14年間やってるので、もう全員30代なんですよね。
まだでも30代なんですね。
一応19から22くらいの間で、多分大学生の時からみんなやり始めてるので、
でも一応30代なので、さすがにずっとあと10年からできるかって言われるとちょっと厳しいなってなると思うので。
なんかお父さんキャラみたいな、むしろもはやもっとファミリーフレンドリーなコンテンツが出せそうな気がしますけど。
子供をやるんですかね。
全員多分ほぼ全員お子さんいると思うので、今は。
これもうちょっと家族で、まさに家族でやるっていう。
それはそれで一つのやり方かもしれないですけど、あまりおすすめはしないですけどね、それは。
でもそういうやり方もありますし、あとそれこそ数年前のオフトピックのポッドキャストでも話したと思うんですけど、
今後もうちょっとグループ化する、個人クリエイターとしてやってるんですけど、
もうちょっとグループ化する人たちが増えてもおかしくないのかなっていうふうに思いますね。
グループ化。
たぶんイギリスのYouTuberグループのサイドメンが一番わかりやすい事例だと思うんですけど、
もともと個人個人で成功してるYouTuberたちが、確か6人か7人組ですよね、
集まって一つのサイドメンというグループでいろんな動画を出したりとかしてるんですけど、
それによってよりリーチが広がったり、それぞれのオーディエンスに拡散できたりとか、
場合によってはサイドメンっていうグループでブランドを作れることができるので、
彼らレストラン出してたり、グッズショップ、アパレルのショップ出してたり、
一時期最近は最終的にどうなったかわかんないですけど、ホテル出すとか、
そういう話もあったので、そこですとグループになってるので、メンバーの入れ替えって可能だと思うんですよね。
なんでそれもより、いわゆるフォーマットのやり方かなっていうふうに思いますね。
あとクリエイタービジネスの面からいきますと、
これプライムとかが一番わかりやすい事例だと思うんですけど、
彼らに関しては最終的にローガンポールさんとケイサイさんって、
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その2人のYouTuberが一応メインでいわゆるマーケティングをやってるんですけど、
彼らがいなくてもたぶん成り立てるような設計を彼らは作ろうとしてて、プライムで。
それこそいろんな有名なチームのオフィシャルドリンクになったり、
あとはもう本当にゲータレードとナイキのやり方と同じように、
いろんなスポーツアスリートをアンバサダーとして提携したりとか、
たぶん一部株渡したりとかもしてると思うんですけど、
そういうやり方で、それも一個のフォーマットだと思うので、
それでいわゆる持続可能な事業を作ろうとしているのかなと思いますね。
そんな中で、やっぱりYouTubeもそうですけど、
全体的にビジネスとかスタートアップでも、
最終的に後継ぎ問題ってどこでもあるんだなっていうのは思いますよね。
楽しくてやってた、お金が稼げるからいいかなっていうところから、
もっと規模が大きくなりましたよね。
一つのメディアになったからどうしていくべきかというか、
そもそも始める気持ちのスタンスも変わってきたなっていう感じは確かにしますね。
スタートアップもそうですよね。
もしかしたら最初はサイドプロジェクトから始めたりとか、
場合によっては何かの自分の問題を解決したくて、
そのサービスを作ったりとかする人も多かったりすると思うので、
それがいわゆる会社化、しっかり会社になって、
Facebookも初期は会社じゃなかったので、
途中から会社化してるんですけど、
でも最終的にビジネスになって、それがどんどん大きくなると、
その会社が破産とか失敗しない限りは、
どこかのタイミングでファウンダーが降りないといけないじゃないですか。
もちろん最終的にはその人が死ぬっていうところもあるので、
後継ぎって多分どの会社も最終的に成功し続けてる会社、
それはYouTubeでもスタートアップでも普通の事業でも同じだと思うんですけど、
考えないといけなくて、
だから2つの後継ぎを多分考えないといけないんですよね。
1つが権力面の後継ぎです。
これは議決権とかでカバーできたりとかすると思うんですけど、
もう1つがスキルの後継ぎ。
いわゆるその会社をリードできるようなスキルセットをちゃんと持っているのかというところだと思うんですけど、
これの良い事例ってどこにあるかなっていうのを色々探していた時に、
すごい面白い事例がありまして、
これちょっと国の事例になるので、
あれなんですけど、ボツアナっていう国。
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実は良い後継ぎの良い事例になるのかなって思ってまして、
ボツアナって結構アフリカの中だとGDP結構高い方、
結構安定してるんですよね、国として。
結構特にボツアナが独立してから多分めちゃくちゃ大きな内戦って起きてないんですよ。
多分ですけど。
周りの国で多分結構激しい内戦があったりとかする国って周りにあったりとかするので、
それができた一部の理由って多分政府がめちゃくちゃ安定してるっていう。
政府が安定してるっていうことはある程度良いリーダーシップがいるんじゃないかっていう仮説ができるかなと思うので、
ボツアナのリーダーシップを見ると実は全然西洋的な考えを持ってないんですよ。
民主主義的な投票によって次のリーダーを決めるっていうのを一切やってないんですよ。
どちらかというと君主制に近いもので、
今のリーダーが次のリーダーを選ぶっていうシステムなんですよ。
なるほど。
基本的に過去100年間ですと6人の大統領がいるんですけど、
次の大統領になるのは副大統領なんですよ。
っていう感じで基本的に大統領が選ぶ副大統領が次の大統領になるっていうシステム。
多分必ずしもそうではないと思うんですけど、基本的に今までの100年ですとそうなっていますと。
これを見ると多分日本人はわかんないですけど、アメリカ人はなんか良くないんじゃないかって思う人が多いんですよ。
政治王朝っていうんですかね。
自由な感じはしないですよね。
一部の人たちで決まってるというか。
そうですね、まさにそうですね。
人々が選んでないみたいな感じに思うので。
アメリカの面白いところって、すごい革命が好きなんだなっていうのは思うんですよね。
そうですね。
そう思いますよね。
そう思います。
やっぱり国がスタートしたのが革命だったからっていうのはあるかもしれないんですけど。
やっぱり人々が選んで新しいリーダーを選ぶっていう、それがすごい好きな国なんだなっていう。
それのアイディアが好きなんだなっていうのは思うんですよ。
でも実態としてそうなのかって言われるとそうじゃないと思うんですよ。
アメリカを、そもそも会社だと違うじゃないですか。
株主総会でもちろん決議はするかもしれないですけど、
基本的に次のCEO候補を選ぶのって前のCEOだったり取締役人じゃないですか。
はい。
なので、それってそこまで民主主義的な考えじゃない。
そもそも革命がたぶん起こりにくい環境ではあると思うんですけど。
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はい。
アメリカ全体見ても実は思った以上遠古主義なんじゃないかなって思ってまして。
政治でもそうだと思うんですけど、やっぱりブッシュ家がいたり、ケネディ家がいたり、クリントン家もそうかもしれないですけど。
やっぱりファミリーっているじゃないですか。
はい。
これをどこまでアメリカが遠古主義なのかっていう調査をやった人がいて、ニューヨークタイムスでその記事を出してたんですけど、
これ2015年の記事なんでちょっと古いんですけど、
その人が調べたのが、男性のベビーブーマー、いわゆるベビーブーマー時代、1946年から64年の間に生まれた男性の子供が、
どのくらいの割合で自分のお父さんと同じポジションとか同じ役職、同じ成功をしたのかっていうのを見ていて。
で、男性限った一部の理由は、当時は結構差別があったので、性別的な差別が。
なのでちょっと女性を見るとうまくいかないっていう判断を彼がしたっていうところで、男性しか見てないんですけど、
そもそもその期間中1946年から64年に、13人の元大統領の子供が生まれてるんですけど、そのうち1人ブッシュが大統領になるので、
なので13分の1が大統領になってるんですよ。割合的に見ると。
割合で考えたらすごいですね。
すごいですよね。で、その期間中3700万人の赤ちゃんが生まれてるんですよ。
なので単純計算すると、大統領に、そのタイミングで自分のお父さんが大統領であれば、将来的に大統領になる確率が普通の一般の人より140万倍高いんですよ。
もちろんこれ1人なんで、ちょっとサンプル的にちょっと例外かもしれないので、さすがにちょっとこれが正しいって言いにくいと思うんですけど、
例えばその知事、いろんな場所の知事っていると思うんですけど、その期間中250人の男性の赤ちゃんが生まれてるんですけど、
その知事の息子が生まれてるんですけど、そのうち5人が知事になってるんですよ。
50分の1ですよね。これは一般的なアメリカ人より6000倍の倍率高いんですよね。
例えば上院議員でも8500倍の倍率。NBA選手ですとだいたい45人中1人の子供がNBA選手になってるんですよ。
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似たような数字がMLBとかNFLとか、いわゆるスポーツでもあって、でもなんかそのスポーツとか政治だけではなくて、
例えば軍隊でも自分のお父さんが陸軍の大将であれば、自分が陸軍大将になる確率が4500倍以上上がるんですよ。
あと有名CEO、自分のお父さんが有名CEOだったら自分も有名CEOになる可能性が2000倍にはいかないですけど、1900倍弱の倍率高いんですよ。
普通一般のアメリカ人よりも。さらにピューリッザ賞の倍率ですと1640倍弱。グラミー賞ですと1500倍弱。アカデミー賞1300倍以上。
ビリオネアがすごい面白くて、2.8万倍の確率でビリオネアになるんですよ。
たぶん一部はすでにお金持ってるので、そのお金がそのまま子供に受け継がれるので、それが多分大きいと思うんですけど。
アメリカが欲しがってるっていうか、自分たち言ってるのは革命が欲しいですと。
ただ実はこのダイナスティって呼ばれるような後継が実はより行われてるんじゃないかっていうところですね。
ダイナスって言われるんですね。
ダイナスティですね。これを会社単位で見ると同じようなシステムって作れるんじゃないかなって思ってまして。
それがいわゆる地でつながってなくても良くて、ただこれを一部示してるのは一緒にいる期間が長いからっていうところだと思うんですよ。
なんで会社も似たようなことってできるんじゃないかなと思ってまして。
これを一番たぶんやってるのがAmazonとAppleなんですよ。
AmazonですとSチームっていういわゆる経営チームがいるんですけど、ジェフ・ベゾスのもう1個下のメンバーですよね。
だいたい15人から22人ぐらいいるんですけど、ここの層のAmazonの勤務年数を見るとめちゃくちゃ長いんですよ。
直近だといろいろ入れ替わりが新しい仕様が入ったので入れ替わりがあるんですけど、
2020年、ジェフ・ベゾスが降りる前とかですと、Sチームの平均勤務年数が16年なんですよ、Amazonで。
結構長いですし、これ有名な話なんですけど、2017年のあるAmazonの全体会議で、
ある従業員がジェフ・ベゾスに、なんでSチームってほとんど白人しかいないんですかと。
白人男性しかいないんですかっていう質問を聞いたときに、当時はたぶん17人のSチームメンバーのうち1人だけ女性だったんですよ。
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ジェフ・ベゾスのそれに対する回答が、どこまで回答になってたかっていう話はあるんですけど、
基本的に全員長年一緒にいる人だと。で、実際ほぼそうなんですよ。
実際本当に長年一緒に付き合いがある人。で、それがたまたま白人だったっていうと、当時は。
たしかに答えになってるのか。
そうなんですよ。答えになってるかわかんないですけど。
ただ、やっぱり新しいメンバー入れるっていうよりも、ずっと付き合いが長い人をSチームに残したいっていう、たぶん彼の思いがあるっていうところだった。
で、あとSチームの中ですと有名な組織の育て方で言うとシャドウィングシステムですよね。
これは過去のバイツでも話したと思うんですけど、ジェフ・ベゾスの場合ですと大体18ヶ月から24ヶ月、彼をひたすら一緒に行動するっていうところで、
今のアンディ・ジャッシーさんも一番最初のシャドウとして2003年に勤めて。
で、たしかシャドウの正式タイトルがあるんですよね。
それがテクニカルアドバイザー to the CEO。
で、そこでいろんな会社のいろんな内部を知ることができるっていうところと、あとCEOの勤め方とか経営の仕方っていうのが考え方っていうのがわかるっていうところで、
アンディ・ジャッシーさんからするとジェフ・ベゾスの脳の再現、同じ脳を持つような人を作りたいっていうところで、
ジェフ・ベゾスもそもそもこれアマゾンの投資家のジョン・ドアさんからインテルで同じことやってたので、それと同じ取り組みをやろうとしてたっていうところですね。
なんでまあこれはアマゾンで、アップルも結構長年勤めてる従業員って多いじゃないですか。
なんでここも結構やっぱり思考がどんどん引き継がれている。長年一緒にいるからこそそこの小さなこだわりの考え方とか、それがしっかり受け付けられているのかなっていうふうに思うので、
アップルのデザインカルチャーがいまだに保ってる理由っていうのはそういうところにあるのかなっていう。
なんかクリエイターの話に戻るとミスタービースト、これも過去のバイツでも話したことあると思うんですけど、アマゾンと似ているシャドウプログラムを彼自身でやっていて、
ある従業員に2年ぐらい彼とずっと月っ切りで一緒に過ごせと。
でも一時期はもう一緒に家に住んでいて、いまだにそうだと思うんですけど確か。
でもそれで2年間ずっとひたすら一緒にいたら、それは考え方に同じようになると。
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それによって彼をいわゆるクローン化できるっていうところで、それもひとつの引き継ぎの後継ぎのやり方かなっていうところは思いましたね。
今日は多分そんな感じで終わらせたいと思うんですけど、やっぱりこの引退とか後継ぎっていうところは個人的にすごい興味深いトピックで、
ようやくクリエイター業界でもそれがよりスケールするための後継ぎのやり方っていうのが考えられているのかなと思うので、
次のステップとしてはこの後継ぎの後の会社がうまくいくのかどう進化するのかっていうところを見ていきたいなというふうに思いますね。
じゃあ今日はそんなところで今回も聞いていただきありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう。さよなら。
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